2008年09月29日

 オーツが見に行った演劇です。池袋のサンシャイン劇場で行われました。
http://www.sunshine-theatre.co.jp/lineup/105.html
 池袋駅から歩いていきましたが、けっこう遠い感じがしました。しかも、エスカレーターでサンシャインシティの中に入ると、若い人が多く、ベビーカーなどもたくさんいて、歩く速度がさまざまで、かなり歩きにくい感じです。
 しかし、劇場の入口に並んでいる人を見ると、年配者が多く、地下街とは雰囲気が一変します。
 劇場に入場しようとしたところ、ロビーが何百もの生花で飾られていました。それぞれの出演者宛ですが、送り主は芸能人が多かったですね。とても華やかな雰囲気でした。
 サンシャイン劇場は、こういう舞台にはちょうどいいサイズだったように思います。PA がなくても、俳優たちの声が十分聞き取れました。
 あとで、ネットで座席表
http://www.sunshine-theatre.co.jp/sheet/index.html
を見てみると、1階席 650 席、2階席 166 席、合計で 816 席もあるんですね。オーツは13列17番で、1階のちょうど真ん中あたりで見ました。いい席でした。通路に面していましたから、足も伸ばせるし、楽ちんでした。
 「罠」は、全4幕で、内容は推理劇あるいはサスペンス劇とでもいえばいいのでしょう。
 チラシには以下のような「あらすじ」が書いてありました。
窓辺にアルプスのパノラマが広がる、とある山荘。新婚3ヶ月のカップルが、ヴァカンスに訪れる。滞在2日目の些細な夫婦喧嘩から妻・エリザベートが出て行ってしまい、夫のダニエル(川ア麻世)は、警視(上條恒彦)に捜索を依頼する。10日が経ち、神父のマクシマン(宮川浩)に付き添われた妻(池畑慎之介)が帰って来るが、それはまったくの別人。ダニエルの知らない女だった!

 というわけで、ダニエルがこの女を自分の妻でないと証明しようとするわけですが、これがなかなかむずかしいのです。
 観客は、ダニエルに感情移入して見ていきますから、いかにも妻と神父が怪しく、詐欺師に見えるわけですが、オーツは、警視も怪しい(実は仲間?)のではないかと感じながら見ていました。
 最後には、オーツの予想が当たったように見えましたが、さらに大きなどんでん返しがありました。おもしろいストーリーで、実は観客が罠にはめられてしまうのです。
 池畑慎之介(ピーター)は、何と56歳なんですね。舞台上では妻を演じていましたが、まったく若い女性のように見えました。顔だけでなく、動作がいかにも女らしいのです。
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20080922dde012200016000c.html
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080924/tnr0809240715002-n1.htm
 16:30 に開始で、前半は 18:15 ころに終了、15分の休憩をはさんで、後半も1時間半くらいありました。ちょっと長めなのですが、ストーリーがおもしろいので、見終わった後は、「だまされた楽しさ」が感じられました。
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2008年07月29日

天満敦子 ヴァイオリン リサイタル

 オーツは7月27日(日)の 15:00- に日本大学カザルスホールで行われた「天満敦子 ヴァイオリン リサイタル」に行ってきました。
http://www.officetemma.co.jp/main/live/post-67.html
http://www.budo-noki.com/
 当日は、典型的な夏の日で、それはそれは暑い日でした。
 14:30 開場でしたが、オーツは 13:50 くらいに会場に着いてしまいました。ちょうど、扉の鍵を外しているところだったので、中に入れるのかと思いましたが、そばにいる警備員に聞いてみると、これは警備員が鍵を外しているだけで、主催者が扉を開けるまでは中に入れないというのです。外で待っているのでは暑くてたまらないので、近くのマクドナルドまで行き、100 円の冷たいお茶を飲みながら、冷房の効いた場所で本を読んで待っていました。
 14:30 になった(マクドナルドの店内の時計で)ので、再び会場に向かいました。すると、会場前にはたくさんの客さんが待っていました。何と、まだ会場が開いていないのです。オーツの時計を見ると、14:32 でした。こういう日は少しでも早く会場を開けてほしいものです。
 まもなく開場となり、ずらずらと列が続きながら中に入りました。
 オーツは、このホールには初めて入りましたが、なかなか快適な空間でした。1階席が前から順にAからSまであり、左右は23席並んでいましたから、かけ算すると437席あるわけです。それに、2階バルコニー席が左右に42席ずつ並んでいましたから、84席、合計で521席です。当日は、だいたい客が9割くらい入っていたでしょうか。こういうリサイタルに向いている会場です。日本大学はいい買物をしました。
 オーツはC−5という席でした。前から3列目でステージに向かって左側のほうです。このくらい前だと、楽器の音が生々しく聞こえます。また、演奏者の表情もよく見えます。ちょっと靴のかかとを上げて下ろしても、その音がよく聞こえます。楽譜のページをめくる音まで聞こえてくる感じです。このホールは、ほぼ長方形になっており、大ホールと違って音が複雑に反射しながら奥に進むような感じがないので、前のほうの席がいいと思います。このホールは音の響きもよかったです。
 演奏会は、和田薫「無伴奏ヴァイオリンのための譚歌」で始まりました。この曲は、天満敦子氏のために作曲されたものだそうで、かなり技巧的な曲でした。普通にバイオリンを弾きながら、左手でピチカートしたりもするのです。バイオリンの響きが豊かで、会場を魅了しました。
 2曲目は、ファーマー「ホーム・スイート・ホーム(埴生の宿)」でした。この曲からピアノの伴奏がつきました。ピアノは吉武雅子氏です。馴染みのあるメロディーで始まりましたが、その後、いろいろに形を変えていきました。変奏曲だったのですね。天満氏は、曲のテンポをかなり変える弾き方をします。強弱もかなり差をつけます。自由な演奏で、気持ちや表情を表す演奏法といえばいいのでしょう。リサイタルは、オーケストラとの協奏曲ではありませんから、これでいいのです。このような自由な感じがまたたまらない魅力になります。
 バイオリンが自由な演奏をしても、もちろん、ピアノはピッタリとついていきます。このあたりがまた見事で、2人のまさに「息のあった」演奏ぶりでした。
 その後、小品がいくつか演奏されましたが、それぞれに感情がこもったような演奏ぶりで、楽しめました。
 そして、15分の休憩になりました。
 プログラムの後半は、ベートーベンの「クロイツェル」でした。
http://www.officetemma.co.jp/main/live/post-67.html
では、「クロイツェルン」と表記されており、当日配られたパンフレットでもその表記がされていましたが、これは珍しいと思います。ちなみに、Yahoo! で検索してみると、「クロイツェル」が 270,000 件、「クロイツェルン」が 9 件です。(両方とも、音楽以外のものも含まれていますが。)
 ここだけ譜面台が使われました。30分もかかる長い曲ですから、当然でしょう。
 天満氏は、力強い演奏が得意なようで、クロイツェルはまさに向いています。第1楽章と第3楽章でその力が遺憾なく発揮されます。緊迫感があって、とてもいい演奏でした。
 リサイタルの最後はポルムベスク「望郷のバラード」でした。無伴奏で演奏されます。これは天満氏が広めた曲だそうです。オーツは初めて聞きましたが、歌うような流れのある曲でした。
 これでプログラムにある曲目は終わりです。
 それから天満氏がマイクを握って挨拶しました。こういうのも珍しいですが、客席との一体感を醸し出すためにもいいですね。毎年、同じ会場で同じ頃に演奏できてうれしいというような内容でした。また来年もあるということでしょう。
 さらに、アンコールがありました。和田薫「独奏ヴァイオリンのための譚歌U」で、プログラムの初めの曲の続編という位置づけでしょう。この曲を弾いた直後、天満氏が一瞬「どうだ」といわんばかりの自信にあふれた表情を見せました。(すぐ笑顔を見せましたが。)ちょっと恐い感じすらしましたが。
 さらにさらに、ピアノの伴奏つきでグノーの「アベ・マリア」を弾きました。
 アンコールが2曲というのも大サービスです。
 全体としてバイオリンの響きを堪能しました。使用したバイオリンはストラディバリウス晩年の名器だそうです。なるほど。
 天満氏は目をつぶっているかのように演奏します。(譜面台を使うときもあるのだから、実際はつぶっていないのでしょうが。)地味な服装とともに、個性を感じさせます。
 演奏の途中で弓の糸が2本切れました。前のほうの席だとこんなところまで見えてしまうのですね。これはこれでおもしろい発見でした。
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2008年07月27日

東京交響楽団演奏会「としま未来コンサート」

 オーツは、7月25日(金)に東京芸術劇場大ホールで行われた東京交響楽団演奏会に行ってきました。指揮者は秋山和慶氏です。
 「としま未来コンサート」と銘打ち、としま未来文化財団という財団法人が主催するコンサートでした。
http://www.toshima-mirai.jp/business/art/index.html
http://www.geigeki.jp/event_200807_b_hall.html#14
 オーツの席は、1階の D-17 というところで、前から4列目。ステージのすぐそばでした。ちょうど指揮者の背中の位置です。
 1曲目は、モーツァルトの歌劇「魔笛」序曲でした。
 演奏が始まると、後ろのほうから残響が聞こえてくる感じになりました。オーケストラは、ホール内の位置によって相当に違って聞こえるものですが、それにしても新鮮な経験でした。残響が多いためでしょうか、弦楽器の鋭さがないような感じです。特に、ビオラの音が弱い感じで、それに比べると、バイオリン、チェロ、コントラバスはしっかり聞こえてきます。もしかすると、ビオラがステージの向かって右側に配置されているために、ビオラのf字孔が客席のほうを向いていない(ステージ後方を向いている)ためでしょうか。(元々ビオラは主役にはなれないものですが。)
 2曲目は、ベートーベンの「ピアノ、バイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調」でした。オーツはこの曲を初めて聞きました。バイオリンは大谷康子氏、チェロは堀了介氏、ピアノは山田剛史氏で、3人のソリストがステージに並ぶのは珍しいと思います。
 三重協奏曲は、三つの楽器とオーケストラの合わせて四者がお互いに会話しながら演奏が進んでいきます。協奏曲は、このあたりの掛け合いが楽しいものです。実際、聞いてみると、バイオリンは実に伸びやかな音で圧倒的な存在感がありました。ピアノもそれなりに大きな音が出ますから、バイオリンに対抗できます。しかし、チェロは、それらに比べると今ひとつの響きです。チェロのソロの部分はいい音を出していますし、オーケストラとの掛け合いのところ(たとえば第2楽章の出だしのところなど)も安心して聞いていられます。しかし、チェロは、バイオリンとピアノと並んで演奏すると、今ひとつ非力です。協奏曲ですから、主旋律がそれぞれによって演奏され、あとの二つが伴奏に回るようなところが何ヵ所もあるのですが、チェロが主旋律を奏でるところは、どうしても聞こえが悪くなり、ちょっと迫力不足になってしまいます。ただし、作曲者のベートーベン自身がそういう事情を知っていたはずで、その上でこのように作曲されたのですから、このようなバランスで(作曲者の想定したとおり)いいのかもしれません。でも、オーツの感覚では、三重協奏曲というアイディアは、三つの楽器のバランスという面から見ると、今ひとつのように思えます。
 バイオリンの大谷康子氏は、東京交響楽団のコンサートマスターを務めていますので、オーツは以前のコンサートでもお顔を拝見していましたが、目の覚めるようなブルーのドレスでステージに立つと、本当に華やかで会場の注目を集めてしまいます。(ダイヤのイヤリングも輝いていました。)
 ピアノの山田剛史氏は、一生懸命演奏するようすはすばらしいのですが、口をぱくぱくさせながら演奏するスタイルなので、前のほうに座っている人間からすると、ちょっと違和感がありました。(まあ、いい音楽を演奏していれば、スタイルは本来どうでもいいのですけれど。)
 第1楽章が終わったところで、ちょっと拍手が起きました。また、第2楽章から第3楽章は続けて演奏されました。
 20分の休憩をはさんで、3曲目はブラームスの交響曲第2番ニ長調でした。大編成のオーケストラによる熱のこもった演奏でした。
 見ていると、第1バイオリンの人たちの体がすごく動いています。感情の表現とでもいうのでしょうか。自然であり、嫌味がありません。そこで、こういっては失礼に響くかもしれませんが、指揮者が指揮する姿を(その背中を)見ているよりも、第1バイオリンの動きを見ているほうがはるかにおもしろいのです。
 オーツの個人的感覚ですが、指揮者の秋山氏は、タイミングの示し方が今ひとつのように思います。指揮棒の動きを見ていても、どこで演奏を始めていいのか、どこで止めるべきか、よくわかりません。第4楽章のフィナーレの部分などはよくわかりますが、まあ、ここは誰がやってもわかるようなところです。ちょっと注意してオーケストラを見ていると、メンバーの多くは指揮者を見ていません。指揮者の仕事は指揮棒を振ることが中心ではなく、ステージに上がる前の練習のときに、各パートに細かく指示を出してオーケストラ全体としてどのように演奏していけばいいのかという、指揮者の解釈を示すことにありますから、こんなことを気にしていてもしかたがないのかとは思いますが、それにしても気になります。
 演奏後の拍手の中で、指揮者がホルン、クラリネット、ファゴットなどを個別に立たせて褒め称えていました。確かに管楽器の響きもよかったです。でも大編成の弦楽器も聴き応えがあります。
 コンサートの終わりをブラームスで締めるのはいいものです。オーケストラの響きを堪能することができます。
 オーツは、全体として満足して帰途につきました。S席が 4,500 円というのもお得な感じです。

 ふと気が付くと、東京交響楽団のコンサートマスターの高木和弘氏のブログがあり、今回のコンサートについて語っていました。
http://unreveyume.blog72.fc2.com/blog-entry-295.html
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2008年07月06日

歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』

 オーツは、国立劇場で行われた歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』(よしつねせんぼんざくら)に行ってきました。
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1872.html
パンフレットには「第74回」と書いてありましたから、こういう催しも着実に回を重ねているのでしょう。
 半蔵門の駅から国立劇場まで歩いていきましたが、その途中、中学生の一団と合流してしまいました。仲間内の気楽な雰囲気のためか、騒がしい声を上げながら、歩道いっぱいに広がって歩いていました。国立劇場に着くと、表の広場にはさらに多くの生徒たちが開場を待っていました。
 なるほど、「歌舞伎教室」とは、まさに教室なんですね。
 実際の歌舞伎が上演される前に、澤村宗之助氏による解説「歌舞伎のみかた」がありました。花道やすっぽんの意味を解説したり、揚幕の音(わざと音を立てて、役者の出入りを客席に知らせる)にも注意させたりして、わかりやすい解説でした。役者の歩き方に合わせて音を鳴らす「つけ打」(つけうち)の技法についても説明されましたが、澤村氏の男の歩き方と女の歩き方がおもしろく、客席からは笑い声が挙がりました。
 「伏見稲荷鳥居前」の上演も含めて、30分ほどの解説でしたが、なかなかおもしろかったです。その後20分の休憩時間をはさんで「河連法眼館の場」(かわつらほうげんやかたのば)が始まりました。
 舞台の左右に字幕表示があり、義太夫が何と言っているのか、わかります。
 狐忠信の登場シーンでは、花道に照明が点灯し、揚幕がさっと音を立て、観客が一斉にそちらを振り向くと、舞台の上で狐忠信が登場しているというダマシがありました。オーツも引っかかってしまいました。
 この仕掛けは、
http://www.ntj.jac.go.jp/sikake/sikake_1.html
で説明されています。「三段の打返し」というのですね。
 他にも、
http://www.ntj.jac.go.jp/sikake/
には、さまざまな仕掛けが説明されていて、おもしろいページになっています。

 さて、公演の終了後、バックステージツアーというのがありました。希望者だけですが、20分ほど舞台に上がることができ、さらに奈落まで見学させてくれるというものです。これは大変おもしろかったです。
 まず、花道から舞台に上がると、そこが非常に広いことに驚きます。普段見ている舞台は、そのほんの一部でしかありません。回り舞台(盆)になっていますが、オーツたちが乗った状態で実際に回してくれました。意外にスピードが早く感じられます。
 上のほうを見上げると、さまざまな舞台装置が吊り上げられていました。数十種類くらいありましたかね。道成寺の鐘もぶら下がっていて、こういう大道具は、次回の公演まで取っておくのだそうです。
 たくさんの照明もあり、それはそれは大仕掛けでした。
 舞台から客席を見ると、本当に近くに感じます。役者からはお客の居眠りまで見えるという話は本当だと思いました。
 さて、その後に奈落に案内されました。舞台の下がこんなにも広く、また深いということに驚きました。何台ものエレベータもありました。花道の下を通って、鳥屋(とや)まで行きます。揚幕から客席に戻ってツアーは終わりです。
 このツアーはとても興味深かったですね。普段見えない裏方が全部わかります。
posted by オーツ at 05:25| Comment(2) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

江戸糸あやつり人形結城座 古典公演

 オーツは、妻に誘われて、「江戸糸あやつり人形結城座 古典公演」を見に行きました。
 結城座
http://www.youkiza.jp/
なんて、それまでまったく知りませんでした。
 今回の公演は、池袋の東京芸術劇場小ホールで行われたものです。
http://www.geigeki.jp/topics.html#edo
 演目は「新版歌祭文 野崎村の段」(しんぱんうたざいもん のざきむらのだん)
http://www.youkiza.jp/material/1973.html
と「本朝廿四孝 奥庭狐火の段」(ほんちょうにじゅうしこう おくにわきつねびのだん)
http://www.youkiza.jp/material/1993.html
の二つでした。
 19:00 開演予定ということでしたが、実際は、客の入場に時間がかかり、19:10 開始でした。客席番号がイスの背中に貼ってあり、座ろうとする人からは見えないために、客がまごつくのです。誘導係の人が丁寧に案内していましたが、これはホールの問題でしょう。
 今回の公演は、「竹本素京追悼」と銘打ってあり、義太夫は、2007年11月に亡くなった竹本素京の生前の録音を使って行われました。しかし、違和感はまったくありませんでした。タイミングもピッタリで、まるで竹本素京が御簾の後ろに座っているかのようでした。
 最初は、「本朝廿四孝 奥庭狐火の段」でした。これは1幕もので 20 分ほどで終わってしまったので、かなりあっけなかった感じがしました。50cm ほどの人形が10本程度の糸で操られるのはおもしろかったです。人形1体は1人が操ります。舞台が上下2段に区切られ、上の段では人形遣いがいろいろ手を動かしながらセリフをしゃべっています。下の段では人形が動くわけですが、和服を着た人形が、それは巧みに、とても人形とは思えない動きをします。手の動き、首の動きなど、実に細かいです。人形遣いは上から見下ろしながら人形を動かすわけですが、よくこんな動きができるものだと思いました。
 その後、ネットを見てみると、これは、歌舞伎としても演じられる演目だということがわかりました。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~ishmrj/nk/honchou24.htm
http://www6.ocn.ne.jp/~aoidayu/tadaima/200512kitunebi.htm
人形浄瑠璃(文楽)としての上演もあります。
http://www.city.asago.hyogo.jp/topix/18kangetsu.pdf
 15分の休憩後、「新版歌祭文 野崎村の段」が始まりました。
 どういう演目かは、以下のようなページでわかります。
http://homepage2.nifty.com/hachisuke/yukahon/nozakimura.html
http://homepage3.nifty.com/kgcaraiguma/kabuki/nozakimura.htm
http://homepage3.nifty.com/koshikyo/nozakimura.htm
http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/guidance/nozaki/dan_nozaki.html
こちらは2幕もので1時間かかりました。
 1幕目は客席から上の段が見えないようになっていて、客には人形遣いの動作は見えずに、人形の動きに集中するようになっています。
 2幕目は人形遣いが舞台に直接立ち、演じていきます。2体の人形が駕籠を担ぎ、もう1体がそれに乗るシーンがあります。駕籠の簾を上げたり下げたりすると、中に人形が乗っているのが見えるわけですが、これが全部人形の動作だということが信じられませんでした。駕籠はそのまま舞台の袖から退場しました。なかなかユーモラスな動きなどもあって、印象的でした。また、舞台の反対側には船に乗っている2体の人形があり、船をこぐ船頭さんもいるわけですが、櫂の使い方が巧みでした。これを全部操り人形が演じるところが興味深かったです。
 というわけで、1時間はあっという間に過ぎ去りました。
 最後に、出演者9人が揃って舞台上で挨拶があり、約2時間の公演は終わりました。
 オーツは、古い日本語が苦手で、一部セリフが聞き取れないところがありましたが、事前にあらすじなどを書いたパンフレットが配られましたので、それを読んでおけば、まあ理解できるでしょう。
 会場には中高年の人が多かったように思います。子供も(わずかですが)いました。
 江戸時代には、歌舞伎や文楽などとともに、多くの人がこういう公演を楽しんだのでしょうね。現代は、映画やテレビゲームなど、娯楽も多様化し、技術が進んでいますから、人形劇には興味が向けられなくなっているのではないかと思います。しかし、伝統芸として、こういうのが生き残っていくことにも意味があります。370年の歴史はそれなりの重みを持ちます。今や「唯一」の江戸糸操り人形の劇団だそうですが、これからも長く活躍が続くことを期待したいと思います。
 自分で写真を撮ることはできませんでしたので、ネット内の写真を示しておきます。
http://www.youkiza.jp/news/2008_5kouen_photo.html
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2008年05月22日

NHK放送技術研究所・技研公開 2008

 オーツが見に行ったイベントです。
http://www.nhk.or.jp/strl/open2008/index.html
 NHK放送技術研究所で行っているさまざまな研究開発の現状を見せてくれます。いろいろな展示がありました。
 オーツがおもしろいと思ったのは、3倍速でビデオ画像を再生しながら、音声が明瞭に聞き取れる装置でした。
 音声を単に 1/3 に短くするのではなく、母音部分のように定常的な波が繰り返されるところや、無音部分などをカットし、子音部分などはカットしないというようなことです。これで、3倍速でも自然な音声で再生することができます。ブースでは、ニュースをこのシステムで処理していましたが、3倍速の映像を見ると、かなり早いのですが、ニュースの中身はとてもよく聞き取れます。これが実用化されて、ハードディスクレコーダーに組み込まれたら、大変便利でしょうね。短時間で番組が視聴でき、時間の節約になります。もちろん、可変速ですから、3倍速が早いと感じる人は 2.5 倍速とか、1.8 倍速など任意の早さに変更することができます。
 その昔、オーツは2倍速再生ができるビデオデッキを使っていましたが、これは仕組みが簡単すぎて、実際上、音声をフォローしきれませんでした。切れ切れになってしまうのです。NHKのは、それに比べてはるかに本格的でした。
 その他に、スーパーハイビジョンなどの展示があって、とてもきれいな映像が見られました。もっとも、映画館などで見る場合とどう違うのかはよくわかりませんでしたし、家庭内で見るとしたら、この大きなスクリーンを設置する場所がないように思いますが。
 ともあれ、2時間ほどあちこち見て回って、テレビを中心とした最新技術を知ることができました。
 それぞれの展示のところに説明員がいましたが、疑問に思ったことを質問すると、適確な返事が返ってきて、実際によくわかった人が対応してくれていることがわかります。それぞれの部署の研究員なのでしょう。ところどころ専門用語が混じるあたり、もう少し工夫が必要かもしれません。
続きを読む
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2008年04月27日

東京交響楽団コンサート(東京オペラシティシリーズ第43回)

 オーツが聴きに行ったコンサートです。4月26日(土)の東京交響楽団の定期公演です。
 その前の用事が延びてしまったので、コンサートには1時間ほど遅刻するはめになりました。
 オーツが会場に到着したところ、途中の休憩時間になっていました。今回は、後半の1曲だけしか聴けなかったことになります。ちょっともったいなかったです。しかし、しかたがありません。
 さて、事前のチケットでは、後半の演奏曲目はブラームスのバイオリン協奏曲になっていましたが、会場に着いてみると、曲目が変更になっており、ベートーベンのバイオリン協奏曲になっていました。
 指揮者はシャン・ジャンという若手の中国人でした。
 バイオリンのソロは、イダ・ヘンデルという女性バイオリニストで、オーツはまったく知らない人ですが、だいぶ高齢のようでした。調べてみると、
http://www.coara.or.jp/~festival/website/artists/haendel.html
1928 年生まれとのことですから、今年80歳になります。それでも、ピンクと赤の中間くらいの色のドレスを着て登場すると、年齢よりもずっと若く見えました。
 さて、オーケストラの演奏が始まると、おや、ちょっとコントラバスが強く響きすぎます。コントラバスは4台で、オーケストラとしては普通の構成でした。オーツは前のほうに座っていたので、この場所だけでそう聞こえたのかもしれませんが、特にピチカートのところでコントラバスが耳に付きました。
 バイオリンの演奏は、とても80歳には見えませんでした。まさに熱演といえるでしょう。イダ・ヘンデルさんは大変なテクニシャンで、特に高音部の安定した音色は、聴衆をうっとりさせる魅力的な音が出ます。
 ただし、ちょっとテンポがオーケストラと合わないところがありました。特に、ホルンとの掛け合いのところではそのズレはかなりのもので、素人耳にもはっきりわかりました。
 協奏曲は、オーケストラの伴奏に乗って、ソロの楽器が華々しく自己主張するようなものが多いわけですが、実際上、オーケストラは、いくら指揮者がいるとはいえ、テンポをソリストに合わせることはむずかしいように思います。つまり、ソロがオーケストラに合わせながら進行していくしかないのではないかと思います。
 そう考えると、イダ・ヘンデル女史の演奏スタイルは、やや独善的なところがあったのかもしれません。
 この人のテクニックは相当なもので、バイオリンの音色もすばらしいものでしたから、きっと、リサイタルや無伴奏の楽曲の演奏などで真価を発揮するでしょう。
 今回のコンサートでは、比較的大規模なオーケストラ編成であることもあって、ベートーベンの迫力ある重厚な音づくりに成功していたように思います。ビフテキを食べたようなものです。ごちそうさまでした。
 さて、演奏が終わると「ブラボー」の声が飛び、何回か指揮者とバイオリニストが舞台に呼び出されました。ヘンデルさんは、ちょっと足が悪いらしく、ステージの袖と中央とを往復する際に、やや大変そうに見えました。
 オーケストラのメンバーたちも、(特に弦楽器の人たちが)拍手を送っていましたから、オーツは「これはアンコールがありそうだ」と思いました。
 そのとき、ヘンデルさんが舞台中央で「私は日本語がうまくないから英語で話します」と英語で話し出しました。もちろんマイクなしです。これから弾く曲目の紹介でした。チャイコフスキーの「白鳥の湖」をバイオリンソロ用にアレンジしたものの中から、小品を弾くということでした。オーツは前のほうに座っていましたから、マイクなしで話されても、声が聞こえましたが、大きなコンサートホールですから、後ろのほうまではとても聞こえなかったでしょうね。
 短い解説が終わると、ヘンデルさんはコンサートマスターに「今のを日本語に翻訳してほしい」と言いました。コンサートマスターは、そういうつもりで話を聞いていたわけではないでしょうから、きっとびっくりしたことでしょう。(日本語による翻訳はありませんでしたが、多くの人は英語がそのまま理解できていたようでした。)
 さて、ヘンデルさんがアンコール曲を弾き始めると、たった1台のバイオリンですが、会場全体に音色が響き渡り、それはそれは見事な演奏になりました。やはりこの人はソロ向きです。自分のペースで自在に演奏する方が向いています。弾き終わると、また、すごい拍手喝采でした。
 今回のコンサートでは、たった1曲しか聴けませんでしたが、オーツは満足して帰宅の途につきました。

 なお、前回(第42回)のコンサートについては、
2008.2.17 http://o-tsu.seesaa.net/article/84371572.html
に書きました。
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2008年04月20日

焼肉ドラゴン@新国立劇場

 4月19日(土)にオーツが妻と見に行った演劇です。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000036_play.html
http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200804170190.html
 日韓合同公演ということで、どんなふうにすすめられるか、興味を持ちました。俳優さんたちは、日本人・韓国人半々です。
 舞台は 1970 年前後の大阪万博のころです。大阪の在日朝鮮・韓国人の生活を描きます。舞台上では、日本語と韓国語が入り交じって使われます。でも、韓国語の部分は舞台の左右に字幕が表示されますので、十分理解できます。オーツがちょっと聞き取った限りでも、さすがに、話されているセリフのほうが情報量が多いですが、まあテレビでの韓国ドラマなどと同様です。たぶん、忠実な訳なのでしょう。
 日本人も韓国人も、日本語と韓国語を使っていました。すごいものです。
 韓国語の迫力あるセリフもおもしろかったです。ケンカのしかたは日本語でも韓国語でも同様でしたが、しみじみ語るような場面では、やはりそれぞれの言語の特徴が出て、登場人物がどちらの言葉を使うかで大きく印象が変わってきます。
 出演者の皆さんは、本当に芸達者で、笑福亭銀瓶さんの演じる劇中の落語もおもしろかったし、アコーディオンや太鼓もユニークでした。小劇場でしたが、皆さんの発声法もよくて、会場全体に声が届きました。
 中でも、キャラが立っていたのは、焼肉屋の店主・父親を演じた申哲振さん、その妻を演じた高秀喜さんの2人でしょう。高秀喜さんは、いかにも韓国人の肝っ玉母さんといった感じになっていました。
 全体として、笑いと涙の混じる貴重な経験でした。
 1:00 開演で、3:45 までかかりました(途中で15分間の休憩)が、あまり長さは気になりませんでした。
 今後、韓国でもこのまま上演されるとのことですが、さて、韓国ではどんなふうに受け止められるのでしょうか。
 まだ WWW には感想などはあまり載っていません。オーツが見かけたのは
http://sheena-1.at.webry.info/200804/article_3.html
だけです。
 なお、笑福亭銀瓶さんのコラムがおもしろいです。
http://www.mbs1179.com/kon/ginpe/012257.html
 ついでに、笑福亭銀瓶さんのブログもどうぞ。
http://www.kdn.ne.jp/~aohyon/ginpei/
ちょうど今は焼肉ドラゴンに関する話がいろいろ出て来ます。

 公演終了後は、隣のオペラシティの中にある韓国式食堂・シジャンで(ちょっと早い時間でしたが)食事をしてきました。石焼きプルコギビビンバ 800 円、参鶏湯ミニビビンバセット 1150 円、鏡月(韓国の焼酎)、生ビールを頼みました。演劇にちなんで、久しぶりに韓国式の食事をしましたが、この値段にもかかわらず本格的な味で、十分おいしさを味わいました。
ラベル:焼肉ドラゴン
posted by オーツ at 05:41| Comment(2) | TrackBack(1) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

おくにことばで語る今、むかし Part W

 12日の午後にオーツが参加した催し物です。新宿の全労済ホール/スペース・ゼロで行われました。
 第1部は、花咲かじいさんの話を青森から沖縄までのそれぞれの方言の話し手が順次語っていくものと、三遊亭円窓の落語「十徳」から構成されていました。
 沖縄方言は、さすがによくわかりませんでした。聞いてみると、まるで外国語のようなものです。話の中身は一応知っているのですが、それでも一部の単語が聞き取れるだけでした。会場の人たちも同様だっただろうと思います。他の方言は、本土方言ですから、まあだいたいわかりました。
 落語も、それはそれは楽しいお話でした。落語家の「芸」を感じました。
 15分の休憩をはさんで、第2部は六つの昔話がそれぞれの方言で語られました。出演者は、皆さん俳優さんだということで、さすがに話し方(イントネーションや強弱のつけ方、間の取り方など)も堂に入っていますし、声自体に表情がありました。
 終わったあとで、何だか心が温かくなったような気がしました。方言は、研究対象でもあるけれど、話して、聞いて、楽しむものでもあるという、当然のことをオーツが身をもって経験したのでした。
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2008年04月07日

春スキー

 4月5日(土)に、オーツは妻と新潟県の越後湯沢にある岩原スキー場
http://www.iwa-ppara.com/
にいって、春スキーを楽しみました。
 今まで、我が家では、スキーはお正月前後に行くことが慣例化しており、春スキーはオーツの初めての経験でした。
 春スキーはメリットがいろいろありました。
(1) スキー場が明るい
 冬と違って、天気がよく、日差しが強く、スキー場全体が明るかったです。周辺の山々の景色もクッキリ見えます。
(2) 長時間滑れる
 夕方 16:30 まで滑っていましたが、それでも全然暗くなりませんでした。岩原スキー場には、もちろん、ナイター設備があるので、冬に、早く暗くなったとしても、それからだって十分滑れるのですが、やはり、明るい日差しの中で滑る方が気持ちがいいものです。
(3) スキー場が暖かい
 冬だと、スキー場はしばしば雪が降ったりして、寒く感じるときも多いのですが、春スキーでは、雪は降らないし、気温も高めなので、寒さ対策も不要で、実に楽です。
(4) クルマで行きやすい
 道路には雪が全然なく、ノーマルタイヤでスキー場の駐車場まで直行できました。冬だと、しばしば現地に行ってからチェーンを巻かなければならず、これには意外と手間がかかるものなのです。
 また、駐車場が空いていて、スキー場の入口に近いところにスッとクルマを止めることができました。冬だと、入口からかなり遠いところに誘導されることもあります。スキーを担いで、スキー用のブーツを履いて、長い距離を歩かされるのはつらいものです。
 スキー場の駐車場は、平日は無料でも、土日祝日は有料のことが多いのですが、利用者が少ないためか、無料開放されていました。
(5) 人が少ない
 何といっても、スキーヤーもボーダーも少なく、ゲレンデは広々しており、他人との衝突の心配がありません。また、リフトには、まったく待たずに乗れるので、同じ時間スキーをしていても、混雑時に比べると往復回数ははるかに多かったと思います。この点からも時間が有効利用できます。(ただし、太ももの筋肉がだいぶ疲れましたけれど。)
 それに、食堂も比較的空いていました。(お昼休みの最も混雑する時間帯でもすんなり座れました。)
(6) リフト券が安い
 以前、冬に来たときと比べて、リフト券が安くなっていました。もっとも、営業時間が短くなっていましたので、これでバランスが取れているのかもしれません。オーツは早朝や夜に滑ることはありませんから、リフト券が安くなっている方がうれしかったです。

 春スキーのデメリットも少しはあるように思います。
(1) 雪質がベタベタしがちである
 お昼前後は、雪がかなり溶けている印象を持ちました。朝や夕方はそうでもないように感じました。(論理的に考えると、夕方になっても気温は少し下がるだけですから、ずっと雪が溶けているはずですが、……。)1日の気温の変化が雪質に現れます。
 オーツは、スキーの腕前がさほどでもありませんから、雪が溶けてベタベタしていても、特に滑りにくいとは感じず、気になる方でもありませんでした。スキーに付いた雪が重く感じられる程度です。
(2) 汗をかく
 もしかして転んだときには雪まみれになりますから、スキーウェアは必需品ですが、気温が比較的高いので、スキーウェアを着ていると、結構汗をかきます。グローブやソックスは、汗で不快感があります。オーツがゲレンデの休憩所で休んだときは、しばらくウェアの上着を脱いでいましたが、それでちょうど気持ちよかったです。
(3) ゲレンデが一部閉鎖されていた
 リフトの稼働台数が少なく、ゲレンデも一部使えないようになっていました。しかし、オーツはあまりデメリットとは思いませんでした。どうせ、あちこちのゲレンデに行くわけでもありませんから。

 後で調べると、このあたりのスキー場は、4月6日まで営業というのが多いようでした。岩原スキー場は4月20日までやっている予定とのことです。
 来年も春スキーをやってみたいと思いました。
ラベル:春スキー
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2008年03月30日

千鳥ヶ淵での花見

 29日には、妻に誘われて、千鳥ヶ淵に花見に行ってきました。
 土曜日の午後でしたので、地下鉄・九段下の駅で降りたところ、いやはや、ものすごい人出でした。オーツはエスカレーターで外に出ましたが、出口のところに人がたまって、ちょっと危険な感じになっていました。エスカレーターは次々と一定ペースで人を運び上げてきますからね。
 千鳥ヶ淵緑道というところが人気の花見スポットなのですが、そこに至るまでにすでに大変な混雑でした。歩行者が渋滞しているのです。実際に千鳥ヶ淵緑道までいってみると、さすがに東京一の桜の名所で、天空を覆う桜も、水面に垂れ下がる桜も、それはそれは見事でした。ちょうど満開です。桜の幹自体が太くて枝の張り具合もしっかりしていて、歴史を感じさせるものです。また、お堀という水面があることがここの桜をいっそう引き立てていると思います。ただし、桜の幹がいやに黒いように感じられました。もしかして車の排気ガスのせいなんでしょうか。単に桜が古いだけなんでしょうか。
 千鳥ヶ淵緑道は、歩く方向が一方通行に規制され、前にも後ろにも人だらけで、警備の警察官は「立ち止まらないでください」と連呼しています。でも、中には写真を撮ったりして立ち止まる人もいて、大変な混雑ぶりでした。とにかくゆっくり歩くしかありません。左側を歩くようになっているのですが、あまりの進み方の遅さに右側の反対方向の歩道にいって人の波に逆らって進む人もいるくらいです。これではますます混雑するでしょう。
 千鳥ヶ淵緑道には、ベンチなどの休むところも少しはありましたが、座れる可能性はごく低いでしょう。とにかく膨大な人の波が動いているわけですから。
 ボート乗り場の待ち行列は信じられないくらい長かったです。
 オーツたちは、千鳥ヶ淵交差点から北の丸公園のほうに入り、武道館の脇を通って九段下の駅のほうに歩いていきましたが、北の丸公園内は、ブルーシートを広げて宴会をしている人も何組かいて、いかにも花見らしいようすでした。ブルーシートとまでは行かない場合でも、ベンチなどでお弁当を食べている人やビールを飲んでいる人がけっこういました。宴会を企画するなら北の丸公園側でなければなりません。
 桜の下を歩きながら、周りから聞こえてくるのは日本語だけではありません。「ニーカン、ニーカン」(見て、見て)とか「ピャオリャン」(きれいだ)とかいっているのは中国人です。「イェップダ」(きれいだ)などといっているのは韓国人です。ドイツ語らしきものも聞こえてきました。オーツには何を言っているのか聞き取れませんでしたが。今や、千鳥ヶ淵に来る人は国際的になっているのですね。警備の人は日本語だけでアナウンスしていましたが、そのうち、中国語などでアナウンスするようになるのでしょうか。そうなったらすごいですね。たとえ下手でも、外国語でアナウンスできる警備員(警察官)なんて、見たことありません。
 花を見に来たというより、人を見に来た気分になりました。
 帰りがけに、九段会館内のレストランに寄ろうと思いましたが、ここも大混雑で、店に入るまでに時間がかかりそうです。そこで、休憩はあきらめて、さっさと帰ることにしました。
 1999年4月12日に息子の大学の入学式で武道館にきたときは(何と、もう9年前なんですね)、桜はやや散り加減でしたが、一応きれいに咲いていました。それに比べると、今年は開花がずいぶん早いようです。
 オーツは、デジカメを持って行ったのですが、気が付いたら電池が切れており、写真は撮れませんでした。桜の写真は、自分で撮らなくても、WWW 内を検索すればたくさん見つかりますから、まあ不要でしょう(強がりを言っているだけですかね)。
ラベル:花見 千鳥ヶ淵
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2008年03月26日

NHKホールでのオーケストラの聞き比べ

 オーツは、3月21日にNHKホールで開催されたNHK放送記念日の記念式典に参加しました。
 最初に、オープニング公演ということで、NHKフレンドシップ管弦楽団およびNHKフレンドシップ合唱団による演奏がありました。ワーグナーの歌劇「タンホイザー」から、大行進曲「歌の殿堂をたたえよう」でした。
 このオーケストラはNHK関係者によるアマチュアオーケストラとのことですが、それにしては本格的な演奏になっていました。ただし、弦楽器の響きが今ひとつで、ことばで表現するのはむずかしいのですが、乾いているというか、音がどこかに飛んでいってしまうような感じで、ふわりとした弦楽器らしい響きがありませんでした。第1バイオリンはちゃんと10人いましたし、普通のオーケストラ構成でした。
 今回は、記念式典のための舞台設定で、普通のオーケストラの演奏時には舞台を囲むようにして音の反射板が設置されるのに、今回はそういうのがありませんでしたから、たぶん、そのせいだと思いました。
 式典の最後に、NHK交響楽団によるモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」の演奏がありました。
 これが絶品で、弦楽器の響きも完璧です。
 オーツは、ずっと同じ席(2階)にいましたし、舞台設定も同じでしたから、2回の演奏の違いは演奏者および楽器の違いだけです。オーケストラによって音がこんなにも違うのかと本当に驚きました。
 プロの演奏ってすごいんですね。今まで、オーツは当たり前にオーケストラを聴いてきたのですが、実は、当たり前ではなく、とんでもない技術がそこにあったというわけです。聞き比べは偶然経験したことでしたが、とっても新鮮な感覚でした。まさに新発見です。(音楽マニアの方には当然の話でしょうけれど。)

 なお、「ジュピター」の演奏時に、月周回軌道にある「かぐや」からハイビジョンカメラで撮影した月面の動画が舞台奥のスクリーンに映されました。最初に「地球の出」があり、また途中には「地球の入り」もあり、自分が月にいっている気分でした。ゆっくりと動いていく月面は「ジュピター」との相性がよかったです。
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2008年02月17日

東京交響楽団コンサート(東京オペラシティシリーズ第42回)

 オーツが聴きに行ったコンサートです。2月16日に行われました。
 18:00 開演予定だったので、17:40 ころに会場に入りました。すると、17:45 ころから指揮者の飯森範親氏がマイクを持ってステージに現れ、今日のコンサートの曲目の解説を始めました。なぜ、ベートーベンの交響曲の第1番と第2番を選んだかということでした。まあ、あまり理由はないのですが、……。
 第1番については、1800 年、ベートーベンが30歳の時に作曲したもので、ベートーベンは交響曲作家としては遅咲きであることや、この曲にはハイドンの影響があることなどを語っていました。
 第2番は、第9番に似ている面があり、第1番と対比して聞くのもおもしろいといったような内容でした。
 さらに、今回は、ノン・ビブラートのピリオド奏法で演奏することや、ステージ上の楽器の配置が通常と違っていることなどを説明しました。観客席から向かって左側に第1バイオリン、右側に第2バイオリンを配置し、第1バイオリンの隣がチェロで、その後ろにコントラバスが位置するので、ステージ後方にコントラバスが並ぶ形になります。ビオラは第2バイオリンとチェロの間に入ります。右手奥にはバロック・ティンパニが配置されていました。なるほど、あまり見かけない配置です。
 ベートーベンの二つの交響曲の間に、ストラビンスキーのバイオリン協奏曲が入っていました。ストラビンスキーの作風はいろいろ変遷しており、1931 年作曲のバイオリン協奏曲は、新古典主義にあたるものなので、ベートーベンと対比して聞くといいというような話でした。
 飯森氏の解説は 17:58 まで行われましたが、まったく何も見ないで、細かい地名や年代などを入れて話していました。さすがプロですね。こういう開演前の解説はオーツはほとんど聞いたことがないので、驚くとともに、飯森氏に親しみがわきました。
 さて、演奏ですが、飯森氏の指揮はメリハリがきいたもので、とてもよくまとまっていたと思います。オーツは前のほうの席でしたから、飯森氏の息をする音まで聞こえてきて、迫力がありました。
 オーケストラも、みんなが一体となった、熱のこもった演奏でした。コンサートマスターの高木和弘氏は、演奏に集中して飛び上がらんばかりに体を動かしていました。第1バイオリンは、コンサートマスターを含めて前のほうの4人が男性でしたが、それぞれの方の熱心さがビンビンと伝わってくる感じでした。それに比べると、第1バイオリンでも、後ろのほうで演奏している女性は、そういうジェスチャーが少なく、何となくつまらなそうに弾いているように見えました。(そんなことはないはずなんですけれど。)
 第2バイオリンでは、赤いバイオリンを弾いている人もいて、目を引きました。
 さて、第1交響曲が終わって、ストラビンスキーのバイオリン協奏曲になります。少し、楽器の入れ替えがありましたが、金管楽器(チューバなど)が右手の第2バイオリンの奥に座ったのも珍しい配置だと思いました。
 今日のソリストは、庄司紗矢香さんでした。ステージに出て来たのを見て驚きました。若いのです! プログラムによれば「1999年 第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに史上最年少、かつ日本人として初めて優勝。」ということです。すごい人です。
 ストラビンスキーを選んだのは庄司さんの希望のようでしたが、弾き始めたときに、その理由がわかりました。この曲は、大変な技巧を要する難曲だったのです。フラジオレットというんでしょうか、ものすごく高い音を出しますし、一方では低い音も出すので音域が広いし、ものすごい早さで指が移動するし、弦を押さえる左手の指は極端な位置まで動くし、重音(二つの音を同時に出す)の連続でメロディーを奏でたりするし、いやはや、普通では考えられないテクニックです。パガニーニも真っ青といったところでしょうか。庄司さんはその難曲を見事に弾いてしまいます。「どんなもんだい」とまるで誇るかのごとく、弾ききってしまう、その演奏ぶりには思わず見とれてしまいました。そして、もちろん音もいいのです。1台のバイオリンでもオーケストラに負けない存在感があります。
 協奏曲の演奏終了後には、オーケストラの人たちも庄司さんに拍手をしていましたが、それはそうでしょう。こんなに若い人がこんな才能を見せるとは驚きです。将来が大いに期待される逸材です。
 大拍手で何回かステージに呼び出されたあと、アンコールで小品の演奏がありました。1台のバイオリンでこんなにも伸びやかな音が出るのでしょうか。オーケストラと一緒のときは、オーケストラの音に混じってしまったわけですが、ソロだと、バイオリンの音だけになるわけです。澄み切った音は、演奏家の腕とともに楽器自体がすばらしいのだろうと思わせます。あとでプログラムを見ると、「使用楽器は、日本音楽財団より貸与された 1715 年製ストラディヴァリウス "Joachim"。」と書いてありました。あ、なるほど、名器だったんですね。
 そんなわけで、オーツは一晩のコンサートを堪能しました。おいしい料理をたっぷり食べたような感じでした。

 なお、プログラムでは、ヴァイオリン、ストラヴィンスキー、ベートーヴェンなどと表記されていました。オーツは(日本語として)「V」音は不要だと考えているのですが、
2008.2.13 http://o-tsu.seesaa.net/article/83790436.html
クラシック業界では、今や「V」音を表記する方が普通になってしまったんですかね。
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2007年12月26日

NHK交響楽団の第九コンサート

 オーツは、年末に第九を聞く主義ではないのですが、たまたま妻に誘われて、聴きに行ってきました。24日(祝日の代休日)の午後でした。
http://www.nhkso.or.jp/calendar/concert_day_2007-12-24.shtml
NHK交響楽団も久しぶり、NHKホールも久しぶりでした。ずっと前にはオーツはN響の定期会員だったんですけれど、……。
 今回は、2階の中央の席でしたが、ここでもS席だったので、13,000 円だったことになります。ちと高いですねえ。
 指揮者はアンドリュー・リットンでした。オーツはこの人の指揮で聞くのは初めてでした。ダイナミックに盛り上げるタイプの指揮ぶりでした。
 プログラムは、ベートーベンの第九だけというシンプルなものでした。普通は、ベートーベンの序曲とかの短い曲がはじめに演奏されることが多いのですが、まあこれはこれでいいでしょう。途中の休憩なしで一気に第九を演奏するということでしたので、オーツは遅刻でもしたら大変だと思い、十分なゆとりを持って出かけました。自分の席でプログラムの書かれたパンフレットなどを読みながら開演を待つというのはいいものです。
 合唱団は国立音楽大学でした。オーツがざっと数えたところでは216人いました。合唱団の入場には時間がかかります。そんなわけで、第1楽章の前からステージの後ろに座っているスタイルでした。
 さて、第1楽章の演奏が始まります。N響の響きはなかなかいいものです。NHKホールの2階席というのは、オーケストラ(と合唱団)が正面に見え、つまりは一人ひとりが全部見えるということで、とても見晴らしがいいのです。ステージからちょっと距離がありますが、それだけにホールの残響が適度にあって、聞きやすく感じました。ふと気が付くと、チェロの先頭の向かって右側の人が頭をしきりに振っています。いかにも音楽の流れに浸っているという感じで、一生懸命演奏しているようすが伝わってきます。
 また、不思議なことに、ビオラの列の最後尾に、1台のビオラが台に立てかけるように置いてありました。なぜなんでしょう。ビオラ奏者の一人が突然亡くなったとかいうことがあったのでしょうか。
 第2楽章に入り、少ししたところで、チェロの一人の奏者が席を外してステージの袖に引っ込むというハプニングがありました。弦が切れるとか何かあったのでしょう。
 第3楽章に入る前に、ソリスト4人が入場してきました。このタイミングで入場というのはおもしろいです。たいてい第4楽章の前に入場するものだと思っていました。ここで、遅刻者が会場内に案内されました。なるほど。このためだったのですね。
 第4楽章は、いよいよソリストと合唱団の活躍するところです。第九の中で一番の聞き所です。が、しかし、はじめにバリトンが「O Freunde, nicht diese Toene!」と歌い出すところ、音程が外れています。オーツは「あれれ」という感じで、ずっこけた気分になりました。気持ちが悪いといえばいいのでしょうか。第4楽章の途中で一部の客が勘違いして拍手するということもありましたが(仮に曲を知らないとしても、指揮者が手を挙げているところで拍手をしてはいけないでしょう)、あとは特に問題もなく、進行しました。テノールの人は実に声が響きます。ソプラノとメゾ・ソプラノも(途中、結構長く伸ばすところがあって、息が続かなくなる例もあったりするのですが)きちんと歌っていました。プログラムによれば、ソリストは4人とも若い人でN響初登場とのことです。
 合唱はなかなかの規模で、圧倒的な迫力でした。いかにも第九です。
 演奏後は、何回かカーテンコールがあって、コンサートは終了となりました。オーケストラが退場するとき、ビオラ奏者の一人が、最後尾に置いてあったビオラ1台を持って行きました。
 オーケストラの退場後に合唱団の退場となりました。ここで拍手がありました。確かにとてもいい合唱だったと思います。
 3時から始まって、4時半まで、夢の1時間半を過ごしたことになります。妻は少し居眠りをしていました。まさに夢の1時間半ですが、それも贅沢な時間の過ごし方です。
 コンサートのあとは寿司屋にいって寿司会席を食べ、日本酒を飲んで帰ってきました。忙しい年末の中での貴重な経験でした。
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2007年10月07日

東京交響楽団コンサート

 オーツは、10月6日夜に行われた東京交響楽団のコンサートに行ってきました。
http://www.tokyosymphony.com/concert/20071006operacity.html
 演目は、シューベルトの未完成交響曲とモーツァルトのレクイエムです。
 ずいぶん久しぶりにコンサートに出かけた気がします。
 東京交響楽団には、一時、定期会員になって通っていたのですが、その後、何となく足が遠ざかってしまったのでした。
 久しぶりに見たら、何だか女性の団員が増えています。特に弦楽器のパートに目立ちます。オーツは男性ですから、若い女性が演奏するほうがずっといいです。耳だけでなく目でも楽しめます。そういえるくらいに美人が多いのです。こんなことをいうとヒンシュクものかもしれませんが、第1バイオリンの前から4列目の客席側の人なんか、とてもきれいで、すらりとしたスタイルで、背が高く、ウェストが細く、腕が白く、まるでモデルさんかと思いました。第2バイオリンにも後ろのほうに大変可愛らしい人がいました。
 なぜ、こんなことをいうかというと、実は、オーツの席が前のほうだったのです。前から3列目で、ステージに向かって左の方でした。オーケストラのメンバー一人ひとりがよく見えます。ただし、音を聞いた感じでは、前過ぎます。ステージに向かって左に位置するバイオリンの音色が生々しく聞こえてきます。(もう少し後ろだったら、反響と残響のおかげで柔らかく聞こえるところでしょうけれど。)ピアニッシモのときでもバイオリンがはっきりと聞こえます。一方、ステージに向かって右に位置するビオラはよく聞こえてきません。また、指揮者の秋山和慶さんの息を詰める音が聞こえてきます。管楽器はほとんど見えませんでした。演奏後に指揮者がオーボエの奏者などを立たせていましたが、そういう場合でもよく見えませんでした。席が明らかに前過ぎます。これでもS席なんですね。
 シューベルトの未完成はとてもよく響いて、いかにもシンフォニーという感じでした。
 後半のモツレクも迫力がありました。合唱団の迫力です。キリエの出だしのところなんか、会場がゆれているのではないかと思うくらいの大迫力でした。ホント、感動ものです。最初はちょっと合唱団の人数が多すぎるかと思ったくらいでしたが、考えてみると、モツレクは合唱がメインでオーケストラは伴奏なんですね。というわけで、こんなバランスでいいのでしょう。
 その他に、4人のソロがいました。それぞれ見事に歌い上げていましたが、その中では、ソプラノがやや声量が足らないようで、4人が順番に歌うときなど、ちとみすぼらしい感じになっていました。演奏自体は決して悪くなかったのですが、……。一方、テノールの錦織健さんの朗々と響く伸びやかな歌声には魅了されました。結局、4人のバランスが問題だったかもしれません。オーツは前のほうで聞いていたので、歌手の声がはっきりと聞こえました。特にサ行の子音がよく聞こえました。この点は、明らかに前の席のほうがいいです。
 そういえば、ステージの後方高い位置にあるパイプオルガンも演奏に使われていました。あまり目立ちませんでしたが。
 アンコールが終わって、いよいよ解散となったとき、オーケストラのメンバーが先に舞台の袖に引っ込み、全員が退場したあとから合唱団の大勢のメンバーが一列になりながら退場していきました。最後まで礼儀正しい態度でした。その時点で、もう客は3割くらいしか残っていませんでしたが、拍手がわき起こりました。コーラスのすばらしさに対する拍手でした。合唱団の最後の一人が退場するまで長い拍手が続きました。合奏団の人もお辞儀をして退場する人が多く、聴衆の意図が合唱団に伝わったように感じ、うれしく思いました。
 全体としてとても充実した演奏会で、オーツは充実した2時間を楽しみました。何だか、こってりしたビーフステーキをたっぷりごちそうになった気分でした。
 帰りがけに気が付きましたが、東京オペラシティーはコンサートホールの中の天井がとても高いのですね。これなら反響も見事でしょう。ぜひ、1階の真ん中あたりで聞いてみたいものです。
posted by オーツ at 06:35| Comment(0) | TrackBack(1) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

氷の上のスワン・レイク

 オーツが9月1日に家内と他2人で見たアイス・ダンスです。バレエではありませんが、基本は「白鳥の湖」です。
http://www.swanlake.jp/
http://www.tbs.co.jp/swanice/
 東京厚生年金会館の大ホールで見ましたが、座席が比較的前のほうだったので、ザッザッと氷が削れる音がして、迫力がありました。
 ワイヤによるフライング(空中浮遊)シーンもありましたが、スケーティング自体がスピードがあるため、それとつながって、スケートで滑りながら体がスーッと浮遊していくような感じで、とても幻想的でした。
 一部には、スケート靴でなく、トウシューズで踊るシーンもありましたが、氷の上でつま先立ち(ポワント)をするんですね。バレリーナはきっと冷たいと感じるのでしょう。(そんなに冷たくないのでしょうかね。)
 多彩でスピード感のあるジャンプもすばらしいです。会場の舞台は、スケートリンクではないですから、狭いのですが、そこで何回転ものジャンプをするのです。特に男性のダイナミックさは見事です。ジャンプがあまりに早くて、何回転なのか、数えられません。3回転でしょうか。男性が女性を放り投げて、女性がスピンして着氷するスロージャンプなども見られます。
 前半部の最後には、舞台上で人を囲む形に火をともしていましたが、舞台でああいうのは許されるのでしょうか。たぶん消防署の許可を得ているのでしょうね。
 後半では、高下駄風のスケート靴を履いた人が登場します。スケーターの足が(異様に)長く見えます。しかも、そういう人が見事な滑りを披露するものだから、また一段と動きが冴えます。長い足を活かして、股くぐりも見られます。
 滑りながら(フェンシングのように)剣で闘うシーンも見事でした。よくまああんな動きができるものです。
 登場人物は何十人にも及びます。特に、10人以上が舞台でそろった動きを見せるところ(宮廷舞踏会のシーン)などがなかなかきれいで、スケーターたちのレベルの高さをうかがわせます。多数の出演者の中で演技中に転んだのは1人(1回)だけでした。それもダンスシーンだったので、違和感なくフォローしていましたが。
 ただし、ストーリーがわかりにくいと思いました。オーツがバレエの白鳥の湖を見たのは、ずっと昔のことだったので、ストーリーを忘れていました。アイス・ダンスを見ながら思い出せるかと思ったのですが、それは無理でした。きちんと予習していったほうがより楽しめたでしょう。
 あとでストーリーを見てみると、
http://www.swanlake.jp/story.html
バレエの白鳥の湖とストーリーが違っているんですね。ますますもって、事前にストーリーを知っておくべきでした。
posted by オーツ at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする