2026年08月06日

空海と真言の名宝@東京国立博物館

 オーツは妻と東京国立博物館の平成館で開催されている「空海と真言の名宝」展覧会に行きました。
 弘法大師生誕 1250 年を記念しての特別展ということでした。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2760
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/
 9:30 開場ということなので、9:20 ころに現地に到着するように行きました。すると、東京国立博物館の正門入口の前に長蛇の列ができていました。けっこうな数の人が入場待ちをしているというわけです。日射しが照りつける状態だったので、オーツは日傘をさして行列に並びました。
 9:25 ころに門が開きました。チケットのチェックを終えた人がそれぞれに平成館に向かっていきます。
 平成館の前に、日射しを避けるための白いテントが張ってあり、その下で4列に並んで入館を待ちました。そのままエスカレーターで2階に登ると、第1会場から順路に従って順次見られるわけですが、人が多すぎて何とも大変です。そこで、少しスキップして先の展示を見ていき、一通り終わってから第1会場に再度入って、そこを見ました。この作戦は大正解でした。広い展示会場を効率よく見て回った形になりました。
 今回の展示は仏像が中心でした。真言宗の各会派のいろいろなお寺から、国宝や重要文化財を多数含むたくさんの仏像を博物館内に集めてありました。よくまあこれだけのものが集まったという感じでした。平安時代から鎌倉時代に作られたものがたくさんありました。一つ一つの仏像がそれぞれのお寺で本尊として大切に保管されてきて今に至ったのでしょうが、こんなにもたくさんのものが現在まで伝わってきているという事実もすごいことです。
 仏像だけでなく、図像というか、絵画も展示されていました。長い年月が経ったためか、劣化して、色が少し落ちかけて、昔のままとは言えないものもありました。
 空海の直筆なども展示されていました。文字は書いた人の性格まで後世に伝えることができます。空海の几帳面さが感じられました。
 一通り見て回って、11:00 過ぎに会場を後にしました。
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2026年07月25日

第110回歌舞伎鑑賞教室@大田区民ホール・アプリコ(大ホール)

 オーツは、妻と大田区民ホール・アプリコ(大ホール)で開催された歌舞伎鑑賞教室に参加しました。
 会場は蒲田駅の近くで、歩いてすぐのところにありました。
 ただし、このホールは歌舞伎用の劇場ではないので、花道がなく、舞台に向かって左側に臨時にしつらえた通路が花道代わりに使われました。
 14:00 が開場時刻でしたが、少し前から観客が集まり出して、ロビーに人が溢れる状態でした。暑い時期なので、入場待ちには屋外よりは冷房の効いている屋内がいいということです。
 オーツたちの座席は、2階2列23番&24番でした。2階席ではありますが、かなり前のほうだったので、舞台がよく見えました。
 14:30-14:50 には中村萬太郎による解説「歌舞伎のみかた」がありました。舞台装置や義太夫、お囃子部屋などの解説がありました。また、次の歌舞伎の紹介のようなこともありました。
 14:50-15:10 が休憩時間でした。オーツは座席に座ったままで過ごしました。
 15:10-16:25 は、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場が上演されました。
 義太夫のセリフがすべて文字化されて舞台中央の上部の電光掲示板に表示されます。これはなかなかわかりやすくていいと思いました。
 頓兵衛という渡し守の娘・お舟が主人公ですが、クライマックスで瀕死のお舟が太鼓を打つシーンはすごい迫力でした。
  頓兵衛とお舟が争うシーンで、お舟がのけぞるような体勢を取りますが、それは以前見た女殺し油地獄と同じ姿勢だと思いました。
2026.1.16 https://o-tsu.seesaa.net/article/519741037.html
 上演時間が短めな1幕ものでしたが、歌舞伎として十分楽しめました。
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2026年06月20日

茶寮一松@浅草の食卓マナー講座

 オーツは、とある平日に浅草の茶寮一松で開催された食卓マナー講座に参加しました。
https://otonami.jp/experiences/ichimatsu/
 茶寮一松の女将から日本料理に関するマナーのあれこれを解説してもらい、その後、その場でコース料理をいただきながら、習ったマナーを実践するというものでした。参加費は 16,500 円でしたが、これはコース料理の代金+若干の講師料ということのようです。
 最初の心得として、同席者に不快な思いをさせないということがあります。具体的には、食べ物をこぼすことが一番悪いと聞きました。確かにそうですが、しかし、やっぱりこぼすことはあり得ることなので、理想と現実は違うように感じました。
 テーブルに着くときは、自分のへそとテーブルの間に握りこぶし1個くらいのスペースを取るようにという話でした。離れすぎると口を前に突き出す形になり、マナーとして好ましくないということになります。あごを見せないということもいわれました。それもわかりますが、味噌汁を全部飲み干すときなど、やっぱりあごを見せてしまうわけで、まあそういうことは短時間で済ますべきだということなのかと思いました。食器をお盆の上で引きずらないことも注意されました。音が出るし、食器の糸底でお盆の漆を傷つけることがあるからと聞くと納得します。
 和食と日本料理の違いについてもお話がありました。和食は日本で食べられる日本由来の食事全般を指すのに対し、日本料理はコースになっている料理のことだという説明でした。コース立てになっている料理としては、本膳料理(三つから七つくらいの脚付きのお膳で提供され、和室で畳の上に座って食べるもの)、会席料理(複数の会席者が集まってテーブルで順次食べる宴会料理)、懐石料理(茶の湯の食事で、正式の茶事でお茶の前に出されるおもてなしの料理)の3種類があるということです。日本料理でない和食としては、家庭料理と専門料理(寿司、天ぷら、そば、うなぎなど)があります。これらはいずれもカジュアルなもので、マナーなどをうるさくいわれることがないものになります。
 箸の使い方についても説明がありました。忌み箸として寄せ箸、さし箸、涙箸、舐り箸、迷い箸、握り箸、とんとん箸、ほじり箸、人差し箸、渡し箸、透かし箸などのマナー違反になる箸の使い方を知りました。その上で、箸の取り上げ方(持ち方)と置き方を丁寧に指導されました。オーツは、三手持ちということばを初めて知りました。
 御椀の食べ方もなかなか面倒なものでした。第1に、蓋の取り方ですが、12時の方向に開け、蓋から水滴が垂れても御椀に中に落ちるようにし、3時の方向に蓋を裏返すのだそうです。いやはやなかなか面倒です。第2に、魚の骨のような食べ残しですが、これを御椀の蓋に入れるのはマナー違反だそうです(オーツはよくこうしていました)。第3に、御椀を左手に取ってから右手で箸を取るのだそうで、御椀を持ちながら箸の三手持ちをすることになります。
 まだまだたくさんの話題がありました。全部覚えるのは大変です。しかし、こういうマナーを知っておくと、所作が美しく見えます。宴会の場などで応用できそうです。
 1人で食べるときは、今回のようなマナー講座はどうでもいい話です。自分の流儀で好きなように食べればいいというだけのことです。マナー講座が有用なのは、数人以上で食べる「場」に出たときということになります。
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2026年05月16日

パシフィックフィルハーモニア東京 第9回練馬演奏会@練馬文化センター 大ホール

 オーツは妻とパシフィックフィルハーモニア東京 第9回練馬演奏会に行きました。
https://ppt.or.jp/concerts/nerima9th/
 5月6日に練馬文化センター 大ホールで行われました。練馬駅のそばにあるホールなので、オーツの自宅から行くには便利な場所です。14:00 開演ということで、13:30 を目指して会場に行きました。
 オーツの席は、1階 G列 25番 というところで、チケット代は、シニア割(10%)がきき、4,500 円でした。
 G列というので、1階席の中央付近かと思っていたら、オーツの席は前から4列目でした。しかも最前列2列は意図的に(?)空席になっていましたから、実質的に前から2列目ということになります。
 この位置は、各楽器がとてもよく聞こえてきました。いい席でした。
 会場入口で、池袋の芸術劇場で開催しているパシフィックフィルの定期演奏会のチラシをもらいましたが、入場料は 7,500 円でした。ということは、練馬文化センターはホールを借りる代金が安いのか、もしかしたら、こういうコンサートに対して練馬区あたりから補助が出ているのかもしれません。
 最初はイベールの「室内管弦楽のためのディヴェルティスマン」でした。全体に楽しく聞ける曲でした。
 演奏の途中で、オーケストラのメンバーの1人が笛を吹きながらステージの上を歩き回るシーンがありました。歩き出す位置から考えて打楽器奏者でしょう。オーツは「ん?」と思いました。そこで、あとで Gemini に聞いたところ、以下のような回答が返ってきました。
 結論から言うと、あの「笛を吹きながらステージを練り歩く」演出は、この曲のルーツが「爆笑喜劇の舞台音楽」であることに由来しています。
 具体的には、以下のような意図と背景があります。
1. 「ドタバタ劇(ファルス)」の再現
 この曲の最終曲(第6曲)「フィナーレ」で鳴らされるのは、楽器としてのフルートやピッコロではなく、ポリスホイッスル(警察の笛)です。
 元になった劇『イタリアの麦わら帽子』は、結婚式当日の新郎が「馬が食べた麦わら帽子」と同じものを探してパリ中を駆けずり回るという、極めて騒々しいコメディです。笛を吹き鳴らして歩き回る演出は、劇中の混乱や追いかけっこ、警察の介入といったドタバタ感を音楽的に表現するためのものです。
2. 「音楽のパロディ」としての演出
 イベールはこの曲で、クラシック音楽の「おすましした権威」を茶化そうとしました。
 通常、オーケストラの団員は座って整然と演奏するものですが、そこをあえて「規律を破って歩き回る」「楽器ではないホイッスルを全力で吹く」というパフォーマンスを加えることで、聴衆の意表を突き、笑いを誘う仕掛けになっています。
3. 指揮者や楽団による「遊び心」
 スコア(総譜)には「ホイッスルを吹く」指示は明確にありますが、どう歩き回るか、あるいはどう演出するかは指揮者や楽団の解釈に任されている部分が大きいです。
 打楽器奏者がホイッスルを吹きながら客席から現れたり。
 指揮者が自ら笛を吹いて暴走したり。
 楽団員全員がドタバタと動き回ったり。
 生演奏でご覧になったその光景は、まさにイベールが意図した「音楽による最高のナンセンス」を忠実に、あるいはさらにサービス精神旺盛に再現したものだったと言えます。
 あのホイッスルが鳴り響く瞬間は、まさに「カオス(混乱)の頂点」を楽しんでいただくための演出ですので、驚きつつも笑ってしまって正解なのです!

 こんなことを、曲を聴く前に知っていたら、よかったのにと思いました。
 次がサン=サーンス「組曲『動物の謝肉祭』」でした。これはナレーション付きで、14曲のそれぞれが始まる前に、どんな動物を描いているのか、解説が入ります。音楽がより楽しめる企画だと思います。
 15分の休憩を挟んで後半が始まりました。
 まずは、エルガー「愛の挨拶」、クライスラー「愛の喜び」、クライスラー「愛の悲しみ」、サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」の4曲が演奏されました。
 大谷康子さんがヴァイオリンソロを担当しました。協奏曲のような感じで演奏されました。
 大谷康子さんといえば、オーツはその昔東京交響楽団のコンサートマスターをつとめていたときに何回もステージ上で見かけました。
 大谷さんのヴァイオリンが歌うような感じで鳴り響き、いずれも聴き応えたっぷりでした。オーツは前のほうの席だったので、楽器が生々しく響く感じです。
 アンコール曲としてチャルダッシュが演奏されました。オーケストラが演奏を始めると、1階の客席の脇の扉が開いて、大谷康子さんが現れ、客席の通路を歩きながら(子供のそばでは微笑みかけながら)ヴァイオリンを演奏するという演出がありました。オーツは驚きました。二階席からは大谷さんの姿が見えなかったかもしれませんが、オーツはすぐそばでヴァイオリンの演奏を聞くことができてありがたいと思いました。チャルダッシュは、後半がとても速く、演奏がむずかしいと思われますが、それを大谷さんが歩きながら弾いてしまうという技量にも驚きました。
 大谷さんは、ステージでの演奏の時(金色の靴)と、客席通路での演奏の時(赤い靴)とでは、靴を履き替えていました。通路を歩き回るだけでなく、ステージに上がるときは数段の階段をのぼるので、履き替えていたのでしょう。
 最後がハチャトゥリアン「組曲『仮面舞踏会』」でした。
 さらに、アンコール曲として、オッフェンバック「喜歌劇『天国と地獄』より“フレンチカンカン”」が演奏されました。にぎやかな曲で、アンコールに適していると思います。
 こんなわけで、全体として満足感がありました。
 16:20 ころに終演となりました。
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2026年05月13日

ミュージカル「メリー・ポピンズ」@東急シアターオーブ@渋谷区

 渋谷駅の東口にある渋谷ヒカリエの11階に東急シアターオーブという劇場があります。
 先日、オーツは妻とここに行ってミュージカル「メリー・ポピンズ」を見てきました。
https://theatre-orb.com/lineup/26_marypoppins/
https://horipro-stage.jp/stage/marypoppins2026/
https://marypoppins2026.jp/
 オーツは、久しぶりに渋谷に行きましたが、日曜日ということもあって、大変な人出でした。
 12:00 開場ということだったので、開場直後に劇場に入るようにしたのですが、エレベータもエスカレータも混んでいて、入場口は係の人が4人でさばいていましたが、観客の列が長くなっていました。開演まで30分で全員が入りきるのかと疑問に思うくらいでした。(実際は、当然、全員が入れましたが。)
 客席はほぼ満席でした。この劇場のキャパシティは約2千人だそうですが、よくまあこんなにたくさんの人が来るものです。オーツもその中の1人でしたが。
 12:30 開演で、1幕:85分、休憩 20分を挟んで、2幕:70分ということで、15:30 に終演となりました。
 オーツの席は1階11列39番で、かなり前のほうでした。

mary1.JPG

 開演まで、こんな映像がスクリーンに映し出されていました。縦の白い線は煙か何かを模しているのでしょうか。スクリーン上でもゆらゆらと動いていました。
 その後、気がつきましたが、スクリーンの画像は音楽と同期して動いたりする場合があるのでした。

mary2.JPG

 ステージの前は5列分の座席を撤去して、オーケストラピットになっていました。
 ミュージカルが開演すると、オーケストラの音がずいぶん大きく響きました。音響効果がよく考えられているようです。聞くところによると、東急シアターオーブはミュージカル専用劇場で、ステージから客席の距離が近く(遠い席を設けないように)設計されているそうです。一番後ろまで約 29m ということで、クラシックのコンサートホールなどとはずいぶん違います。ホールの大きさだけでなく、残響が少なくなるように設計されています。そして、PA(マイクとスピーカー)を充実させていました。役者達が歌う声がオーケストラに負けないように大きく聞こえるようになっていたわけです。
 オーケストラの演奏が、歌手の伴奏として歌とぴったりと合っていました。さすがです。生ならではの出来の良さがありました。

 ストーリーは、よく知られているので、いわば安心して見ていられました。
 ステージ上の場面転換が実にスムーズで、観客を待たせない点でよかったと思います。
 たくさんの俳優が出演しましたが、中でも二人の子供ががんばっていました。小学3年生くらいと中学生くらいでしょうか。大人に混じって歌も踊りも披露しましたが、堂に入ったものでした。
 大人の俳優は、プロですから歌も踊りも十分な技量がありました。踊りの面では、普通の踊りに加えて、タップダンスやバレエなども披露され、楽しめました。俳優たちは、見応えがあるダンスに加えて、歌唱力もあり、演技もなかなか立派で、これはおすすめできます。
 ストーリーの進行の途中で、宙乗りが効果的でした。
 バートがステージをぐるり一周するのがすごかったです。舞台の右側に行き、そのまま足を上げて身体が仰向きになった状態で上に歩いて行きます。それから天井を逆さまになった状態で右から左に歩きます。最後に腹ばいの姿勢で、下に向かって歩いて下りてくるわけです。これをやる役者さんは大変でしょうね。
 最後の最後に、メリー・ポピンズがステージからふわりと舞い上がって、客席の3階席まで移動するのもなかなかすごいものです。それからすぐにフィナーレになり、メリー・ポピンズ役の役者さんもステージの奥から現れました。短時間での移動も大変だったことでしょう。
 何回かのカーテン・コールがあり、終演となりました。

mary3.JPG

 ここだけは写真を撮ってもいいということだったので、1枚掲載します。

 観客は中年女性が多かったですかね。オーツたちのような高年層はあまりいませんでした。また、子供連れも少なかったように思います。観劇料が1人 14,025 円ということで、ちと高かったので、子供連れには痛い出費になったのかもしれません。
 しかし、オーツが見た限りでは、その価値は十分あったと思います。
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2026年04月18日

赤城南面千本桜まつり@前橋市

 オーツは、4月5日(日)に前橋市のみやぎ千本桜の森公園に行きました。
https://www.maebashi-cvb.com/spot/1001
 この時期は、「赤城南面千本桜まつり」をやっていました。
https://www.maebashi-cvb.com/event/2003
 今年(令和8年度)の赤城南面千本桜まつりは、2026年4月4日(土)〜19日(日)に開催予定ということを事前に調べ、この時期に花見をするために前橋市に出向いたということです。
 駐車場が 8:00 からオープンするという話だったので、そのころを目指して自宅を出ました。ところが、会場に隣接する駐車場への入場待ちの渋滞が発生していました。大変な混雑ぶりです。そこで、かなり手前にある民間の駐車場にクルマを止めて(このあたりの臨時駐車場はどこも千円です)、歩いて桜まつりの会場まで向かいました。
 渋滞している車列の中で待つよりも、こうして歩いている方が気分がいいし、運動にもなるしで、この判断は正解だったと思います。
 会場には桜のトンネルがあり、桜が咲きほこっていました。ソメイヨシノです。見事でした。
 また、菜の花もちょうど咲いており、黄色とピンクのコントラストがきれいでした。

maebasi-sakura.JPG

 芝桜も楽しめるようになっていました。
 ここは、ソメイヨシノだけでなく、いろいろな桜が植えられており、日本の桜以外にも「世界の桜ゾーン」があり、それぞれにきれいな花をつけていました。一部にはつぼみのままの桜もありました。
 都内での花見もいいのですが、花見どころはどこも大混雑で、ゆっくり桜をながめる感じになりません。それに比べると、赤城南面千本桜まつりは、さほど人出も多くなく、全体を歩いてながめるにはもってこいの場所でした。
 こういうところもいいものです。もっとも、この桜を見るために都内からここまで来るかと考えてみると、そこまで手間とコストをかけることはないかなと思いました。
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2026年04月15日

四月大歌舞伎@歌舞伎座

 オーツは、歌舞伎座で行われた四月大歌舞伎(夜の部)を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/971/
 今回は、2階4列19番の席で見ました。花道が半分くらい見える位置です。
 まず、本朝廿四考(ほんちょうにじゅうしこう)から十種香が上演されました。八重垣姫の一途な恋心を描くもので、切腹したと思っていた武田勝頼が花作りの蓑作と名乗って登場します。このあたりはハチャメチャなスジで、切腹は、実際に行う際には回りに人がいるものであり、こんな嘘が簡単に通用するはずがありません。しかしまあお話ですから、そういう野暮なことはいわない方がいいのでしょう。あでやかな舞台となりました。
 35分の休憩を挟み、連獅子(れんじし)が上演されました。獅子の親子が毛振りを行うのが見どころです。子獅子のほうを尾上眞秀(まほろ)が務めましたが、何と13歳とのこと。お見事でした。歌舞伎の役者は若いころからこういうふうに鍛えられるのでしょうね。
 25分の休憩を挟み、最後が浮かれ心中(うかれしんじゅう)でした。井上ひさしの原作による現代物ですが、時代設定は江戸時代です。こういう歌舞伎は現代語で上演されますので、セリフが聞きやすく、したがって理解しやすいというところが最大のメリットでしょう。
 絵草紙の戯作者・栄次郎が次々と金のかかることを行い、目立とうとします。そして最大のイベントとしてウソの心中事件を起こします。喜劇ですから、気楽に見られますし、しかもわかりやすいので、何ともお得なお芝居という感じでした。
 チラシには「中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候」と書いてあり、なぜ「宙乗り」と書いてないのか、不思議に思っていましたが、最後の最後にわかりました。ネズミの「ちゅうた」にまたがった形で宙乗りを行うので、「ちゅう乗り」としていたのでした。
 16:30 開始、20:55 終了ということで、四時間半はちょっと長すぎる気がしました。休憩時間に弁当などを食べる人がたくさんいました。それもあって長めの休憩時間となっているわけですが、オーツは終演後に食べてから帰宅することを考えていたので、そういう人間には休憩時間が長すぎると感じるわけです。
 今回は、楽しい歌舞伎になりました。妻と2人分で2万円弱の出費となりましたが、その価値はあったように思います。
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2026年03月15日

中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演2026@練馬文化センター 大ホール

 とある日曜日、オーツは練馬文化センターの大ホールで開催された「中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演2026」を妻と2人で見に行きました。
https://www.neribun.or.jp/nerima.html
 まずはトークコーナーということで、女性アナウンサーが司会を務め、中村勘九郎・中村七之助の兄弟2人が歌舞伎のことを中心にいろいろ語りました。
 最後の方には自由に質問を受け付けるということで、会場内から手を挙げた数人が質問しました。オーツはちょっと驚きました。こんなことをして、全然関係ないことを長々と質問する(というよりは自説を主張する)ようなことがあったらどうするのでしょうか。事前にさくらを決めておいて、質問内容も調整しておけばトラブルにはなりませんが、誰でも参加できる会では万が一のことが心配です。何せほとんどの観客が入場料を払って見に来ているわけですから。
 5分間の休憩の後は「艶紅曙拙紅翫」(いろもみじつぎきのふつつかべにかん)でした。8人が出演する舞踊劇といったところでしょうか。朝顔売り、団扇売り、蝶々売り、虫売りなど、江戸時代ならではのさまざまな人が登場します。
 踊りには、他の歌舞伎作品の一部が取り入れられているという話でしたが、オーツは歌舞伎にくわしくないので、どれがどの歌舞伎に該当するのか、さっぱりわかりませんでした。
 20分の休憩を置いて、最後に「墨塗女」(すみぬりおんな)が演じられました。元々は狂言の「墨塗」だったそうで、それを歌舞伎にしたということです。大名が女性の元を尋ねてきます。国に帰ることを伝えるためです。女性が泣く振りをするのですが、涙が出てきません。そこで茶碗の水を目の下に付けて泣いたように見せかけるのですが、太郎冠者がその演技を見てしまい、お茶碗の中身を墨に変えてしまいます。すると、女性が目の下に黒い墨を流したようになるという話です。スジがわかりやすいので、楽しめます。しかし、お茶碗の中に墨が入っていることに気がつかないなんてことはありえません。こんなことをいうのは野暮の骨頂ですが。
 何はともあれ、7,800 円という安い値段で歌舞伎が楽しめました。
 オーツの席は、1階A列12番ということで一番前の席でした。舞台のかぶりつきです。役者の姿・顔・衣装がハッキリ見えます。こういう歌舞伎の見方は初めてだったので、おもしろく思いました。
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2026年03月12日

庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリ デュオ・リサイタル@サントリーホール

 オーツはとある晩にサントリーホールに行き、ヴァイオリンとピアノのリサイタルを聴きました。
 演奏された曲目は4曲でした。
モーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ第24番ヘ長調」
ブラームス、ディートリッヒ、シューマン「F.A.E. ソナタイ短調」
ダラピッコラ「タルティニアーナ第2番」
ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」」
 オーツは、庄司紗矢香さんの演奏を今まで2回ほどコンサート(協奏曲)で聞いたことがあります。
2008.2.17 http://o-tsu.seesaa.net/article/84371572.html
2025.7.8 http://o-tsu.seesaa.net/article/516767898.html
 すばらしいヴァイオリニストだと思います。そこで、リサイタルでも聴いてみたいと思ったのでした。
 今回の席は、13列36番ということで、1階席のかなり右寄りでしたがステージにもほど近く、演奏がかなりはっきり聞こえるところでした。
 モーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ第24番ヘ長調」は、全体として地味な仕上がりになっていました。派手さがないのはモーツァルトの特徴なのかもしれません。
 ブラームス、ディートリッヒ、シューマン「F.A.E. ソナタイ短調」は、四つの楽章からなりますが、第1楽章がディートリッヒ、第2、第4楽章がシューマン、第3楽章がブラームスという3人がそれぞれ作曲するというかなり珍しいスタイルの曲でした。とはいえ、オーツが聞いた限りではどの楽章が誰の作曲か、当てることはできません。
 ダラピッコラ「タルティニアーナ第2番」は 1950 年代の作品ということで、かなり技巧的な曲になっていました。庄司さんの腕が冴え渡る感じでしょうか。ただし、曲目自体は必ずしも現代的とは言えないように感じました。
 ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」」は、力強い部分と弱々しい部分があって、そういう両面ともに弾きこなす力量が求められます。
 リサイタルですから、演奏者が弾きたい曲を弾く傾向がありそうです。オーツはこういう4曲は聞いたことがありませんでした。なぜこの組み合わせにしたのかもよくわかりませんが、庄司さんの幅広いレパートリー(の一部)を聞かせてくれたといったところでしょうか。
 とはいえ、オーケストラのような大編成による多様な楽器と比べると、ヴァイオリンとピアノという二つの楽器だけでの演奏ですから、表現の幅はどうしても狭くなります。
 音楽に何を求めるかは人それぞれでしょう。オーツは、メロディの美しさが一番のように思います。その点では、今回のようなリサイタルよりもオーケストラによるコンサートの方がオーツの好みのように感じました。
 リサイタルは途中20分の休憩を挟んで 19:00-21:10 に行われました。
 アンコールは2曲演奏されました。1曲目はブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番の第3楽章で、ピアニストのジャンルカ・カシオーリさんが演奏前に口頭で曲目を言ってくれたので、聞き取れたのですが、2曲目の曲名はうまく聞こえませんでした。
 7,700 円というのは安い感じでしょうか。リサイタルは、演奏者が少ないので安上がりになるのでしょうかね。
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2026年01月29日

京舞 井上八千代 井上安寿子@東京国際フォーラム・ホールC@千代田区

 あるとき、妻から京舞のチケットが入手できるので行こうと誘われて、行ってみることにしました。
https://www.gettiis.jp/event/detail/101016/8RQJlm0w
 NHK エンタープライズ/「古典芸能を未来へ」実行委員会が主催するもので、平日の夕方の開催でした。
 16:00 開場です。スケジュールは、17:00-18:20 第一部、休憩 25 分、18:45-20:20 第二部となっていましたが、当日の実際の終演は 20:35 でした。
 オーツの席は、1階1列22番ということで、最前列の席で見ることができました。かぶりつきの席であり、舞妓・芸妓をはじめ、舞台に出てくる人を間近に見るのはかなり珍しい経験でした。
 今回は、井上流の京舞が演じられました。人間国宝の五世家元・井上八千代の至芸と、伝統の芸を受け継ぐ長女・井上安寿子の舞を中心に、花街・祇園甲部の芸妓や舞妓による華やかな舞が見どころです。
 東京ではなかなかこういうのは見る機会がないものです。
 ちなみに、上方舞の中でも、京都固有の特色を持つ井上流を特に「京舞」と呼ぶのだそうです。
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/k-kanze/kyoumai-info/kyoumai.info.html
 はじめは、上方唄「東山名所」ということで、祇園甲部歌舞会の6人が舞いました。2人ずつの3ペアという形でした。
 次が義太夫「花競四季寿」ということで、四季のそれぞれを井上安寿子・井上八千代が舞いました。
 ここで休憩が挟まります。
 後半では、まず狂言師の野村万作(人間国宝)による「語」ということで「奈須与市語」が語られました。ずっと一人で語るスタイルです。古い時代の日本語で語られましたので、オーツはスジがよくわからなかったというのが本音です。
 次に半能「屋島」です。片山九郎右衛門が主役でした。オーツは半能というのを知りませんでした。Wikipedia に説明がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E8%83%BD
 まあお能の一種といったところです。淡々と進行し、あまり華々しいところがないので、ちょっと退屈しました(失礼!)。
 次に地唄「長刀八島」ということで井上八千代が長刀(なぎなた)を持って舞いました。「八島」は「屋島」のことです。
 最後に手打「廓の賑」(くるわのにぎわい)ということで祇園甲部歌舞会の芸妓・舞妓が20人近く出演し、全員で拍子木を打ちながら歌う形式でした。これが一番華やかでした。全員がおそろいの和服を着ていましたが、それだけでも相当な費用がかかっていそうです。げすの勘ぐりですが。
 井上八千代・井上安寿子は、普段から祇園の歌舞練場でこういう芸妓・舞妓の指導に当たっているという話です。
 華やかな舞台を見ることができてよかったです。「京舞」というのは、ストーリーを持った舞いだそうで、それなりの知識があればさらにおもしろく有意義に鑑賞できたはずですが、オーツは全然その方面の知識がないので、けっこうちんぷんかんぷんでした。
 オーツの席は、SS 席で 14,000 円でした。ちと高い気もしますが、かぶりつきの代金だと思えば、そんなものかもしれません。
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2026年01月16日

壽初春大歌舞伎@歌舞伎座

 オーツは、歌舞伎座で行われた「壽初春大歌舞伎」の夜の部を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/962/
https://natalie.mu/stage/news/654814
 オーツの座席は、2階4列28番というところで、2階席ながらちょうど真ん中あたりでした。この席からは舞台全体がよく見えて、それはいいのですが、花道が8割方隠れてしまい、舞台に近い2割くらいが見える形でした。2階席では花道がよく見えないのはしかたがありません。
 夜の部は、16:15 開演でした。
  女暫(おんなしばらく)約1時間
  幕間 25分
  鬼次拍子舞(おにじひょうしまい)約30分
  幕間 35分
  女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)約2時間
 という三つの演目があり、20:40 くらいに終わりました。
 女暫は、いろいろな登場人物があってそれぞれが個性的でした。「暫」というのは「しばらく」(ちょっと待った)と声をかけながら主人公が割り込んで入ることから名付けられていますが、普通は男性が主人公になります。ところが、今回は巴御前が入ってくるので「女暫」ということになります。
 豪華で華やかな舞台となりました。
 鬼次拍子舞は舞踊劇でした。源平のそれぞれの武将が身分を隠して出会い、二人で踊りながら互いのことを探り合います。しかし、やや退屈な展開だったのか、オーツは若干居眠りをしてしまい、スジがわからなくなりました。
 女殺油地獄は、近松門左衛門の作で、実際にあった事件を再現しているということです。大坂の油屋河内屋の放蕩息子の与兵衛は、遊び惚けて借金三昧です。勘当の身となった与兵衛は、親切にしてくれた同じ油屋で豊嶋屋の女房お吉を頼りますが、とうとうお吉を殺してしまうという話です。
 1幕目、2幕目で殺人事件にいたる背景(与兵衛のそれまでの家族関係など)をしっかり描いていますので、感情移入しやすく、この世界に入り込んだ感覚になってしまいました。
 最後の殺しの場が迫力がありました。油をまき散らした現場で刀を持った与兵衛と襲われたお吉が油で滑りながら(倒れたり立ち上がったりしながら)死闘を展開します。映画の方が、特殊撮影の技術を使うので、こういうのはリアルに描けますが、見る側からするとスクリーンやテレビ画面の向こう側の話です。ところが歌舞伎では、生身の俳優が舞台上でリアルタイムに演じるので、迫力が違います。あっという間に2時間が経ってしまいました。
 舞台上に実際に油をまいているのではないでしょうが、水らしきものをまき、そこで二人が追いつ追われつ戦いますから、役者の衣装はグジャグジャになります。こういう衣装は毎回洗い張りでもするのでしょうか。何回も同じ演目が続くとなると、後片付けをする人も大変なことでしょう。
 オーツは、女殺油地獄を初めて見たので、その迫力に圧倒されました。

 あとで気がついたら、テレビで放送された女殺油地獄の生中継を妻が録画していました。歌舞伎座で生で見た後にテレビで見てみると、テレビはテレビで迫力がありました。かなりアップで撮影することができるので、役者の表情などもしっかり見ることができます。花道を通る出入りもすべてがはっきり見られます。オーツは生の舞台とテレビ放送の両方見ることでそれぞれの魅力を感じました。テレビにはテレビなりの良さがあるということです。
posted by オーツ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月14日

ウクライナ国立歌劇場「アイーダ」@東京文化会館 大ホール

 オーツは、妻と一緒に1月4日の 16:00 から上野の東京文化会館の大ホールで上演されたウクライナ国立歌劇場によるオペラ「アイーダ」を見に行きました。
 ウクライナ国立歌劇場は元々キエフ・オペラと呼ばれていたようですが、改名されたとのことです。
 オーツは妻と別行動で、一人で上野に向かったのですが、だいぶ早めに会場に着いてしまいました。

aida1.JPG

 大ホール入り口には開場が 15:15 ということが書いてありました。オーツは上野公園に行き、ベンチに座って持参した本を読んだりして、開場を待ちました。15:15 を少し過ぎてから入場しました。会場は満席でした。
 オーツたちの席は、SS席で、1階 16列 13番&14番 でした。ステージの目の前に位置し、とてもいい席でした。
 オーツは東京文化会館に久しぶりに来たように思います。ちょっと懐かしさを感じました。

aida2.JPG

 ステージの前にオーケストラピットが設けられていました。ステージの両脇には電光掲示板があります。オペラが開演すると、この電光掲示板に歌詞の日本語訳が表示されます。これはなかなかありがたいことです。元々オペラのアリアなどは聞き取りにくいものですが、ましてやそれが外国語(イタリア語)となると、聞いてもまったくわかりません。しかし、日本語訳が表示されていれば、何をうたっているのかがわかります。オペラのストーリーを知っていれば、その知識と照らし合わせつつ、ステージ上の話の進行がそれなりに理解できるというわけです。
 16:00 少し過ぎに指揮者がピットに現れ、開演となりました。
 第1幕が40分、休憩20分を挟んで第2幕が40分、もう一度休憩20分を挟んで第3幕〜第4幕が65分という公演時間でした。
 ソリストたちはいずれも堂々たる歌い方で会場を魅了しました。
 合唱団が歌うシーンもありましたが、人数は多くないものの、会場に響き渡る歌声に圧倒されました。
 第2幕の凱旋行進曲の後の凱旋の場面ではバレエのシーンがありました。これがまた見事でした。オペラとバレエの両方を一度に味わえる感じです。
 あとで振り返ってみると、舞台装置は比較的簡略化され、背景などを描いた絵で代用されている部分も多かったように思います。日本までいろいろな大道具を持参するのが大変だったのかもしれません。
 終演予定は 19:00 ということでしたが、実際には、会場の照明が落とされてから指揮者が指揮台に乗るまで、毎回ちょっと時間がかかり、終演は 19:15 くらいになりました。また、終演後も何回かカーテンコールがあり、19:30 くらいに全部終了となりました。
 オーツは、ウクライナを応援する気持ちもあって、このオペラを鑑賞したのですが、チケット代が 24,000円×2というのは、ちと高い気がしました。ヨーロッパから日本に歌劇団を呼ぶとなると、しかたがないのかもしれません。
posted by オーツ at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月22日

エリザベート弦楽アンサンブル クリスマス/アヴェ・マリア@東京オペラシティ

 とある午後、オーツは妻と東京オペラシティ コンサートホールで行われたエリザベート弦楽アンサンブルによるコンサート「クリスマス/アヴェ・マリア」に行きました。
https://www.koransha.com/orch_chamber/avemaria/
 15:00 開演ということで、14:40 くらいに会場に着きました。
 オーツの席は、1階 5列 12番というところで、ステージのすぐそばでした。この場所はそれぞれの楽器の音がリアルに伝わってきます。ソプラノの声もはっきり聞こえます。とてもいい席でした。
 演奏された曲目は以下の通りです。

・コレッリ 合奏協奏曲 作品6-8「クリスマス協奏曲」より 第2楽章
・J.S.バッハ G線上のアリア(管弦楽組曲第3番より エア)
・ヘンデル 歌劇「リナルド」より《私を泣かせてください》
・パッヘルベル 3声のカノンとジーグ
・J.S.バッハ(グノー編曲) アヴェ・マリア
・J.S.バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
・カッチーニ アヴェ・マリア
・ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」より《冬》
-----(20分の休憩)-----
・モーツァルト ディヴェルティメント K.136より 第1楽章
・リスト 愛の夢 第3番
・ヘンデル 歌劇「セルセ」より《オンブラ・マイ・フ》
・サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より《白鳥》
・シューベルト アヴェ・マリア(エレンの歌 第3番 D839)
・マスネ 歌劇「タイス」より《瞑想曲》
・マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
・モーツァルト モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」より《ハレルヤ》

 クリスマスの時期にふさわしいプログラムでした。親しみやすい曲が多く、とてもいい雰囲気でした。
 弦楽合奏団の他にソプラノ歌手2人が加わっていましたが、アンナ・ヴォレントさんは、すばらしい声量で、高音部なども安定しており、見事に歌い上げました。
 サン=サーンスの《白鳥》はチェロの独奏ですが、始まる前に演奏者が日本語で「ハクチョウ」と紹介しました。聴衆が驚いていました。

 ということで、コンサートは和やかな雰囲気の中で進行しました。
 既定のプログラムの後、アンコールの拍手に応えて3曲が演奏されました。

・モーツァルト アイネ クライネ ナハトムジークより第1楽章
・ハルヴォルセン ヘンデルの主題によるパッサカリア
・聖歌 きよしこの夜

 ヘンデルの主題によるパッサカリアはヴァイオリンとチェロの二重奏でしたが、両者の掛け合いがすばらしく、二人の高い力量と相まって、十分に楽しめました。
 また、きよしこの夜はソプラノ2人が歌いましたが、最初は日本語で歌い始め、一部の観客から拍手が起きました。日本語版の後は英語版でも歌われました。
 アンコールの最後にこれを持って来るとはさすがです。いかにもクリスマスコンサートのエンディングにふさわしいものになりました。
 17:00 ころにお開きとなりました。実に充実したコンサートだったように思います。
 ちなみに、入場料は 5,300 円×2でした。室内オーケストラということで演奏者の数が多くないことで、比較的安価な入場料になったのではないでしょうか。ありがたいことでした。
posted by オーツ at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月25日

妻の誕生日パーティー

 とある日曜日のお昼に、オーツの妻の誕生日パーティーがありました。妻のダンスのお披露目を兼ねた会でした。会場は知り合いのスタジオを借りることができました。
 参加を呼びかけたのは、息子家族と妻の友人・知人で十数人が集まる形になりました。

party1.JPG

 嫁や妻が持ち込んだり、デリバリーを頼んで会場に届けてもらった食べ物です。この他に寿司がありました。実際のところ、寿司が大人気でした。

party2.JPG

 こちらは飲み物です。ソフトドリンクが見えています。
 この他に冷蔵庫内には缶ビールが24個ありました。またオーツは日本酒を3本直接持参しましたが、結局空いたのは1本半でした。
 オーツは、妻がダンスを習っていたことは知っていましたが、初めて妻のダンスを見ました。ダンス用のシューズを履き、それなりの衣装をまとうと、けっこうさまになっていました。
 プロのダンスもちょっとだけ見ることができました。さすがにプロで、迫力がありました。小さな会場で、身近な距離でダンスを見る機会というのはなかなかないものなので、おもしろかったです。
 参加者の一人が二胡の演奏をしました。こういう特技がある人は羨ましいものです。オーツは無芸大食だけですからねえ。
 パーティーの最後に、参加者全員で簡単なダンスのステップの練習をしました。これがけっこうむずかしく、オーツはおろおろしました。
 企画から、参加者の呼びかけ、会場の設営、撤収などなど、妻がほぼ一人で仕切りました。妻のそういう実行力は大したものです。まったくのゼロから全部を自分で考えたわけですから。
 こういうパーティーはなかなかできないものなので、1回くらいはこういう企画があってもいいかなと思いました。年齢が高くなればなるほど大変になります。おそらく2回目はないでしょう。

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2025年07月23日

七月大歌舞伎@歌舞伎座

 オーツは歌舞伎座で行われた七月大歌舞伎の夜の部を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/935
 開演は 17:00 からでした。演目は二つで、「鬼平犯科帳 血闘」と「蝶の道行」です。
 鬼平犯科帳は、池波正太郎の書いた小説が原作です。
 まずは「鬼平犯科帳 血闘」の序幕「駿河町両替商老松屋より夢現まで」ということで、1時間ほどの話が展開します。「鬼平」とは「鬼の長谷川平蔵」のことで、盗賊などを取り締まる役目の実在の人物だったとのことです。鬼平が“本所の銕(てつ=銕三郎)”と呼ばれた放蕩無頼の若き日々を描きます。
 35分の休憩を挟み、大詰「長谷川平蔵役宅より大川の土手まで」になります。銕三郎が長谷川平蔵となり、火付盗賊改方として江戸に居を構えます。そして、悪人たちをやっつけるという話です。こちらも約1時間ほどの話でした。
 現代の時代小説が原作ですから、歌舞伎と言ってもむずかしい(古い)言い回しなどはまったくなく、素直に聞いてわかる話でした。舞台が回転すると場が変わるという感じで、サクサクと話が進みます。歌舞伎というよりは、演劇を見る感じでした。ただし、見得を切ったりする場面があったり、拍子木で役者の動きを表現したりというようなところは歌舞伎の流儀です。
 25分の休憩を挟み、「蝶の道行」になります。こちらは、恋が報われず世を去った助国と小槇が蝶の姿となって花咲く野辺で舞い踊り、やがて死んでいくという話で、登場人物は2人だけで、踊りを楽しむものといえるでしょう。
 オーツの席は、2階 2列 4番でした。かなり前のほうなので、舞台全体が見えます。花道の上に当たるので、花道を使って出入りする役者がよく見えます。まあまあの席だと思いました。
 全体が終了したのは 20:30 くらいでした。
posted by オーツ at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月08日

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート@サントリーホール

 ある晩、オーツは 19:00 からサントリーホールで行われたロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聞きに行きました。
 指揮者はラハフ・シャニです。オーツは初めて聞きました。この人の指揮のスタイルはちょっと変わっています。普通の指揮では、オーケストラの各メンバーの演奏のタイミングを揃えるためにリズムをきちんと示したりするものですが、この人は、曲の流れというか、それぞれの雰囲気のようなものを示すことが多く、あまり正確にリズムを指示しているようには見えませんでした。まあ、コンサートのステージは普段の練習の結果を見せるものであって、稽古場などでは指揮者が細かな指示を出したりするものですが、その部分は聴衆にはまったく見えない(聞こえない、わからない)ものですから、オーケストラと指揮者が相互に意思疎通できていれば、どんな指揮のスタイルでもかまわないわけです。オーツは多くの指揮者と指揮のスタイルが違うなと思っただけです。
 オーツの座席は、1階10列13番でした。かなり前方でステージに向かってやや左側です。このあたりがベストな位置でしょう。指揮者は第1バイオリン(コンサートマスター)の方を向くことが多いので、この座席からは指揮者の表情などがよく見えるのでした。
 1曲目は、モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492 でした。軽やかなメロディーがとても心地よく感じます。
 2曲目は、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.61 でした。バイオリンのソロは庄司紗矢香さんという日本人でした。庄司さんは、東京生まれで、3歳でイタリアのシエナに移住、音楽を学び、14歳でヨーロッパデビューという国際人です。
 協奏曲のバイオリニストはしばしば派手な色のドレスで登場し、黒一色のオーケストラの中で花が咲いたような感じになることが多いのですが、この日の庄司さんはシンプルな白い服で、オーケストラの中に溶け込むような感じになりました。
 演奏自体はとてもすばらしいもので、協奏曲ですからバイオリンが活躍する部分もしっかり組み込まれており、そういうところはとてもいい響きでした。
 演奏が終わった後、聴衆の盛んな拍手に応えて、庄司さんがアンコール曲を弾きました。オーツが聞いたことのない曲でした。この曲がとてもよかったと思います。左手でピチカートをしながら、右手は普通のボウイングで演奏し、あたかもバイオリンが2台で演奏しているような仕上がりになっていました。右手によるピチカートはごく普通のことですが、左手によるピチカートというのはオーツは初めて聞きました。こんな演奏もあるのですね。
 休憩20分を挟んで、3曲目は、ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 でした。
 ブラームスの交響曲ですから、オーケストラは最大編成で臨んだものと思われます。
 曲としては、管楽器(ホルンやファゴットなど)が活躍しますが、管楽器はどうも響きが強く、荒々しくなってしまいます。弦楽器は柔らかさが正面に出るので、オーツは弦楽器が好みです。
 とはいえ、やはりきちっと演奏されると、たっぷりごちそうを食べた気分になりました。
 最後に、オーケストラによるアンコール曲が2曲もあり、大サービスでした。
 プログラムの末尾にオーケストラのメンバーリストが載っていましたが、日本人らしき名前はまったく見当たりませんでした。今はちょっと珍しいように思います。世界にはいろいろなオーケストラがありますが、たいてい一人くらいは日本人らしき名前の人がいるものです。
 21:15 にはすべて終わって、会場を後にしました。
 チケット代 19,000 円はちと高いかなと思いました。外国からオーケストラを呼ぶと、どうしても航空運賃やホテル代などの費用がかさむので、その分チケット代が高くなってしまうのはわかるのですが、1回のコンサートということを考えると、プチ贅沢のようなものかと思います。
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2025年07月01日

第107回歌舞伎鑑賞教室@サンパール荒川@荒川区

 とある平日に、荒川区のサンパール荒川で国立劇場が主催する歌舞伎鑑賞教室というのがありました。
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2025/0706/
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/files/R7kabuki/R7.6_TT_.pdf
 第107回ということですから、ずいぶん長く続いていることになります。
 14:30 開演という時間帯ですから、働いている人などは参加しにくい時間帯です。オーツは毎日が日曜日なので、こういうのにも気楽に行けます。
 会場に行ってみると、制服を着た中学生・高校生がたくさんいました。入口にズラリと並んでいるのは壮観です。きっと学校単位で参加しているのでしょうね。いいことです。
 サンパール荒川の大ホールは満席でした。
 最初に「解説 歌舞伎のみかた」ということで30分くらいのお話がありました。
 次に続く演目「土屋主税」(つちやちから)の解説も兼ね、市川青虎が歌舞伎のあれこれを語るという趣向でした。気楽に聞けてよかったと思います。
 20分の休憩を挟み、「玩辞楼十二局の内 土屋主税」(1幕2場)が上演されました。忠臣蔵外伝の一つです。
 「向島晋其角寓居の場」では、俳諧の宗匠・晋其角(しんきかく)の居宅に旗本・土屋主税から使者が来て、其角をその夜の句会に招待します。そのあと、浅野家の家臣であった大高源吾が現れ、西国の大名に召し抱えられたため、別れの挨拶に来たとのことです。当時の武士は二君(じくん)に仕えることはあり得ないことでした。源吾はその晩討ち入りを果たすわけですが、それは絶対に秘密にしなければならないことです。そこでウソをついたわけです。其角が源吾に「年の瀬や水の流れも人の身も」と別れの一句を書くと、源吾は「あした待たるるその宝船」と下句(わきく)を付けて返します。
 「土屋邸奥座敷の場」では、吉良邸の隣にある土屋邸で句会が始まろうとしています。侍女のお園は赤穂浪士の一人の妹です。そこに現れた其角はお園の暇を願い出ます。源吾が別の大名に仕官することになったことが典型であるように、赤穂浪士は不忠者であり、そういう人の妹を屋敷に置いておくわけにはいかないというわけです。主税は、源吾の付けた下句を聞き、「宝船」が別の大名に仕官することではなく、仇討ちを行うことだと気づきます。やがて隣の吉良邸から太刀を打ち合う音が聞こえてきます。
 今回の歌舞伎では、俳諧の解釈の違いが重要なポイントになります。いかにも日本的な世界を描写していると言えるでしょう。ストーリーが大変にわかりやすく、十分に理解できたこともありがたいことでした。
 全体で2時間ほどで終わりましたが、オーツは充実感を覚えました。
posted by オーツ at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月13日

元三大師像「令和の大修理完了記念特別開帳」@深大寺@調布市

 オーツは調布市にある深大寺に行きました。4月26日(土)から6月2日(月)まで、元三大師(がんざんだいし)の仏像が拝めるということです。
 特に見たいと思ったわけでもなく、妻が見てみたいというのでオーツは付いていっただけです。
 オーツたちが行ったのは、5月31日(土)でした。
 この仏像は、日本最大の肖像彫刻だそうです。
https://mangotokyo.livedoor.blog/archives/39952677.html
https://www.tama-ebooks.jp/article/18567/
 50年に一度の本開帳だけで拝める秘仏なのだそうです。それが、修理が終わったということで特別に拝めるというわけです。
 開帳時間は 10:00 からということだったので、オーツたちは 8:30 ころに場所の確認を兼ねて、ようすを見に行きました。それから、当初の計画では神代植物公園のバラ園を見に行き、10:00 に戻ってこようと考えていました。ところが、8:30 の時点で入場待ちの行列ができており、30人くらい並んでいたように思います。これは大変だということで、当初の予定を変更し、オーツたちはこの時間から行列に並ぶことにしました。
 9時くらいからでしょうか、係の人が行列を整理して、山のほうに行く階段のところに並ぶように誘導されました。一度階段を登ってまた降りてくる形で行列が伸びていきます。オーツたちは行列の比較的前のほうに並んでいましたが、その脇を登っていく人たちが途切れることなく続き、相当な人数になったように思われます。9:40 くらいには、上りの方向の行列が全部詰まった形になり、列はさらに伸びていきました。千人くらい並んでいるのではないでしょうか。
 雨が降りしきる中、1時間半も立って待っているのは、少々つらい感じでした。
 10:00 からご開帳が始まりました。拝観料は千円でした。もらったパンフレットに修理などの詳細が書かれており、大変興味深かったです。しかし、パンフットは薄いものなので、どこかに行ってしまいそうです。
 お堂の中で、少し並び、10人くらいが一列になって仏像と対面できます。僧侶の読経の声がお堂の中に響きます。1分くらいで交代する形で拝観が続きます。
 元三大師像は、大きなもので、座った姿で高さが 195cm もありました。
 とはいえ、オーツは何がそんなに意味があるのか、さっぱりわかりませんでした。こんな大仏を拝むために、なぜこれほどの人が集まるのかもわかりませんでした。
 ちなみに、なぜ元三大師と呼ばれるかというと、命日が正月三日だったからだそうです。
 オーツたちが拝観を終えてお堂を出ると、入口のところにこれから並ぶ人に対する注意事項として「130分待ち」と書いてありました。すさまじい人の数です。1分で10人がさばけるとして、千人以上が並んでいるものと推計できます。
 いやはや、これは一大イベントであり、めったに経験できないものだということがわかりました。皆さん、どこで情報を入手して、なぜここに来る気になったのでしょうかねえ。それがオーツが1番不思議に思ったことでした。
 ご開帳を終えてから、オーツたちは神代植物公園に行きました。バラ園を中心に見て回りましたが、そろそろ時期的にバラが終わるころでした。
posted by オーツ at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月28日

三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」@歌舞伎座

 オーツは妻と歌舞伎座で行われた三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/929
 昼の部は11時からの開演でした。
 忠臣蔵ではありますが、時代設定は室町時代とされ、登場人物の名前もまったく違ったものに置き換えられています。
 大序 高師直(こうのもろのう)の態度に怒りを募らせる桃井若狭之助(もものいわかさのすけ)、二人の間に入る塩冶判官(えんやはんがん)を描きます。塩冶判官の妻・顔世御前(かおよごぜん)が兜の鑑定役として登場しますが、師直は顔世に横恋慕する始末です。
 45分ほどかかりました。そのあとは休憩5分が挟まります。
 三段目 師直は若狭之助に謝りますが、塩冶判官に罵詈雑言を浴びせます。最後に塩冶判官が刀を抜き、高師直に斬りかかるまでが描かれます。
 こちらも45分ほどかかります。そのあとの休憩は35分ありました。ここでお弁当タイムです。
 四段目 判官の切腹の場面です。判官は、切腹直前に忠臣の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)に自分の無念の思いを直接伝えようとしますが、由良之助は遅れてしまい、切腹前には間に合いませんでした。
 切腹の場面が実におごそかで、客席がシーンと静まりかえっていました。この一幕の間は、途中での観客の入退場はできないとされていました。もっともです。出入りがあると、緊張が切れてしまいそうです。
 この場面だけで90分以上かかりました。このあとで15分の休憩が入りました。
 道行 塩谷家の家臣・早野勘平と、顔世の腰元・おかるが東海道を歩いて行きます。夜の場面だとのことですが、桜や菜の花が咲き、ぱあっとした舞台で、夜には見えません。二人の踊りが見どころといったところでしょう。
 これも45分くらいだったでしょうか。
 ここまでかかっても、忠臣蔵としては前半だけです。それでも全体が長いと感じました。後半は、夜の部で演じられます。両方を通しで見れば、忠臣蔵の全体がカバーできそうですが、半分だけを見ても十分だと思います。またの機会があれば、夜の部を見てもいいかなといったところです。どうせ忠臣蔵のあらすじは知っていることですし。
posted by オーツ at 03:55| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月16日

ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団コンサート@サントリーホール

 ある晩に、オーツは妻とサントリーホールで開かれたコンサートに行きました。
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2106/
 サカリ・オラモが指揮するケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のコンサートでした。指揮者もオーケストラもオーツが初めて聞く名前でした。パンフレットにはオーケストラの団員の名前の一覧が載っていましたが、何人か日本人の名前がありました。今は世界のオーケストラがこんな形になっているようです。
 18:20 開場で、19:00-21:00 がコンサートの時間でした。
 ホール内を見渡すと、あちこちにちらほら空席がありました。9割くらいの入りだったでしょうか。
 オーツの席は、1階の5列15番ということで、かなり前のほうに位置していました。このくらいだと、残響が少な目で、楽器の音がかなり生々しく聞こえます。ヴァイオリンのソロなどを聴くにはもってこいの位置です。
 ステージの上では、向かって左手の奥にコントラバスが配置され、その前がチェロでした。コントラバスは右手に配置されることが多いと思いますが、オーツの座席はやや左側だったので、コントラバスが左側に配置されて聞きやすくなっており、ありがたい感じがしました。
 この日演奏された曲目は3曲でした。
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第7番
 標準的な演目構成だと思います。
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲は大オーケストラが活かされる曲でした。指揮者がさっと手を振り下ろすと、それからわずかに遅れてオーケストラのダンというテュッティが聞こえる感じでした。いつもこうやっているのでしょう。耳で聞く分にはまったく違和感がありません。
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番では、諏訪内晶子がソリストとして登場しました。真っ赤なステージ衣装を着て現れたので、全員が黒を着ているオーケストラの中で赤い花が咲いたようです。
 諏訪内は、グァルネリのヴァイオリンを使っているという話ですが、このヴァイオリンがとても良く響き、ソロの見せ場というか、聞かせどころで大活躍して、いかにもコンチェルトらしい仕上がりになっていました。
 ブルッフの曲が終わった後、観客の拍手で諏訪内と指揮者が何回かステージに呼び出され、諏訪内がアンコール曲を演奏しました。J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 BWV1005 より No.3 ラルゴでした。
 こういう曲は、ヴァイオリンソロのための曲で、実に映えます。
 ここで20分の休憩時間がありました。オーツは、イスに座ったままだとお尻がむずむずするので、ちょっと立ち上がって、ロビー内をうろうろしました。
 トイレはけっこう長い行列ができており、時間内に用を足すのはむずかしそうでした。CD の販売コーナーなどにたくさんの人が群がっていました。バーでワインを飲んでいる人もけっこういました。
 ベートーヴェン:交響曲第7番は、コンサートのシメにはもってこいの曲です。ダンタカタというフレーズがオーケストラの各パートで繰り返され、しだいに会場の熱気を高めていくように作られています。こういう曲でコンサートが終わると、何か充実感のようなものが感じられます。演奏後には客席からブラボーの声がかかったりして、いい感じで終わりました。
 最後には、アンコールとして、ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 が演奏されました。
 十分満足したコンサートでした。
 オーツの席は、16,000 円でした。海外のオーケストラを聴くためにはしかたがない金額だと思いますが、ちょっと高い感じがしました。オペラほど高くはないので、まあ払ってもいいかと思います。
posted by オーツ at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする