とある午後、オーツは妻と東京オペラシティ コンサートホールで行われたエリザベート弦楽アンサンブルによるコンサート「クリスマス/アヴェ・マリア」に行きました。
https://www.koransha.com/orch_chamber/avemaria/
15:00 開演ということで、14:40 くらいに会場に着きました。
オーツの席は、1階 5列 12番というところで、ステージのすぐそばでした。この場所はそれぞれの楽器の音がリアルに伝わってきます。ソプラノの声もはっきり聞こえます。とてもいい席でした。
演奏された曲目は以下の通りです。
・コレッリ 合奏協奏曲 作品6-8「クリスマス協奏曲」より 第2楽章
・J.S.バッハ G線上のアリア(管弦楽組曲第3番より エア)
・ヘンデル 歌劇「リナルド」より《私を泣かせてください》
・パッヘルベル 3声のカノンとジーグ
・J.S.バッハ(グノー編曲) アヴェ・マリア
・J.S.バッハ 主よ、人の望みの喜びよ
・カッチーニ アヴェ・マリア
・ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」より《冬》
-----(20分の休憩)-----
・モーツァルト ディヴェルティメント K.136より 第1楽章
・リスト 愛の夢 第3番
・ヘンデル 歌劇「セルセ」より《オンブラ・マイ・フ》
・サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より《白鳥》
・シューベルト アヴェ・マリア(エレンの歌 第3番 D839)
・マスネ 歌劇「タイス」より《瞑想曲》
・マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
・モーツァルト モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」より《ハレルヤ》
クリスマスの時期にふさわしいプログラムでした。親しみやすい曲が多く、とてもいい雰囲気でした。
弦楽合奏団の他にソプラノ歌手2人が加わっていましたが、アンナ・ヴォレントさんは、すばらしい声量で、高音部なども安定しており、見事に歌い上げました。
サン=サーンスの《白鳥》はチェロの独奏ですが、始まる前に演奏者が日本語で「ハクチョウ」と紹介しました。聴衆が驚いていました。
ということで、コンサートは和やかな雰囲気の中で進行しました。
既定のプログラムの後、アンコールの拍手に応えて3曲が演奏されました。
・モーツァルト アイネ クライネ ナハトムジークより第1楽章
・ハルヴォルセン ヘンデルの主題によるパッサカリア
・聖歌 きよしこの夜
ヘンデルの主題によるパッサカリアはヴァイオリンとチェロの二重奏でしたが、両者の掛け合いがすばらしく、二人の高い力量と相まって、十分に楽しめました。
また、きよしこの夜はソプラノ2人が歌いましたが、最初は日本語で歌い始め、一部の観客から拍手が起きました。日本語版の後は英語版でも歌われました。
アンコールの最後にこれを持って来るとはさすがです。いかにもクリスマスコンサートのエンディングにふさわしいものになりました。
17:00 ころにお開きとなりました。実に充実したコンサートだったように思います。
ちなみに、入場料は 5,300 円×2でした。室内オーケストラということで演奏者の数が多くないことで、比較的安価な入場料になったのではないでしょうか。ありがたいことでした。
2025年12月22日
2025年07月25日
妻の誕生日パーティー
とある日曜日のお昼に、オーツの妻の誕生日パーティーがありました。妻のダンスのお披露目を兼ねた会でした。会場は知り合いのスタジオを借りることができました。
参加を呼びかけたのは、息子家族と妻の友人・知人で十数人が集まる形になりました。

嫁や妻が持ち込んだり、デリバリーを頼んで会場に届けてもらった食べ物です。この他に寿司がありました。実際のところ、寿司が大人気でした。

こちらは飲み物です。ソフトドリンクが見えています。
この他に冷蔵庫内には缶ビールが24個ありました。またオーツは日本酒を3本直接持参しましたが、結局空いたのは1本半でした。
オーツは、妻がダンスを習っていたことは知っていましたが、初めて妻のダンスを見ました。ダンス用のシューズを履き、それなりの衣装をまとうと、けっこうさまになっていました。
プロのダンスもちょっとだけ見ることができました。さすがにプロで、迫力がありました。小さな会場で、身近な距離でダンスを見る機会というのはなかなかないものなので、おもしろかったです。
参加者の一人が二胡の演奏をしました。こういう特技がある人は羨ましいものです。オーツは無芸大食だけですからねえ。
パーティーの最後に、参加者全員で簡単なダンスのステップの練習をしました。これがけっこうむずかしく、オーツはおろおろしました。
企画から、参加者の呼びかけ、会場の設営、撤収などなど、妻がほぼ一人で仕切りました。妻のそういう実行力は大したものです。まったくのゼロから全部を自分で考えたわけですから。
こういうパーティーはなかなかできないものなので、1回くらいはこういう企画があってもいいかなと思いました。年齢が高くなればなるほど大変になります。おそらく2回目はないでしょう。
参加を呼びかけたのは、息子家族と妻の友人・知人で十数人が集まる形になりました。
嫁や妻が持ち込んだり、デリバリーを頼んで会場に届けてもらった食べ物です。この他に寿司がありました。実際のところ、寿司が大人気でした。
こちらは飲み物です。ソフトドリンクが見えています。
この他に冷蔵庫内には缶ビールが24個ありました。またオーツは日本酒を3本直接持参しましたが、結局空いたのは1本半でした。
オーツは、妻がダンスを習っていたことは知っていましたが、初めて妻のダンスを見ました。ダンス用のシューズを履き、それなりの衣装をまとうと、けっこうさまになっていました。
プロのダンスもちょっとだけ見ることができました。さすがにプロで、迫力がありました。小さな会場で、身近な距離でダンスを見る機会というのはなかなかないものなので、おもしろかったです。
参加者の一人が二胡の演奏をしました。こういう特技がある人は羨ましいものです。オーツは無芸大食だけですからねえ。
パーティーの最後に、参加者全員で簡単なダンスのステップの練習をしました。これがけっこうむずかしく、オーツはおろおろしました。
企画から、参加者の呼びかけ、会場の設営、撤収などなど、妻がほぼ一人で仕切りました。妻のそういう実行力は大したものです。まったくのゼロから全部を自分で考えたわけですから。
こういうパーティーはなかなかできないものなので、1回くらいはこういう企画があってもいいかなと思いました。年齢が高くなればなるほど大変になります。おそらく2回目はないでしょう。
2025年07月23日
七月大歌舞伎@歌舞伎座
オーツは歌舞伎座で行われた七月大歌舞伎の夜の部を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/935
開演は 17:00 からでした。演目は二つで、「鬼平犯科帳 血闘」と「蝶の道行」です。
鬼平犯科帳は、池波正太郎の書いた小説が原作です。
まずは「鬼平犯科帳 血闘」の序幕「駿河町両替商老松屋より夢現まで」ということで、1時間ほどの話が展開します。「鬼平」とは「鬼の長谷川平蔵」のことで、盗賊などを取り締まる役目の実在の人物だったとのことです。鬼平が“本所の銕(てつ=銕三郎)”と呼ばれた放蕩無頼の若き日々を描きます。
35分の休憩を挟み、大詰「長谷川平蔵役宅より大川の土手まで」になります。銕三郎が長谷川平蔵となり、火付盗賊改方として江戸に居を構えます。そして、悪人たちをやっつけるという話です。こちらも約1時間ほどの話でした。
現代の時代小説が原作ですから、歌舞伎と言ってもむずかしい(古い)言い回しなどはまったくなく、素直に聞いてわかる話でした。舞台が回転すると場が変わるという感じで、サクサクと話が進みます。歌舞伎というよりは、演劇を見る感じでした。ただし、見得を切ったりする場面があったり、拍子木で役者の動きを表現したりというようなところは歌舞伎の流儀です。
25分の休憩を挟み、「蝶の道行」になります。こちらは、恋が報われず世を去った助国と小槇が蝶の姿となって花咲く野辺で舞い踊り、やがて死んでいくという話で、登場人物は2人だけで、踊りを楽しむものといえるでしょう。
オーツの席は、2階 2列 4番でした。かなり前のほうなので、舞台全体が見えます。花道の上に当たるので、花道を使って出入りする役者がよく見えます。まあまあの席だと思いました。
全体が終了したのは 20:30 くらいでした。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/935
開演は 17:00 からでした。演目は二つで、「鬼平犯科帳 血闘」と「蝶の道行」です。
鬼平犯科帳は、池波正太郎の書いた小説が原作です。
まずは「鬼平犯科帳 血闘」の序幕「駿河町両替商老松屋より夢現まで」ということで、1時間ほどの話が展開します。「鬼平」とは「鬼の長谷川平蔵」のことで、盗賊などを取り締まる役目の実在の人物だったとのことです。鬼平が“本所の銕(てつ=銕三郎)”と呼ばれた放蕩無頼の若き日々を描きます。
35分の休憩を挟み、大詰「長谷川平蔵役宅より大川の土手まで」になります。銕三郎が長谷川平蔵となり、火付盗賊改方として江戸に居を構えます。そして、悪人たちをやっつけるという話です。こちらも約1時間ほどの話でした。
現代の時代小説が原作ですから、歌舞伎と言ってもむずかしい(古い)言い回しなどはまったくなく、素直に聞いてわかる話でした。舞台が回転すると場が変わるという感じで、サクサクと話が進みます。歌舞伎というよりは、演劇を見る感じでした。ただし、見得を切ったりする場面があったり、拍子木で役者の動きを表現したりというようなところは歌舞伎の流儀です。
25分の休憩を挟み、「蝶の道行」になります。こちらは、恋が報われず世を去った助国と小槇が蝶の姿となって花咲く野辺で舞い踊り、やがて死んでいくという話で、登場人物は2人だけで、踊りを楽しむものといえるでしょう。
オーツの席は、2階 2列 4番でした。かなり前のほうなので、舞台全体が見えます。花道の上に当たるので、花道を使って出入りする役者がよく見えます。まあまあの席だと思いました。
全体が終了したのは 20:30 くらいでした。
2025年07月08日
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート@サントリーホール
ある晩、オーツは 19:00 からサントリーホールで行われたロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聞きに行きました。
指揮者はラハフ・シャニです。オーツは初めて聞きました。この人の指揮のスタイルはちょっと変わっています。普通の指揮では、オーケストラの各メンバーの演奏のタイミングを揃えるためにリズムをきちんと示したりするものですが、この人は、曲の流れというか、それぞれの雰囲気のようなものを示すことが多く、あまり正確にリズムを指示しているようには見えませんでした。まあ、コンサートのステージは普段の練習の結果を見せるものであって、稽古場などでは指揮者が細かな指示を出したりするものですが、その部分は聴衆にはまったく見えない(聞こえない、わからない)ものですから、オーケストラと指揮者が相互に意思疎通できていれば、どんな指揮のスタイルでもかまわないわけです。オーツは多くの指揮者と指揮のスタイルが違うなと思っただけです。
オーツの座席は、1階10列13番でした。かなり前方でステージに向かってやや左側です。このあたりがベストな位置でしょう。指揮者は第1バイオリン(コンサートマスター)の方を向くことが多いので、この座席からは指揮者の表情などがよく見えるのでした。
1曲目は、モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492 でした。軽やかなメロディーがとても心地よく感じます。
2曲目は、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.61 でした。バイオリンのソロは庄司紗矢香さんという日本人でした。庄司さんは、東京生まれで、3歳でイタリアのシエナに移住、音楽を学び、14歳でヨーロッパデビューという国際人です。
協奏曲のバイオリニストはしばしば派手な色のドレスで登場し、黒一色のオーケストラの中で花が咲いたような感じになることが多いのですが、この日の庄司さんはシンプルな白い服で、オーケストラの中に溶け込むような感じになりました。
演奏自体はとてもすばらしいもので、協奏曲ですからバイオリンが活躍する部分もしっかり組み込まれており、そういうところはとてもいい響きでした。
演奏が終わった後、聴衆の盛んな拍手に応えて、庄司さんがアンコール曲を弾きました。オーツが聞いたことのない曲でした。この曲がとてもよかったと思います。左手でピチカートをしながら、右手は普通のボウイングで演奏し、あたかもバイオリンが2台で演奏しているような仕上がりになっていました。右手によるピチカートはごく普通のことですが、左手によるピチカートというのはオーツは初めて聞きました。こんな演奏もあるのですね。
休憩20分を挟んで、3曲目は、ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 でした。
ブラームスの交響曲ですから、オーケストラは最大編成で臨んだものと思われます。
曲としては、管楽器(ホルンやファゴットなど)が活躍しますが、管楽器はどうも響きが強く、荒々しくなってしまいます。弦楽器は柔らかさが正面に出るので、オーツは弦楽器が好みです。
とはいえ、やはりきちっと演奏されると、たっぷりごちそうを食べた気分になりました。
最後に、オーケストラによるアンコール曲が2曲もあり、大サービスでした。
プログラムの末尾にオーケストラのメンバーリストが載っていましたが、日本人らしき名前はまったく見当たりませんでした。今はちょっと珍しいように思います。世界にはいろいろなオーケストラがありますが、たいてい一人くらいは日本人らしき名前の人がいるものです。
21:15 にはすべて終わって、会場を後にしました。
チケット代 19,000 円はちと高いかなと思いました。外国からオーケストラを呼ぶと、どうしても航空運賃やホテル代などの費用がかさむので、その分チケット代が高くなってしまうのはわかるのですが、1回のコンサートということを考えると、プチ贅沢のようなものかと思います。
指揮者はラハフ・シャニです。オーツは初めて聞きました。この人の指揮のスタイルはちょっと変わっています。普通の指揮では、オーケストラの各メンバーの演奏のタイミングを揃えるためにリズムをきちんと示したりするものですが、この人は、曲の流れというか、それぞれの雰囲気のようなものを示すことが多く、あまり正確にリズムを指示しているようには見えませんでした。まあ、コンサートのステージは普段の練習の結果を見せるものであって、稽古場などでは指揮者が細かな指示を出したりするものですが、その部分は聴衆にはまったく見えない(聞こえない、わからない)ものですから、オーケストラと指揮者が相互に意思疎通できていれば、どんな指揮のスタイルでもかまわないわけです。オーツは多くの指揮者と指揮のスタイルが違うなと思っただけです。
オーツの座席は、1階10列13番でした。かなり前方でステージに向かってやや左側です。このあたりがベストな位置でしょう。指揮者は第1バイオリン(コンサートマスター)の方を向くことが多いので、この座席からは指揮者の表情などがよく見えるのでした。
1曲目は、モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492 でした。軽やかなメロディーがとても心地よく感じます。
2曲目は、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 二長調 Op.61 でした。バイオリンのソロは庄司紗矢香さんという日本人でした。庄司さんは、東京生まれで、3歳でイタリアのシエナに移住、音楽を学び、14歳でヨーロッパデビューという国際人です。
協奏曲のバイオリニストはしばしば派手な色のドレスで登場し、黒一色のオーケストラの中で花が咲いたような感じになることが多いのですが、この日の庄司さんはシンプルな白い服で、オーケストラの中に溶け込むような感じになりました。
演奏自体はとてもすばらしいもので、協奏曲ですからバイオリンが活躍する部分もしっかり組み込まれており、そういうところはとてもいい響きでした。
演奏が終わった後、聴衆の盛んな拍手に応えて、庄司さんがアンコール曲を弾きました。オーツが聞いたことのない曲でした。この曲がとてもよかったと思います。左手でピチカートをしながら、右手は普通のボウイングで演奏し、あたかもバイオリンが2台で演奏しているような仕上がりになっていました。右手によるピチカートはごく普通のことですが、左手によるピチカートというのはオーツは初めて聞きました。こんな演奏もあるのですね。
休憩20分を挟んで、3曲目は、ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 でした。
ブラームスの交響曲ですから、オーケストラは最大編成で臨んだものと思われます。
曲としては、管楽器(ホルンやファゴットなど)が活躍しますが、管楽器はどうも響きが強く、荒々しくなってしまいます。弦楽器は柔らかさが正面に出るので、オーツは弦楽器が好みです。
とはいえ、やはりきちっと演奏されると、たっぷりごちそうを食べた気分になりました。
最後に、オーケストラによるアンコール曲が2曲もあり、大サービスでした。
プログラムの末尾にオーケストラのメンバーリストが載っていましたが、日本人らしき名前はまったく見当たりませんでした。今はちょっと珍しいように思います。世界にはいろいろなオーケストラがありますが、たいてい一人くらいは日本人らしき名前の人がいるものです。
21:15 にはすべて終わって、会場を後にしました。
チケット代 19,000 円はちと高いかなと思いました。外国からオーケストラを呼ぶと、どうしても航空運賃やホテル代などの費用がかさむので、その分チケット代が高くなってしまうのはわかるのですが、1回のコンサートということを考えると、プチ贅沢のようなものかと思います。
2025年07月01日
第107回歌舞伎鑑賞教室@サンパール荒川@荒川区
とある平日に、荒川区のサンパール荒川で国立劇場が主催する歌舞伎鑑賞教室というのがありました。
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2025/0706/
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/files/R7kabuki/R7.6_TT_.pdf
第107回ということですから、ずいぶん長く続いていることになります。
14:30 開演という時間帯ですから、働いている人などは参加しにくい時間帯です。オーツは毎日が日曜日なので、こういうのにも気楽に行けます。
会場に行ってみると、制服を着た中学生・高校生がたくさんいました。入口にズラリと並んでいるのは壮観です。きっと学校単位で参加しているのでしょうね。いいことです。
サンパール荒川の大ホールは満席でした。
最初に「解説 歌舞伎のみかた」ということで30分くらいのお話がありました。
次に続く演目「土屋主税」(つちやちから)の解説も兼ね、市川青虎が歌舞伎のあれこれを語るという趣向でした。気楽に聞けてよかったと思います。
20分の休憩を挟み、「玩辞楼十二局の内 土屋主税」(1幕2場)が上演されました。忠臣蔵外伝の一つです。
「向島晋其角寓居の場」では、俳諧の宗匠・晋其角(しんきかく)の居宅に旗本・土屋主税から使者が来て、其角をその夜の句会に招待します。そのあと、浅野家の家臣であった大高源吾が現れ、西国の大名に召し抱えられたため、別れの挨拶に来たとのことです。当時の武士は二君(じくん)に仕えることはあり得ないことでした。源吾はその晩討ち入りを果たすわけですが、それは絶対に秘密にしなければならないことです。そこでウソをついたわけです。其角が源吾に「年の瀬や水の流れも人の身も」と別れの一句を書くと、源吾は「あした待たるるその宝船」と下句(わきく)を付けて返します。
「土屋邸奥座敷の場」では、吉良邸の隣にある土屋邸で句会が始まろうとしています。侍女のお園は赤穂浪士の一人の妹です。そこに現れた其角はお園の暇を願い出ます。源吾が別の大名に仕官することになったことが典型であるように、赤穂浪士は不忠者であり、そういう人の妹を屋敷に置いておくわけにはいかないというわけです。主税は、源吾の付けた下句を聞き、「宝船」が別の大名に仕官することではなく、仇討ちを行うことだと気づきます。やがて隣の吉良邸から太刀を打ち合う音が聞こえてきます。
今回の歌舞伎では、俳諧の解釈の違いが重要なポイントになります。いかにも日本的な世界を描写していると言えるでしょう。ストーリーが大変にわかりやすく、十分に理解できたこともありがたいことでした。
全体で2時間ほどで終わりましたが、オーツは充実感を覚えました。
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2025/0706/
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/files/R7kabuki/R7.6_TT_.pdf
第107回ということですから、ずいぶん長く続いていることになります。
14:30 開演という時間帯ですから、働いている人などは参加しにくい時間帯です。オーツは毎日が日曜日なので、こういうのにも気楽に行けます。
会場に行ってみると、制服を着た中学生・高校生がたくさんいました。入口にズラリと並んでいるのは壮観です。きっと学校単位で参加しているのでしょうね。いいことです。
サンパール荒川の大ホールは満席でした。
最初に「解説 歌舞伎のみかた」ということで30分くらいのお話がありました。
次に続く演目「土屋主税」(つちやちから)の解説も兼ね、市川青虎が歌舞伎のあれこれを語るという趣向でした。気楽に聞けてよかったと思います。
20分の休憩を挟み、「玩辞楼十二局の内 土屋主税」(1幕2場)が上演されました。忠臣蔵外伝の一つです。
「向島晋其角寓居の場」では、俳諧の宗匠・晋其角(しんきかく)の居宅に旗本・土屋主税から使者が来て、其角をその夜の句会に招待します。そのあと、浅野家の家臣であった大高源吾が現れ、西国の大名に召し抱えられたため、別れの挨拶に来たとのことです。当時の武士は二君(じくん)に仕えることはあり得ないことでした。源吾はその晩討ち入りを果たすわけですが、それは絶対に秘密にしなければならないことです。そこでウソをついたわけです。其角が源吾に「年の瀬や水の流れも人の身も」と別れの一句を書くと、源吾は「あした待たるるその宝船」と下句(わきく)を付けて返します。
「土屋邸奥座敷の場」では、吉良邸の隣にある土屋邸で句会が始まろうとしています。侍女のお園は赤穂浪士の一人の妹です。そこに現れた其角はお園の暇を願い出ます。源吾が別の大名に仕官することになったことが典型であるように、赤穂浪士は不忠者であり、そういう人の妹を屋敷に置いておくわけにはいかないというわけです。主税は、源吾の付けた下句を聞き、「宝船」が別の大名に仕官することではなく、仇討ちを行うことだと気づきます。やがて隣の吉良邸から太刀を打ち合う音が聞こえてきます。
今回の歌舞伎では、俳諧の解釈の違いが重要なポイントになります。いかにも日本的な世界を描写していると言えるでしょう。ストーリーが大変にわかりやすく、十分に理解できたこともありがたいことでした。
全体で2時間ほどで終わりましたが、オーツは充実感を覚えました。
2025年06月13日
元三大師像「令和の大修理完了記念特別開帳」@深大寺@調布市
オーツは調布市にある深大寺に行きました。4月26日(土)から6月2日(月)まで、元三大師(がんざんだいし)の仏像が拝めるということです。
特に見たいと思ったわけでもなく、妻が見てみたいというのでオーツは付いていっただけです。
オーツたちが行ったのは、5月31日(土)でした。
この仏像は、日本最大の肖像彫刻だそうです。
https://mangotokyo.livedoor.blog/archives/39952677.html
https://www.tama-ebooks.jp/article/18567/
50年に一度の本開帳だけで拝める秘仏なのだそうです。それが、修理が終わったということで特別に拝めるというわけです。
開帳時間は 10:00 からということだったので、オーツたちは 8:30 ころに場所の確認を兼ねて、ようすを見に行きました。それから、当初の計画では神代植物公園のバラ園を見に行き、10:00 に戻ってこようと考えていました。ところが、8:30 の時点で入場待ちの行列ができており、30人くらい並んでいたように思います。これは大変だということで、当初の予定を変更し、オーツたちはこの時間から行列に並ぶことにしました。
9時くらいからでしょうか、係の人が行列を整理して、山のほうに行く階段のところに並ぶように誘導されました。一度階段を登ってまた降りてくる形で行列が伸びていきます。オーツたちは行列の比較的前のほうに並んでいましたが、その脇を登っていく人たちが途切れることなく続き、相当な人数になったように思われます。9:40 くらいには、上りの方向の行列が全部詰まった形になり、列はさらに伸びていきました。千人くらい並んでいるのではないでしょうか。
雨が降りしきる中、1時間半も立って待っているのは、少々つらい感じでした。
10:00 からご開帳が始まりました。拝観料は千円でした。もらったパンフレットに修理などの詳細が書かれており、大変興味深かったです。しかし、パンフットは薄いものなので、どこかに行ってしまいそうです。
お堂の中で、少し並び、10人くらいが一列になって仏像と対面できます。僧侶の読経の声がお堂の中に響きます。1分くらいで交代する形で拝観が続きます。
元三大師像は、大きなもので、座った姿で高さが 195cm もありました。
とはいえ、オーツは何がそんなに意味があるのか、さっぱりわかりませんでした。こんな大仏を拝むために、なぜこれほどの人が集まるのかもわかりませんでした。
ちなみに、なぜ元三大師と呼ばれるかというと、命日が正月三日だったからだそうです。
オーツたちが拝観を終えてお堂を出ると、入口のところにこれから並ぶ人に対する注意事項として「130分待ち」と書いてありました。すさまじい人の数です。1分で10人がさばけるとして、千人以上が並んでいるものと推計できます。
いやはや、これは一大イベントであり、めったに経験できないものだということがわかりました。皆さん、どこで情報を入手して、なぜここに来る気になったのでしょうかねえ。それがオーツが1番不思議に思ったことでした。
ご開帳を終えてから、オーツたちは神代植物公園に行きました。バラ園を中心に見て回りましたが、そろそろ時期的にバラが終わるころでした。
特に見たいと思ったわけでもなく、妻が見てみたいというのでオーツは付いていっただけです。
オーツたちが行ったのは、5月31日(土)でした。
この仏像は、日本最大の肖像彫刻だそうです。
https://mangotokyo.livedoor.blog/archives/39952677.html
https://www.tama-ebooks.jp/article/18567/
50年に一度の本開帳だけで拝める秘仏なのだそうです。それが、修理が終わったということで特別に拝めるというわけです。
開帳時間は 10:00 からということだったので、オーツたちは 8:30 ころに場所の確認を兼ねて、ようすを見に行きました。それから、当初の計画では神代植物公園のバラ園を見に行き、10:00 に戻ってこようと考えていました。ところが、8:30 の時点で入場待ちの行列ができており、30人くらい並んでいたように思います。これは大変だということで、当初の予定を変更し、オーツたちはこの時間から行列に並ぶことにしました。
9時くらいからでしょうか、係の人が行列を整理して、山のほうに行く階段のところに並ぶように誘導されました。一度階段を登ってまた降りてくる形で行列が伸びていきます。オーツたちは行列の比較的前のほうに並んでいましたが、その脇を登っていく人たちが途切れることなく続き、相当な人数になったように思われます。9:40 くらいには、上りの方向の行列が全部詰まった形になり、列はさらに伸びていきました。千人くらい並んでいるのではないでしょうか。
雨が降りしきる中、1時間半も立って待っているのは、少々つらい感じでした。
10:00 からご開帳が始まりました。拝観料は千円でした。もらったパンフレットに修理などの詳細が書かれており、大変興味深かったです。しかし、パンフットは薄いものなので、どこかに行ってしまいそうです。
お堂の中で、少し並び、10人くらいが一列になって仏像と対面できます。僧侶の読経の声がお堂の中に響きます。1分くらいで交代する形で拝観が続きます。
元三大師像は、大きなもので、座った姿で高さが 195cm もありました。
とはいえ、オーツは何がそんなに意味があるのか、さっぱりわかりませんでした。こんな大仏を拝むために、なぜこれほどの人が集まるのかもわかりませんでした。
ちなみに、なぜ元三大師と呼ばれるかというと、命日が正月三日だったからだそうです。
オーツたちが拝観を終えてお堂を出ると、入口のところにこれから並ぶ人に対する注意事項として「130分待ち」と書いてありました。すさまじい人の数です。1分で10人がさばけるとして、千人以上が並んでいるものと推計できます。
いやはや、これは一大イベントであり、めったに経験できないものだということがわかりました。皆さん、どこで情報を入手して、なぜここに来る気になったのでしょうかねえ。それがオーツが1番不思議に思ったことでした。
ご開帳を終えてから、オーツたちは神代植物公園に行きました。バラ園を中心に見て回りましたが、そろそろ時期的にバラが終わるころでした。
2025年03月28日
三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」@歌舞伎座
オーツは妻と歌舞伎座で行われた三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/929
昼の部は11時からの開演でした。
忠臣蔵ではありますが、時代設定は室町時代とされ、登場人物の名前もまったく違ったものに置き換えられています。
大序 高師直(こうのもろのう)の態度に怒りを募らせる桃井若狭之助(もものいわかさのすけ)、二人の間に入る塩冶判官(えんやはんがん)を描きます。塩冶判官の妻・顔世御前(かおよごぜん)が兜の鑑定役として登場しますが、師直は顔世に横恋慕する始末です。
45分ほどかかりました。そのあとは休憩5分が挟まります。
三段目 師直は若狭之助に謝りますが、塩冶判官に罵詈雑言を浴びせます。最後に塩冶判官が刀を抜き、高師直に斬りかかるまでが描かれます。
こちらも45分ほどかかります。そのあとの休憩は35分ありました。ここでお弁当タイムです。
四段目 判官の切腹の場面です。判官は、切腹直前に忠臣の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)に自分の無念の思いを直接伝えようとしますが、由良之助は遅れてしまい、切腹前には間に合いませんでした。
切腹の場面が実におごそかで、客席がシーンと静まりかえっていました。この一幕の間は、途中での観客の入退場はできないとされていました。もっともです。出入りがあると、緊張が切れてしまいそうです。
この場面だけで90分以上かかりました。このあとで15分の休憩が入りました。
道行 塩谷家の家臣・早野勘平と、顔世の腰元・おかるが東海道を歩いて行きます。夜の場面だとのことですが、桜や菜の花が咲き、ぱあっとした舞台で、夜には見えません。二人の踊りが見どころといったところでしょう。
これも45分くらいだったでしょうか。
ここまでかかっても、忠臣蔵としては前半だけです。それでも全体が長いと感じました。後半は、夜の部で演じられます。両方を通しで見れば、忠臣蔵の全体がカバーできそうですが、半分だけを見ても十分だと思います。またの機会があれば、夜の部を見てもいいかなといったところです。どうせ忠臣蔵のあらすじは知っていることですし。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/929
昼の部は11時からの開演でした。
忠臣蔵ではありますが、時代設定は室町時代とされ、登場人物の名前もまったく違ったものに置き換えられています。
大序 高師直(こうのもろのう)の態度に怒りを募らせる桃井若狭之助(もものいわかさのすけ)、二人の間に入る塩冶判官(えんやはんがん)を描きます。塩冶判官の妻・顔世御前(かおよごぜん)が兜の鑑定役として登場しますが、師直は顔世に横恋慕する始末です。
45分ほどかかりました。そのあとは休憩5分が挟まります。
三段目 師直は若狭之助に謝りますが、塩冶判官に罵詈雑言を浴びせます。最後に塩冶判官が刀を抜き、高師直に斬りかかるまでが描かれます。
こちらも45分ほどかかります。そのあとの休憩は35分ありました。ここでお弁当タイムです。
四段目 判官の切腹の場面です。判官は、切腹直前に忠臣の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)に自分の無念の思いを直接伝えようとしますが、由良之助は遅れてしまい、切腹前には間に合いませんでした。
切腹の場面が実におごそかで、客席がシーンと静まりかえっていました。この一幕の間は、途中での観客の入退場はできないとされていました。もっともです。出入りがあると、緊張が切れてしまいそうです。
この場面だけで90分以上かかりました。このあとで15分の休憩が入りました。
道行 塩谷家の家臣・早野勘平と、顔世の腰元・おかるが東海道を歩いて行きます。夜の場面だとのことですが、桜や菜の花が咲き、ぱあっとした舞台で、夜には見えません。二人の踊りが見どころといったところでしょう。
これも45分くらいだったでしょうか。
ここまでかかっても、忠臣蔵としては前半だけです。それでも全体が長いと感じました。後半は、夜の部で演じられます。両方を通しで見れば、忠臣蔵の全体がカバーできそうですが、半分だけを見ても十分だと思います。またの機会があれば、夜の部を見てもいいかなといったところです。どうせ忠臣蔵のあらすじは知っていることですし。
2025年02月16日
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団コンサート@サントリーホール
ある晩に、オーツは妻とサントリーホールで開かれたコンサートに行きました。
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2106/
サカリ・オラモが指揮するケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のコンサートでした。指揮者もオーケストラもオーツが初めて聞く名前でした。パンフレットにはオーケストラの団員の名前の一覧が載っていましたが、何人か日本人の名前がありました。今は世界のオーケストラがこんな形になっているようです。
18:20 開場で、19:00-21:00 がコンサートの時間でした。
ホール内を見渡すと、あちこちにちらほら空席がありました。9割くらいの入りだったでしょうか。
オーツの席は、1階の5列15番ということで、かなり前のほうに位置していました。このくらいだと、残響が少な目で、楽器の音がかなり生々しく聞こえます。ヴァイオリンのソロなどを聴くにはもってこいの位置です。
ステージの上では、向かって左手の奥にコントラバスが配置され、その前がチェロでした。コントラバスは右手に配置されることが多いと思いますが、オーツの座席はやや左側だったので、コントラバスが左側に配置されて聞きやすくなっており、ありがたい感じがしました。
この日演奏された曲目は3曲でした。
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第7番
標準的な演目構成だと思います。
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲は大オーケストラが活かされる曲でした。指揮者がさっと手を振り下ろすと、それからわずかに遅れてオーケストラのダンというテュッティが聞こえる感じでした。いつもこうやっているのでしょう。耳で聞く分にはまったく違和感がありません。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番では、諏訪内晶子がソリストとして登場しました。真っ赤なステージ衣装を着て現れたので、全員が黒を着ているオーケストラの中で赤い花が咲いたようです。
諏訪内は、グァルネリのヴァイオリンを使っているという話ですが、このヴァイオリンがとても良く響き、ソロの見せ場というか、聞かせどころで大活躍して、いかにもコンチェルトらしい仕上がりになっていました。
ブルッフの曲が終わった後、観客の拍手で諏訪内と指揮者が何回かステージに呼び出され、諏訪内がアンコール曲を演奏しました。J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 BWV1005 より No.3 ラルゴでした。
こういう曲は、ヴァイオリンソロのための曲で、実に映えます。
ここで20分の休憩時間がありました。オーツは、イスに座ったままだとお尻がむずむずするので、ちょっと立ち上がって、ロビー内をうろうろしました。
トイレはけっこう長い行列ができており、時間内に用を足すのはむずかしそうでした。CD の販売コーナーなどにたくさんの人が群がっていました。バーでワインを飲んでいる人もけっこういました。
ベートーヴェン:交響曲第7番は、コンサートのシメにはもってこいの曲です。ダンタカタというフレーズがオーケストラの各パートで繰り返され、しだいに会場の熱気を高めていくように作られています。こういう曲でコンサートが終わると、何か充実感のようなものが感じられます。演奏後には客席からブラボーの声がかかったりして、いい感じで終わりました。
最後には、アンコールとして、ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 が演奏されました。
十分満足したコンサートでした。
オーツの席は、16,000 円でした。海外のオーケストラを聴くためにはしかたがない金額だと思いますが、ちょっと高い感じがしました。オペラほど高くはないので、まあ払ってもいいかと思います。
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2106/
サカリ・オラモが指揮するケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のコンサートでした。指揮者もオーケストラもオーツが初めて聞く名前でした。パンフレットにはオーケストラの団員の名前の一覧が載っていましたが、何人か日本人の名前がありました。今は世界のオーケストラがこんな形になっているようです。
18:20 開場で、19:00-21:00 がコンサートの時間でした。
ホール内を見渡すと、あちこちにちらほら空席がありました。9割くらいの入りだったでしょうか。
オーツの席は、1階の5列15番ということで、かなり前のほうに位置していました。このくらいだと、残響が少な目で、楽器の音がかなり生々しく聞こえます。ヴァイオリンのソロなどを聴くにはもってこいの位置です。
ステージの上では、向かって左手の奥にコントラバスが配置され、その前がチェロでした。コントラバスは右手に配置されることが多いと思いますが、オーツの座席はやや左側だったので、コントラバスが左側に配置されて聞きやすくなっており、ありがたい感じがしました。
この日演奏された曲目は3曲でした。
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第7番
標準的な演目構成だと思います。
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲は大オーケストラが活かされる曲でした。指揮者がさっと手を振り下ろすと、それからわずかに遅れてオーケストラのダンというテュッティが聞こえる感じでした。いつもこうやっているのでしょう。耳で聞く分にはまったく違和感がありません。
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番では、諏訪内晶子がソリストとして登場しました。真っ赤なステージ衣装を着て現れたので、全員が黒を着ているオーケストラの中で赤い花が咲いたようです。
諏訪内は、グァルネリのヴァイオリンを使っているという話ですが、このヴァイオリンがとても良く響き、ソロの見せ場というか、聞かせどころで大活躍して、いかにもコンチェルトらしい仕上がりになっていました。
ブルッフの曲が終わった後、観客の拍手で諏訪内と指揮者が何回かステージに呼び出され、諏訪内がアンコール曲を演奏しました。J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 BWV1005 より No.3 ラルゴでした。
こういう曲は、ヴァイオリンソロのための曲で、実に映えます。
ここで20分の休憩時間がありました。オーツは、イスに座ったままだとお尻がむずむずするので、ちょっと立ち上がって、ロビー内をうろうろしました。
トイレはけっこう長い行列ができており、時間内に用を足すのはむずかしそうでした。CD の販売コーナーなどにたくさんの人が群がっていました。バーでワインを飲んでいる人もけっこういました。
ベートーヴェン:交響曲第7番は、コンサートのシメにはもってこいの曲です。ダンタカタというフレーズがオーケストラの各パートで繰り返され、しだいに会場の熱気を高めていくように作られています。こういう曲でコンサートが終わると、何か充実感のようなものが感じられます。演奏後には客席からブラボーの声がかかったりして、いい感じで終わりました。
最後には、アンコールとして、ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 が演奏されました。
十分満足したコンサートでした。
オーツの席は、16,000 円でした。海外のオーケストラを聴くためにはしかたがない金額だと思いますが、ちょっと高い感じがしました。オペラほど高くはないので、まあ払ってもいいかと思います。
2025年02月10日
猿若祭二月大歌舞伎@歌舞伎座
先日は、歌舞伎座で猿若祭二月大歌舞伎(昼の部)を見てきました。妻と一緒でした。
今回の席も、2階7列12番ということで、やや後ろ寄りになりました。周りを見てみると、やや空席が目立ちました。平日の昼ですから、働いているような人は来ない時間帯です。
昼の部は 11:00 開演ということでした。
この日の出し物は3本仕立てでした。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/926
1本目は、鞘當(さやあて)でした。桜満開の吉原仲之町へ深編笠姿の不破伴左衛門と名古屋山三がやってきます。二人は出会いがしらに刀の鞘が当たったことから斬り合いとなります。そこへ茶屋女房が仲裁に入ることになります。
衣装や歩き方など歌舞伎の様式美が楽しめるものですが、日本刀による斬り合いというのにぜんぜん迫力がなく(歌舞伎は形ですから、リアリティを求めてもしかたがありませんが)、まるで踊っているかのようなしぐさです。女性が、そういう2人の武士の斬り合いの仲裁に入るというのもおかしな話で、素手でそんな中に割って入るなんてことはあり得ません。オーツは、ちょっと興ざめというような感覚になりました。
ここで25分の休憩が入りました。
2本目は、醍醐の花見(だいごのはなみ)でした。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、京都の醍醐寺で北の政所や淀殿ら豊臣家ゆかりの人々を招いた盛大な花見の宴を催します。秀吉たちは、盃を傾けたあと、桜を愛でつつ舞い踊るということで、舞踊劇というスタイルです。
こういうのは、ストーリーを気にせずに、気楽に豪華な舞台をながめていればいいので、気楽な鑑賞になります。
ここで35分の休憩が入りました。この時間帯で客席で弁当などを食べている人がたくさんいました。
3本目は、きらら浮世伝(きららうきよでん)でした。蔦屋重三郎(蔦重)が主人公です。貸本屋ですが、版元としていろいろな作家や絵師を発掘して、1枚ものの絵や冊子体の本にして、稼いでいくわけです。十返舎一九や喜多川歌麿、山東京伝などの有名人が出てきます。ところが、質素倹約を求める寛政の改革が行われ、江戸の空気は一変し、蔦屋は財産を半分没収されるという事態になります。時代設定は江戸時代ですが、交わされる言葉は現代語なので、とてもわかりやすいものでした。1988 年初演という演目です。
二幕もので、間に20分の休憩が入りました。
そんなことで、全部が終了したのは 15:15 くらいでした。全部で4時間以上かかりましたが、歌舞伎はこんなペースで楽しむものなのでしょう。忙しい現代人にはあまり似合わないかもしれません。オーツのように「毎日が日曜日」の人にとっては、歌舞伎はピッタリのエンターテインメントになるのでしょう。観客には高齢女性が多いように感じましたが、まあそれもわかるような気がします。
今回の席も、2階7列12番ということで、やや後ろ寄りになりました。周りを見てみると、やや空席が目立ちました。平日の昼ですから、働いているような人は来ない時間帯です。
昼の部は 11:00 開演ということでした。
この日の出し物は3本仕立てでした。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/926
1本目は、鞘當(さやあて)でした。桜満開の吉原仲之町へ深編笠姿の不破伴左衛門と名古屋山三がやってきます。二人は出会いがしらに刀の鞘が当たったことから斬り合いとなります。そこへ茶屋女房が仲裁に入ることになります。
衣装や歩き方など歌舞伎の様式美が楽しめるものですが、日本刀による斬り合いというのにぜんぜん迫力がなく(歌舞伎は形ですから、リアリティを求めてもしかたがありませんが)、まるで踊っているかのようなしぐさです。女性が、そういう2人の武士の斬り合いの仲裁に入るというのもおかしな話で、素手でそんな中に割って入るなんてことはあり得ません。オーツは、ちょっと興ざめというような感覚になりました。
ここで25分の休憩が入りました。
2本目は、醍醐の花見(だいごのはなみ)でした。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、京都の醍醐寺で北の政所や淀殿ら豊臣家ゆかりの人々を招いた盛大な花見の宴を催します。秀吉たちは、盃を傾けたあと、桜を愛でつつ舞い踊るということで、舞踊劇というスタイルです。
こういうのは、ストーリーを気にせずに、気楽に豪華な舞台をながめていればいいので、気楽な鑑賞になります。
ここで35分の休憩が入りました。この時間帯で客席で弁当などを食べている人がたくさんいました。
3本目は、きらら浮世伝(きららうきよでん)でした。蔦屋重三郎(蔦重)が主人公です。貸本屋ですが、版元としていろいろな作家や絵師を発掘して、1枚ものの絵や冊子体の本にして、稼いでいくわけです。十返舎一九や喜多川歌麿、山東京伝などの有名人が出てきます。ところが、質素倹約を求める寛政の改革が行われ、江戸の空気は一変し、蔦屋は財産を半分没収されるという事態になります。時代設定は江戸時代ですが、交わされる言葉は現代語なので、とてもわかりやすいものでした。1988 年初演という演目です。
二幕もので、間に20分の休憩が入りました。
そんなことで、全部が終了したのは 15:15 くらいでした。全部で4時間以上かかりましたが、歌舞伎はこんなペースで楽しむものなのでしょう。忙しい現代人にはあまり似合わないかもしれません。オーツのように「毎日が日曜日」の人にとっては、歌舞伎はピッタリのエンターテインメントになるのでしょう。観客には高齢女性が多いように感じましたが、まあそれもわかるような気がします。
2025年01月21日
壽新春大歌舞伎@歌舞伎座を見に行く
オーツは、妻と壽新春大歌舞伎の昼の部を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/921
演目は、「寿曽我対面」(ことぶきそがのたいめん)、「陰陽師」(おんみょうじ)から「大百足退治」(おおむかでたいじ)と「鉄輪」(かなわ)、それと「恋飛脚大和往来」から「封印切」(ふういんぎり)でした。
「寿曽我対面」は、曾我兄弟の仇討ちの前に初めて仇の工藤祐経(すけつね)と対面する場面を描きます。けっこうセリフのやり取りが多く、その割にストーリーの進行が遅く、見ていてもスジがよくわからないような感じになりました。
「大百足退治」は、藤原秀郷が山中に住むオオムカデを退治する物語です。オオムカデは役者が20人くらい連なって前の人を後の人が追う形で動き回りました。まあムカデに見えるといえば見えます。
「鉄輪」は、徳子姫が恋に破れて生成りの鬼になるという物語ですが、イマイチ話のスジがわかりませんでした。
「封印切」は、飛脚問屋の養子になった忠兵衛が遊女・梅川を身請けしますが、その際に、預かった小判の封印を切ってしまい、二人で死への逃避行に赴くというスジです。これは完全にストーリーがわかり、とてもおもしろかったです。封印を切ってしまうまでのやりとりがたくみです。脚本が優れていると思います。この演目には思わず見入ってしまいました。
今回は、オーツの席は2階6列37番でした。ここから見ると、舞台はよく見えますが、花道は少し隠れる感じになってしまいます。
11:00 開演で、14:40 ころ終演でした。たっぷり堪能しました。
一本目と二本目の間の休憩時間が35分ありましたので、ここで持参した弁当を食べました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/921
演目は、「寿曽我対面」(ことぶきそがのたいめん)、「陰陽師」(おんみょうじ)から「大百足退治」(おおむかでたいじ)と「鉄輪」(かなわ)、それと「恋飛脚大和往来」から「封印切」(ふういんぎり)でした。
「寿曽我対面」は、曾我兄弟の仇討ちの前に初めて仇の工藤祐経(すけつね)と対面する場面を描きます。けっこうセリフのやり取りが多く、その割にストーリーの進行が遅く、見ていてもスジがよくわからないような感じになりました。
「大百足退治」は、藤原秀郷が山中に住むオオムカデを退治する物語です。オオムカデは役者が20人くらい連なって前の人を後の人が追う形で動き回りました。まあムカデに見えるといえば見えます。
「鉄輪」は、徳子姫が恋に破れて生成りの鬼になるという物語ですが、イマイチ話のスジがわかりませんでした。
「封印切」は、飛脚問屋の養子になった忠兵衛が遊女・梅川を身請けしますが、その際に、預かった小判の封印を切ってしまい、二人で死への逃避行に赴くというスジです。これは完全にストーリーがわかり、とてもおもしろかったです。封印を切ってしまうまでのやりとりがたくみです。脚本が優れていると思います。この演目には思わず見入ってしまいました。
今回は、オーツの席は2階6列37番でした。ここから見ると、舞台はよく見えますが、花道は少し隠れる感じになってしまいます。
11:00 開演で、14:40 ころ終演でした。たっぷり堪能しました。
一本目と二本目の間の休憩時間が35分ありましたので、ここで持参した弁当を食べました。
2025年01月11日
「第九&運命」ウクライナ国立歌劇場管弦楽団@東京オペラシティ
オーツは、妻と一緒に、年末に東京オペラシティコンサートホールで開かれたクラシックのコンサートに行きました。
演奏されたのは、ベートーベンの交響曲2曲というシンプルな構成でした。
12:20 開場、13:00 開演、途中に20分の休憩をはさんで、15:05 終演という進行でした。
オーツの席は、1階7列13番でしたが、ここはベストな位置のように思います。ステージに向かって中央の部分で、やや左側に当たります。
かなり前の位置なので、オーケストラのそれぞれの楽器の音が生々しく響いてきます。後部座席で残響たっぷりの音楽を聴くよりも臨場感があって、オーツはこのくらいの席が好きです。第1バイオリンやチェロ・コントラバスの弦楽器の音が特にはっきり聞こえてきます。
4人のソリストが出てきましたが、バスを担当したセルゲイ・マゲラさんの声量が圧倒的でした。「O Freunde」と歌い出したときにはビックリしました。それに比べると、ソプラノ(リリア・グレヴツォヴァさん)がやや弱い印象でした。
とはいえ、合唱団は圧倒的な迫力でしたし、オーケストラも実に息ピッタリで演奏していましたから、十分楽しめました。
オーツが年末に第九を聞いたのは久しぶりです。10年か20年くらい経っていそうな気がします。
この席のチケット代は一人 12,000 円でしたが、妥当な設定だろうと思います。
演奏されたのは、ベートーベンの交響曲2曲というシンプルな構成でした。
12:20 開場、13:00 開演、途中に20分の休憩をはさんで、15:05 終演という進行でした。
オーツの席は、1階7列13番でしたが、ここはベストな位置のように思います。ステージに向かって中央の部分で、やや左側に当たります。
かなり前の位置なので、オーケストラのそれぞれの楽器の音が生々しく響いてきます。後部座席で残響たっぷりの音楽を聴くよりも臨場感があって、オーツはこのくらいの席が好きです。第1バイオリンやチェロ・コントラバスの弦楽器の音が特にはっきり聞こえてきます。
4人のソリストが出てきましたが、バスを担当したセルゲイ・マゲラさんの声量が圧倒的でした。「O Freunde」と歌い出したときにはビックリしました。それに比べると、ソプラノ(リリア・グレヴツォヴァさん)がやや弱い印象でした。
とはいえ、合唱団は圧倒的な迫力でしたし、オーケストラも実に息ピッタリで演奏していましたから、十分楽しめました。
オーツが年末に第九を聞いたのは久しぶりです。10年か20年くらい経っていそうな気がします。
この席のチケット代は一人 12,000 円でしたが、妥当な設定だろうと思います。
2024年12月19日
十二月大歌舞伎@歌舞伎座を見る
オーツは、歌舞伎座で行われた十二月大歌舞伎第3部 舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)と天守物語を妻と見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/882
「舞鶴雪月花」は、踊りが中心の演目でした。中村勘九郎が、娘姿の桜の精、松虫、雪達磨を一人で踊ります。季節が春、秋、冬と変わるわけですが、それ以上に主人公の性格が三者三様ですから、まったく違った動きになります。それを踊り分けるところが見どころです。
天守物語は白鷺城(姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとに、天守の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の至上の恋が描かれる物語です。泉鏡花が原作を書いたもので、現代語で演じられるので、セリフがとても聞きやすく、スジが追いやすいと思いました。
坂東玉三郎が富姫を演じました。これを見ようと思ってきた人が多かったような感じです。
第3部は、18:20 開演、21:30 終演でした。
途中で休憩が30分あり、そのタイミングで食事をする人が多かったです。オーツは、妻が買ってきた弁当を 18:00 ころに(開場後、開演前のタイミングで)食べました。
オーツたちは3階A席で見ました。ここは 5,500 円です。1階席のほうが舞台が近くてよく見えますが、こちらは 16,000 円もします。3階席からでも十分役者が見えますが、表情や細かい動きまでは見えにくいものです。1階席は、役者の息づかいなどがそのまま伝わってくるような感じになります。3倍も料金が違ってくると、どちらがいいか、ちょっと迷います。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/882
「舞鶴雪月花」は、踊りが中心の演目でした。中村勘九郎が、娘姿の桜の精、松虫、雪達磨を一人で踊ります。季節が春、秋、冬と変わるわけですが、それ以上に主人公の性格が三者三様ですから、まったく違った動きになります。それを踊り分けるところが見どころです。
天守物語は白鷺城(姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとに、天守の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の至上の恋が描かれる物語です。泉鏡花が原作を書いたもので、現代語で演じられるので、セリフがとても聞きやすく、スジが追いやすいと思いました。
坂東玉三郎が富姫を演じました。これを見ようと思ってきた人が多かったような感じです。
第3部は、18:20 開演、21:30 終演でした。
途中で休憩が30分あり、そのタイミングで食事をする人が多かったです。オーツは、妻が買ってきた弁当を 18:00 ころに(開場後、開演前のタイミングで)食べました。
オーツたちは3階A席で見ました。ここは 5,500 円です。1階席のほうが舞台が近くてよく見えますが、こちらは 16,000 円もします。3階席からでも十分役者が見えますが、表情や細かい動きまでは見えにくいものです。1階席は、役者の息づかいなどがそのまま伝わってくるような感じになります。3倍も料金が違ってくると、どちらがいいか、ちょっと迷います。
2024年11月06日
マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル@サントリーホール
オーツは、サントリーホールで開かれたマルティン・ガルシア・ガルシアのピアノ・リサイタルに行ってきました。
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2451066
19:00 スタートでした。開場は 18:00 でした。オーツは 18:40 ころサントリーホールに着きました。だんだん客が入場している時間でした。リサイタルが始まるころにはホールがほぼ満席状態になりました。
オーツは、マルティン・ガルシア・ガルシアというピアニストのことを知りませんでした。初めてリサイタルを聴きに行ったわけですが、大変な人気でした。
リサイタルの前半は、ショパンの曲が並んでいました。
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 op.29
ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 op.51
ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ長調 op.36
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
ショパン:ソナタ 第1番 ハ短調 op.4
即興曲 第3番 と 第2番 は、オーツが CD からコピーして、クルマの中で聞いているオーディオに収録されていましたので、何回も聞いたことがあります。そういう親しみのある曲はいい気分で聴けますが、初めて聞く曲が多かったので、若干戸惑いました。
休憩をはさんで、後半は2曲が演奏されました。
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
アルベニス:ラ・ベガ(草原)「イベリア 第3集」より エル・ポーロ、ラヴァピエス
モンボウの変奏曲は初めて聞きましたが、おもしろく感じました。最初にショパンの前奏曲第7番のメロディが聞こえてきます。その後、さまざまな変奏が展開されていきます。中には、左手だけで弾く部分もあったりします。変奏曲全体を弾くためには両手を使わなければならないので、一部だけ左手で弾くことに意味があるのかどうか、わかりません。主題のメロディがさまざまに展開されていくようすが聞こえてきて、変奏曲らしいおもしろさでした。
アルベニスの曲「エル・ポーロ」は、アンダルシアの舞曲が題材になっていて、独特のリズム感とメロディが楽しめました。
マルティン・ガルシア・ガルシアというピアニストは、1996 年生まれの27歳だそうです。若い人らしく、力強く歯切れよく演奏します。技巧的な曲もそうは感じさせず、すらりと弾ききってしまう力の持ち主でした。一人で2時間分の演奏を行う(当然、全部暗譜した上で)というのは大変なことのように思います。国際的なピアノコンクールなどで上位入賞の実績があるとのことですが、さもありなんという感じです。
アンコールが2曲もあって、全部終了したのが 21:30 になってしまいました。
チケットはS席で 7,000 円でした。オーケストラと違って一人で全部演奏するので、料金が低めに抑えられているのでしょう。
オーツは、豊かな気分になって、自宅に戻りました。
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2451066
19:00 スタートでした。開場は 18:00 でした。オーツは 18:40 ころサントリーホールに着きました。だんだん客が入場している時間でした。リサイタルが始まるころにはホールがほぼ満席状態になりました。
オーツは、マルティン・ガルシア・ガルシアというピアニストのことを知りませんでした。初めてリサイタルを聴きに行ったわけですが、大変な人気でした。
リサイタルの前半は、ショパンの曲が並んでいました。
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 op.29
ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 op.51
ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ長調 op.36
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
ショパン:ソナタ 第1番 ハ短調 op.4
即興曲 第3番 と 第2番 は、オーツが CD からコピーして、クルマの中で聞いているオーディオに収録されていましたので、何回も聞いたことがあります。そういう親しみのある曲はいい気分で聴けますが、初めて聞く曲が多かったので、若干戸惑いました。
休憩をはさんで、後半は2曲が演奏されました。
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
アルベニス:ラ・ベガ(草原)「イベリア 第3集」より エル・ポーロ、ラヴァピエス
モンボウの変奏曲は初めて聞きましたが、おもしろく感じました。最初にショパンの前奏曲第7番のメロディが聞こえてきます。その後、さまざまな変奏が展開されていきます。中には、左手だけで弾く部分もあったりします。変奏曲全体を弾くためには両手を使わなければならないので、一部だけ左手で弾くことに意味があるのかどうか、わかりません。主題のメロディがさまざまに展開されていくようすが聞こえてきて、変奏曲らしいおもしろさでした。
アルベニスの曲「エル・ポーロ」は、アンダルシアの舞曲が題材になっていて、独特のリズム感とメロディが楽しめました。
マルティン・ガルシア・ガルシアというピアニストは、1996 年生まれの27歳だそうです。若い人らしく、力強く歯切れよく演奏します。技巧的な曲もそうは感じさせず、すらりと弾ききってしまう力の持ち主でした。一人で2時間分の演奏を行う(当然、全部暗譜した上で)というのは大変なことのように思います。国際的なピアノコンクールなどで上位入賞の実績があるとのことですが、さもありなんという感じです。
アンコールが2曲もあって、全部終了したのが 21:30 になってしまいました。
チケットはS席で 7,000 円でした。オーケストラと違って一人で全部演奏するので、料金が低めに抑えられているのでしょう。
オーツは、豊かな気分になって、自宅に戻りました。
2024年09月20日
敬老の日・講演会@coconeriホール@練馬区
オーツは、9月17日、練馬駅北口徒歩1分のところにある coconeri ホールで開かれた敬老の日・講演会に参加しました。
https://ngh-asahigaoka-cli.jp/wp-content/uploads/2024/09/202409Kobus.pdf
練馬総合病院が主催で、練馬区が後援という形で開催されました。タイトルは「脳の健康を保つには?〜脳卒中・認知症予防、もしもの時の備えについて〜」というもので、14:00-16:20 の2時間20分でした。
1件目は「脳の健康を保つには?」という題で、脳神経外科の医師・武田 康寛氏による講演でした。
日本人の統計では、平均寿命と健康寿命が10年ほど違いがあり、人生の最後の10年は要介護状態ではないかという話から始まりました。要介護状態の人は85歳以上の人では6割にものぼります。そうなる理由としては認知症と脳卒中が合わせて3割以上を占めるので、そうならないためには脳の健康が大事だということになります。最近は難聴や社会的孤立が認知症のリスクになるということで、外出して多くの友人と交流を深めることが望ましいということです。また、運動が必要ですが、最近は筋トレのような運動が注目されているとのことです。脳卒中に関しては、高血圧に注意するべきです。
2件目は「運動をして脳を活性化しましょう」という題で、リハビリテーション科の理学療法士・大澤 竜太氏による講演でした。
生活習慣として、話(コミュニケーション)・食(食事)・動(運動)・眠(睡眠)が大事だということです。運動では、ラジオ体操が推奨されました。
3件目は「食事で脳を健康に」という題で、栄養科の管理栄養士・北島 絵理佳氏による講演でした。
日本人は塩分摂取量が多いので減塩を心がけること、そのために食品の栄養成分の表示をよく見ること、食物繊維を十分とること、和食とともに地中海食が身体にいいことなどが話されました。
最後の4件目は「ACP(アドバンスケアプランニング)ってなあに?」 という題で、副院長兼診療部長の栗原 直人氏による講演でした。
オーツは初めて ACP という概念を知りました。「将来の医療やケアについて、本人を人として尊重した意志決定の実現を支援するためのプロセス」ということで、元気なうちに、最終段階の医療やケアをどうしたいか、相談し、自分なりの意志を明確にして書き残しておこうという話です。確かに、認知症になってからではそんなことを考えることもできないようですから、早めの準備が必要だということも納得できます。
全体として有意義な講演会でした。
毎年、敬老の日の前後にこういう講演会があるようです。オーツは来年も参加したいと思いました。
https://ngh-asahigaoka-cli.jp/wp-content/uploads/2024/09/202409Kobus.pdf
練馬総合病院が主催で、練馬区が後援という形で開催されました。タイトルは「脳の健康を保つには?〜脳卒中・認知症予防、もしもの時の備えについて〜」というもので、14:00-16:20 の2時間20分でした。
1件目は「脳の健康を保つには?」という題で、脳神経外科の医師・武田 康寛氏による講演でした。
日本人の統計では、平均寿命と健康寿命が10年ほど違いがあり、人生の最後の10年は要介護状態ではないかという話から始まりました。要介護状態の人は85歳以上の人では6割にものぼります。そうなる理由としては認知症と脳卒中が合わせて3割以上を占めるので、そうならないためには脳の健康が大事だということになります。最近は難聴や社会的孤立が認知症のリスクになるということで、外出して多くの友人と交流を深めることが望ましいということです。また、運動が必要ですが、最近は筋トレのような運動が注目されているとのことです。脳卒中に関しては、高血圧に注意するべきです。
2件目は「運動をして脳を活性化しましょう」という題で、リハビリテーション科の理学療法士・大澤 竜太氏による講演でした。
生活習慣として、話(コミュニケーション)・食(食事)・動(運動)・眠(睡眠)が大事だということです。運動では、ラジオ体操が推奨されました。
3件目は「食事で脳を健康に」という題で、栄養科の管理栄養士・北島 絵理佳氏による講演でした。
日本人は塩分摂取量が多いので減塩を心がけること、そのために食品の栄養成分の表示をよく見ること、食物繊維を十分とること、和食とともに地中海食が身体にいいことなどが話されました。
最後の4件目は「ACP(アドバンスケアプランニング)ってなあに?」 という題で、副院長兼診療部長の栗原 直人氏による講演でした。
オーツは初めて ACP という概念を知りました。「将来の医療やケアについて、本人を人として尊重した意志決定の実現を支援するためのプロセス」ということで、元気なうちに、最終段階の医療やケアをどうしたいか、相談し、自分なりの意志を明確にして書き残しておこうという話です。確かに、認知症になってからではそんなことを考えることもできないようですから、早めの準備が必要だということも納得できます。
全体として有意義な講演会でした。
毎年、敬老の日の前後にこういう講演会があるようです。オーツは来年も参加したいと思いました。
2024年08月11日
「出光美術館の軌跡 ここから、さきへV 日本・東洋陶磁の精華 ―コレクションの深まり」@出光美術館@丸の内
オーツは出光美術館で行われた「出光美術館の軌跡 ここから、さきへV 日本・東洋陶磁の精華 ―コレクションの深まり」という展覧会に行ってきました。
https://idemitsu-museum.or.jp/special2024/introduction03.html
4回シリーズの3回目ということで、今回は、日本、中国、朝鮮半島の焼き物が展示されていました。
いつもながら、出光美術館の美術品の所蔵量のすごさには驚きます。今回も、多くの所蔵品のごく一部を展示する形ですが、それで1回のテーマが十分語れるようになっているというのはすごい話です。
日本、中国、朝鮮半島のそれぞれの焼き物が時代順に並んでいるところを見ると、焼き物の発展史のようなものがわかります。土(粘土)の色をそのまま反映するものから、釉薬をかけて単色に仕上げるようになり、さらに他の色が付け加わっていくことで「絵」が描けるようになっていきます。三つの地域がそれぞれそういう発展をたどっているのは、相互に影響を与え合ったということなのでしょう。
焼き物でありながら、ごく薄いものが展示されていました。茶碗の形をしていましたが、厚さは 1mm もないようです。反対側(裏側)に書いてある文字や絵が透けて見えるくらいの薄さです。どうやってこんな薄いものを(昔の人が)作ることができたのか、不思議なことです。
18:00 から出光美術館の学芸員の方による列品解説がありました。オーツはその前にざっと一通り見て回ったのですが、解説を聞きながら再度見ていくと、見逃していた細かな点も見えてきて、大変おもしろく思いました。せっかく行くなら、ぜひこの列品解説を聞くといいと思います。
全体で1時間半ほど出光美術館にいたことになります。立ったり歩いたりを繰り返していると、やっぱり足が疲れます。こういうところに行く場合、革靴でなく、運動靴で行くほうがいいかもしれないと思いました。
https://idemitsu-museum.or.jp/special2024/introduction03.html
4回シリーズの3回目ということで、今回は、日本、中国、朝鮮半島の焼き物が展示されていました。
いつもながら、出光美術館の美術品の所蔵量のすごさには驚きます。今回も、多くの所蔵品のごく一部を展示する形ですが、それで1回のテーマが十分語れるようになっているというのはすごい話です。
日本、中国、朝鮮半島のそれぞれの焼き物が時代順に並んでいるところを見ると、焼き物の発展史のようなものがわかります。土(粘土)の色をそのまま反映するものから、釉薬をかけて単色に仕上げるようになり、さらに他の色が付け加わっていくことで「絵」が描けるようになっていきます。三つの地域がそれぞれそういう発展をたどっているのは、相互に影響を与え合ったということなのでしょう。
焼き物でありながら、ごく薄いものが展示されていました。茶碗の形をしていましたが、厚さは 1mm もないようです。反対側(裏側)に書いてある文字や絵が透けて見えるくらいの薄さです。どうやってこんな薄いものを(昔の人が)作ることができたのか、不思議なことです。
18:00 から出光美術館の学芸員の方による列品解説がありました。オーツはその前にざっと一通り見て回ったのですが、解説を聞きながら再度見ていくと、見逃していた細かな点も見えてきて、大変おもしろく思いました。せっかく行くなら、ぜひこの列品解説を聞くといいと思います。
全体で1時間半ほど出光美術館にいたことになります。立ったり歩いたりを繰り返していると、やっぱり足が疲れます。こういうところに行く場合、革靴でなく、運動靴で行くほうがいいかもしれないと思いました。
2024年07月21日
新宿オペレッタ劇場31@牛込箪笥区民ホール@新宿区箪笥町
オーツは妻と、新宿区箪笥町にある牛込箪笥区民ホールで開催された「新宿オペレッタ劇場31」に行きました。
https://www.kanko-shinjuku.jp/event/c081/article_3936.html
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/shusai/38162/?doing_wp_cron=1713244625.9755799770355224609375
新宿文化センターが主催するもので、新宿区が共催ということになっていました。
このホールは、さほど大きくはなく、収容人数は 400 人くらいです。今回のコンサートでは満席にまでは至らず、後ろのほうには空席もありました。7割〜8割くらいの入りだったでしょうか。
出場した歌手は6人で、伴奏音楽はピアノが受け持ちました。ピアノの演奏に合わせて、1人〜6人が歌います。舞台上には小道具もあり、歌手は、歌だけでなく、ちょっとした演技も行いました。
16:00 開演、18:00 終演というスケジュールで、プログラムは、前半と後半に分かれており、途中に休憩10分が挟まりました。
演奏された曲目は、配布されたプログラムに詳細が記入されていましたが、それぞれ別の作曲家による喜歌劇の一部です。演奏された歌は、前半が10曲、後半が11曲ありました。それぞれの歌は数分ずつになりますが、元々長い喜歌劇の一部ということになります。パンフレットには、それぞれの作品ごとのあらすじなどが書いてありましたが、舞台上では、それぞれの歌が順次歌われ、次々と進行していくので、あらすじを読んでいるヒマはなく、どういうシーンでどういう話なのか、わからなくなりました。
今回は、歌がすべて日本語の訳詞で歌われましたが、しかし、日本語を聞いて意味がわかるかといえば、それは無理というものです。歌が描いている背景、文脈、全体の流れなどが頭に入っていないと、そもそも日本語が聞き取れません。歌詞の意味を理解しようとするよりも、歌声のすばらしさを味わえばそれでいいと割り切る必要がありました。
出演した6人の歌手は、それぞれ立派な声量を持ち、テクニック的にも十分で、クラシックの歌手としてすばらしい方々だったと思います。
それにしても、細切れの歌の集合体というのは、やや不満が残ります。長いオペラを演奏会形式で歌う方がいいように思いますが、それだと、ピアノだけの伴奏が貧弱になってしまうのでしょうかね。オーケストラを入れると、費用がかさむので、観客ももっと大人数にならないといけないし、それでもチケットの価格が何倍にも跳ね上がることになり、それでも採算が合わなくなるかもしれません。どういう形式で行うかはなかなかむずかしい問題です。
https://www.kanko-shinjuku.jp/event/c081/article_3936.html
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/shusai/38162/?doing_wp_cron=1713244625.9755799770355224609375
新宿文化センターが主催するもので、新宿区が共催ということになっていました。
このホールは、さほど大きくはなく、収容人数は 400 人くらいです。今回のコンサートでは満席にまでは至らず、後ろのほうには空席もありました。7割〜8割くらいの入りだったでしょうか。
出場した歌手は6人で、伴奏音楽はピアノが受け持ちました。ピアノの演奏に合わせて、1人〜6人が歌います。舞台上には小道具もあり、歌手は、歌だけでなく、ちょっとした演技も行いました。
16:00 開演、18:00 終演というスケジュールで、プログラムは、前半と後半に分かれており、途中に休憩10分が挟まりました。
演奏された曲目は、配布されたプログラムに詳細が記入されていましたが、それぞれ別の作曲家による喜歌劇の一部です。演奏された歌は、前半が10曲、後半が11曲ありました。それぞれの歌は数分ずつになりますが、元々長い喜歌劇の一部ということになります。パンフレットには、それぞれの作品ごとのあらすじなどが書いてありましたが、舞台上では、それぞれの歌が順次歌われ、次々と進行していくので、あらすじを読んでいるヒマはなく、どういうシーンでどういう話なのか、わからなくなりました。
今回は、歌がすべて日本語の訳詞で歌われましたが、しかし、日本語を聞いて意味がわかるかといえば、それは無理というものです。歌が描いている背景、文脈、全体の流れなどが頭に入っていないと、そもそも日本語が聞き取れません。歌詞の意味を理解しようとするよりも、歌声のすばらしさを味わえばそれでいいと割り切る必要がありました。
出演した6人の歌手は、それぞれ立派な声量を持ち、テクニック的にも十分で、クラシックの歌手としてすばらしい方々だったと思います。
それにしても、細切れの歌の集合体というのは、やや不満が残ります。長いオペラを演奏会形式で歌う方がいいように思いますが、それだと、ピアノだけの伴奏が貧弱になってしまうのでしょうかね。オーケストラを入れると、費用がかさむので、観客ももっと大人数にならないといけないし、それでもチケットの価格が何倍にも跳ね上がることになり、それでも採算が合わなくなるかもしれません。どういう形式で行うかはなかなかむずかしい問題です。
2024年07月07日
歌舞伎「義経千本桜 河連法眼館の場」@ティアラこうとう大ホール@江東区
オーツは、「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」ということで、江東区のティアラこうとうで開催された歌舞伎を見に行きました。
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2024/6710/
ティアラこうとうは、初めて行きましたが、都営地下鉄の住吉駅から徒歩5分くらいのところにあり、かなり便利な場所にあります。
https://www.kcf.or.jp/tiara/access/
7月5日(金)の 18:30 から開演でした。
オーツは1階のD列の右側のほうの席になりましたが、舞台に近く、迫力があります。
はじめに「解説 歌舞伎のみかた」がありました。30分くらいの解説だったでしょうか。まあ、歌舞伎を何回か見ていればだいたい知っているようなことでしたが、あらためて解説を聞き、知識を再確認するといったところです。
それから休憩25分が挟まりました。だいぶ長いように思いましたが、実際はパンフレットなどを読んでいるとすぐ経ってしまいました。
それから、この日のメインの公演「義経千本桜 河連法眼館の場」(かわつらほうげんやかたのば)が始まりました。
これはなかなかおもしろかったです。源九郎狐(中村芝翫)が人間に化けているという設定で、舞台の意外な場所からの出入りがあってハッとしますし、衣装の早替わりがあってこちらも驚きます。
ただし、役者の話すことばがやや聞き取りにくかったように思いました。事前にパンフレットなどを読んであらすじがわかっていたので、まあ大きな問題ではありませんが、やはり、役者のセリフによってプロットが進行していくわけですから、ことばが聞き取れないとストーリーに没入する感覚が薄くなってしまいます。
20:30 くらいにはお開きになりました。あまり遅くならずに帰宅することができました。
オーツが意外に思ったことは、ティアラこうとうの大ホールが満席ではなかったことでした。5,400 円という価格はお手頃価格ですし、場所としても便がいいところなのに、なぜ満席でないのでしょうか。
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2024/6710/
ティアラこうとうは、初めて行きましたが、都営地下鉄の住吉駅から徒歩5分くらいのところにあり、かなり便利な場所にあります。
https://www.kcf.or.jp/tiara/access/
7月5日(金)の 18:30 から開演でした。
オーツは1階のD列の右側のほうの席になりましたが、舞台に近く、迫力があります。
はじめに「解説 歌舞伎のみかた」がありました。30分くらいの解説だったでしょうか。まあ、歌舞伎を何回か見ていればだいたい知っているようなことでしたが、あらためて解説を聞き、知識を再確認するといったところです。
それから休憩25分が挟まりました。だいぶ長いように思いましたが、実際はパンフレットなどを読んでいるとすぐ経ってしまいました。
それから、この日のメインの公演「義経千本桜 河連法眼館の場」(かわつらほうげんやかたのば)が始まりました。
これはなかなかおもしろかったです。源九郎狐(中村芝翫)が人間に化けているという設定で、舞台の意外な場所からの出入りがあってハッとしますし、衣装の早替わりがあってこちらも驚きます。
ただし、役者の話すことばがやや聞き取りにくかったように思いました。事前にパンフレットなどを読んであらすじがわかっていたので、まあ大きな問題ではありませんが、やはり、役者のセリフによってプロットが進行していくわけですから、ことばが聞き取れないとストーリーに没入する感覚が薄くなってしまいます。
20:30 くらいにはお開きになりました。あまり遅くならずに帰宅することができました。
オーツが意外に思ったことは、ティアラこうとうの大ホールが満席ではなかったことでした。5,400 円という価格はお手頃価格ですし、場所としても便がいいところなのに、なぜ満席でないのでしょうか。
2024年06月17日
「出光美術館の軌跡 ここから、さきへU 出光佐三、美の交感 ―波山・放菴・ルオー」@出光美術館@丸の内
オーツは妻と出光美術館に行ってきました。今回は「出光美術館の軌跡 ここから、さきへU 出光佐三、美の交感 ―波山・放菴・ルオー」という展覧会をやっていました。
https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
出光佐三(1885-1981)は、単に美術品の収集をしていたわけではなく、同時代を生きた作家たちとの交流がありました。そこに着目した展覧会ということになっていました。
板谷波山は陶芸家であり、出光コレクションの中にもその作品が多数が含まれています。今回の展覧会で最も驚いたのは、最後の出口のところに展示されていた「命乞い」の作品です。波山は完璧主義者だったとのことで、自分の作品に気に入らないところがあると、そういうのは割ってしまうのだそうです。ところが、出光佐三があまりにももったいないということで、一部の作品を波山に頼んで、自分がもらったというわけです。これが「命乞い」です。波山の箱書きもありませんが、佐三がそういう由来を箱書きに書いており、それも合わせて展示されていました。波山から見れば「不完全」な作品を譲るということは、この人ならば悪いようにはしないと考えていたということであり、いかに波山が佐三を信頼していたかを象徴していると思われます。
小杉放庵は画家ですが、展覧会の最後に展示されていた「あめのうずめのみこと」の絵がすごいと思いました。踊っている女性が生き生きと感じられます。左側には太陽が描かれています。これが天照大神を意味しています。この絵は出光のタンカー「日章丸」に飾られていたものだそうですが、いかにも「日章丸」にふさわしいものです。放庵がタンカーの完成祝いにこの絵を送ったというのもすごい話です。制作にいかに時間を割いたかを考えると、とてもではないけれど、1枚の絵として大変な価値のあるものだと思います。こういうのをプレゼントしたということも、佐三と放庵の親交を象徴しています。
フランスの画家、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)と、アメリカ抽象表現主義の画家、サム・フランシス(1923-94)の作品も展示されていました。出光美術館では、日本を中心に中国や朝鮮半島の古美術品を主として収集・保存していますが、そういう中にあって、異色の二人ということになります。佐三は二人の作品に東洋の古美術品と何か通じるものを感じたのでしょう。オーツが絵を見た限りではそこまでは理解できませんでした。
オーツは、金曜日の 17:00 すぎに出光美術館に着き、一通り展覧会を見て回りました。その後、18:00 から学芸員による列品解説(ギャラリー・トーク)があったので、再度解説を聞きながらぐるりと一周しました。
コロナ禍の影響で、列品解説はしばらくなかったのですが、今回から再開したようです。
やはり、肉声で話を聞くと、興味深いものです。作品自体を見るということでは同じことですが、学芸員の方の解説は、いわばその作品の見方を変えるようなものです。同じ作品でも見方が変わると違ったものに見えます。このあたりがおもしろいものです。
オーツは、2周して見て回ったので、けっこう疲れてしまい、鑑賞後には休憩コーナーにあるほうじ茶を飲みながら、ソファで少し休みました。
19:00 には閉館になりましたので、外に出ました。
今回も貴重な経験ができました。
https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
出光佐三(1885-1981)は、単に美術品の収集をしていたわけではなく、同時代を生きた作家たちとの交流がありました。そこに着目した展覧会ということになっていました。
板谷波山は陶芸家であり、出光コレクションの中にもその作品が多数が含まれています。今回の展覧会で最も驚いたのは、最後の出口のところに展示されていた「命乞い」の作品です。波山は完璧主義者だったとのことで、自分の作品に気に入らないところがあると、そういうのは割ってしまうのだそうです。ところが、出光佐三があまりにももったいないということで、一部の作品を波山に頼んで、自分がもらったというわけです。これが「命乞い」です。波山の箱書きもありませんが、佐三がそういう由来を箱書きに書いており、それも合わせて展示されていました。波山から見れば「不完全」な作品を譲るということは、この人ならば悪いようにはしないと考えていたということであり、いかに波山が佐三を信頼していたかを象徴していると思われます。
小杉放庵は画家ですが、展覧会の最後に展示されていた「あめのうずめのみこと」の絵がすごいと思いました。踊っている女性が生き生きと感じられます。左側には太陽が描かれています。これが天照大神を意味しています。この絵は出光のタンカー「日章丸」に飾られていたものだそうですが、いかにも「日章丸」にふさわしいものです。放庵がタンカーの完成祝いにこの絵を送ったというのもすごい話です。制作にいかに時間を割いたかを考えると、とてもではないけれど、1枚の絵として大変な価値のあるものだと思います。こういうのをプレゼントしたということも、佐三と放庵の親交を象徴しています。
フランスの画家、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)と、アメリカ抽象表現主義の画家、サム・フランシス(1923-94)の作品も展示されていました。出光美術館では、日本を中心に中国や朝鮮半島の古美術品を主として収集・保存していますが、そういう中にあって、異色の二人ということになります。佐三は二人の作品に東洋の古美術品と何か通じるものを感じたのでしょう。オーツが絵を見た限りではそこまでは理解できませんでした。
オーツは、金曜日の 17:00 すぎに出光美術館に着き、一通り展覧会を見て回りました。その後、18:00 から学芸員による列品解説(ギャラリー・トーク)があったので、再度解説を聞きながらぐるりと一周しました。
コロナ禍の影響で、列品解説はしばらくなかったのですが、今回から再開したようです。
やはり、肉声で話を聞くと、興味深いものです。作品自体を見るということでは同じことですが、学芸員の方の解説は、いわばその作品の見方を変えるようなものです。同じ作品でも見方が変わると違ったものに見えます。このあたりがおもしろいものです。
オーツは、2周して見て回ったので、けっこう疲れてしまい、鑑賞後には休憩コーナーにあるほうじ茶を飲みながら、ソファで少し休みました。
19:00 には閉館になりましたので、外に出ました。
今回も貴重な経験ができました。
2024年06月09日
6月大歌舞伎@歌舞伎座
オーツは、歌舞伎座で行われた6月大歌舞伎を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/873
見たのは夜の部で、16:30 開演でした。オーツは 15:50 すぎに現地に着きました。16:00 開場ということで、入口のところの歩道にはたくさんの人が集まって、開場を待っていました。
歌舞伎は大変な人気なのですね。
16:30-17:00 には、「南総里見八犬伝 円塚山の場」がありました。だんまりという、まったくの闇夜の中をお互いが手探りで歩き回る場面が見どころでした。明るい舞台ですので、闇夜なのだなと頭で想像して見ることになりますが、映画のスローモーションを見るような感じでした。役者さん達の手や足の動きは、やっぱり歌舞伎だなあと思わせます。
ここで幕間休憩20分が挟まります。
17:20-18:11 は、「初代中村萬壽 襲名披露狂言 山姥」が上演されました。中村萬壽が主役の山姥を演じます。萬壽という名前は今まで名乗った役者はいなかったようで、だから「初代」ということになります。足柄山の山中で、山姥が怪童丸(金太郎、のちの坂田金時)という子供を育ててきたという設定です。山の中で社会とのつながりをまったく絶って子育てができるとも思えませんが、ともかくそういう設定です。この怪童丸を演じたのが五代目中村梅枝で、これが初舞台になります。8歳だそうですが、なかなかどうして、たくましい怪童丸を立派に演じていました。また、中村陽喜(6歳)、中村夏幹(3歳)の2人も初舞台で、ちょこっと出てくるだけですが、かわいらしくて、見ている側がちょっとハラハラするような感じでした。それでも、それなりの衣装を身につけ、カツラをかぶり、化粧をきちんとして舞台に上がると、一人前に見えます。
劇中で、襲名口上がありました。五代目中村梅枝も堂々とした口上でした。中村陽喜、中村夏幹の2人も口上を述べました。
ここで幕間休憩 35分が挟まります。妻は、持参したおにぎりやバナナ、どら焼きなどを食べていました。周りを見ると、けっこうな割合で弁当などを食べている人がいました。また、ロビーでビールやワインなどを販売していました。オーツは、ちょっと飲みたい気にもなりましたが、後半で眠くなったりするのもどうかと思い、ガマンすることにしました。
18:46-20:06 は「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」でした。魚屋の宗五郎が、奉公に出した妹のお蔦が不義の疑いで磯部主計之助に手打ちにされてしまいます。宗五郎は、酒を飲んで、酔っ払って、磯部家に乗り込んでいくというあらすじです。中村陽喜、中村夏幹の2人が丁稚役として登場します。酒を飲む場面、だんだん酔っ払っていく場面などとてもおもしろく感じられました。
魚屋ですから、江戸時代の町民の言葉遣いで演じられ、セリフが聞き取りやすくなっていました。こういう江戸っ子の話し方がのちの東京の下町ことばになっていくわけですから、今の話し言葉にも通じるものであり、聞き取りやすいのは当然です。それとの対比では、磯部主計之助は武士ですから、武士ことばを話し、やや聞き取りにくい面があります。武士と町民の言葉遣いの違いが大きいことを身をもって知りました。
今回の歌舞伎は、全般にわかりやすかったと思います。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/873
見たのは夜の部で、16:30 開演でした。オーツは 15:50 すぎに現地に着きました。16:00 開場ということで、入口のところの歩道にはたくさんの人が集まって、開場を待っていました。
歌舞伎は大変な人気なのですね。
16:30-17:00 には、「南総里見八犬伝 円塚山の場」がありました。だんまりという、まったくの闇夜の中をお互いが手探りで歩き回る場面が見どころでした。明るい舞台ですので、闇夜なのだなと頭で想像して見ることになりますが、映画のスローモーションを見るような感じでした。役者さん達の手や足の動きは、やっぱり歌舞伎だなあと思わせます。
ここで幕間休憩20分が挟まります。
17:20-18:11 は、「初代中村萬壽 襲名披露狂言 山姥」が上演されました。中村萬壽が主役の山姥を演じます。萬壽という名前は今まで名乗った役者はいなかったようで、だから「初代」ということになります。足柄山の山中で、山姥が怪童丸(金太郎、のちの坂田金時)という子供を育ててきたという設定です。山の中で社会とのつながりをまったく絶って子育てができるとも思えませんが、ともかくそういう設定です。この怪童丸を演じたのが五代目中村梅枝で、これが初舞台になります。8歳だそうですが、なかなかどうして、たくましい怪童丸を立派に演じていました。また、中村陽喜(6歳)、中村夏幹(3歳)の2人も初舞台で、ちょこっと出てくるだけですが、かわいらしくて、見ている側がちょっとハラハラするような感じでした。それでも、それなりの衣装を身につけ、カツラをかぶり、化粧をきちんとして舞台に上がると、一人前に見えます。
劇中で、襲名口上がありました。五代目中村梅枝も堂々とした口上でした。中村陽喜、中村夏幹の2人も口上を述べました。
ここで幕間休憩 35分が挟まります。妻は、持参したおにぎりやバナナ、どら焼きなどを食べていました。周りを見ると、けっこうな割合で弁当などを食べている人がいました。また、ロビーでビールやワインなどを販売していました。オーツは、ちょっと飲みたい気にもなりましたが、後半で眠くなったりするのもどうかと思い、ガマンすることにしました。
18:46-20:06 は「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」でした。魚屋の宗五郎が、奉公に出した妹のお蔦が不義の疑いで磯部主計之助に手打ちにされてしまいます。宗五郎は、酒を飲んで、酔っ払って、磯部家に乗り込んでいくというあらすじです。中村陽喜、中村夏幹の2人が丁稚役として登場します。酒を飲む場面、だんだん酔っ払っていく場面などとてもおもしろく感じられました。
魚屋ですから、江戸時代の町民の言葉遣いで演じられ、セリフが聞き取りやすくなっていました。こういう江戸っ子の話し方がのちの東京の下町ことばになっていくわけですから、今の話し言葉にも通じるものであり、聞き取りやすいのは当然です。それとの対比では、磯部主計之助は武士ですから、武士ことばを話し、やや聞き取りにくい面があります。武士と町民の言葉遣いの違いが大きいことを身をもって知りました。
今回の歌舞伎は、全般にわかりやすかったと思います。
2024年06月02日
ミュージカル「この世界の片隅に」@日生劇場@有楽町
先日、オーツは、有楽町(日比谷)の日生劇場で開催されたミュージカル「この世界の片隅に」を見に行きました。
https://www.tohostage.com/konosekai/
ミュージカルというのは、めったに見ないもので、ずいぶん久しぶりに見たように思います。前回見たのがいつだったか、思い出せないくらいです。ミュージカルは、基本的に演劇ですが、随所に歌が挿入され、その歌詞が劇の進行に重要な場合があります。つまりセリフが歌になっているわけです。
「この世界の片隅に」は、すずという主人公が戦争時代の呉(広島の隣)で経験した日常を描くものでした。オーツは、何も事前に調べずに、直接劇場で初めて見た形になりました。しかし、初回に1回見ただけでは、あらすじがうまく飲み込めませんでした。ストーリーが単純に時系列に沿って展開されるわけではなく、ところどころで前後が入れ替わって進行していきます。舞台の袖で、役者の一人が「昭和○年○月○日」などというので、それを手がかりにすれば前後がわかるのですが、うっかり聞き逃すと大変です。
やはり、事前にあらすじを知っておいた方がよかったと思いました。
ネットを調べると、たとえば wikipedia の記述などが参考になると思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%89%87%E9%9A%85%E3%81%AB
原作は、元々マンガのようですが、けっこう長いもののようです。それを2時間40分にまとめて(短縮して)ストーリーが展開するので、話がわかりにくくなるのも当然でしょう。
歌は、オリジナル曲が大半を占めます。聞いたことのない曲ですし、歌詞を聞き取り、理解しつつ聞くのですから、音楽を楽しむ余裕もあまりありませんでした。
舞台はシンプルで、わずかな大道具をセットする程度でいくつかの場面を切り替えていくのですが、これも想像力が必要でした。狭い舞台でいろいろなシーンを表現するのは大変なことですが、やや具体性に欠けるきらいがあるように感じました。
構成は、17:45〜19:00 第一幕 休憩25分 19:25〜20:50 第二幕 というものでした。オーツは休憩時にも座席に座ったままで、頭の中を整理したりしていました。25分の休憩時間はあっという間にすぎました。
全部を見た後も、このミュージカルではいったい何がいいたかったのか、何を伝えようとしたのか、さっぱりわかりませんでした。
ということで、オーツの主観では入場料 8,000 円(それとオーツが使った時間(会場までの往復も含む))がもったいなかったように感じました。
オーツは、今後ミュージカルを見ることはもうないかもしれません。
https://www.tohostage.com/konosekai/
ミュージカルというのは、めったに見ないもので、ずいぶん久しぶりに見たように思います。前回見たのがいつだったか、思い出せないくらいです。ミュージカルは、基本的に演劇ですが、随所に歌が挿入され、その歌詞が劇の進行に重要な場合があります。つまりセリフが歌になっているわけです。
「この世界の片隅に」は、すずという主人公が戦争時代の呉(広島の隣)で経験した日常を描くものでした。オーツは、何も事前に調べずに、直接劇場で初めて見た形になりました。しかし、初回に1回見ただけでは、あらすじがうまく飲み込めませんでした。ストーリーが単純に時系列に沿って展開されるわけではなく、ところどころで前後が入れ替わって進行していきます。舞台の袖で、役者の一人が「昭和○年○月○日」などというので、それを手がかりにすれば前後がわかるのですが、うっかり聞き逃すと大変です。
やはり、事前にあらすじを知っておいた方がよかったと思いました。
ネットを調べると、たとえば wikipedia の記述などが参考になると思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%89%87%E9%9A%85%E3%81%AB
原作は、元々マンガのようですが、けっこう長いもののようです。それを2時間40分にまとめて(短縮して)ストーリーが展開するので、話がわかりにくくなるのも当然でしょう。
歌は、オリジナル曲が大半を占めます。聞いたことのない曲ですし、歌詞を聞き取り、理解しつつ聞くのですから、音楽を楽しむ余裕もあまりありませんでした。
舞台はシンプルで、わずかな大道具をセットする程度でいくつかの場面を切り替えていくのですが、これも想像力が必要でした。狭い舞台でいろいろなシーンを表現するのは大変なことですが、やや具体性に欠けるきらいがあるように感じました。
構成は、17:45〜19:00 第一幕 休憩25分 19:25〜20:50 第二幕 というものでした。オーツは休憩時にも座席に座ったままで、頭の中を整理したりしていました。25分の休憩時間はあっという間にすぎました。
全部を見た後も、このミュージカルではいったい何がいいたかったのか、何を伝えようとしたのか、さっぱりわかりませんでした。
ということで、オーツの主観では入場料 8,000 円(それとオーツが使った時間(会場までの往復も含む))がもったいなかったように感じました。
オーツは、今後ミュージカルを見ることはもうないかもしれません。

