2018年07月19日

青野照市(2016.10.19)『将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事』創元社

 オーツが読んだ本です。
 将棋界のことがよくわかります。
 現役の将棋棋士・九段が書いたということで、プロ棋士たちが何を考え、どうやって対局し、生活しているかがわかります。
 それにしても将棋界は大変な世界です。勝たなければ(勝率がある程度以上でなければ)将棋界にとどまれないし、しかし、そうやって白星を獲得することは、対局相手に黒星を与えることになるわけで、場合によっては相手を引退に追い込むようなことになるわけです。厳しい世界です。これと同様の世界として相撲界があるように思います。しかし、相撲界は若いうちには力士がつとまるものの、ある程度の歳になったら現役からは引退することになります。将棋界にも似た面がありますが、高齢でも対局している棋士がいるわけで、やっぱり大変なことだと思います。
 「引退した棋士はなにをしているのか?」p.96 などいうページもあるので、そこを読めば、引退した棋士の生活もわかります。なかなか厳しいように思います。
 本書は、大半のページが2ページごとに一つの話題を扱うスタイルで書かれており、大変読みやすく、またどこからでも読み進められるというメリットがあります。オーツは本書をトイレに置いておいて、用足しするたびに数ページずつ読み進めるようなことで1冊を読み終えました。


posted by オーツ at 05:02| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

川口マーン惠美(2018.3.9)『そしてドイツは理想を見失った』(角川新書)KADOKAWA

 オーツが読んだ本です。
 ドイツのメルケル政権(およびその周辺)の現状を描いています。主として取り上げるテーマは難民問題とエネルギー問題です。連立政権を形作る各政党の間で主張の違いが大きく、また変に妥協すると党員からの支持を失うということで、なかなか連立政権が作れないという問題にもつながります。
 なぜそのような現状になるのか、そのキーワードとしてドイツでは「理想主義」の考え方が強いということを述べています。著者の長いドイツ生活によって培われてきた感覚のようなものでしょうが、うまく現状を説明しているように思います。
 著者は、これらの難しい問題に対して解決策を述べているわけではありません。そんなことは誰であってもなかなかできないでしょう。むしろ、ドイツがどういう状況にあるのかをきちんと解説することに意味があると思います。どうやって決断していくかはドイツ人に任せればいい話です。
 目次は以下の通りです。
序 章 SNS規制法案が可決された日
第1章 戦後ドイツとナチズムとの戦い
第2章 最強の女帝・メルケルの正体
第3章 なぜドイツと中国は仲良しなのか
第4章 矛盾に満ちたエネルギー・難民政策
第5章 EU内でも止まらない「反ドイツ」
第6章 そしてドイツは理想を見失った
終 章 理想を追い求めても自由は手放すな

 難民政策に関しては、国会などでの議論を経ずに、メルケル首相が難民を広く受け入れる方針に転じてしまい、ドイツ語も英語も話せない難民がドイツに大量に流入し、彼らの中からテロや犯罪に走るものが出たりして、ドイツ社会は大きくゆれています。日本が学ぶべきはこういう事例でしょう。近未来に日本にも同様の波が押し寄せてくるかもしれません。そのときになってあわてるよりも、普段からどう扱うべきかを議論しておくことのほうが重要でしょうね。もっとも、現実にそうなってみないと(難民の人数が何人かによっても)とるべき政策は大きく異なるでしょう。難しい問題です。
 エネルギー政策も同様です。ドイツは脱原発を目指しているようですが、その代償として再生エネルギーを利用しようとしているようです。しかし、そういう発電方法は不安定で、コストもかかり、結果的に安い褐炭を利用した火力発電の比率が高まってしまい、CO2削減目標に反するという事態になっています。これらのからまった問題を解きほぐすことは誰にとっても難しい問題です。日本も、将来のエネルギーをどうするのか、きちんと議論しておきたいところです。
 オーツは、このあたりが本書中で一番おもしろいと思いました。

参考記事:
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55156
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52016753.html


posted by オーツ at 04:18| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月08日

橘玲(2018.1.20)『80's エイティーズ』太田出版

 オーツが読んだ本です。「ある80年代の物語」という副題が付いています。
 1980 年代から 1995 年にかけて、橘氏が社会の中でどうやって駆け抜けてきたかが鮮明に書かれています。雑誌編集者などの仕事が描かれます。自伝あるいは回顧録のような内容です。
 橘氏は 1959 年生まれということなので、オーツのほうが若干年上ですが、まあ似た時代を生きてきたため、親近感を持ちながら読んでいました。
 とはいえ、正直、あまりおもしろくなかったです。それぞれの登場人物はホンモノでしょうし、そういう人たちとのつきあいの中で活動してきたのも事実でしょうが、それを描いて「だから何なの?」という感想です。
 小説や映画、ドラマなどを読んだり見たりすると、主人公の人生が描かれていたりします。オーツと対比したりして、それはそれでおもしろいと思う部分もあります。オーツとは縁遠い人のことが書かれていたりすると、自分の知らない世界が少しだけわかるということになります。しかし、本書では、一体何か新しいわくわくするような発見があったかというと、そういうものとは違うように感じます。
 こういう本を書き、世間に公表する意図というか、意味は何なのでしょうか。オーツはわからなくなりました。

参考記事:
https://www.tachibana-akira.com/2018/01/8067


ラベル:橘玲 1980年代
posted by オーツ at 04:41| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

田山花袋(1931)『田舎教師』(岩波文庫)岩波書店

 オーツはつくづく文学に向いていないなあと思いました。
 田山花袋の『田舎教師』を一読しました。岩波文庫で280ページを超える厚みがありました。注は、その後に16ページにわたって付けられており、さらに解説が2本掲載されていました。
 しかし、一読して、一体何がおもしろいのか、オーツにはまったく理解できませんでした。100 年以上前の、1900 年ころの熊谷〜行田〜羽生あたりの描写が出てきて、当時はこんなだったのだなあという感慨は持ちました。当時は、テレビもラジオも映画もなかったし、主人公・林清三の日常生活や周りの風景をことばで描写するしかなかったのだろうと思います。本文中に、植物の名前がたくさん出てきて、いかにも田舎の感じがしますが、オーツはそれぞれの植物が区別できるほどの知識もありませんから、そんな描写をされても、「ふーん」という感じです。
 植物だけでなく、清三の日常生活が詳しく描写されますが、だから何なのか、なぜ田山花袋はこんな作品を書こうと思ったのか、さっぱりわかりませんでした。どちらかというと、清三の周りの日常が淡々と描かれている感じです。清三が若くして死んでしまうという展開は意外でしたが、だから何なのかという面が何も書かれていません。あくまで淡々とした描写です。
 オーツ的には、こういう作品を読むよりは、写真、さらには映画(動画)という形で目の前に景色が広がっていくほうがずっとおもしろいと思います。
 そんなことで、冒頭のような感想になるわけです。
 この作品を読んで、泣けたという人もいるそうです。末尾の解説にも出てきます。しかし、オーツはそんな感じはまったくありませんでした。

参考記事:
https://bookmeter.com/books/527604
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4061311115/ref=acr_dpproductdetail_text
http://www.suugakudojo.shop/contents/book/tayama.html
https://ameblo.jp/classical-literature/entry-11239416746.html
http://glemaker.hatenablog.com/entry/20120123/p1
http://diamondconcert.com/732.html
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/1365
https://turugimitiko.hatenadiary.jp/entry/2018/06/03/093702


posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

小川榮太郎(2017.10)『徹底検証「森友・加計事件」』飛鳥新社

 オーツが読んだ本です。「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」という副題が付いています。
 この本の出版をめぐって、朝日新聞社が訴訟を起こしたことを知り、読んでみようと思いました。
 大変おもしろい本で、読み始めたら一気に読んでしまいました。
 森友・加計事件については、最近もマスコミによる大騒ぎが続いていますが、いったいどういう事件だったのか、それぞれの事件の全体を見たいと思ってもなかなかできません。そんなとき、本書を一読することで両事件の全体像がすっきりわかりました。
 オーツは、本書を一読して、客観的な記述だと思いました。それぞれの記述が何に基づいているか、出典が示してあります。まあ、関係者(取材先)がたくさんいるので、その個々の情報まで綿密に書いているわけではありませんが、朝日新聞の記事であれば、日付まで入っていますから、その日の分を縮刷版なり電子版なりで後から確認することもできます。本書には、小川氏の推測で書かれている部分もありますが、そこは明確に「推測」であることが断ってあります。
 本書の内容をここに示すことはしませんが、副題が内容を端的に物語っていると思います。「報道犯罪」というと強く響きますが、本書に示された内容を読んでいくと、これを「報道犯罪」と呼んでも全然おかしくないと思えます。
 今年、読んでよかったと思える本の第1位かもしれません。(まだ残り半年ありますが。)さまざまな資料を丹念に探り、読み込んでいった小川氏に敬意を表します。この本はベストセラーになっても不思議ではありません。オーツが多くの人に読んでもらいたいと思った本です。
 この本に対して朝日新聞社が訴訟を起こすなんて、信じがたいことです。そんなことをするよりも、朝日新聞社としては、この本のどこが問題か、自社の紙面を使って連載でもしてくわしく論じたらいいのではありませんか。さらに小川氏の反論スペースも(連載記事と同じ程度の分量で)確保して臨めば、いよいよ有意義なものになります。そんなことをしたら、小川氏が朝日新聞社をこてんぱんに打ちのめしてしまいそうですが、……。

参考記事:
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4625.html


posted by オーツ at 04:24| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

矢部宏治(2017.8.17)『知ってはいけない』(講談社現代新書)講談社

 オーツが読んだ本です。「隠された日本支配の構造」という副題が付いています。
 「日本支配」とはアメリカが日本を支配しているということを短くいったものです。
 全9章で、それぞれ、日本とアメリカの関係を考えさせるものです。
 第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている
 横田空域の問題を取り上げます。日本の首都圏は米軍に支配されていて、日本の飛行機は米軍の許可がないとそこを飛ぶことができないという話です。岩国や嘉手納など、他にも全国各地に似たような空域があるということです。
 第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
 全国どこであっても、米軍基地の外であっても、米軍は軍事演習などで自由に行動できるし、それにともなって事故や事件が起こっても、日本の警察に捜査権はないということです。米軍の財産について捜査できないとなれば、事実上、何もできないのと同じです。
 第3章 日本に国境はない
 米国が日本国内のどこにでも基地を置き、自由に軍事行動ができ、米軍とその関係者は自由に米軍基地に降り立つことができます。これを称して「国境がない」ということです。
 第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
 日米合同委員会が事実上の最高決定機関だということです。アメリカ側はほぼ軍人で、日本側はエリート官僚が出席します。
 第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
 占領時に米軍が持っていた裁判権(米軍関係者が日本の法によって裁かれない権利)と基地権(米軍が日本の国土全体を自由に使用する権利)が、占領終了後もずっと継続しているという話です。
 第6章 政府は憲法にしばられない
 米軍機は、米軍住宅の上では絶対に低空飛行をしない。それはアメリカの国内法がそうした危険な飛行を禁止していて、その規定が海外においても適用されるからだというわけです。しかし、日本人の住宅の上は低空飛行しても問題はなく、つまり、日本人の人権は守られていないというわけです。結局、憲法が機能していないということです。
 第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
 第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
 第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である

 最後のほうは内容要約をスキップしますが、こうして、「隠された日本支配の構造」をあばくことが本書の目的というわけです。オーツはこうした事実を知らなかったので、大変おもしろく読むことができました。これは単なる陰謀論ではなく、裏付けのある文書が存在するということです。この点が一番興味深いところでした。
 本書を読むことで、日本という国と米軍との関係がすっきりわかったような気がしました。

参考記事:
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53435


posted by オーツ at 03:40| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月18日

篠田英朗(2017.7.10)『ほんとうの憲法』(ちくま新書 1267)筑摩書房

 オーツが読んだ本です。「戦後日本憲法学批判」という副題が付いています。
 本書は二つの部分からなります。T「ほんとうの憲法の姿」が86ページ、U「抵抗の憲法学を問いなおす」が127ページです。後半のほうが長い形です。
 憲法がどのようなものであるかを論じたのが前半であり、オーツはここのところに興味があったので、本書を読もうと思ったのですが、その部分は本書の半分以下でした。後半は、憲法学(憲法をどんなものと考えるかという研究分野)の学史を解説したようなもので、憲法そのものの議論とはだいぶずれます。まあ、そのような憲法学史があったことを踏まえて憲法の読み解き方が確立されてくると考えれば、無関係ではないのですが、オーツとしては後半はあまりおもしろく感じませんでした。
 前半は二つの章から構成されます。
 第1章「日本国憲法をめぐる誤解を解く」では、立憲主義がどういう考え方であるのかを述べ、9条を中心に戦後平和構築政策との関連を解説しています。国際法や英米法思想の系譜として(ドイツ流の大日本帝国憲法でなく)日本国憲法を見ようとしています。
 第2章「日米関係から憲法史を捉えなおす」では、アメリカが戦前から戦後にかけてどういう考え方をしてきたのか、それと日本国憲法の制定がどう関わったかを述べます。
 いずれも、憲法を理解する上で大事なことが書かれていると思います。
 後半は、それに比べると、かなり細かい記述があり、読むのに難儀しました。憲法そのものの話ではなく、「憲法学」の話だからです。
 第3章「押しつけ憲法論への抵抗――歴史の物語を取り繕う憲法学」は今の憲法に対する憲法学の中の意見の対立を描きます。8.15 の「八月革命」という考え方や「国体」をどうとらえるべきかといった話題を扱います。
 第4章「国際化への抵抗――国際法と敵対する憲法学」は、国際法、自衛隊などと憲法の関係を論じます。
 第5章「英米法への抵抗――幻の統治権に拠って立つ憲法学」は、統治権や国民主権などと憲法の関係を論じます。
 全体として、憲法に関する知識が深まりますので、いい本だと思いますが、オーツが期待したのは前半のような議論であり、後半を読み進めるのは少し苦行でした。

参考記事:
http://agora-web.jp/archives/2027030.html
http://agora-web.jp/archives/2027868.html


ラベル:篠田英朗 憲法
posted by オーツ at 04:41| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月28日

小川榮太郎(2017.11.21)『徹底検証 テレビ報道「嘘」のからくり』青林堂

 オーツが読んだ本です。
 とても痛快な本です。
 今のテレビ局の報道姿勢がいかに欺瞞に満ちたものか、偏向しているか、明確に示しています。あれこれ違った立場からの意見をそれぞれ取り上げて放送するのでなく、特定の立場からの意見を集中的に放送しています。それを意見ごとの放送時間で計測し、数値化しているのは見事です。
 今のテレビ局は、明らかに放送法第4条に違反しています。
 こういう本で、テレビ局の偏りが暴かれてしまいました。
 いや、すでにネット上のさまざまな情報を見ていると、民放のワイドショーがいかに偏っているかは明らかなのですが、それでも、こうして具体的にデータを示されると「なるほどなあ」と感じ入るばかりです。
 こういうデータを突きつけてもテレビ局は動じません。BPOは左翼の人間の集まりみたいなもので、全然公平でも何でもありません。
 では、いったいどうしたら現状を改善できるのでしょうか。本書の最終章に書かれていますが、そういう偏った内容の番組のスポンサーに働きかけるという道です。これも大変興味深いやり方です。著者は、それを実行に移しつつあるようですが、さて、どういう結果になるでしょうか。
 テレビ局は、今の日本の政治を左右する力を持っています。そのテレビ局がこんなことでは、日本は一体どうなってしまうのでしょうか。
 そんなことを考えさせる良書だと思います。
 本書の内容に反論がある人は、どうぞデータを集めて反論してみてください。データが本書中に上がっていますので、同様のやり方で確認してみてください。
 オーツは著者の小川氏に全面的に賛同します。

参考記事:
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4625.html


posted by オーツ at 04:48| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

橘玲(2017.11)『専業主婦は2億円損をする』マガジンハウス

 オーツが読んだ本です。
 タイトルに引かれて読みました。
 本書は「女性の生き方」といった内容です。専業主婦になるということは、2億円を捨てているようなものだというわけで、夫婦の共働きを勧めています。
 その主張は、オーツも同意する面が多いのですが、しかし、そうはいっても、夫婦の共働きの前提として、夫婦それぞれがどういう仕事のしかたをしているかということがあります。夫婦とも無理なく仕事が続けられるようでないと、なかなか共働きは継続しがたいように思います。
 最近は保育園も充実してきて、昔よりは入りやすくなってきていると思いますが、それにしても、いざ保育園通いが始まると、熱を出したといってはケータイに電話連絡があり、仕事を中断しなければなりません。たとえば、こんなとき、父親側が仕事を中断できるか、あるいは、祖父母などですぐに頼める人手があるかといったことが重要になります。
 こんなことまで考えておかないと、「共働きを続ける」という選択肢はなかなかとれないものです。しかも、小さい子供を抱える親は、まだ若く、人生経験が多くないですから、どうやったら子育てができるか、それ自体が初の挑戦だったりするわけです。そんな状況で妥当な判断をしながら人生を設計するというのはなかなかむずかしいことだと思います。
 本書には、外国に住んで、家政婦を雇って、子連れで働くというような例まで紹介されています。もちろん、そういう生き方もあり得ることでしょう。しかし、仕事の種類を考えないと、いや、その前に自分がどういう働き方をするかを就職する前に考えておかないと、一概にそんなことはできません。
 本書のような本を読んで、自分の人生を考えることは大事なことのように思います。しかも、そんなことを考えるには若いうちがいいでしょう。できたら、仕事に就く前に、学生のうちにこういう本を読むのがいいですね。それだけでも、就職活動への取り組み方が違ってくると思います。
 オーツは、適当に流されて就職してしまったのであって、こんな本を学生時代に読んでいたら、ずいぶん考え方が変わったことでしょう。まあ、若いうちは時間がないので、こんな本を読む時間もなかったでしょうが。

参考記事:
https://www.tachibana-akira.com/2017/11/7866


posted by オーツ at 05:04| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月03日

伊藤亜人(2017.5)『北朝鮮人民の生活』弘文堂

 オーツが読んだ本です。「脱北者の手記から読み解く実相」という副題が付いています。
 ハードカバーで、450ページもある大作です。オーツは図書館から借りて読みましたが、3週間ほど読んでも、300ページまでしか読み終わらず、本を返すことになってしまいました。小さめの活字でもあり、読むのになかなか骨が折れました。
 しかし、2/3を読んだので、ほぼどういう内容かはわかったように思います。
 副題が本書の中身を表しています。
 著者は文化人類学者で、韓国の珍島でのフィールドワークなどに携わってきた方です。ハングルが読めます。そこで、脱北者にインタビューするとともに、彼らにさまざまな手記を書いてもらい、それを読んで北朝鮮の普通の人々の生活がどんなものであるのかを描いていきます。本書中の手記には番号が付いていて、99本もあります。住宅の間取りなどの図も出てきて、記述は具体的で、北朝鮮の人々がかなり大変な苦労をしていることがうかがわれます。
 北朝鮮では、軍隊およびその上にいる独裁者が国家の運営を行っており、結果的に国が人々のくらしをすべて決めてしまうことになります。どこに住むか、どんな仕事をするかもすべて国が決めたとおりにしなければなりません。移動(旅行)の自由もありません。オーツは、とてもじゃないけれど息苦しくてこんな国には住めないし、住もうとも思いませんけれど、現にそういう状況の中で生活している人々がいるというのも現実なわけです。オーツが何かできるとも思えませんが、少なくとも、本書のような「窓」を通して、異常な国家・北朝鮮に生きている人々に関心を持っていたいと思います。

参考記事:(インタビュー)北朝鮮、人々の生活は 文化人類学者・伊藤亜人さん
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13337925.html
2018年1月31日05時00分


続きを読む
posted by オーツ at 03:19| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

ジュディス・リッチ・ハリス(2017.8.25)『子育ての大誤解』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)早川書房

 オーツが読んだ本です。「重要なのは親じゃない」という副題がついています。文庫本とは言いながら、上下2巻に分かれており、分量は 394 ページ+428 ページもありますから、読み終わるまでにはずいぶんと時間がかかりました。
 おもしろい本でした。
 内容を一言でいうと、子育てについては誤解が広まっている、親が子育てに影響するという話は間違いだということです。もちろん、親から子への遺伝的影響はあるのですが、重要なのは、それ以外の「子育て」です。親が何をしようとも、それは子供に大きな影響を与えることはないのです。では、何が影響するのか。結論から言うと、子供の周りにある同年齢くらいの仲間集団なのです。
 こういう話を聞いて、オーツは腑に落ちました。確かに、自分の経験に照らしても納得できる結論です。朱に交われば赤くなるというやつです。
 孟母三遷というのも正しいでしょう。ここで重要なのは、孟母が子供に何かをしたというのではなく、引っ越しをして子供を適切な集団の中に投げ込んだということです。
 さまざまな研究対象が取り上げられています。一卵性双生児、二卵性双生児、養子などは当然です。こうして生みの親の影響と育ての親の影響を峻別し、遺伝的影響を除外し、一体何が子育てに影響しているのかをあぶり出していきます。
 本書には、心理学を中心として膨大な量の文献が掲げられています。一つ一つが研究論文であり、学会誌などに掲載されているものです。それら数百本を読み込むだけでも大変なのに、それらを整理して最終的な結論に至ったのは大いなる業績というべきでしょう。上下の各巻の巻末に30ページにもわたる文献リストがあります。きちんと数えたわけではありませんが、ざっと500本はありそうです。上下でわずかに重なりはあるものの、別の文献が多数を占めるようです。合計で 1,000 本もの文献ということになります。
 著者は、単に文献を受け売りしてるわけではなくて、個々に吟味し、批判的に検討しているところがすごいと思います。付録2では、200本近い論文を取り上げ、それぞれの個別の結論を総合しています。互いに矛盾する結果が出ていたりするのですが、それらのどこがどうおかしいか、それを除外するとどういう結論が導き出せるのかを議論しています。こんなやり方が本書中の各所に見られます。
 子育てについては、これが決定版といってもいいでしょう。
 オーツは、こういうことだったのかと納得しました。とてもいい本でした。


posted by オーツ at 05:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

潮匡人(2017.7.13)『誰も知らない憲法9条』(新潮新書)新潮社

 オーツが読んだ本です。新書版でありながら、オーツの知らないことがたくさん書いてあり、大変おもしろく読むことができました。
 タイトルからして、不思議に思えるかもしれません。憲法9条なんて常識中の常識で、日本国民が知らないはずもありません。しかし、本書を一読すると、実際、憲法9条のことを知らなかったと気づかされます。目からウロコが落ちるというのはこういう感覚をいうのでしょうか。
 目次は以下の通りです。
第1章 誰も本当の憲法を読んだことがない
第2章 これが本物の「日本國憲法」である
第3章 押し付けだったのか、それとも……
第4章 小学生はこんな偏向教科書で学んでいる
第5章 自衛隊を差別する中高生の教科書
第6章 護憲派も改憲派もわかっていないこと

 本書の最初の部分に細目次が掲載されているので、それをながめれば、内容が想像できると思われます。
 オーツは、一読して、どうも日本の国の形がゆがんでいるように思えてきました。その象徴が憲法9条です。これはぜひ改正するほうが望ましいと考えます。

参考記事:
http://agora-web.jp/archives/2027186.html


ラベル:9条 憲法 潮匡人
posted by オーツ at 03:28| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月28日

平野友朗(2017.3)『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』文響社

 オーツが読んだ本です。
 著者は一般社団法人日本ビジネスメール協会の代表理事だそうです。
 オーツは、タイトルに引かれて読む気になりました。つまり、「仕事が速い人はどんなメールを書いているのか」という疑問に対する回答を知りたいと思いました。
 本書を一読しましたが、かなり期待外れの内容でした。つまり、オーツの期待に反していたということです。書いてある内容は、いずれも当たり障りのない平凡なものでした。
 目次は以下のようです。
1 仕事が速い人のメール発想
2 目的を意識しながら書く
3 ビジュアルを工夫して読ませる
4 確実に返信を受け取る
5 相手の心に刺さる言葉を使う
6 メールの処理時間を削減する

 この中で、オーツが期待していたのは、「6 メールの処理時間を削減する」のようなことでした。1冊の本の中でこういう内容がいろいろ展開されているのかと思ったのですが、この部分だけでいえば30ページ分しかありません。しかもその内容はすでにオーツが知っている(実践している)ことばかりで、役に立つ部分はほとんどありませんでした。
 それ以外の部分は、どちらかというとビジネスマン向けの内容で、営業職の人が気をつけるべきことといった内容です。
 というわけで、オーツにとっては羊頭狗肉ということばが当てはまります。著者はメールのスキルアップやメールの効率化に関連して 1,000 回の講演をこなしてきたそうですが、こんな内容で、講演を聞く人がたくさんいるのが不思議です。


posted by オーツ at 04:04| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

池田信夫(2017.7.14)『失敗の法則』KADOKAWA

 オーツが読んだ本です。「日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか」という副題が付いています。
 なかなかおもしろい本でした。世の中を見る「視点」を教わった気がします。
 ただし、これが「失敗の法則」といえるのか、若干疑問に思います。過去のできごと(失敗)を中心に論じていますが、「法則」といえるほどに繰り返されているかというと、そうでもないと思うからです。それぞれのできごとを見る「視点」はおもしろいと思いますが、やはり個別論であり、「法則」とまでは行かないように思います。
 ということは、「日本人はなぜ同じ間違いを繰り返すのか」という問いにも本当の意味では答えていないことになります。
 全体として、日本社会はこんなふうに動いてきたし、これからもそういうことがあるだろうというお話です。オーツは、それだけで十分だと思います。
 読者がこの本を読んだ後で、自分の身の周りのあれこれにこれらの「法則」を当てはめて考えるようであれば、著者としては成功したといえるでしょう。

第1法則 現場が強いリーダーを許さない
 東芝の社長を例にします。
第2法則 部分が全体を決める
 官僚が稟議で意思決定をしていることと旧日本軍の行動を例にします。
第3法則 非効率を残業でカバーする
 電通の女性社員がなぜ自殺したかを例にします。
第4法則 「空気」は法律を超える
 東芝の原発の話と電波行政の話を例にします。
第5法則 企業戦略は出世競争で決まる
 朝日新聞の出世主義を例にします。
第6法則 サンクコストを無視できない
 核燃料サイクルと豊洲市場の問題を例にします。
第7法則 小さくもうけて大きく損する
 不良債権問題として、住友銀行や山一証券の話を例にします。
第8法則 「軽いみこし」は危機に弱い
 民主党政権と天皇制を例にします。

 というわけで、目次よりも、その下の各章の具体例を見る方が本書の内容の把握に役立つように思います。

参考URL
 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51999222.html


ラベル:失敗 池田信夫
posted by オーツ at 04:34| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

ケント・ギルバート(2017.2)『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)講談社

 オーツが読んだ本です。
 一読した後で、とてもすっきりした感じがしました。
 何がというと、中国や韓国の日本に対する対応はひどいもので、顔をしかめたくなるものですが、この本ではなぜそうなるかを見事に説明しています。儒教だというのです。そういう見方で一貫して各種事件を描いていきます。なぜ中国・韓国がそのような対応をすることになるか、とても納得がいきます。
 それにしても、本書に書かれた話は本当にひどいもので、日本人が今までいかに勘違いしてきたかを明確に示しています。
 本書の記述が日本人の常識として広く受け止められることを願っています。
 目次は以下の通りです。

序章 「儒教の呪い」とは何か
第1章 沖縄も東南アジアも樺太も中国領?
第2章 キリストも孔子も韓国人?
第3章 中国・韓国の自己中心主義の裏側
第4章 日本は儒教国家ではない!
第5章 儒教の陰謀は現在進行中

 目次を見ると、だいたいどんな内容かがわかります。
 そして期待を裏切りません。


posted by オーツ at 04:40| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

朝日新聞 迫る2025ショック取材班(2016.6)『日本で老いて死ぬということ』朝日新聞出版

 オーツが読んだ本です。「2025年、老人「医療・介護」崩壊で何が起こるか」という副題が付いています。
 いかにも新聞記者が取材して記事にしたという感じです。現在の医療・介護の現場の具体的な事例の記述がたくさん出てきます。まるで映画かドラマの1シーンを見ているようです。しかし、だからどうなのか、これからどうあるべきか、どうするのかといった点は掘り下げられていません。
 オーツは、副題で表されるような内容を期待してたのですが、その点では期待外れと言っても差し支えありません。
 高齢化社会がいよいよ進展し、団塊の世代が後期高齢者になり、次々と死ぬ時代がやってくることは必然です。であれば、それに備えて今生きている人たちへの提言なり何なりがもっと必要なのではないでしょうか。
 オーツは、新聞記事の連載を安易に単行本にしてしまったような印象を受けました。
 まあ、自分がこれからどうなっていくのかを先に教えてもらったわけで、その意味では読んでよかったということもいえますが、……。


posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

大高未貴(2017.6)『父の謝罪碑を撤去します』産経新聞出版

 オーツが読んだ本です。「慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白」という副題が付いています。
 吉田清治といえば、慰安婦問題の出発点となった話をした人物です。自分が済州島に行って、女性たちを狩り出し、強制的に連行したという証言です。その後、この話は嘘であることが知れ渡りましたが、日韓関係の悪化に大きな影響を与えてしまったことは周知の事実です。
 吉田清治は韓国に「謝罪碑」を建てました。
 そして、吉田清治の死後、その長男がこの謝罪碑を撤去しようと検討しました。しかし、大きなものががっちりと地面に固定されているため、撤去は不可能です。そこで、謝罪碑の文面の上から別の文面を貼り付けたというのです。慰霊碑になったというわけです。
 まさに驚きの展開です。
 本書は、その経緯を綿密に記録しています。オーツがおもしろいと思ったのは、韓国の警察が長男を韓国に呼び出そうとしたこと(犯罪でも何でもないのに!)、さらに、p.185 にあるように、誰かが新しい慰霊碑の文面の上にビニールシートをかけて見えないようにしたことです。個人が自分の金を出して行ったことに対し、それが韓国にとって好都合であればそのままにし、不都合であればカバーで覆って見えないようにする。まったく行動に一貫性がないというか、自分たちの勝手な考え方が前面に出ています。
 謝罪碑の撤去だけでは1冊分の内容にならないので、慰安婦問題をめぐっていくつかの論考が追加されていますが、それらを読むと、この問題の闇を感じさせます。どうにも混乱が収まらないし、その責任の大半は韓国政府にあるように思えてきます。このような話は本書の特色ではないように思うので、感想はこれ以上述べません。
 ともあれ、慰安婦問題に関心のある人は一読の価値があると思います。


posted by オーツ at 05:02| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

橘玲(2017.6)『幸福の「資本」論』ダイヤモンド社

 オーツが読んだ本です。「あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」」という副題が付いています。
 なかなかおもしろい本でした。
 三つの資本とは、金融資産(お金のことです)、人的資本(働いてお金を稼ぐ能力です)、社会資本(友人や家族などの人間関係です)のことです。この三つがあるかないかを組み合わせると、八つのパターンができます。三つともある「超充」、二つある「リア充」「旦那」「金持ち」、一つしかない「退職者」「ソロ充」「プア充」、そして三つともない「貧困」です。
 こうして割り切って考えてみると、我々の多様な人生も、八つにパターン化できそうに思えてきます。こういう見方を提示する橘玲氏の「見通しの良さ」には感服します。この見方が絶対正しいとは思わないけれど、こうやって見ると、いろいろな人生があるけれども、その全体像がそれぞれ把握・理解できるように思えます。そこがおもしろいところです。
 こうして、人生のあり方、幸福とは何か、どうすれば幸福になれるかを考えようというのがこの本の趣旨です。
 著者の多様な読書遍歴の一部が明かされます。いろいろなエピソードがちりばめられています。そういうエピソードを八つの人生パターンに当てはめて解釈すると、見事に説明されます。一読すると、腑に落ちる内容でした。
 幸福論とかは、過去にもいろいろ書かれていますが、その多くは文学者によるもののように思います。観念的で、オーツはどうも好きになれません。自分にぴったりくるということもないように感じていました。しかし、この本は自分なりに納得しながら読み進めることができました。「現代の幸福論」とでもいえそうに思います。
 どうせなら、若い人がこういう本を読むといいでしょう。これからの自分の未来を考える手がかりになりそうです。


ラベル:橘玲 幸福 資本
posted by オーツ at 05:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

カイザー・ファング(2015.2)『ナンバーセンス』CCCメディアハウス

 オーツが読んだ本です。「ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方」という長い副題が付いています。
 本の扉のところに「大学ランキング、肥満、クーポン、失業率、フットボール、物価……。身近なエピソードを題材に、複雑な統計をやさしく“解きほぐす”。」と書いてあります。副題に「ビッグデータ」とあるので、ネット内の情報などを統計的に分析したものかと思っていました。しかし、実は違っていました。
 確かに、従来いわれている各種指標などのおかしさを指摘する内容なのですが、それは「統計リテラシー」とはずいぶん違うように思います。いわばものの見方、考え方、常識といった内容です。オーツは「統計リテラシー」といえば、統計学的な分析、およびその結果に基づく議論といったことを考えますが、本書の内容は、それとはずいぶん違う感じです。
 一番わかりにくかったのはフットボールの例でした。もともとスポーツには興味がないオーツですが、特にフットボールなんてどうでもよく、そういう人間の場合は、アメリカのフットボールのチームで、コーチがどうこう、GMがどうこうという話が出ても、さっぱりわかりませんでした。
 期待していたほどのことはないといったところでしょうか。
 かなり残念な内容でした。


posted by オーツ at 03:46| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

池田信夫(2015.1)『資本主義の正体』PHP研究所

 オーツが読んだ本です。「マルクスで読み解くグローバル経済の歴史」という副題が付いています。
 注(参考文献)、人名索引、事項索引が付いており、本格的な学術書という体裁です。実際、なかなか歯ごたえがありました。
 マルクスの考え方を読み直し、読み解き、それに基づいて世界の歴史を考えるというスタイルで記述され、どこかの分野の専門書というよりも、著者の世界観みたいなものを感じました。
 イギリスが世界の大国になったのは、産業革命よりも奴隷貿易が寄与した部分が大きかったとか、中国は、大盗賊がとっかえひっかえ王朝を始めた国であるとか、インドが繊維産業から農産物の生産にシフトしていった状況とか、オーツの知らない話がいろいろと出てきて、世界史をとらえ直すような感覚になりました。
 日本型資本主義はもう終わりだという第8章もおもしろく読みました。こういう意識を政治家が持っているかいないかで日本という国をどういう形に作っていくのかが大きく変わってくるでしょう。
 いろいろと考えさせられる本でした。

参考記事:
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51923274.html


posted by オーツ at 04:49| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする