2019年09月18日

文楽「孃景清八嶋日記」「艶容女舞衣」@国立劇場 小劇場

 オーツは妻と文楽を見に行きました。
https://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/2019/bunraku_9.html
 タイムスケジュールは以下の通りです。
 嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)
  花菱屋の段 4:00 〜 4:43
  日向嶋の段 4:47 〜 6:00
   (休憩25分)
 艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)
  酒屋の段 6:25 〜 7:52
  道行霜夜の千日 7:56 〜 8:16

 こういうスケジュールでは弁当を食べるのがむずかしくなります。今回は、妻が適当に用意して持参したものを開演前に休憩所で食べました。(二人ともお昼を食べていませんでした。)
 今回も、すべて字幕表示があって、わかりやすく、浄瑠璃の迫力ある語り口が圧巻で、あっという間に4時間が経ったような感じでした。それでも一応イヤホンガイドを借りたのですが、……。
 嬢景清八嶋日記は、平景清が自分の目をえぐって盲目となり、日向の国で世捨て人として生きているところへ娘がやってくるというものです。初めは親だと名乗らないなど、親子の情愛、武士の生き様が見事に描かれ、ハラハラしながらストーリーにのめり込んでしまいました。
 艶容女舞衣は、酒屋の若旦那・半七が、妻(お園)がありながら、遊女・三勝(さんかつ)との間に子供をもうけ、その子供を実家の親と妻に預けて、二人で心中するお話しです。こちらもなかなか「濃い」話でした。
 ただし、酒屋の段は、かなり長い感じで、場面が転換するわけでもなく、ちょっと間延びしているように思いました。まあ詰めて上演するわけにも行かないでしょうが。
 終演後に食事をしようとすると、自宅着が遅くなってしまいます。今回は素直に帰りましたが、こういう時間帯なら、軽く飲んでから帰る手もあるかと思いました。
ラベル:国立劇場 文楽
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2019年09月13日

第70回熊高祭@埼玉県熊谷市

 9月8日(日)、オーツは埼玉県立熊谷高校の文化祭に行ってきました。
https://kumagaya-h.spec.ed.jp/zen/blogs/blog_entries/view/191/81939b6927c49dcb76d16c8c395fb995?frame_id=323
 実は、オーツはこの高校の卒業生なのです。卒業以来50年ぶりの母校訪問でした。
 高校の校舎は、オーツが卒業してから数年後に火災で焼けてしまったこともあり、オーツが在籍していた当時のものはほとんど何もありません。
 この日は、熊谷駅から無料のシャトルバスが出ていました(すばらしい!)。それでも、自宅から近い江古田駅から片道2時間程度かかります。
 バスから外を見ていると、道路もずいぶん変わってしまいました。ぐっと広くなってクルマがバンバン走っています。50年前のオーツは、熊谷駅(あるいは上熊谷駅)から、重いカバンを持って歩いていたのでした。
 9:30 から文化祭開始ですが、それまでの数分間、正門の前で並んで待つ形になりました。熊谷は暑い場所ですから、並んでいると暑くて汗が噴き出しました。
 オーツは将棋部の部屋に行き、部員と将棋を指しました。9:30 スタートで、12:30-13:10 が休憩時間(その間は他の展示を見ました)、その後 15:30 まで将棋部の部屋にいました。
 対局は、勝ったり負けたりしました。高校生ともなると、なかなか手強いものです。勝っても負けてもうれしい感じがしました。
 今回の訪問で、50年間のギャップが埋まったような気がしました。
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2019年09月11日

芭蕉@出光美術館

 オーツは、出光美術館で開催された芭蕉の展覧会に行ってきました。
http://idemitsu-museum.or.jp/
 松尾芭蕉といえば、俳句あるいは発句の作者として有名ですし、「奥の細道」という紀行文でも有名です。今年は奥の細道の旅に出てから 330 年だそうで、それを記念して芭蕉の展覧会が企画されたもののようでした。
 芭蕉の直筆の短冊や画賛などがたくさん展示されていました。なるほど、達筆です。しかし、オーツはこういう達筆が達筆であることがよくわかりません。筆で書いたものであり、個性が表れていることはわかりますが、だから何なのか、どこを見たら「達筆」だとわかるのか、残念ながらまったくわかりません。そもそも、何と書いてあるのか、読めません。崩し字や変体仮名などの知識があれば、多少なりとも読めるのでしょうが、オーツはその方面の知識がありません。
 ただし、多くの展示品には、現代の活字で翻字したものがそばに貼ってありましたので、それと対照すれば、ある程度読めるような気がします。(本当の意味では無理ですが。)
 本人は名前を「はせを」と書いた例が多かったようです。現代仮名遣いで「ばしょう」に当たります。
 また、一つの発句が何回も短冊に書かれており、全国各地で所望されて芭蕉がその場でさらさらと書いたものがたくさんあるようです。それらのどれもが真筆であり、オリジナルであるということです。しかし、それらを比較対照すると、漢字の使い方などで違っている場合も多く、現代人的感覚で何が本当のオリジナルなのだろうかなどと考えてしまうと、江戸時代の現実から離れてしまうようです。
 「ふる池や」の句も、今回の展覧会で発句短冊と二句懐紙の2種類が展示されていました。日本全体では何十種類ものオリジナルがあるもののようです。
 実に不思議な世界を垣間見たような気分でした。
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2019年07月02日

唐三彩@出光美術館

 オーツは、とある金曜日、出光美術館に「唐三彩」を見に行きました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
 唐三彩というのは、緑色、茶色、白の3色で塗り分けられた陶器のことです。唐の時代に作られたので「唐三彩」といいます。
 1千年を越えて陶器が現代に伝わったというのはすごい話ですが、これらの陶器は皇帝などの上流階級の墓に副葬品として埋められてきたものだそうです。だから現代まで伝わったのでしょう。人をそのまま埋めては働き手が少なくなります。だから、人を埋めるのではなく、人形を埋めるわけです。あの世でもこういう人が死者に対するサービスを行うと考えられてきたのでしょう。
 実際には、馬や人間の陶器がたくさん展示されていました。特に馬が見事でした。陶器なのに、まるで今にも動き出しそうなくらいに生き生きとしています。馬に乗った人間も何体かありました。手綱はないのですが、手の形を見るだけでいかにも手綱をにぎっているように見えます。
 胡人(ソグド人)の像もありました。顔つきが中国人と明らかに違っています。そのくらいに精巧に作られているということです。
 一部には食器や装身具なども展示されていました。死者があの世で使うために副葬品となったのでしょう。
 オーツは、美術品として鑑賞するよりも、それぞれの展示物を通して、唐の人々がどんな生活をしていたのか、外国との交流はどうだったのかというようなことがわかることがおもしろいと思いました。
 1時間ほど一人で展示を見て回った後、18:00 からの列品解説(ギャラリートーク)に参加しました。学芸員の方の肉声で解説を聞いていると、展示物がいっそうよくわかるような気分になります。
 それにしても、130点ほどの展示物がありましたが、全部出光美術館の所蔵だとのことです。10年前に同様の趣旨の展示会があったそうですが、展示品を2ヶ月ごとに入れ替えながら展示会を開催して、10年もかけてやっと一巡するということは、出光美術館にどれだけ豊富な所蔵品があるかを物語っています。すごいところです。
posted by オーツ at 03:57| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月31日

NHK放送技術研究所・技研公開 2019

 オーツは、NHK技研公開がけっこう好きです。放送に関わる最新技術を展示しています。
 昨年も行きました。
2018.5.25 http://o-tsu.seesaa.net/article/459575795.html
 今年も先日行ってきました。6月2日(日)までやっているとのことです。
https://www.nhk.or.jp/strl/open2019/
 会場内では4K8K放送関連の展示が多いように思いました。今のホットな話題なのでしょう。
 オーツがおもしろいと思った展示をいくつか紹介しましょう。

「生放送番組における自動字幕制作」
 生放送の音声を利用して、全自動で字幕を制作する仕組みです。人間のチェックなしです。5秒くらいの遅れで字幕が制作されます。オーツが音声を聞きながら漢字仮名交じり文を見てみた限りでは、かなりの精度であることがわかります。人名などはカタカナ表記で示されます。また、たまに文字化がうまくできないところがあって、「。。。」と表示されていました。しかし、十分実用化のレベルに達しているように思いました。
 係員の説明によれば、すでにいくつかの県(地域放送局)でインターネットでトライアル配信しているとのことで、視聴者からの反応を確かめている段階です。
 あとは、NHKの上層部なり総務省なりがゴーサインを出せば、実用化に踏み切れるとのことでした。しかし、実際字幕を放送で流すことになれば、それは「NHKが発信したものだ」と受け止められるわけですから、ちょっとした誤字でも政治的・社会的な問題になったりすることがあるかもしれません。そういったあたりが問題になりそうです。
 担当の女性研究員の話し方が、いかにも頭のよさそうな話し方だったことが印象に残りました。当然のことながら、オーツの質問に的確な回答が返ってきました。

「AIアナウンサー」
 ラジオの気象情報番組をAIアナウンサーに任せようということで、すでにトライアル放送がなされているとのことです。
 気象情報に関して、人間のアナウンサーの話し方をAIが学習して、そのまねをするわけですが、とても自然な合成音声になっており、驚きました。特に、アクセントやイントネーションが自然だったことが印象的でした。こうなってくると、聞いた側では、アナウンサーがAIか人間かわからないだろうと思います。機械らしさはまったく感じませんでした。こういう技術がさらに進展すると、人間のアナウンサーが失業する時代になりそうです。
 ブースでは、スポーツの実況中継などもAIアナウンサーで行いたいという話を聞きましたが、こうなると、何を視聴者に伝えるべきかの判断が加わってくるので、AIではむずかしいのではないかと思います。むしろ原稿読み上げに特化したAIアナウンサーでいいのではないかと思いました。(技術的には、何を伝えるべきかという研究もおもしろいのでしょうが。)

「ニュースを対象とした日英機械翻訳システム」
 日本語のニュース原稿を自動的に英語に翻訳します。NHKは、すでに大量の(人間が翻訳した)対訳データを持っているとのことで、それを活かして機械翻訳システムが学習することで高品質な翻訳を実現しています。ざっと見た限りでは、確かに自然な英語が生成されていました。大したものです。

 というわけで、今年もいろいろ興味深い研究の一端を知ることができました。毎年無料で公開しているのはすばらしいことです。
posted by オーツ at 04:55| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

六古窯 ―〈和〉のやきもの@出光美術館

 オーツは、出光美術館で開催された「六古窯 ―〈和〉のやきもの」という展示会に行ってきました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
 「六古窯」は「ろくこよう」と読みます。一発でカナ漢字変換できませんから、あまりなじみがない言い方だと思われます。中世から現代に至るまでやきもの作りが続いている瀬戸(せと)、常滑(とこなめ)、越前(えちぜん)、信楽(しがらき)、丹波(たんば)、備前(びぜん)を総称して「六古窯」というのだそうです。
 これらの日本のやきものは、生活の必需品でしたが、のちの時代では茶の湯の器として使われたようです。
 今回は、約100点の壺、甕(かめ)、摺鉢(すりばち)などが展示されていました。

第1章 中世陶器の系譜 ―瓷器系・須恵器系・土師器系
 入口を入ってすぐ右のところでは、中世の陶器の種類を分類して見せていました。粘土の材質の影響が大きいようですが、窯の大きさや形、焼き方なども関わって、それぞれの特徴が出てくるということです。
第2章 六古窯と中世諸窯
 入口を入った左側では、六古窯のそれぞれを代表する作品が並べられていました。
第3章 中世陶器の系譜から発展した茶陶
 奥の左側では、桃山時代の茶の湯の道具などがありました。形が小さかったり複雑だったりして、だんだん技術が洗練されていったように思います。
第4章 中世の人々が好んだ唐物
 出口に近いところでは、中国の焼き物が紹介されていました。日本の焼き物のお手本だったとのことです。
第5章 後世の眼が見た中世のやきもの
 出口の隣では、江戸時代に作られた二つの作品、それと写真家の土門拳が所蔵していた大きな壺が二つ展示されていました。中世の焼き物がずっと後まで影響を与えていることがわかります。

 日本では、形が完全に整っているわけでないものも使われてきたようです。焼くときに傾いてしまったり(釉薬が変な形に垂れたり、完全な丸でなく変形していたり)、粘土中の水分が影響してコブができてしまったりしたようなものでも、そのまま使われてきたということです。日本人は、そういうものでも大事に使おうとしたということかもしれませんし、むしろ、そういう一見失敗作のようなものの中に美=味わいを感じてきたということなのでしょう。
 オーツは、焼き物に関してはよくわかりません。なぜこれが重要文化財なのか、なぜこれが「美しい」とされるのか、何回見てもわかりません。まさに、猫に小判、豚に真珠、馬の耳に念仏といったところです。
 しかし、金曜の 18:00- の列品解説はおもしろかったです。学芸員の方のお話を聞いていると、展示品の見方が変わってくるような気がしました。
 さらに、学芸員の方のお話しによれば、同じ展示会に何回か足を運ぶ人もいるとのことです。だから列品解説の内容(重点の置き方)をそのたびに少しずつ変えているということでした。
 オーツは、1時間ほど自分で回って展示品を一通り眺め、それから50分ほど列品解説を聞きながらもう1回見て回りました。
posted by オーツ at 04:24| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月04日

オペラ「シンデレラ」@調布市せんがわ劇場

 オーツは妻と調布市にあるせんがわ劇場でオペラ「シンデレラ」を見に行きました。
http://www.sengawa-gekijo.jp/access.html
http://www.chamber-opera.jp/items/view/495/
東京室内歌劇場スペシャルウィーク2019ということで、4月25日から29日まで公演が予定されていました。料金は一人 6,000 円と廉価でした。オーツたちが行ったのは、(Aキャストではなく)Bキャストによる公演でした。
 せんがわ劇場は、小ぶりのホールでした。ステージに向かって左側に、ピアノ、フルート、チェロ、バイオリンが配置されていました。室内楽程度のサイズですが、ホールが小さいので、こういう編成でも十分生演奏が楽しめました。観客席は全121席です。11×11という座席配置で、こぢんまりした感じです。そのため、ステージと客席が近く、一体感があります。
 客席の後方からドレスを着たシンデレラが登場するシーンもありました。段差のある通路を歩いてステージまで行くのですが、オーツは、つまずくとかドレスの端を踏んで転ぶとかいうことはないかと思って心配してしまいました。
 オペラ歌手の特性として、マイクなしでかなりの音量を出すことができます。小さいホールでは、声がしっかり聞こえてきます。
 今回は日本語による上演でしたので、セリフは全部聞き取れるかと思いましたが、実際はそうでもなく、8割くらいは聞き取れますが、一部意味がわからないところがあったりしました。メロディに乗せて歌うので、聞き取りにくいところがあったようです。
 出演者の皆さんは、声量が豊かな方が多く、全体に歌声に迫力がありました。シンデレラ(サンドリヨン)役の人は若干響きが足りないように感じました。
 17:00 開演で、19:20 くらいには終演でしたから、2時間ちょっとで公演が終わりました。公演後は、出演者の皆さんがロビーに出てきて、それぞれ観客のファンと一緒に写真を撮ったりしました。このあたりは和気藹々とした雰囲気でした。
posted by オーツ at 04:40| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月14日

染付@出光美術館

 オーツはまた出光美術館に行ってきました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
染付の展覧会をやっていました。「染付」は「そめつけ」と読みます。染付というのは、白い磁器で青い絵の具で模様や絵を描いたものくらいの意味でしょうか。中国語で「青花」、英語で「blue and white」などと言われます。
 展覧会の副題として「世界に花咲く青のうつわ」がついています。副題が今回の展覧会の趣旨をよく物語っています。
 会場に入ると、まずは「青のゆりかご――オリエントの青色世界」と題して、染付よりも古い時代の作品が並んでいました。イランのものが多かったですが、古くはレバノンで紀元前に作られたペンダントなどがありました。染付ではないけれど、染付と同様の色が好まれる歴史があったのですね。
 次のコーナーが「中国青花磁器の壮麗――景徳鎮官窯と民窯」で、ここが展示のメインでした。さまざまな磁器が展示されていました。明の時代のものが多かったですが、元や清の時代のものもありました。景徳鎮で作られた作品は中国の皇帝が作らせたもののようで、実用品でもあり、美術品でもあったようです。こんな立派な大皿に料理をのせて皇帝が食べていたのでしょうか。
 奥に進むと「温雅なる青――朝鮮とベトナムの青花」のコーナーになります。中国の影響が朝鮮とベトナムに伝わったことがわかります。中国の王朝の力が弱まって(つまりは金がなくなって)、皇帝が磁器の作家にいろいろ作らせることができなくなって、職人が海外に移住した(そのころ「海外」などという概念があったかどうか知りませんが)というような事情もあったようです。
 「伊万里と京焼――日本の愛した暮らしの青」のコーナーでは、江戸時代に作られた大皿などが展示されていました。中国の影響が日本にも及んだことがわかります。祝い樽をかたどった焼き物などは珍しいと思いました。樽を模していますから、単純な丸い形ではなく、何枚もの板を貼り合わせて丸くしてあるかのように、わざわざ平面を組み合わせた形にしてありました。たがが締めてあるような形になっていて、たがの部分はちょっと柔らかいような感じに見えます。明治〜昭和の板谷波山の作品も展示されていました。
 一番奥のコーナーは「旅する染付――青のうつわの世界性」と題して、ヨーロッパ各国の磁器が並んでいました。ヨーロッパ諸国の注文を受けて中国で作られたものもあったし、ヨーロッパ各地の窯で作られたものもありました。中国製のものをまねたことがわかるものもあり、そういうのは両方を並べて展示してありました。
 出品リストには 181 点があがっています。このすべてが出光美術館所蔵のものだそうです。出光美術館がいかに膨大な所蔵品を有しているかがわかります。
 というようなわけで、オーツは2時間くらい展示を楽しみました。金曜 18:00- の列品解説(ギャラリートーク)にも参加しましたが、今回はものすごい大人数が参加する形になりました。学芸員の方が主な見どころを案内してくれる形ですが、これが大変楽しみです。
posted by オーツ at 03:26| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月17日

文楽「桂川連理柵」@国立劇場 小劇場

 オーツは妻と国立劇場の小劇場で行われた文楽「桂川連理柵」(かつらがわれんりのしがらみ)を見に行きました。
https://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h31/bunraku_2.html
 10:30 開場、11:00-11:48 と 12:13-13:48 が上演時間でした。
 話はなかなか「濃い」ものでした。上記のサイトの解説には以下のようにあります。
桂川の川岸で中年男性と少女の遺体が発見された事件を脚色し、分別ある年齢の男性と少女の恋を軸に、貞節な女房、家内を自由にする後妻親子、滑稽な隣家の丁稚とのやりとりなどが盛り込まれた世話物の代表作です。

 最後は二人の入水自殺に至るわけですが、ストーリーとしてはちょっと無理があるように思います。しかし、作り話として見れば、それなりにおもしろく聞いていられますので、よくできているといえるかもしれません。
 オーツの席は15列目ということで、かなり後ろ寄りでした。人形の細かい動きなどはよく見えませんでしたが、まあそれよりも舞台の全体がひと目で見渡せることをよしと考えましょう。
 イヤホンガイドを借りましたが、こういうのがなくても十分楽しめるように思います。
 舞台の左右の電光掲示板に字幕が出るようになっており、これがなかなかのスグレモノでした。浄瑠璃のことばを聞いていても、変なところで伸ばしたりするので意味がつかみにくいのですが、字幕は漢字付きですから、読めば意味がわかるわけです。字幕の操作は人手で行っているのでしょうが、タイミングが大変よく、観客の理解を大いに助けてくれます。
 太夫の語りがすごく感情がこもっていて、(ある意味では誇張されすぎていて)わかりやすかったように思いました。一人で声を使い分けながら複数の登場人物をそれぞれ演じていくところなどは見事でした。
 セリフは昔のままですが、言葉遣いというか、喜怒哀楽の表現などは一部現代的に脚色されているのでしょう。そういうのもわかりやすさ(受けの良さ)につながるように思います。
 6,000 円というのは安いと思いました。
 文楽の終了後、伝統芸能情報館3階レクチャー室で村尾愉氏による解説「人形・首(かしら)、よもやま話」がありました。こちらは関係者しか聞けないものでした。50分ほどいろいろな裏話が聞けておもしろかったです。村尾氏がかしらを何十体も持参してきていて、その仕組みなどを具体的に解説してくれました。目や眉毛が動くからくりについても、かしらの中を見せてもらえました。よく考えられています。結ってある女性の日本髪が、1本のかんざしを引き抜くとばらりとほどけるようになっているところなども見せてもらえました。
 かしらはずいぶん長く使い続けられるようです。中には100年、150年と使い続けられるものもあるということで、驚きました。修理しながら使っているのですね。
 とてもいい経験でした。
posted by オーツ at 04:05| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月24日

クリスマス家族会2018@学士会館@神田

 オーツは、学士会館で開催されたクリスマス家族会2018に参加しました。
http://www.gakushikai.or.jp/service/event/201812_1.html
 主たる目的は、2人の孫に楽しんでもらうことでした。
 学士会では、毎年、このころにクリスマス家族会というのをやっているようです。
http://www.gakushikai.or.jp/service/event_backnumber/201712_4.html
http://www.gakushikai.or.jp/service/event_backnumber/201612_3.html
http://www.gakushikai.or.jp/service/event_backnumber/201512_3.html
 夕方の部に参加したので、16:00 ころに学士会館に到着しました。孫たちは、持参したサンタクロースのコスチュームに着替えました。
 16:30-17:30 は、イベントとして、夫婦で活動している「ケチャップマヨネーズ?」(略称:けちゃまよ)
http://www.kechamayo.jp/
による歌のショーがありました。会場の前は子供たちがしゃがんで座る場所です。後方は親たちがイスに座る形です。ステージの奥にはスクリーンがセットされ、そこに手作りのアニメや歌詞が映し出されました。
 クリスマスにちなんだ歌ももちろんありました。子供たちが手足を動かしながら参加する歌もあり、1時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 17:30-19:00 はクリスマスディナーですが、ちょっとその前に「キッズルーム」を見に行きました。子供が遊べるスペースです。二人の孫もちょっとのぞきに来ましたが、空気で膨らませた大きな滑り台(メルヘンスライダーというそうです)などがあり、さっそく遊び始めてしまいました。こうなると、食事会場に移動するのは大変です。何とか苦労して、二人を説得して、食事会場に連れて行きました。
 食事会場として大きな部屋が割り当てられていました。オーツたちは一つのテーブルに座りました。
 飲み物は、入口近くのカウンターで飲み物券を買って、テーブルの上に置いておくと、ウェイター/ウェイトレスが持参してくれます。オーツは瓶ビールと日本酒の燗酒を楽しみました。
 食事は、大人と子供でメニューが分かれていました。
 大人は、以下のメニューでした。
(1) 自家製スモークサーモンのクリスマス仕立て フランボワーズソース
(2) コーンスープ
(3) 天使海老とキンキのポワレ 聖夜の白ワインソース
(4) 牛肉の赤ワイン煮込み ポムピューレ添え
(5) クリスマスデザート
(6) 珈琲

 (1) スモークサーモンは、ナイフでカットすることがちょっとむずかしかったですかね。
 (2) 牛肉の赤ワイン煮込みはボリュームもあり、とてもよく煮込まれていて、これがおいしかったですね。

Xmas1.JPG

牛肉のそばに「ロマネスク」という野菜が添えられていましたが、これが円錐形で、ちょうどクリスマスツリーに見立てられています。
 (5) デザートもかわいらしかったです。

Xmas2.JPG

いかにもクリスマスらしいデザインです。いちごがサンタクロースに見立てられています。食べるのがもったいないくらいです。

 子供用のメニューは以下の通りです。
(1) コーンスープ
(2) ハンバーグの雪だるま仕立て
(3) パンナコッタとバナナブレッド

 この他にパン(とバター)が提供されました。オーツは、飲めばパンなど不要なので、2人の孫にパンをあげてしまいました。その後、ウェイターがさらにパンを持ってきてくれました。それも孫に回しましたから、2人ともずいぶんとパンを食べました。けっこう食べられるものですねえ。
 (2)「ハンバーグの雪だるま仕立て」というのがメインディッシュでしたが、大きなハンバーグと、小さめな何か揚げ物(?)と、ミニトマトの半分が串に刺さっており、ちょうど雪だるまのように見えました。ミニトマトを雪だるまの帽子に見立てています。写真を撮っておけばよかったですね。皿には他にピラフやら野菜やらがいろいろのっていました。幼稚園児〜小学校低学年くらいにはぴったりのメニューでした。2人ともナイフやフォークなどを上手に使って食べていました。
 今回のクリスマス家族会、ずいぶんたくさん参加者がありました。ざっと、大人120人、子供40人といったところでしょうか。
 食事を終えたあと、またキッズルームに行って遊びました。部屋の中にセグウェイのような、バランスをとって乗るモーター内蔵の乗り物がありました。

Xmas3.JPG

スノーボードの小型版みたいなもので、2輪です。バランスをとって乗ります。5歳では若干むずかしいようで、大人に支えてもらいながらの乗車になりました。8歳くらいになると、かなり自力で乗りこなせます。孫たちは何回も列に並んで乗っていました。
 今回の参加費は、大人 5,000 円、子供 2,500 円でしたが、イベント(たぶん 500 円相当)のことやキッズルームのことも考えると、安いものです。小さな子供たちには大いに喜んでもらえたようです。
 また参加してもいいかなと思いました。
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2018年12月02日

江戸絵画の文雅@出光美術館

 オーツは出光美術館で開催されている「江戸絵画の文雅」展覧会を見に行きました。「魅惑の18世紀」という副題が付いています。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
 前回と同様に、17:00 ころに美術館に着き、一通り館内の展示物を見たあとで、18:00 からのギャラリートークに参加しました。40分ほど学芸員の方が今回の展覧会の見どころを解説してくれます。このスタイルがオーツの好みです。
 今回は絵画が中心でしたので、比較的わかりやすかったように思います。
 入口付近には与謝蕪村(よさぶそん)や池大雅(いけのたいが)などの絵が展示されていました。二人が書いた六曲一双の大きな屏風が向かい合うように陳列されていました。
 ちなみに、オーツは間違えて「よさのぶそん」と覚えていました。よくある間違いの一つのようですね。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1090594835
によると「「よさ〈の〉ぶそん」と読む人が多いのは、与謝野鉄幹・晶子にひきずられているのと、そっちのほうが語呂がいいからでしょうね。」と指摘されています。
 ちょっと奥の方には「琳派のみやび」ということで、尾形光琳や俵屋宗達の作品が並んでいました。こちらは金箔が使われていたりして、急に派手な感じになります。
 別のコーナーでは「禅味逍遙」ということで禅に関するトピックを題材にした墨画が並んでいました。色がないので地味な感じになっています。
 奥の左手には「見立て」による絵画が並んでいました。「見立女三の宮図」は、江戸時代の遊女を描いたもののように見えながら、足元に猫がいたり、御簾がめくれて書いてあったりで、源氏物語の女三の宮を彷彿とさせるというわけです。オーツは残念ながら源氏物語などの素養がないものですから、そんなこともわからず、解説されて「ああそうなんだ」といったところです。
 このあたりには、派手な色使いの作品がたくさん展示されていました。
 最後には「猿鹿図屏風」という六曲一双の大きな屏風が展示してありました。オーツは、猿も鹿もよく描けているなあくらいにしか感じませんでしたが、学芸員の方の解説によると、猿と鹿は中国で高い地位と富の象徴なのだそうです。高貴な人の長寿の祝いか何かのために描かれたのではないでしょうか。ただし、ニホンザルが描かれているので、題材は中国でも、日本を描いているといえるわけです。猿の向こう側に滝が見えるが、この滝は形からいって大阪にある「箕面の滝」だろうとのことです。とすると、鹿は奈良の鹿ではないかということになり、制作者の森狙仙が大阪を中心に活動していたようなので、自分の身近な素材で描いたということになるわけです。
 絵自体が見事ですが、こんな解説を聞くと、さらにこの絵の周辺に関する知識が増えて、わかったような気になります。絵画は、それ自体おもしろいものであると同時に、その周辺を知るとさらに興味深いものになるという好例でした。ギャラリートークはこういう意味でもおトクです。
 今回の展示品の大部分は出光美術館の所蔵品です。この美術館はものすごい量の収蔵品があることがうかがわれます。
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2018年11月30日

食べログのオフ会とは

 オーツは食べログのオフ会に誘われましたが、参加しないことにしました。
2018.11.29 http://o-tsu.seesaa.net/article/462972244.html
 ところで、食べログのオフ会とはどういうものなのでしょうか。一度は自分で参加するつもりになったので、ちょっとネットで検索してみました。
 一部引用しつつ、どんな記事があるか、紹介したいと思います。

https://tabelog.com/rvwr/000183099/diarydtl/111968/
食べログに対する意見を伺うこと。
そして、レビュア同士の懇親をはかるという目的が告げられ、
本当にそれだけだったんだ・・・ と理解しました(笑)
【中略】
食べログ側は、オフ会を開催しているだけで、そのまとめができていない。
結局のところ、会員の不満のガス抜きのためではないか。

 なかなか鋭い指摘です。
 こういうメッセージが食べログのサイトに書かれていることが興味深いことでした。

https://tabelog.com/rvwr/c5h8nnao4lover/diarydtl/136569/
前述したレビュアーさんだけの親睦オフ会とは異なる、特殊なオフ会が食べログにはあります。
それは、食べログ側が主催あるいは参加するオフ会です。
これを私は最も忌み嫌っています。

「匿名クチコミサイト」の運営側が、クチコミ書いてる張本人に集合かけたり、面通しするのって、絶対にやってはいけないことだ。
おまけにその場が酒席である。マズイでしょ。
こっちは、食べログ以外には氏素性を明かしてない。レビューする上で匿名性を担保してくれるというから運営側を信用して全てを曝して登録手続きをしたのだ。

 なかなか強い反発です。
 まあ、そういうことを考えて参加しないという意見も一つの立派な意見です。

http://wbonbon.blog26.fc2.com/blog-entry-3481.html
 食べログの方にいろいろ質問できる良い機会でした。
 採点のロジックについては、わたしがレビューしていても不透明すぎてよく分かっていなかったのですが、他のレビュアーさんも似たようなことを思っているようで、やはりそのことについて質問が出されます。しかしその採点ロジックこそが食べログの企業秘密の部分らしく、社内でも一部の方しか把握していないのだとか。
 味★5・コスパ★3のお店と味★3・コスパ★5のお店とでは、どちらが総合ポイントは高くなるのだとか、★による採点で、一見定量的に評価しているように見えますが、確かに個々人が何を重視するのかでお店の順位は変ってきそう。目からウロコでした。今まで考えたことがありませんでした。運営さんの話でも、大阪の人は東京の人に比べてコスパを重要視するような傾向もあるみたいで、地域によっても感覚が違っているようです。

 なるほど、オフ会は、食べログに関する知識を増やす場でもあるのですね。

http://news.livedoor.com/article/detail/9428329/
村上氏は、レビュアーに個別に声がけして定期的にオフ会を開き、自らも参加している。そのオフ会は、すでに47都道府県で開催したという。役員の村上氏をはじめとして本部長、社員も平日だけではなく、週末も利用して参加している。オフ会では、ユーザーならではのアイデアを聞くこともでき、加えて地元の情報も得られるため、食べログのサービス改善に役立っているという。

 オフ会は全国各地で開催されているのですね。すごい努力だと思います。こういうことがあるから、食べログは信頼されるのでしょう。

https://blogs.yahoo.co.jp/bloguuu/33694568.html
 食べログの運営者の名刺には電話番号がないとか、レビュアーが互いをハンドルネームで呼ぶなど、オフ会の雰囲気や特徴がわかります。

http://ra-menkikou.net/taji.php?sitekbn=0&tajino=110
 オフ会では名刺交換があるようです。ブロガーの常識なんですね。オーツは知りませんでした。
 それ以外にもオフ会のようすがかなりよくわかります。ありがたい記事です。

https://ameblo.jp/kuishinbou33/entry-10600402824.html
 「18:00スタート、21:30にお開きとなりました。」って、3時間半も話すことがあるのですね。
 オーツはそちらのほうに驚きました。一体何をそんなに話せるのでしょうか。

 オフ会そのものに参加しなくても、だいたいようすがわかるような気がしました。
 オーツは、こういうことを後から知りましたが、オーツの「参加しない」という判断で正解だったように思います。
ラベル:オフ会 食べログ
posted by オーツ at 04:33| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月29日

食べログのオフ会に誘われて

 オーツのブログ記事のうち、飲食店に関する記事は食べログにも投稿しています。
2017.2.24 http://o-tsu.seesaa.net/article/447299816.html
プレミアム会員にも招待されたことがありました。
2017.8.15 http://o-tsu.seesaa.net/article/452703112.html
考えた末に、結局、プレミアム会員にはなりませんでしたが。
 さて、最近、食べログの運営者からオフ会に参加しませんかという連絡がありました。
 全国各地でオフ会が開催されているようです。レビュアー20人〜30人くらいが集まり、食べログの運営者側からも数人が参加し、飲み食いしながらいろいろ話し合いましょうという趣旨です。有料ですが、飲食代の一部は食べログが負担するという話です。
 オーツはおもしろそうだと思いました。食べログのレビュアーはどんな人たちなんだろうというのぞき趣味もありました。そこでオーツから「参加」の連絡をしました。
 参加が認められて、オフ会の詳細が送られてきました。
 日時、会場(某レストラン)、内容(お料理7〜8品コース+ドリンク飲み放題 10,000円)、会費(5,000円)などが書いてありました。
 参加レビュアーの名前(ハンドルネーム)も示され、21人の参加が予定されていました。
 食べログ本部からは8名参加予定とのことです。
 オーツは、こういう会なら参加していいだろうと思いました。
 しかし、ちょっと引っかかるところがありました。連絡事項の中に、こんな文言がありました。
【口コミ投稿・ブログ投稿について】
今回のオフ会につきましては、
口コミ投稿、SNS、ブログなどへのご投稿をお控えいただきますようお願い申しあげます。
口コミとランキングの公平性を保つため、食べログ主催のオフ会で、
特定のお店の評判や点数に影響を与える可能性は避けたいと考えております。

 オーツは、こう考えました。「食べログ主催のオフ会で、特定のお店の評判や点数に影響を与える可能性は避けたい」という趣旨はわかるが、しかし、たとえば、こういうオフ会があったこと(会場、日時)、自分が参加したこと、参加メンバー(レビュアー、食べログ関係者、たぶん匿名で)とこういう話をしたこと、などの記事を公表することは、お店の評判とはほぼ関わらない。であれば、一律に口コミ投稿、SNS、ブログなどへの投稿を制限するのでなく、内容がお店の評判や点数に関わるものに限って制限する程度で十分なのではないか。
 そこで、この旨を食べログに送って質問しました。
 返事は以下のようなものでした。引用ではなく、その趣旨をオーツがまとめて示します。
 「食べログ主催のオフ会」や「食べログメンバーの方が参加」などの掲載があった場合、飲食店や他のレビュアーに対して、あらぬ評判や影響を及ぼしてしまう可能性がある。過去にも類例があったので、食べログ主催オフ会についての食べログ口コミ、他社グルメサイト、ブログメディア、SNSなどでの投稿は一律に禁止としている。了承したうえで出席してほしい。
 この返事を見て、オーツは再度考えました。
 まあ、一言もブログに書けない会合に誘われたわけですから、いわば秘密会ということです。
 今回の会合に限らず、秘密会への参加をどう考えるかということです。
 マル秘だからこその興味深い話が聞けるかもしれません。食べログの運営側の人も参加するわけですから、日ごろの食べログに関する疑問をぶつけるいい機会でもあります。そういう疑問に関して他のレビュアーがどう感じ、どう考えるかも知りたいところです。
 しかし、そういう会合での発言をブログに一切書けないという条件は厳しすぎます。日本には、言論の自由がありますから、書いた内容に関して書いた人間の責任があるものの、他人から書けとも書くなとも制限はかけられないものです。
 こういう条件を守って秘密会に参加するべきか、ブログ記事に書けないような秘密会には参加しない方針で臨むべきか。
 オーツは、大いに迷った上で、結局、参加しないことにしました。
 オフ会に参加して、大いに語り合いたい気持ちもありましたが、自分のブログに書く内容に関して何かしらの制限が加わるのは、自分のブログのあり方を(ほんの少しだけ)ゆがめるものだと思います。自分のブログの方を大事にしたいという判断です。
 もともと、食べログは「ブログから投稿」機能を使って、オーツのブログ記事の一部を掲載する形になっています。オーツのブログ記事の中でも、当該の店に関して、いやな経験をしたり、おいしくなかった経験を書いたりすると、食べログから掲載を拒否されます。しかし、オーツはブログ記事としてそのまま公表しています。つまり、オーツのブログが先にあるのであって、その一部を食べログが掲載している(場合によっては掲載しないことにしている)にすぎないわけです。
 オーツが書きたいことを他者が制限するというのは、オーツの(ブログに関する)考え方にそぐわない面があります。今回はそれを重視した判断をしたということです。
 次回以降、さらには食べログと無関係の別の秘密会に誘われたときに、オーツが同じ判断をするとは限りません。
posted by オーツ at 04:37| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月20日

THE 31st リバブル・クラシックコンサート 雅楽響奏@Bunkamura オーチャードホール

 オーツは、11月17日(土)の 16:00- に開催されたコンサートに行ってきました。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20181117.html
 会場は、渋谷にある Bunkamura オーチャードホールでした。
 「雅楽器とオーケストラが織りなす悠久の奏で」という副題がついていました。
 どんな曲が演奏されたか、以下に示しておきましょう。
<第1部 悠久モダン>
コープランド:市民のためのファンファーレ
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」
東儀秀樹:蒼き海の道
     星空につつまれて
ホルスト:組曲「惑星」より「ジュピター(木星)快楽をもたらすもの」

<第2部 悠久のこころ>
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」(アーサーラック編曲 管弦楽版)
ヘンデル:歌劇「リナルド」より「私を泣かせてください」(ソプラノ 嘉目真木子)
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」(篳篥 東儀秀樹)
東儀秀樹:光り降る音
     大河悠久
賛美歌「アメイジング・グレイス」〜シューベルト「アヴェ・マリア」(ソプラノ 嘉目真木子)
フォーレ:組曲「ベレアスとメリザンド」より「シチリアーノ」
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番

指揮:栗田 博文
雅楽師:東儀 秀樹
ソプラノ:嘉目 真木子
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
司会:松本 志のぶ

 最後には、アンコールが2曲演奏されました。ソプラノと雅楽器が活躍しました。
 各曲の演奏の間にはちょっとしたトークショーも挟み込まれ、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)の解説、その演奏法、雅楽師の特徴(どの雅楽器でも演奏できる、舞も踊れる、あぐらが基本姿勢など)などが語られました。
 今回は、雅楽器がオーケストラと共演するところに一番の魅力がありました。
 実際、聞いてみたところ、笙はちょっとかすれたような音が出て、尺八を連想しました。パイプオルガンと同じ原理で音を出すとのことで、複数の音を同時に出すことができるのだそうです。確かに、そんな演奏法が聞こえました。一方、篳篥はまるで歌うような音が出て、情感たっぷりに聞こえました。こちらはオーボエと同じ原理で音を出すのだそうで、言われてみれば音がオーボエに似ていると思いました。
 今回は、雅楽器の音をマイクで拾ってスピーカーから出していたと思います。(さもないと、かすれ音のような音が客席まで聞こえてくるようなことはないと思います。)しかし、それが適切に行われていたため、とてもいい雰囲気で音楽が楽しめました。
 曲ごとに、反響板にさまざまな色のライトが当たり、また雲などが投影されました。普通のコンサートではこういうことがないので、意外性もあり、気分も変わりました。
 雅楽器が活躍する曲は、全部、東儀秀樹氏の作曲とのことですが、オーケストレーションは誰が行ったのでしょうか。本人が行ったとすれば、雅楽師でありながら、クラシック音楽にも大変に造詣が深いことになりますし、他人が行ったとすれば、「編曲 誰それ」と名前を出すべきでしょう。
 雅楽器がオーケストラと共演しても、全然違和感がありませんでした。すばらしいひとときを過ごすことができました。20分間の途中休憩をはさんで、2時間20分ほどでコンサートは終了しました。
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2018年11月01日

どりーむコンサート Vol.107@府中の森芸術劇場

 オーツは久しぶりにコンサートに行ってきました。2018年10月28日(日曜日)14時開演でした。府中の森芸術劇場にあるどりーむホールが会場でした。定員 2027 人の大きなホールですが、見た感じで客席はほぼ満席になっていました。
 演奏された曲目は、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18」と「リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」」でした。
 オーケストラは東京交響楽団、指揮は井上道義でした。
 最初はラフマニノフでした。ピアノは横山幸雄でした。男性らしい力強い弾き方で、ラフマニノフにはぴったりでした。指揮者は踊るように指揮をしていました。
 演奏が終わると、アンコール曲として、ショパンのエチュード「革命」が演奏されました。こちらはとても早い指使いが要求されるのですが、とても巧みに弾ききっていました。
 20分の休憩をはさんで、「シェエラザード」が始まりました。
 こちらもなかなかの熱演でした。コンサートマスターが弾く主題が何回も出てくる形ですが、ちょっとくぐもった感じに聞こえました。オーツの席がホールの中央だったためかもしれません。もう少し前で聞く方が(生々しくて)好みです。いつもクルマの中で聞くCDの録音は、マイクが各楽器の近くにセットされているためか、生々しいのですね。
 指揮者の井上道義氏は、ひょうきんなタイプのようで、コンサートの終わりには、杖をつきながら歩くそぶりを見せました。たぶん、老人が指揮をして疲れたということを表現していたのでしょう。舞台の袖にある壁(反響板)にぶつかるかのようなマネをして、会場を沸かせていました。
 最後には、井上氏からマイクを使ってあいさつがありました。コンサートでは珍しいと思います。
 アンコールは、ハロウィーンにちなんで、ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」から「ワルツ」が演奏されました。
 とても快適で優雅な午後を過ごすことができました。16時にお開きとなりました。
posted by オーツ at 04:15| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月08日

仙漉邇]@出光美術館

 出光美術館は前にも行ったことがあります。
2018.9.3 http://o-tsu.seesaa.net/article/461456650.html
 今回は、「仙漉邇]」という企画で、臨済宗の僧侶だった仙香i仙豪`梵が姓名のようです。1750-1837)が僧侶を止めて引退した後、描いた画賛などが展示の中心でした。画賛というのは、絵画に加えて、その上のほうに漢詩や和歌などを記入したもののことです。
 オーツは、筆で書かれた昔の文書を直接読むことはできませんが、今回の展示では、すべての文字の部分が別紙に印刷され、それがガラスの仕切りの内側に貼り付けられていました。「改行」の位置などは元の文書のままですから、対応は一目瞭然ですし、これなら読むことができます。
 オーツは、夕方5時ころに出光美術館に到着し、1時間ほどかけて全ての展示95点を見て回りました。それから、18:00- にギャラリートークがあったので、それに参加して学芸員の話を聞きながら45分ほど回る形になりました。
 仙高フ書いた「ことば」もなかなかうんちくがあったように思います。禅の考え方が日常の風物に即して語られています。しかし、それ以上に人々を描いた絵画のほうに興味を持ちました。筆で描いた水墨画ですので、描き直しなどはできず、一気に完成させるしかないのですが、単純な線の中に描かれた対象への愛情のようなものが感じられました。特に、たくさんの人が笑っている姿がほほえましかったです。
 老人六歌仙画賛は微妙に異なるものが入口付近に3枚並べてありました。歳を取るとどうなるか(耳が聞こえなくなる、杖が必要になる、など)が和歌の形で書かれていますが、仙克ゥ身が80代になって書いたものですから、つまりは自分自身のことを書いているような面もあるわけです。しかし、そこに描かれた6人の老人が全部笑顔を浮かべています。つまり、歳をとっていろいろ不自由があるとしても、それを笑い飛ばしてたくましく生きているわけです。
 出口付近にあった「涅槃図」は、(釈迦ではなく)仙克ゥ身が高い寝台の上に寝そべっていて、それをたくさんの人々や動物がながめているのですが、仙高ェ死んだことを意味しているのではなく、何と昼寝をしているということです。なぜならば、寝台のそばにいる人が大口を開けて笑っているからです。仙高フユーモアを感じます。
 というわけで、今回の企画もなかなか楽しいものでした。
 今回展示されたものはすべて出光美術館の所蔵品で、出光佐三が集めたものだそうです。仙高フ全作品 1,500 点のうち半数くらいを出光美術館が所蔵しているとの話でした。この美術館はとんでもない量のコレクションを持っていることがわかります。
posted by オーツ at 04:27| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月03日

江戸名所図屏風と都市の華やぎ@出光美術館

 出光美術館は前にも行ったことがあります。
2018.7.10 http://o-tsu.seesaa.net/article/460442377.html
 展示内容がかわるということで、オーツは再度行ってみました。
https://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input[id]=91168
 今回は、「江戸名所図屏風と都市の華やぎ」という展示でした。
 金曜日に見に行きました。16:40 くらいに会場に着き、1時間ほどかけて一通りじっくり見て歩きました。それから 18:00-19:00 に行われたギャラリートーク(出光美術館の学芸員によるお話し)に参加して、いろいろな話を聞きました。合わせて2時間以上いたことになりますが、かなり楽しめました。
 入口のすぐそばにある「江戸名所図屏風」が今回の目玉です。八曲一双といって、8枚折りがペアになっている屏風ですが、今回は、全部を壁に平面的に設置する形で展示していました。横幅が10メートルにもなる巨大な屏風ということになります。江戸の人々のさまざまな動きが描かれており、この屏風に登場する人物は 2,200 人を越えるとのことです。こんなことを数える人がいるなんて、こちらもすごい話です。1650 年ころの江戸を描いているということですが、当時の人々がどんな暮らしをしていたのか、まるでタイムマシンに乗って江戸時代にタイムスリップしたかのように感じられます。
 ちょっと奥の展示室には「洛中洛外図屏風」がありました。こちらは京都を描いていますが、人物は 516 人しかいないとあって、建物(二条城や有名な寺社仏閣など)中心の屏風になっています。江戸と描き方が全然違うことがわかります。
 吉原の遊郭を描いた屏風、歌舞伎を描いた屏風などもありました。右から左に順に眺めていくだけで、絵巻物のように時間が経過するようすもわかるようになっています。
 今回の展示作品の大半が出光美術館所蔵のものであり、この美術館は相当な美術品の所蔵量があることをうかがわせます。さすがに出光美術館です。
posted by オーツ at 04:48| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月07日

東京外郭環状道路工事現場の見学

 オーツは、東京外郭環状道路工事現場の見学をしてきました。東京知道会という組織が企画したものです。
http://tokyo-chido.com/pdf/2018tonnel.pdf
 参加者は40名ほどいました。
 聞くところによると、土木学会の見学会が午後に予定されており、それとの関係で、午前にこういう企画が立案されたようです。
 今、外環は大深度の地下をシールド工法でトンネルを掘っているとのことです。そのようすを、休業日の土曜日に見せてくれるというわけです。二子玉川の駅に集合し、バスで工事現場まで送ってもらいました。
 初めに、インフォメーションルームに案内されて、どんな工事をやっているのか、概略を説明してもらいました。
 次に、その部屋でヘルメットと軍手とチョッキ状のサインベルトを貸してくれました。オーツはここで、上着を着用しました。見学会では半袖は不可ということで、上着持参と言われていたのです。
 そして向かったのが中央監視室です。いろいろなモニター類が並んでいました。監視役の人は1人しかいませんでしたが、これはシールドマシンが動いていないからであって、普段は4〜5人が操作卓のところに貼り付いているそうです。一つのディスプレイの画面に数十個もの数値やグラフなどが表示されており、そういうディスプレイが10台くらいでしょうか、並んでいるわけですから、ここでシールドマシンの動作状況がすべてわかるということになります。この部屋は写真撮影禁止になっていました。
 次に、立て坑の中を大きなエレベータに乗って70mほど降りておきます。そして、トンネルの中を先端部に向けて歩いていきました。最終的にクルマが走るようになる高さのところに、足場が組んであり、300m ほど歩けるようになっています。大きなフォークリフトなどが置いてありました。頭上に大きな円い筒が設置されていました。この中をベルトコンベアで土砂が運ばれていくのかと思いましたが、係の方によると、空気を地上から先端に送り込むためのパイプなのだそうです。トンネル全体で、先端部から立て坑に向けて風がながれるようになっていました。土砂が運ばれるベルトコンベアはトンネルの下の方に設置されていました。考えてみれば、土砂のような重いものは、頭上を通すよりは足元を通すべきだし、空気のような軽いものは頭上を通すべきなのは当然ですね。
 さらに、細い通路を通って 200m ほど歩き、シールドマシンの先端部まで行きました。直径 16m の穴を一気に掘り進めるという巨大マシンです。すごい迫力でした。銀色のジャッキが数十本も並んでいました。これで刃を先端に押し当てて掘っていくというわけです。
 穴を掘ると、セグメントと呼ばれるコンクリートの板を円筒形にはめ込んでいきます。13個で一周するようになっているそうですが、1枚だけで2トンもの重さがあるとのことです。こうしてできた円筒形の外側にセメントのようなものを流し込んで、周りの土砂とセグメントを接合していくのだそうです。
 セグメント運搬用に何両もの台車が連結されたものも見えました。貨物列車のようなものですが、レールはなくてゴムタイヤで走るので、空港で見かける手荷物運搬車に近いかもしれません。
 オーツはこんな工事現場を初めて見ました。とても珍しいものが見られて楽しかったです。
 オーツたちの見学者には、大林組や NEXCO 東日本、NEXCO 中日本などの関係者が付き添って案内してくれました。皆さん専門家たちですので、見学者がいろいろ質問してもその場でズバリ正確な返答が返ってきます。すばらしい話です。忙しい方々が対応してくださるというのもありがたい話です。
 工事関係者は、全員制服を着ていましたので、それとわかります。その中に若い女性もいました。いわゆるドボジョ(土木系女子)というわけです。しっかり専門知識を持っており、単なる案内役のコンパニオンではありません。どうせならこういう人に案内してもらった方が話を一生懸命聞くような気がします。
 全部で1時間半ほどの見学時間でしたが、とてもすばらしい経験でした。
 帰宅後にネットを見てみると、似たような見学会の記録がありました。
http://www.actec.or.jp/documents/gaikan/20180518-23.pdf
 オーツの経験もこんな感じでした。
posted by オーツ at 04:53| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月24日

東京交響楽団東京オペラシティシリーズ 第104回コンサート

 オーツは、東京オペラシティコンサートホールで開かれた東京交響楽団のコンサートに行ってきました。
http://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=WroOaWknMqw%3D
 暑い日曜日の午後でした。京王線の初台駅で降りると、むっとする気温でした。しかし、大ホールの中は冷房が効いていて、かなりひんやりしました。半袖では涼しすぎる感じでした。
 とはいえ、楽団員たちは長袖の黒い上着姿ですから、これくらい冷房が効いていてもちょうどいいのでしょう。
 14:00 開始で、前半はベートーヴェン:序曲《コリオラン》作品62 8分とベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調作品21 26分でした。
 プログラムに書いてあったので、上記は「ベートーヴェン」と記しましたが、オーツは昔から「ベートーベン」と表記してきました。最近、音楽関係では「ヴェ」と書くのが普通のようです。しかし、日本語としては「ベートーベン」がいいのではないでしょうか。原音重視というなら、ドイツ語さらには(ベートーベンの一族の出身地の)オランダ語の発音を重視して、「ベートホーフェン」とするべきでしょう。
 オーツは、最近、ゆっくり音楽を聴くことが少なくなり、クルマの中で運転中に聞いたりする程度なので、みんながシーンとしている中でオーケストラが奏でる音楽は聴き応えがありました。ダイナミックレンジが広いことがよくわかります。オーツの席は前のほうの左側だったので、第1バイオリンが生々しく聞こえ、これはこれでいい席だと思います。
 かなりの熱演だったと思います。
 20分の休憩ののちに、ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲ハ長調作品56 33分が演奏されました。
 「ヴァイオリン」の表記も上記と同じ問題がありますが、上記はプログラム通りに書いています。
 この曲は、オーツは初めて聞いたように思います。数十年前の記憶ははっきりしませんが、たぶん、今まで聞いたことはないと思います。
 ソリストが3人出てくるというのは珍しい形式です。いずれも男性でした。一人くらい女性が混じっている方が色鮮やかなドレス姿で華やかな雰囲気になったように思います。
 それはともかく、演奏はすばらしく、よかったと思いますが、曲自体はあまり好きにはなれませんでした。ピアノとバイオリンは高い音が出る派手な楽器ですが、チェロは、それらに比べると、ちょっとくぐもった音色になるので、どうしても地味になりがちです。ソロのパートなどを聞いていると、ピアノやバイオリンはそれなりに目立ってソリストも引き立つのですが、チェロはイマイチに聞こえてしまうのです。同じ主旋律がそれぞれの楽器で現れると、その違いはかなり目立ちます。かといって、チェロが頑張って大きな音を出せばいいというものでもないでしょう。それはそれで音のバランスが崩れてしまいます。どうも、こういう編成自体がよくないのではないでしょうか。
 演奏が終わると、大きな拍手がわき起こり、何回かソリストたちがステージに呼び出されました。
 ソリストたちによるアンコール曲として、シューベルト:ピアノ・トリオ第2番 作品100 から第3楽章が演奏されました。3人の息の合った演奏が見事でした。なるほど、この3人は演奏活動を一緒にやっている場合が多いのでしょうね。だとすると、ソリストに一人女性をなどという勝手な要望などは通らないはずです。
 そんなわけで、16:00 にはお開きになりました。充実した時間を過ごすことができました。たまにはオーケストラを聴くのもいいものです。
posted by オーツ at 04:41| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月10日

人麿影供900年「歌仙と古筆」@出光美術館

 オーツは妻と丸の内にある出光美術館に行き、人麿影供900年「歌仙と古筆」という展示を見てきました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
https://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input[id]=90857
 出光美術館では、金曜の 18:00- から列品解説(ギャラリートーク)が開催されます。オーツが行ったときは、学芸員の金子馨さんが担当ということで、45分間にわたって見どころをいろいろ解説してくれました。
 「人麿影供」(ひとまろえいぐ)というのは、歌人の柿本人麻呂を描いた絵を床に懸けて、その前で歌会を行うことだそうです。1118年に初めてそういう催しが行われてから900年経ったということです。鎌倉時代から江戸時代まで普通におこなわれていたようですが、オーツはまったく知りませんでした。
 柿本人麻呂に関してもいろいろな絵がそれぞれの時代に書かれてきたようで、その一部が展示されていました。人麿は、歌人というよりも次第に歌神として神様扱いされるようになってきたということです。江戸時代のものは、色が鮮明で、製作されてから時間が余り経っていないし、顔料も改良されてきたのでしょう。それ以前のものは、色が落ちている感じのものが多く、時間による劣化が感じられました。
 それにしても、そういう古いものが現代まで伝わってきたということはすごいことです。
 絵だけでなく、当時詠まれた歌、あるいはさまざまな歌人の絵であれば、そのそばに歌人の代表作といえる歌を文字で書いてあったりするわけですが、こちらは古い時代のものなので、オーツには読めません。ガラスの仕切りに印刷された文字で転写されていました。改行などもそのままなので、これと対照しながら読めば読めるかと思いましたが、それでもかなりむずかしそうです。
 専門家などは、こういうのをすらすら読んでしまうのでしょうが、それはそれですばらしい能力だと思います。
 国宝の古筆手鑑「見努世友」も展示されていました。
 45分間はあっという間に終わりました。
 説明を読みながら自分で見て回るのもいいですが、やはり声で解説してもらえるととてもわかりやすいと思います。解説後も金子さんに質問する参加者が何人もいて、熱心な人がこんなにもいるのかと感心しました。
 素人のオーツとはものの見方が違っているようでした。
 いい経験でした。
 今回の出品リスト
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/pdf/data01.pdf?20180416
を見ると、大部分が出光美術館の所蔵です。毎回、展示内容を変えて展示会をやっていくわけですが、その大半を所蔵しているというわけです。出光美術館がとんでもないものを大量に所蔵していることがうかがわれます。続きを読む
posted by オーツ at 05:19| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする