2015年01月20日

老健わたり

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。
http://digital.asahi.com/articles/ASH1H6GFQH1HULFA02R.html
 「老健わたり」というのがあるそうです。老健、つまり介護老人保健施設を渡り歩く老人たちのことです。
 高齢になって、病気や障害を抱えるようになると、積極的な治療のために病院にいるか(つまり入院ですが)、積極的治療ができないならば、老健で時間をかけて介護やリハビリを受け、在宅への復帰を目指すかということになります。
 しかし、在宅を目指す場合でも、介護が必要であれば、自宅に住むことさえなかなかむずかしいことになります。家族に頼れなくなれば、すぐに生命の危険と隣り合わせになってしまいますし、家族に頼るとなれば、頼られる家族が大変です。高齢者ともなれば、リハビリを受けたからといって十分に元の状態に戻れるというものでもないでしょう。
 その結果、老健から老健へと高齢者のわたりが発生するというわけです。
 その原因は、特養(特別養護老人ホーム)が少ないこと、有料老人ホームの費用が高いことなどがあるでしょう。さらにその遠因を考えれば、一方では、日本が高齢化していくことがわかっていたのに、それにきちんと対応することをしてこなかった政治の問題であるとともに、また一方では、個人で老後に備えてこなかった高齢者自身の問題ということも言えるように思います。まあ、誰もが、老後にどんな状態になっても安心して生きていけるだけの準備を働いている間にしておくことはむずかしいとは思いますが……。
 ともあれ、現実に高齢者の行き場がなくて困っているわけです。老健わたりなんてことばは、一刻も早くなくなってほしいものです。
 あ、近未来ではオーツも老健わたりなどをすることになるのでしょうか。他人の問題ではなく、自分の問題なのですね。
 オーツの場合、年金がそれなりにもらえれば、何とかなるように思いますが、死ぬまで本当に年金をもらい続けることができるのか、わかりません。少子高齢化がどんどん進む日本で、今のような年金制度が維持できるはずはないわけですし、……。
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2015年01月01日

スクールカースト

 オーツは「スクールカースト」という言葉があることを知りました。
 Wikipedia にも登録されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
 ちなみに、最終更新は 2014年11月25日 (火) 13:41 だそうです。
 以前、「ママカースト」
2014.4.6 http://o-tsu.seesaa.net/article/393805025.html
ということばがあると知って、驚いたのですが、「スクールカースト」もグサリときました。そういうことばがあること自体が問題です。まあ、対応するものがあるのでそれに名前を付けたという側面はあるのでしょうが、一報では、名前を付けたことでいよいよ実在するように感じられてくるでしょう。
 このことばは、2007 年くらいに公認されたようですが、実態は、当然それより古いでしょう。
 中高生を中心に、カーストととらえられるようなグループの序列を意識しているのですね。今の若者は大変です。
 オーツのころはなかったように思うし、(いや、あったのかもしれないけれど、オーツがそれに気が付かなかったのか)オーツの子供の場合、私立の中学・高校に入れたから、スクールカーストには無縁でした。
 では、孫は……。今はまだ小学校に入る前なので、何ともいえませんが、こんなことがあるとすると、やはり私立に行かせるほうがいいのかなどと考えてしまいます。
 まあ、祖父母の立場からあれこれ口を出すべきことではないと思いますが。
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2014年12月13日

調査リコール

 ホンダがタカタ製のエアバッグ問題で「調査リコール」を実施するという話です。
 オーツは、「調査リコール」というのを初めて知りました。
http://kunisawa.net/car/car_latest-information/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%81%A7%E5%85%88%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F/
によると、「調査リコールってナニ? おそらく普通のリコールだと直ちに部品交換など必要な対策を行わなくちゃダメ。しかし今回はリコール出しても部品が間に合わず。そこでアメリカ当局と情報&意見交換した結果、調査リコールというカタチにしたんだと思う。」とあります。
 全面的な部品交換を行うわけではなく、一部のクルマに対してだけ(「調査」という名目で)部品交換を行うということのようです。
 NHK のニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141209/k10013846691000.html
では、「調査目的のリコール」と呼び、「今回、ホンダが行う調査リコールは、不具合の原因が特定されていない状況で行うもので、国内の法律には定めがなく、実施されるのは国内では初めてとなります。」とあります。実施されるのが国内で初めてということであれば、そういう言い方自体が新語と同じく、今、出回り始めたといっていいでしょう。
 しかし、Yahoo! で "調査リコール" を検索すると、約 302,000 件と出ます。あっという間にそれだけの広がりを持ったわけです。

 それにしても、こんなニュースを聞いたら、該当するクルマのユーザーとしてはすぐにでもエアバッグを交換をしたいと思うでしょうね。となれば、調査リコールと言いつつ、普通のリコールとあまり変わらないことになりそうです。
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2014年11月22日

痛メン(いためん)

 オーツは、イケメンやらイクメンやら、男性を表す言葉にいろいろあることは知っていましたが、痛メン(いためん)というのは知りませんでした。
 朝日新聞のコラムを読んで知りました。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11466792.html
 「首痛めてるポーズ」が女性の母性本能を刺激し、心をくすぐるのだそうです。「男は強くありたい」などと考えるのは、今や時代遅れなんですかね。
 写真の印象は、分析して見るものではないから、見ている女性にとっては、なんだかわからないけれど胸キュンに感じることでしょう。
 「痛車」(いたしゃ)
2007.6.29 http://o-tsu.seesaa.net/article/52563953.html
などという言葉があるので、それからの連想でできた言葉でしょうか。
 それにしても、朝日新聞のこの記事、「コンテスト出場者を紹介するサイトの写真に、首付近に右手を添えたポーズを選んだ。」とありますが、添えられているのは左手ですね。
ラベル:痛メン
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2014年10月25日

どぼじょ

 オーツは朝日新聞で見ました。
http://www.asahi.com/and_M/gallery/20141021_dobojyo/
 「どぼじょ」という言い方があるのだそうです。「土木女子」を短縮した言い方だそうです。
 一見、女性の社会進出を後押ししているようですが、「どぼじょ」という響きがいけません。日本語では濁音が連続すると、たいてい悪い意味になったり価値が下がったりします。濁音のニュアンスがよくないのですね。「どぼじょ」には、濁音が三つもあります。これでは、普及はむずかしいと思われます。
 なお、検索エンジンでは「どぼじょ」を入れても「ドボジョ」が検索されたりします。そして、Yahoo! で「"ドボジョ"」を入れると、126,000 件もヒットします。そういう名前のマンガがあったりもします。
 響きが悪いと指摘する記事もあります。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20140911-00037970-r25
こちらの記事にはトラガール(トラックを運転する女性)という言い方もあります。いやはや、いろいろあるものです。
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2014年10月11日

サイバー亡命

 オーツは、
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41925
の記事で知りました。
 サイバー亡命とは、「サイバーの世界の中でサーバーの国籍を変えること」だそうです。自分が実際に居住する国のサーバーを使っていると、情報が政府に筒抜けになる。それだったら、外国にあるサーバーを利用しようということです。
 現実的に国境を越えて移住しようとすると、なかなか大変ですが、ネットの世界は国境なんてないにも等しいわけですから、簡単に移住できます。
 でも、こんな行動をするしかないその国民は、かわいそうです。結局、政府が信頼できないと言っているようなものです。
 そういう国民が多数いるのが韓国です。韓国では、サイバー亡命のブームが3回も起こったというのですから、国民が政府を信頼していないことは明らかです。
 政府の側(特に朴槿恵大統領)が、その考え方の間違いに気がつかなければなりません。韓国においては、検閲は、これを行ってはいけないという当たり前のことが当たり前でなくなっているわけですね。
 今回は、カカオトークというモバイルメッセンジャーでの話でしたが、他の各種サービスでも同様であることが想像できます。
 残念な話です。
ラベル:サイバー亡命
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2014年10月09日

車室

 オーツが京都の町を歩いていたら、とある駐車場にこんな掲示が出ていました。「車室の11番と12番は前向き駐車でお願いします」
 車室は、駐車場の一つの区画のことを指しているとわかりましたが、一つの区画のことを車室と呼ぶ例は初めて見かけたように思います。
 そばにいた知人に聞いても、初めて見るという話です。
 珍しいことばだと思いました。
 自宅に戻ってから、ネットで検索してみると、日経新聞の 2010.3.5 の記事にすでに書いてありました。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO04111590V10C10A3000000/
 「「車室」は関係者の間で使われる業界用語のようです。」とあります。「駐車ます」や「駐車室」という言い方もありそうです。国語辞典などでは、まだ登録がないようです。
ラベル:車室
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2014年10月01日

心肺停止

 9月27日の御嶽山の噴火に伴い、多くの人が噴煙や火山灰等に巻き込まれてしまいました。
 テレビなどでのニュースでも盛んに報道しています。その中で「心肺停止の状態で○人が発見されました」という言い方をよく聞きます。しかし、こういう言い方は以前はあまり行われてこなかったように思います。
 「心肺停止」については、以下のサイトの説明がわかりやすいと思います。
http://www.j-cast.com/2014/09/29217057.html
 「死亡」ではないのですね。心肺停止に加えて、脈拍停止、瞳孔散大があり、四つの条件が揃っていることを医師が診断しないといけないというわけです。
 今回は、噴火活動が活発で、「救助」活動が行えないので、被災者の搬送もできず、ほぼ「死亡」と言ってもいいのだけれど、医師が確認していない以上、「心肺停止」と呼ぶしかないというわけです。
 今までの事故のニュースでは、こういう言い方はあまりされてこなかったように思います。
 まあ、普通の事故では、心肺停止の人も病院に緊急搬送され、医師がすぐに診断を下すことができるので、「死亡」ということになるわけです。
 今回は、医師が診断できないことから長野県警が使い始めたことばのようです。ある意味で便利なことばですが、こういう専門語(?)もこれから一般語化するのでしょうか。
 首が切られて、頭部が分離している状態でも「死亡」ではなく「心肺停止」というのでしょうか。
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2014年08月31日

パクツイ

 オーツは、朝日新聞で「パクツイ」ということばを知りました。
http://digital.asahi.com/articles/ASG521PCHG52UCVL001.html
蔓延する「パクツイ」「コピペ」背景は?
神庭亮介2014年5月6日00時40分

 上記の記事がいつまで残っているか、疑問に思うので、重要部分を以下に引用しておきます。
 ツイッター上には、他人の文章を丸写ししたパクリツイート(パクツイ)があふれ、論文のコピペ(切り張り)も問題化している。お手軽な盗作行為が蔓延(まんえん)する背景事情を探った。
■「評価されたい」手軽に実現
 ツイッターで1万人超のフォロワーを持つ男子大学生(18)は、高校時代からパクツイに手を染めてきた。ツイッターには発言者を明示して転載するリツイート機能もあるが、それは使わない。人気の出そうな投稿を見つけては、あたかも自分の発言のようにつぶやくのだという。
 「フォロワーが増え、たくさんリツイートされると優越感が得られる。受験勉強のいい憂さ晴らしだった。最初は罪悪感もあったけど、みんなやってるし、徐々にマヒしていった」
 ボタン一つでパクツイできるスマートフォン用のアプリを使い、1日平均300回、多い時には700回パクツイしたこともある。
【中略】
 パクツイをするユーザーの間には、元投稿を「お気に入り」登録するという最低限のマナーがある。パクリがカジュアル化した時代の、カジュアルな倫理の萌芽(ほうが)。この芽が、創作に対する真の敬意へと育つことはあるのだろうか。(神庭亮介)

 なぜパクツイをするのかを追及した記事もあり、参考になります。
http://special.smartguide.yahoo.co.jp/kawanagare/20130604.html
 どうにも困った事件です。パクツイは、余計な情報を増やしているだけで、何も新しいことを増やしていません。資源の無駄遣いであり、ぱくった相手を傷つける行為です。こういうのが名前をつけられるくらいに(そして、検索エンジンで数十万件も見つかるくらいに)一般化してしまったというのが現実です。
 日本は病んでいますね。
 オーツはツイッターをやらないのですが、こんなこともツイッターをやらない理由の一部かもしれません。
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2014年08月23日

はみ肉

 オーツは、朝日新聞の「天声人語」欄で「はみ肉」ということばを知りました。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11303445.html
体からはみだし加減な肉、つまり贅肉(ぜいにく)をいうそうです。
 普通なら「はみだし肉」とか言いそうですが、日本語では4拍の単語が言いやすいので、一部省略して「はみ肉」になったのでしょう。
 新語だと思います。
 そこで、Yahoo! の検索エンジンで "はみ肉" を検索してみると、195 万件もありました。新語というよりは一般語といえるレベルかもしれません。
 「はみ肉」がそんなに一般化していたのかと愕然としました。そんなに一般化するまでオーツが気がつかなかったというのがショックでした。自分が世の中の動きに取り残されている感覚です。
ラベル:はみ肉
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2014年07月09日

孫病(ただし韓国語)

 孫病とは、祖父母が孫育てに関わり、腰、膝、手首、肩、腕などを痛めることだそうです。
 ただし、韓国語で使われている言葉です。「ソンジュビョン」が韓国語での言い方です。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41145
 駐日韓国文化院のサイトにも記載がありました。
http://www.koreanculture.jp/lib_korean_hitokoto_view.php?number=376
 「共働きの子供に代わって祖父母が孫、孫娘の世話をして生じる健康上の問題。」と定義されています。
http://korekaraya.dreamlog.jp/archives/5189571.html
では「シンジュビョン」としていますが、ハングル表記を見れば「ソンジュビョン」が正しいことは明らかです。
 韓国では、孫の面倒を見る祖父母が多いので、こんな言葉が生まれたのでしょう。
 上記の記事
http://korekaraya.dreamlog.jp/archives/5189571.html
によれば、「韓国では共稼ぎ510万世帯のうち、ほぼ半分の250万世帯で子どもの育児をジジとババがしているそうです。」とあります。大変な数です。
 オーツの場合、たまに孫と遊びますが、抱き上げてみると、ちょっとの間に体重が増え、身体がガッチリしてきたことがわかります。この調子で孫の体重が増えていくと、育児が大変なことになりそうです。30年前の自分の子育ての頃とは違って、筋肉が弱くなっていることが実感できます。(それだけではないのでしょうが。)
 こういうことば、日本でも一般化するでしょうか。
ラベル:孫病
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2014年06月11日

「東京電カ」と「ス卜口ンチウム」

 ブログの表題に書いた言葉ですが、何と読むのでしょうか。
 普通にすらりと「とうきょうでんりょく」と「すとろんちうむ」と読んでしまいそうですが、実は「とうきょうでんか」と「すぼくくちんちうむ」と書いてあります。
 こんな書き方をするのは誰だといいたくなりますが、検索エンジンで探すと、重要な情報が検索できるようです。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2774.html
 WWW に書く側で、検索エンジンの魔の手から逃れるために、一部をわざと伏せ字にするのは以前からあった手法ですが、別の似た文字に置き換えるというのは珍しいのではないでしょうか。
 こんな書き方をする人もする人ですが、それを(偶然かどうか知りませんが)突き止めてしまう人もすごい人です。
 ネットをめぐるゴタゴタの一種といえましょうか。新語の一種ともいえそうです。
 オーツは最近になって初めて知りました。
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2014年05月29日

井伏鱒二現象

 オーツは、「井伏鱒二現象」ということばがあることを初めて知りました。
http://plaza.rakuten.co.jp/mrsclinic/diary/200510130000/
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/1cfc92e675a391b03d467977f079f26a
 すごい話です。井伏鱒二の作品は剽窃・盗作のオンパレードだというわけです。
 しかも、一層問題なのは、それを指摘する意見が公表できない(なぜならば、井伏鱒二を褒めまくった人たちがいるから)ということです。
 かなりの大家ともなると、こんなことになるのですね。
 井伏鱒二に関していえば、「井伏鱒二現象」という言い方が残る限り、剽窃・盗作の作家だということがずっと言い伝えられ続けるということです。不名誉なことです。
 そして、作家の場合と同様の話があちこちに潜んでいることがさらに大きな問題でしょう。
 社会のあり方に反省を迫るものともいえそうです。
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2014年04月12日

ユーリッシュ

 ユーリッシュとは、欧州英語のことだそうです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40429
 オーツは、もちろん、こんなことば(eurish という言い方)を聞いたことがありません。
 ヨーロッパのビジネスマンや研究者が数ヶ国語を流暢に操るのは目撃しましたが、そういう人たちが英語の文法をやや変えて話しているということまでは気がつきませんでした。さらには、それに「ユーリッシュ」という呼び名までできているとは!
 記事の終わりの方に「一番分かりにくいのがネイティブスピーカーの英語?」とあるのは愉快でした。実際、アメリカ人男性の話す英語はけっこう聞き取りにくいものです。女性の方が聞き取るのがずっと楽です。オーツが男性だからでしょうか。

 日本式英語の件では、間違いを気にせずに、ジャパングリッシュでいいから、内容を伝えることに重点を置くべきだという話はよく聞きますが、そういう言い方が世界のあちこちに起こっているのですね。
 こういうことを知ることで、日本人の英語コンプレックス(英米コンプレックス?)が少しでも解消してくれればありがたいことです。

 それにしても、オーツは、ふだん英語を使った生活をしていないので、話し言葉はかなりさび付いています。困ったことです。
 では、もっと英語の生活に浸りたいかって?
 いやいや、自宅でもオフィスでも、いきなり英語の電話がかかってくると、やっぱり緊張しますからねえ。日本語でコミュニケーションができると安心できます。
 今は、メールが普通なので、電話よりはずっと楽です。
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2014年04月06日

ママカースト

 オーツは「ママカースト」ということばがあることを知りませんでした。
 wikipedia にも掲載されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
 「ママカーストとは現代の日本において母親であることを共通とした友達付き合いにおいて見られる序列のことを身分制度になぞらえて呼んだ表現。」とあります。以下に「概要」を示します。
この序列化の要素には、自身が身につけている服やバッグ等に加えて、子供の学力、習い事の進歩状況、子供の外見(男子の場合は背丈)や夫の学歴や職業や収入など、さらにはマンションの何階のどの部屋に住んでいるかなどの事柄も含まれており、住んでいる部屋が自身の身に付けている物や年収に見合っていないならば気まずい思いをすることになる。新しく引っ越してきた家庭があると、そこに子供を遊びに行かせて、どのような家庭環境でどのような職業なのかを調べるなどの方法で情報を得て、仲間に入れるべきでないと判断したならばグループから排除するということが行われている。白河桃子は現代は不況であることから、自身が下流に転落するという危機感を持っているため、他の家庭と比較することで自身はまだ中流にいるという安心感を得たいがためにこのような事をしていると見ている。

 いやはや、すさまじいものですね。
 オーツは男であるためか、今までこういうことは経験したことがありませんでした。だから、人それぞれでいいではないかなどと単純に思っていたのです。しかし、そんな簡単な話ではなさそうです。
 こんな行動があるとなると、新しく引っ越した場合など、その地域のことをよりよく知らなければ、安心して暮らせないということにつながります。
 この種の排外的な考え方は差別などとも共通しそうです。
 自分が差別される側になったら、とてもつらいことになるでしょう。こういう考え方はなくなってほしいし、そんなことを気にせずに自由に暮らしていきたいものです。
ラベル:ママカースト
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2014年03月31日

1歳1ヶ月の赤ちゃんでことばの調査

 オーツの孫のひとりは1歳1ヶ月になりました。喃語がいろいろ出始めています。
 あるとき、一緒に遊んでいたら、オーツのことばをマネして返事をしてくることに気がつきました。「ぱっぱ」というと「ぱっぱ」と返してきます。この月齢では、「意味」の有無なんてわからないはずですから(いや、それは大人の思い込みかもしれませんが)、無意味語でも同じだと考えて、ちょっと調査してみました。
 「とっとっとぅ」[tottottu:]というのを、音階でいうと「ド-ド-ファ」のような高さで発音してみると、同じように「とっとっとぅ」と返してきます。イントネーションもオーツの発音したものそっくりです。子供は、母音や子音よりもイントネーションを先に習得するようです。同じ調子で「こっこっくう」と言うと「こっこっくう」と返します。これはおもしろいということで、「ぽっぽっぷう」とやると、「ぽっぽっぷう」が返ります。
 では、むずかしい発音はどうだろうということで、「そっそっすう」とオーツがいうと、「とっとっとぅ」になってしまいます。サ行音は摩擦音ですから発音がむずかしいのは当然です。「まんまんむう」というと「ばんばんぶう」になってしまいました。鼻音もむずかしいことがわかります。「まんま」とかは言えるはずなのに、……。
 「なんなんぬう」も「ばんばんぶう」でした。同じ調音位置で鼻音が口音になれば(有声音ということで)「だんだんどぅ」になりそうですが、そうはなりませんでした。
 ハ行音やラ行音は試しませんでしたが、できないはずです。しかし、やっておいてもよかったと後から思いました。一体、どんな音で返されるのでしょうか。
 母音をいろいろ変えて試せば、母音の習得の早い−遅いがわかるはずです。しかし、実際調査すれば、それなりに時間もかかるので、本格的に行うことはしませんでした。きちんと調査計画を立てなければいけませんし……。
 ふと考えてみると、自分の子供が小さいころどうだったかは記録がありません。記憶もありません。30年以上前のことでした。
 それにしても、1歳1ヶ月の子供を対象にして言語調査が可能なのだということに驚きました。オウム返し法による調査というわけです。この方法は言語教育の世界でもよく用いられます。ちゃんと同じ言葉が返せるということは聞き取って理解し、それを再度産出できるということです。
 幼児の言語発達を研究する人もいますが、もしかして、自分の子供などと遊んでいて、珍しい経験をして、はまってしまうのかもしれません。オーツは、興味深い世界をちょっとだけのぞいてみたのでした。でも十分おもしろかったです。
 あとで考えてみると、「ド-ド-ファ」のような高さというのは、ラロのスペイン交響曲の出だしが頭に残っていたのかもしれません。
http://imslp.org/wiki/File:PMLP22520-Lalo_-_Symphonie_espagnole,_Op._21_(orch._score).pdf
楽譜を見るとニ短調ですが。
ラベル:喃語 調査
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2014年03月22日

工場制畜産業

 オーツが、ネット内の記事をいろいろ読んでいたら「工場制畜産業」という用語が出てきました。
http://blog.goo.ne.jp/syoshiko79/c/ba1419d476fed616b02193b416999a88
自己紹介欄で使っています。
 オーツは「ん?」と思いました。
 「工場」や「産業」はなじみのある言い方ですが、「制畜」という言い方は見たことも聞いたこともありません。
 何だろう、これは。
 そのとき、はたと気がつきました。「工場/制畜/産業」ではなくて、「工場制/畜産業」なのですね。
 漢字2字ずつの単語が見慣れているため、オーツは、つい2字ずつに区切って読んでしまったのでした。
ラベル:工場制畜産業
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2014年02月15日

「陽」という名前

 子供に「陽」という名前を付ける人がいます。
 さて、この名前は何と読むのでしょうか。けっこうむずかしいです。
http://kanji.reader.bz/%E9%99%BD
によると、「ひ、よう、ひかる、あきら、ひなた、ひな、みなみ、はる、あき」という読み方があるようです。
http://happyname.livedoor.biz/archives/51299644.html
によると、漢字2字の名前の一字として使われる場合も含めて、「ヨウ、あき、あきら、お、きよ、きよし、たか、はる、ひ、や」という読み方があるとのことです。
http://questionbox.jp.msn.com/qa110074.html
によると、「大修館書店の「漢語林」に人名としての読み方の例が載っています。あき、あきら、お、おき、きよ、きよし、たか、はる、や」だそうです。
http://plaza.rakuten.co.jp/namae/diary/200701110000/
および
http://meimeijiten.blog69.fc2.com/blog-entry-16.html
(こちらがオリジナルか?)によると、「あき、あきら、お、おき、きよ、きよし、たか、なか、はる、はれ、ひ、ひなた、や」だそうです。
 Yahoo! 知恵袋では、「赤ちゃんの名前を考えています。「陽」の字を「はる」という読みで使いたいのです...」という人の質問がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1027288525
 また、回答の中には「大辞泉にありました。陽[名のり]あき・あきら・お・おき・きよ・きよし・たか・なか・はる・や」と書いてありました。
 女の子の名前で、陽(はる)というのがあるようです。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/1012/354741.htm

 そういえば、将棋のプロ棋士に「稲葉 陽」という人がいますが、「いなば あきら」と読みます。
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/inaba.html
先日、NHK のテレビ将棋対局で解説者をつとめていました。
 「あきら」という読みはなかなかかっこいいと思いました。まあ、知らなければ読めませんが。

 こんな読みにくい(男なのか女なのかわからない)一字名を付ける人も世の中にはけっこういるのですね。
ラベル: 名前
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2014年01月20日

一枚岩

 オーツが日曜日の朝、何となく TBS の時事放談という番組を見ていたときのことです。片山善博氏が「一枚岩」のことを「いちまいがん」と言ったのです。
 オーツはびっくりしました。これは「いちまいいわ」としか読まないと思っていたからです。
 片山善博氏と言えば、元官僚、政治家であり、慶應義塾大学の教授でもある人です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%87%E5%B1%B1%E5%96%84%E5%8D%9A
その人が「いちまいがん」ということになると、麻生大臣もびっくりするかもしれません。
 念のため、Yahoo! で検索してみました。
 「"一枚岩" "いちまいいわ"」と入れると、49,000 件ヒットしました。
 「"一枚岩" "いちまいがん"」と入れると、27 件ヒットしました。
 前者が圧倒的多数ですから、「いちまいいわ」という人が大部分で、「いちまいがん」という言い方はほとんどなされていないことがわかります。
 「いちまいがん」でヒットする記事 27 件では、「いちまいがん」の読み方はおかしいとするものが大部分です。
 ただし、もしかすると、「いちまいがん」では、国道371号線に「一枚岩バイパス(いちまいがんバイパス)」というのがあるかもしれません。
http://r25.yahoo.co.jp/keyword/detail/?kw=%E4%B8%80%E6%9E%9A%E5%B2%A9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%91%E3%82%B9
とはいえ、この記事の引用元が wikipedia で、wikipedia では「いちまいがん」という読みは確認できません。
 また、国道371号線沿いにある道の駅「一枚岩」は「いちまいいわ」と読むようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85%E4%B8%80%E6%9E%9A%E5%B2%A9
ということで、「いちまいいがん」の用例は、実質的に「ない」といってよさそうです。
ラベル:一枚岩 片山善博
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2014年01月13日

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 オーツは、たまにパソコンのアドレスに着いたメールをケータイに転送して読むことがあります。
 ケータイでは、表示画面が狭いので、英語の場合でも、単語の間の空白で改行するのでなく、無関係なところで、文字数で改行してしまいます。
 先日、英語のメールを読んでいたら、単語の途中で改行が起こり、
            rec
ent
となってしまいました。ところが、オーツがそれを読んでいたとき、「recent」(最近の)のことだとわかりませんでした。
 「rec」といえば、録音機や録画機などに表示されている「record」の略のように見え、また「ent」は「entry」とか「entrance」のように思えたのです。読んでいって、意味が通じないので、何秒か考えて、頭の中で前後をつなげて、あ、何だ、「recent」のことかと思ったのです。
 そもそも、rec とあると、音声として [rek] と読んでしまうのが問題かもしれません。[rek-ent] という音声では意味を成しません。rec だけでは [ri:s] と読めないでしょう。
 とても不思議な体験でした。
 多くの単語は、適当に改行されていても、普通に読んでいけるように思いますが、この単語がこの場所で区切られると、それぞれが別の意味の単語のように思えてしまうので、つなぎ読みがしにくいようです。
 英語の場合、分綴法(Syllabication)は大事ですね。
posted by オーツ at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする