2019年07月23日

ひととき融資

 オーツがネットで見かけたことばに「ひととき融資」があります。
https://www.bengo4.com/c_1/n_9762/
 普通の言い方のようですが、すごい意味があり、また上記の記事に書かれているように、とんでもない実態がありそうです。
 まあ、実態を隠すための「隠語」としては、よくできているのかもしれません。知らない人には何のことかわかりませんから、ネットで使ってもふんわりとした感じになるわけです。
 しかし、こういう裏事情を知ると、元々の何ら問題のないことばを(こういう意味で使うことによって)汚しているかのように感じられます。
 こういう言い方は、あまり長期間にわたって使われるものではないでしょう。みんなが知ってしまえば「隠語」にならないので、自然と廃れるでしょう。その代わり、別の言い方が登場します。実態はあまり変わらないのでしょうね。
posted by オーツ at 04:36| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月23日

午後12時

 オーツが大阪のホテル コンソルトに宿泊したときのことです。
2019.5.22 http://o-tsu.seesaa.net/article/465852565.html
 フロントで渡された1枚のメモで、わかりにくいところがありました。
【清掃時間(連泊のお客様)】
清掃受付終了 午後12時
ご滞在中、清掃が必要な場合は、「掃除してください」の札をドアの外にお出しください。
清掃受付終了時間までにフロントまでルームキーをお預けください。
受付終了時間を過ぎますとアメニティ等の交換のみとなりますので、ご了承くださいませ。

 「午後12時」は、「正午」の意味なのでしょうか、「真夜中」の意味なのでしょうか。
 上記の後続の文脈から考えると、正午の意味のようです。しかし、やはりこの表示は曖昧さが残るように思います。
 ネットを検索すると、こんな記事がありました。
https://www.nao.ac.jp/faq/a0401.html
この記事では、正午は午後0時か午前12時という表示がいいとしています。午後0時は午後1時の1時間前、午前12時は午前11時の1時間後という理解でわかりやすいということです。オーツの感覚もほぼこんな感じです。
 これを基準に考えると、「午後12時」という言い方は(午後11時の1時間後ということになりますから)真夜中を指すということになりそうです。
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2019年05月21日

バゲッジラック・バゲッジスタンド・ラゲージボックス

 オーツは、ホテルに泊まるときに、室内に折りたたみ式パイプイスみたいなものがあることが気になっていました。
 イスの形をしていますが、人間が座るためのものではなさそうです。背もたれがありません。「座面」に当たる部分はスキマのある幅広の布が貼られています。スキマがあるので、荷物を置くとスキマから落ちてしまいそうです。オーツはよくバスタオルを干したりするのに使っていました。しかし、タオル類を干すなら、もう少し別の形のほうがよさそうです。
 一体、何のためにパイプイスが部屋に置いてあるのでしょうか。
 ネットを検索して、わかりました。
https://hotelista.jp/concierge/commonsense/category5/chapter3.html
バゲッジラックまたはバゲッジスタンドといって、スーツケースを広げるときの台なんですね。知りませんでした。
https://gqjapan.jp/life/travel/20140416/hotels-100-questions/page/14
こちらのサイトではラゲージボックスと呼んでいます。
 ネットは世界最高の百科事典です。何でも調べられるような気がしてきました。
posted by オーツ at 03:35| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

5W1H

 4月26日朝 5:30 すぎのことでした。オーツが何気なくNHK教育テレビを見ていたときのことです。ちょうど「テレビでアラビア語」をやっていました。アラビア文字が変な形をしていて、まったく読めないなあなどと思っていると、そこに出演していた男性出演者が「5W1H」のことに言及しました。そのとき「ゴダブリューワンエイチ」と言ったのです。
 オーツは、すぐ突っ込みを入れたくなりました。「イチエイチでしょ。」
 なぜ「1」のところだけ英語流にいうのでしょうか。とてもおかしいと思いました。
 この男性出演者は、ネットで調べると、
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/arabic/tv/
渡部 陽一氏であることがわかります。普通の日本語母語話者のようです。

 こういう実例が一つ見つかるということは、もっとたくさんあるということです。
 さっそく Yahoo! 検索エンジンで調べてみました。3例あることがわかります。

(1)https://pc3.5ch.net/test/read.cgi/hp/1026576633/
>389 :Name_Not_Found:02/12/05 09:26 ID:???
>「5W1H」って「ゴ」ダブリュー「ワン」エイチって読むんですか?

 掲示板に書かれた単なる質問文の形ですが、こういう質問を発するということは、この書き手がワンエイチという言い方を耳にしたからでしょうね。

(2)https://yomi.tokyo/agate/toki/hiphop/1282783906/1-/a
>282:訴える名無しさん。
>10/09/29 11:56:41
>5w1hはなんて読むの?

>294:訴える名無しさん。
>10/09/29 22:11:49
>>>282
>俺は曲げずにゴダブリューワンエイチって言ってる(´・ω・`)

 こちらも掲示板です。「曲げずに」というのは、「間違っているかもしれないけれど、自分の主義主張を貫いて」くらいの意味でしょうか。信念を持ってワンエイチと言っているようです。

(3)https://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/2005/10/post_59.html
>「wh-節」って分かるかな?
>what where when why how (5w 1h <ゴダブリューワンエイチ>と言います。)
>↑この6個で始まる節のこと。

 こちらはアルクのサイト中の記載ですから、それなりに自信を持って書いていると思われます。

 たった3例ではありますが、実例があることを確認しました。
 ちなみに、"ゴダブリューイチエイチ" のほうを検索してみると、37例あります。普通の用例がたくさん並んでいます。
 やはり、こう読むのが普通のように思います。
ラベル:5W1H 渡部陽一
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2019年03月22日

ビザ専

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13938326.html
(2019年3月18日05時00分)
「(多民社会)「学生増やせ」、留学生に狙い 「ビザ専」と呼ばれる専門学校も」という記事ですが、ビザ専とは「「ビザ」を取るための「専」門学校」のことです。日本語学校を卒業した留学生は、大学などに進学するのかと思いきや、そうではなく、今や専門学校に進学する例が多いのですね。そして、「留学」というビザを取り、実際はアルバイトに精を出すということです。このような事情をオーツは知りませんでした。
 日本語学校も専門学校も、学校という制度の中で、「教育」を目的として設立されたはずですが、そういう制度をゆがめて利用しようという人たちが多くなって、本来の趣旨と違ってきてしまっているというわけです。
 ではどうするか、どうするべきか。
 こういうアルバイト目的の「留学」を是とするか、非とするかがまず重要でしょう。
 是とするならば、現状はうまく機能しているととらえられます。留学生の総数が増えているのはうまくいっていることの象徴です。みんながハッピーというわけです。留学生たちはアルバイトしたいわけだし、一方ではそういうアルバイトに留学生を使いたいと考える日本人の経営者(コンビニの店長)もいるわけです。
 非とするのは、アルバイトをするための「留学」はおかしいというもっともな意見です。留学は何かを学ぶためのものであって、アルバイトが目的となってしまっては本末転倒だということになります。もっともな意見ではありますが、では、本来の留学に限定して運用することにしようとすると、現在広く行われている留学生によるアルバイトがなくなるわけで、それで今アルバイト留学生を使っている企業などが成り立っていくのかという問題に直結します。
 日本は少子化という大変革の波が襲っているわけで、その中でどの方向を向いて進んでいくのかという問題に直面しています。企業は、やむにやまれずアルバイト留学生を使っている面もあると思われます。ビザ専といわれる専門学校にしても、もともとは日本人の若者向けの学校だったはずです。しかし、少子化のために学生が集まらなくなり、やむを得ず留学生を入学させていったのでしょう。つまり、日本社会の変化がこのような事態を引き起こしているということなので、単純に「本来のあり方」に戻せば済む話ではなくなっています。となると、あるべき論を基準に「正常化」することは、問題を解決することにはつながらないということになります。
 上記の新聞記事のように「現状はゆがんでいる」と指摘するのは簡単です。しかし、その解決策はなかなかむずかしいものです。朝日新聞の記事は、ゆがんだ現状を描いているだけですが、その次のステップ「ではどうするべきか」には触れていません。これは、それこそ日本社会に直結する大問題につながっていくからです。要は、日本社会をどう設計するかということです。
 オーツも、この問題に関する解決策(こうすればいいという意見)を持っているわけではありません。政治家を含めてほとんどの人がそういう状態でしょう。制度の穴を塞ぐようにどこかに手を付ければ、それをかいくぐる「次の手」が発見され、さらに制度がゆがむでしょう。まったく解決がむずかしい問題です。
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2019年03月16日

アドレスホッパー

 オーツは日経新聞で見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42191020Y9A300C1H11A00/
(2019/3/10 6:30 日本経済新聞 電子版)
「家を持たず、シェアハウスなどを転々としながら多拠点生活をする」人のことをアドレスホッパーというそうです。先日見た NHK のニュースでも、最近、そんな人が増えているということを取り上げていました。
 アドレス(住所)を持たないという生活スタイルですが、オーツはいくつか疑問な点がありました。
 短期的には、「住所」が必要な場合、どうするのかという問題です。パスポートの取得、銀行口座の開設などがそれに該当しそうです。取得・開設時に仮の住所(連絡先)があれば、のちに住所不定になっても(郵便物が届かなくても)いいという考え方なのでしょうか。
 中期的には、会社で働く(給与生活者になる)として、住所がないことになれば、住民税はどうなるのでしょうか。会社はどう扱うのでしょうか。住所がない人を雇う会社は、社会的責任をどう考えているのでしょうか。給与生活者でなくとも、収入があれば所得税の対象になりますが、所得税は住所なしで受け付けてもらえるのでしょうか。
 長期的には、さらに重大な問題が発生します。結婚はどうするのでしょうか。子供が産まれたらどうするのでしょうか。本人はアドレスホッパーでもいいけれど、子供を連れてそんな生活をして、子供の教育は大丈夫でしょうか。
 オーツは、アドレスホッパーという生き方が多くなると、ますます少子化が進みそうで、心配になります。人の生き方はそれぞれではありますが、とある個人が、とある生活スタイルを採用することで、知らないうちに周りに迷惑をかけている(周りの人のお世話になっている)ことになるように思いました。
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2019年02月22日

中華

 あるところで、「中華」ということばについて考えたことがありました。
 オーツは、「中華人民共和国」や「中華民国」のように、国の名前に使われることがあるけれども、それ以外では、「中華料理、中華鍋、中華丼、中華そば、中華まん(じゅう)、……」のような料理に関連した名詞くらいしか思い浮かばないような気がしました。
 ちょっとその場の人に聞いてみると「中華思想」があると教わりました。なるほど、確かにそうです。
 その後、Wikipedia を検索してみると、「「中華」で始まる記事の一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E5%89%8D%E6%96%B9%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E4%B8%AD%E8%8F%AF
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%B9%E5%88%A5:%E5%89%8D%E6%96%B9%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E4%B8%80%E8%A6%A7&from=%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%86%B2%E6%B3%95&prefix=%E4%B8%AD%E8%8F%AF
というのがありました。そこを見ると、料理関連以外のさまざまなものがあげられていました。
 しかし、その中でオーツが使いそうなものというと、中華圏、中華学校、中華服、中華民族、中華秩序、中華航空、中華街、くらいでしょうか。けっこう少ないように思います。「中華街」にしても、中国人がたくさん集住している街という意味よりは中華料理店がたくさん集まっている街というイメージが強いように思います。
 「中華」というとどうしても中華料理を連想してしまうように感じられます。
 料理に関連しない複合語を思い出そうとしても、手がかりなしではなかなかむずかしいことが多く、何かの資料に頼って思い出す方が普通です。
 いや、これはオーツがぼけてきているためなのかもしれませんが。

 最近見かけたネットの記事で「中華スマホ」というのもありました。
https://diamond.jp/articles/-/194329
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2019年02月18日

直葬

 死亡した後で、通夜・告別式を行わない簡略なやり方を「直葬」と言うようです。
https://diamond.jp/articles/-/193974
 簡単に言えば、葬式がなくなるわけです。
 考えてみれば、葬式というのは不思議な習慣です。なぜこういうものがあるのか、考えてみると、あまり納得できません。
 オーツの場合、自分の親の葬式を挙げましたが、とにかく忙しかったという記憶くらいしかありません。そろそろ自分の番かもしれませんが、どんな形式がいいかと考えてみると、シンプルなもののほうがいいように思えてきました。若いうちは、関係者にいろいろ知らせる必要があるから、葬式をおこなうことでその通知を兼ねるという意味があるように思っていましたが、最近は、そんなことは考える必要がないように思えてきました。
 実際、オーツが死ぬまでにはもう少し時間がかかるでしょうが、そうなると、自分の知人たちも歳を取るし、外出も大変になってきますから、そういう人たちを招いての葬式を行うまでもないように思えてきます。関係者には事務的にお知らせすればそれで十分です。
 オーツの場合、息子や孫がいますから、そういう家族葬のようなことでもいいし、その最たるものとして「直葬」もありだなあと思いました。
 葬儀は、なくなった人のためというよりは、残された遺族たちが気持ちの整理を付けるためという性格が強いように思います。基本的には、葬式をどうするかは死ぬ人がなかなか決められません。仮に決めたとしても、遺族がそれを無視して自分たちの考え方で執り行うことがあり得るでしょう。だから、葬儀の基本は遺族が決めればそれでいいということになります。
 葬式のあり方を考える上で、費用の面も考慮する必要があります。上記の記事中にもありますが、一般的な葬儀で180万円ほどかかるようです。そういう金がかかるのであれば、その分を節約して、子供たちに使ってもらうほうがよほど有効なように思います。直葬ならば、かなり安上がりになります。
 最近、直葬が増える傾向にあるという話ですが、さもありなんと思います。
 直葬では、通夜・告別式がないということで、僧侶を呼ばずにお墓に入ることになりますが、それでいいのかどうか、この点は事前にお寺に確認しておく必要がありそうです。まあ、それなりのお布施を渡せばいいように思います。
posted by オーツ at 02:58| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月14日

ギャラ飲み

 オーツが最初にどこで見かけたのか、はっきりしなくなってしまいましたが、「ギャラ飲み」ということばがあります。
https://www.girlsbaito-hikaku.com/gala/
によれば「参加した女性に対して男性から謝礼が支払われる飲み会のこと」とのことです。
https://ultrabooker.jp/papa_app/pato.php
によると、「大衆居酒屋やレストラン、BARなど平凡な飲み会に私服の女子を呼んでギャラを払って一緒にお酒を飲んでもらうサービス」ということで、だいたいどんなものかわかります。
 ネットを検索すると、たくさんの記事が見つかるので、最近盛んになってきた流行現象なのだろうと思います。
https://nikkan-spa.jp/1536327
によると、今は、ギャラ飲みアプリという、カネを払って女性と飲みたい男性が女性と出会えるマッチングサービスが主流だそうで、最近増加傾向にあるという話です。
 こういう風習が意外にはやっているのかもしれません。
 女子大生などがアルバイト感覚でこういうことをやっていると聞くと、なんだか本当にいいことなのかどうか、心配になってきます。
 オーツが歳を取ってきたことで、若い人との感覚がずれてきているのでしょうが、それにしても、変なものがはやっているなあと思います。
 お互いに大人が行うことですから、まあ、事件に巻き込まれなければいいのでしょうが、……。
posted by オーツ at 03:55| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月12日

ハゲタカジャーナル

 オーツが最初に「ハゲタカジャーナル」ということばを見かけたのは、日経新聞の記事でした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41001550X00C19A2CC0000/
(2019/2/7 11:14)
「適切な審査を経ずに論文を掲載し、料金を取るオンライン上の粗悪学術誌」のことです。
 「ハゲタカジャーナル」をネットで検索すると、たくさんの記事がヒットしました。一部をこのブログ記事の末尾に示しておきます。
 Wikipedia にも説明がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8D%95%E9%A3%9F%E5%87%BA%E7%89%88
 英語の「Predatory Journal」を和訳した言い方であることがわかりました。
 これらの記事を読んでいて、はたと気がつきました。以前、オーツにもハゲタカジャーナルに関する誘いのメールが来ていたのでした。Subject: は「Invitation of Paper Submissions and Editorial Board Members or Reviewers.」というもので、それなりの内容のメールでした。海外のジャーナルとして、論文投稿料はそれほど高いものとは思いませんでしたが、なぜか社会科学を名乗る組織からのお誘いだったので、「変な話だなあ」と思ったのでした。それに加えて、もう一つおかしな点があったので(内容は非公開)、オーツは不審に思ったのでした。
 今頃になって、これがハゲタカジャーナルからの誘いであったことがわかりました。
 今のところ、日本語で論文を書いてもお誘いは来ないようですが、英語で発表すると、どこからかその種の情報を得てハゲタカジャーナルがメールを送ってくるというわけです。
 ネットの世界は何でもありの世界なのですね。
 便利なサービスがいろいろある一方で、どこに罠が潜んでいるかわからないところでもあります。注意しながら使っていかないといけません。

参考記事:
http://scienceandtechnology.jp/archives/21533
https://mainichi.jp/articles/20190119/k00/00m/040/006000c
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58651
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/02/predatorypublishers_a_23515016/
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/uploads/20190117_predatoryjournals_warning.pdf
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/71762/1/201810_gogotalk_oapj_j.pdf
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180904-00095579/
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201810/558151.html
https://ch.nicovideo.jp/hitoshinka/blomaga/ar1661024
http://www2.usaco.co.jp/shop/pages/editage_how_to_6.aspx
http://www2.tmig.or.jp/library/hagetaka/p-1.html
https://kininaru-saishin-news.com/archives/10672
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=34736
https://ameblo.jp/nutr-blog/entry-12434166293.html
https://k-okabe.xyz/2018/11/12/predatory-journal/
https://chu-sotu.net/archives/8796
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2018年12月31日

終活年賀状

 オーツは、日経新聞で見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39334520V21C18A2CC0000/
 「終活年賀状」とは、年賀状の交換を止めることに決めて、そのことを明記した年賀状(を送ること)というくらいの意味です。「年賀状じまい」ともいうようです。高齢者に多いということです。それはそうでしょう。オーツもたまにこういう年賀状をもらったりします。
 記事中には「年末の負担を減らす」という理由も書かれていました。確かに、忙しい時期に年賀状を出すことはわずらわしい面もあります。文面を考える、印刷する、宛名書きをする、それぞれ手間です。
 しかし、高齢者の場合、「人間関係を整理したい」という面があるというのも説得力がありそうです。何らかの縁で年賀状の交換が始まると、特に理由もないのに一方的に止めるというのも気が進まないものです。そういうことが数十年も続くと、だんだんとよく知らない人が増えてきて、「あれ、この人とはどういう関係だったっけ?」などということがあるものです。オーツは、名前と顔が一致しない(名前を見ても顔が思い出せない)人には年賀状を出さないようにしています。覚えている顔が数十年前のものであって、現実とは違ってしまっていても、それはそれでいいのです。オーツの記憶の中の「顔」はそういうことです。しかし、顔が思い出せないということは、それだけの縁だったということです。オーツの記憶力が悪くなると、いよいよ「顔」がおぼろげになってきて、年賀状の交換が形式的に感じられるようになってくるのかもしれません。
 新聞記事中には「メールなどによるあいさつの普及も背景の一つとなっている」とありましたが、オーツはそれは違うような気がします。オーツからは年賀メールは一切出しません。ハガキによる年賀状です。ただし、相手からメールで年賀状が来て、メールアドレスしか連絡手段がないときにはメール年賀状を送ることがあります。まあ1年で数通もないですけれど。
 年賀状のコストも金額的にバカにならないように思います。数百通出すと数万円のハガキ代がかかります。印刷費もそれなりにかかります。負担に感じるほどの金額とは思いません(だから毎年年賀状を出しているわけです)が、退職後などでそれが負担に思えてきたら、年賀状を出す範囲を1割くらいに圧縮してしまうことを考えることもあるかもしれません。
 オーツは、年賀状をまったく出さないというのは現実的でないように思います。
 年賀状にはいろいろな意味がありますが、毎年、あいさつを続けることで、「自分がまだ生きている」と相手に伝えることが一番の目的でしょう。それに関連して、お互いの住所の確認という意味があります。別に引っ越しをしなくても、郵便番号が変わったり、住居表示が変わったりすることはよくあります。この二つだけで、年賀状の意味は十分あります。だから、オーツの場合で言えば、たとえば自分の息子やその家族に対しては、死ぬまで年賀状を出し続けるでしょう。
 あとは、そういう連絡(あいさつ)をどの範囲まで行うかの問題です。
 一部(それが大部分であっても)の人との年賀状の交換を止めるならば、わざわざ縁切りみたいな終活年賀状を出すまでもなく、ただ単に「年賀状を出さない」だけでいいと思います。相手から(勝手に一方的に)送ってくる分を断る意味はありません。今だって、オーツの側から出さなくても、一部の会社などから宣伝を兼ねて毎年年賀状が届きます。スパムメールと同じで、こちらから断っても送ってくる人はいるものです。だから断らなくていいと思います。こちらが出すのを止めれば、数年以内に先方からも送ってこなくなると思います。
 ネットで「終活年賀状」を検索すると、なかなかおもしろいと思いました。読んだものの一部の URL を以下に示しておきます。
https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/
https://www.asahi.com/articles/ASLCX737NLCXPTIL036.html
https://news.nifty.com/article/entame/other/12199-147439/
https://posucoco.com/syukatu-nengajyo/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00008647-toushin-life
https://tantquelleestla.com/finalgreetingcard/
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1224/kob_181224_5803131586.html
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2018年12月21日

不正トラベル

 オーツは、とあるところで「不正トラベル」という言い方を目にしました。
 ネットで検索してみると、Aさんのクレジットカードを不正利用し、旅行代理店のふりをして旅行者Bさんから代金を預かり、クレジットカードで支払う形にする手口のようです。
https://www.jc3.or.jp/topics/travel_fraud.html
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2018/10/19/41515.html
つまり、旅行者は、旅行代金を払って、数ヶ月(?)経って、いざ旅行という段階になって、(予約が入っておらず)旅行に行けないという形で被害が発生する仕組みです。
 もちろん詐欺であり、犯罪に該当します。
 ここでオーツが引っかかったのが「不正トラベル」という名称です。「不正〜〜」は、基本的に「不正な〜〜」あるいは「不正に〜〜する」という意味が普通です。「〜〜」の部分の品詞が名詞であれば(不正事件、不正行為、不正所得、不正医療、不正医師、……)「不正な〜〜」と言い換えられ、サ変動詞であれば「不正に〜〜する」という言い換えになります。サ変動詞の場合は「〜〜する」こと自体が不正なことになります。「不正」は形容動詞的に使われるわけです。不正競争、不正改造、不正受験、不正乗車、不正診療、不正請求、不正送金、不正操作、不正通行、不正取引、不正販売、不正融資、不正輸出、……。
 ただし、これには例外もあって、「不正」が名詞的に使われる場合で、不正疑惑(不正という疑惑)、不正白書(不正に関する白書)、不正防止(不正を防止する)、不正追及(不正を追及する)、不正糾弾(不正を糾弾する)、不正告発(不正を告発する)などがあります。
 「不正トラベル」に話を戻すと、これは「不正なトラベル(旅行)」「不正にトラベル(旅行)する」あるいは「トラベル(旅行)が不正である」という意味ではありません。ということは「不正トラベル」という命名はおかしいのではないでしょうか。
 こういう名称は、作ったもの勝ちであり、それが社会に受け入れられれば、あとから文句を言っても始まらないのですが、それにしても、複合語の連結規則を無視するような命名には違和感があります。
 では何といえばいいのか。オーツはあまりいい代案がないのですが、旅行詐欺くらいでしょうか。ちょっと意味が広すぎて適切な命名ではないような気もしますが、不正トラベルよりはマシでしょう。
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2018年11月03日

寝落ちもしもし

 オーツは変なことばもあるものだと思いました。「寝落ちもしもし」(または「寝落ち通話」または「寝落ちもちもち」ともいう)というものです。
https://diamond.jp/articles/-/183478
 二人で(もしくは数人で?)ケータイを使って通話しながら、両方が寝てしまうまで「通話」状態にするというものです。
 こんな習慣があること自体、驚きです。
 いったいどんな人がしているのでしょうか。
https://jp.quora.com/%E5%AF%9D%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%82%E3%81%97-%E3%81%AE%E7%B5%8C%E9%A8%93%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC
 こんな経験談まで書かれています。
 とはいえ、ネットで検索しても、あまり記事が見つからないので、たぶん、できたてのほやほやのことばではないかと思います。
 twitter.com で検索してみると、上記の記事、およびそれを転載した各種サイトの記事がヒットすることが多く、新鮮な気持ちで調べることができました。
 まあ、記事1本だけでは、信頼性があるとは言えませんので、本当にこんなことが行われているのか、誰かが調べてみればいいと思います。
 オーツは、あまり調べる気が起こりません。
 自分には無縁だし、時間の浪費でしかないような気がしています。
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2018年09月10日

押し貸し

 オーツがあるところで見かけたことばで「押し貸し」というのがありました。
 「押し売り」というのは一般的なことばですが、それを利用した造語でしょうね。
 ネットを検索すると、何万件もの使用例が見つかります。
https://minnkane.com/news/537
 定義としては、このサイトの記述がわかりやすいでしょう。「押し貸しは、自分の銀行口座をチェックした際に、よくわからない入金があった事実を知ったところから始まります。そして後日、「あなたにお金を貸した」という業者から高い利子付きで返済するよう要求される詐欺のことです。」
 いやはや、こんな詐欺があるのですね。ヤミ金がしばしば行う手口のようです。
 オーツは借金の経験というと住宅ローンくらいで、サラ金などは使ったことがありませんし、ヤミ金などから借金をすることなんて考えたこともありません。今後も、たぶん、生涯無縁だろうと思います。
 しかし、押し貸しということばがあるということは、そういう詐欺が横行しているということです。
 オーツは、他人に自分の口座番号を知られても、大したことは起こらないと思っていましたが、そうでもないのかもしれませんね。
 注意しながら生活していきたいと思いました。
ラベル:押し貸し 詐欺
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2018年09月05日

冥土の土産ハラスメント

 女性セブンの2018年5月10日・17日号の記事が分割されてネットにあがっています。
https://www.news-postseven.com/archives/20180502_670140.html
https://www.news-postseven.com/archives/20180506_670749.html
https://www.news-postseven.com/archives/20180509_671449.html
 「冥土の土産ハラスメント」というのがあるそうです。高齢者が、「もう歳でいつ死ぬかわからない。冥土の土産に、……」といって断れないようなことを周りに要求することだそうです。
 上記の最初の記事では、80歳の母親と52歳の娘の話が出てきます。ハワイだ、グアムだとあちこち母娘で旅行するようですが、娘にとってはそれが冥土の土産ハラスメントだというわけです。そういう見方もできるかもしれませんが、もしかして、それは成り立たないかもしれません。
 2人分の旅行代金であれば数十万円になりそうですが、それはどちらが払っているのでしょうか。記事中には肝心なことが書いてありません。母親が払っているなら、母親がレストラン、ホテル、観光地などの行き先に関してわがままを言ってもいいかもしれません。この場合、娘側にしても、無料であちこちいけていろいろ食べられることを考慮すれば、単なる付き添いですから、あまり負担感がないようにも思います。娘が旅行代金を払っているとすれば、けっこうな負担感がありそうです。しかし、そういう場合だったら娘側が「行かない」と言ってしまえるので、このケースでは母親が払っているのではないでしょうか。今の高齢者は金を持っていますからねえ。
 金を出してもらっていて「ハラスメント」というのは成り立たないように思います。
 祖父が孫に「新車を買ってほしい」とおねだりするのはさすがにダメでしょう。クルマは自分で買うべきです。クルマは買って終わりではなく、その後のメンテナンスなどの手間と費用がかかります。クルマを自分で買って自分で乗れば、ハラスメントとは無関係です。だいたい孫におねだりするという発想がおかしいと思います。「孫に新車を買ってあげる」くらいでないと祖父として十分ではないかもしれません。子供が2人くらいいるのが平均とすれば、孫は4人くらいいる計算になります。新車4台くらいは買ってあげましょうよ。ついでに自分の分の1台も買えばいいのです。(オーツはそこまではできませんが。)
 老人が若者に電車の席を譲らせるのもやり過ぎです。電車に乗れる体力があるなら、(席がない場合は)立って乗るべきです。そういう自信がなくなったら、指定席に座るとか電車に乗らない(クルマで移動する)とか、自分で対策を考えるべきです。
 2番目の記事では、入院中の男性患者が看護師の女性に「後生だから裸を最後に拝ませてくれ」と言ったりすることが出てきます。これは明らかにアウトです。相手にする必要はありません。冥土の土産ハラスメントと言わなくても、セクハラでも通用する話です。
 27歳のOLと50代の上司の「東京五輪プロジェクト」の話は、冥土の土産ハラスメントではありません。50代では若すぎます。しかし、日本でもう1回オリンピックがあるか、そのとき会社として何か企画・参加するかということになると、50代の上司の言い分“愛ちゃんは2度目があるかもしれないけど、私はこれがラストチャンスだから!”は妥当です。27歳OLの「私だって明日死ぬかもしれない」は正しいですが、50代の死ぬ確率と27歳の死ぬ確率は明らかに前者のほうが高いし、会社の定年を考慮すると、50代の上司はあと10年くらいしか会社にいられないのに対して、27歳のOLは40年近くいられることになります。このあたり、互いに意見をぶつけ合って交渉することが大事でしょう。
 というわけで、実例を考えてみると、「冥土の土産ハラスメント」というのは若干無理がありそうです。
 「冥土の土産ハラスメント」という言い方が定着するか否か、注意して見守りたいと思います。定着するとしても、語形が長すぎるので、「メイハラ」とか何とかの形にならないと定着しないでしょう。
 オーツは、こんな経験がありませんが、これから高齢者が増えてくるとこんなことに巻き込まれることがあるのでしょうか。いや、自分がハラスメントを起こす側に回るかもしれません。そうならないよう、若い人には負担を求めないように気を配りましょう。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月07日

頻度(2)

 オーツは、「頻度」という言い方が、どういう意味で使われているか、気になりました。ちょっと前にそんな記事も書きました。今回はその続きです。
2018.6.3 http://o-tsu.seesaa.net/article/459748525.html
 検索エンジンで「頻度」を調べ、どういう意味で使われているかで二つに分類してみようと思いました。
 こういうのを見てみるときは、経験的に100例くらい見れば十分であると思います。
 さっそくやってみました。
 二つの分類とは、以下の通りです。
@回数・度数=整数であらわされる
A比率・程度=%であらわされる

 結果は、以下の通りでした。Yahoo! で約39,000,000件検索されたので、その先頭の100件を見ました。
 11件は不適例として、集計から除外しました。辞書・説明・解説・Wikipedia・英訳などです。

@回数・度数:85件

A比率・程度:4件
・急性胆嚢炎のうち、重症例の頻度は?……1.2〜6.0%である。https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0000050
・妊娠糖尿病はどれくらいの頻度であるのですか?……妊娠糖尿病の頻度は12.08%と4.1倍に増えることがわかりました。http://www.dm-net.co.jp/jsdp/qa/c/q01/
・6号閲読頻度ウエイト付は、過去6号中の閲読頻度を考慮した、号数頻度ウエイト付きの読者数で集計された比率です。http://www.videor.co.jp/about-vr/terms/6go-etsudoku-hindo.htm
・MICA/HLAハプロタイプ頻度検索 http://hla.or.jp/med/frequency_search/ja/wordexp.html【「用語解説」の表中にハプロタイプ頻度として「%」が出てくる】

B判別不明:1件
・神経科学:シナプトタグミン7は特殊な減衰シナプスへ頻度不変性を付与するhttp://www.natureasia.com/ja-jp/nature/551/7681/nature24474/%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%B37%E3%81%AF%E7%89%B9%E6%AE%8A%E3%81%AA%E6%B8%9B%E8%A1%B0%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%B9%E3%81%B8%E9%A0%BB%E5%BA%A6%E4%B8%8D%E5%A4%89%E6%80%A7%E3%82%92%E4%BB%98%E4%B8%8E%E3%81%99%E3%82%8B【英語からの翻訳なので、ふさわしくない用例】

 この結果を見ると、圧倒的多数(85件)が「@回数・度数」の意味で使われ、「A比率・程度」はわずかに4件しかありませんでした。各用例及び出典は上に示したとおりです。
 というわけで、やはり「頻度」は「比率・程度」の意味よりも「回数・度数」の意味で使われることが大半なのではないでしょうか。
posted by オーツ at 05:00| Comment(5) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月06日

smoking frequency

 98 さんからコメントがあり、frequency にも比率の意味があるということでした。
https://blog.seesaa.jp/cms/comment/edit/detail?article_id=&id=122040434
2018.6.3 http://o-tsu.seesaa.net/article/459748525.html
 これに関して、オーツから付言したいと思います。
 98 さんのコメントを見たとき、オーツは違和感を感じました。喫煙率のような比率を smoking frequency というのは変だと思います。frequency ratio くらいがいいのではないかと思いました。
 その後、和英辞書を引いてみると、喫煙率は smoking rate になるということがわかりました。(Prevalence of tobacco consumption という長い言い方もあるようです。)
 そこで、検索エンジン Yahoo! で(英語を指定して)検索してみると、
"smoking frequency" 25,200 件
"smoking ratio" 3,720 件
"smoking rate" 344,000 件
ということで、やはり smoking rate が一番たくさん見つかりました。
 さらに、smoking frequency が使われている用例を見ていくと、その中のある部分は、人口中の喫煙者の割合ではなく、一個人が(1日で?)何回タバコを吸うかという意味で使われていることがわかりました。
 たとえば、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4821569/
の中の一節ですが、
Methods
Data were drawn from four waves (Spring/Fall 2009 and Spring/Fall 2010) of the American College Health Association-National College Health Assessment datasets. The sample was restricted to students who smoked a waterpipe at least once in the past 30 days (N=19,323). Ordered logistic regression modeled the factors associated with higher frequency of waterpipe smoking.

のような感じです。あまり多くの例を調べたわけではありませんが、smoking frequency の一部には、一個人のタバコを吸う回数の多寡の意味があります。
 というわけで、frequency に比率の意味があることは(そういう例が現実にあるので)否定できないけれど、比率を表すなら別の語のほうがもっとたくさん使われ、むしろそちらが普通ではないでしょうか。
posted by オーツ at 04:40| Comment(2) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

頻度

 とあるところで、「頻度」ということばを見かけました。
 「生起頻度」という複合語でしたが、頻度(回数)の生データではなく、パーセンテージに直してある数値でした。オーツは、こういうものならば「生起比率」のほうが望ましいのではないかと思いました。
 その方は、国語辞典を示し、

> ひん-ど 【頻度】
> (1)ある事の繰り返される度合。「出現する―が高い」
> (2)統計学で,度数のこと。頻数。

という説明から、オーツは(2)の意味(だけ)を考えているが、自分は(1)の意味で使っているという話でした。
 オーツは驚きました。自分では、比率の意味で「頻度」という言い方をすることはまったくないと思っていました。頻度=度数 と考えていました。
 その方は、「度」が「完成度」のような語では程度を表し、「2度」「3度」では回数を表すので、理屈のうえではどちらの解釈もあり得るということでした。「高度」は「高さの度合い」、「純度」は「純粋の度合い」だから、「頻度」は「頻繁の度合い」と考えるほうが自然な発想のようだというわけです。
 学研の国語大辞典で「頻度」を引くと、以下のような記述でした。
〔ものごとが〕くりかえして起こる度合い。出現度。フリクエンシー。「頻度が高い」 用例:タイプライターの文字盤が、使用漢字の頻度に応じて適当に配列されているかどうか…〈四三・四・九・毎日夕〉

 語釈の中に「度合い」が出てきますので、比率を頻度といってもいいように思えます。
 学研漢和大字典の「頻度」を引くと、以下のような記述がありました。
《日本語での特別な意味》物ごとがくり返しておこる度合い。出現度。

 国語大辞典と同様の語釈ですが、初めにある《日本語での特別な意味》という注記が気になりました。もともとの中国語にはこのような意味がなく、日本語の中でこういう意味が発生したということを物語っているようです。
 ちょっと若い人が集まる場があったので、オーツは「頻度」の意味を聞いてみました。度数、回数という意味だけの人と、それに加えて程度、比率という意味もある人と、手を挙げてもらったところ、半々でした。決着が付きません。
 頻度は frequency の訳語でもあるわけです。frequency の意味を小学館の「プログレッシブ英和中辞典(第4版)」で見てみると、四つの意味に小区分され、以下のような記述がありました。
1 [U](…が)しばしば起こること, (…の)頻発((of ...)) the frequency of earthquakes [crimes]地震[犯罪]の頻発 with increasing frequency ますますひんぱんに.
2 頻度, 度数, 回数;脈拍数.
3 [U][C]《物理学》頻度;振動数;(電波などの)周波数(記号:F) high [low] frequency 高[低]周波.
4 《数学》度数;《統計学》頻度, 度数.

 1 は頻度とは無関係ですが、2,3,4 には「頻度」が出てきます。どれも度数とか回数のような意味であり、比率の意味はないようです。
 オーツの「頻度」に関する感覚は、数学ないし統計学に親しんでいるためというよりは、「frequency=頻度」という考え方あたりから来ているように思いました。

 この問題は、もう少しデータを集めて考えてみたいところです。
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ラベル:頻度 frequency
posted by オーツ at 03:02| Comment(5) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

置き勉

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。「置き勉」とは、勉強道具を学校に置いて帰宅することです。
「通学を楽に、「置き勉」じわり 荷物18キロ、中学生「つらい」「転ぶ」」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13513175.html
(2018年5月27日05時00分)

山下知子、峯俊一平「重いかばん、どうにかして 「置き勉OK」じわり広がる」
https://www.asahi.com/articles/ASL5V4D15L5VUTIL00R.html
(2018年5月26日19時09分)
こちらのほうが先でした。この記事中には中学生が作成した動画もアップされています。
 中学生のバッグが 18kg もあると聞いて、ビックリです。動画で、バッグの中から荷物を取り出すシーンがありますが、出るわ出るわ、教科書やノートや副読本など、山のような荷物が出てきます。これらを毎日運ぶとなると、それは大変です。これ以外に部活関係の道具、弁当や水筒を入れるとなると、運べないくらいの重さになります。
 日本語俗語辞書
http://zokugo-dict.com/05o/okiben.htm
の記述によると、1970〜80年代には「置き勉」がもうあったようです。オーツとは世代が違うので、耳にする機会がなかったのでしょう。
 それにしても「置き勉」という言い方は、かなり違和感があります。「勉強道具」という複合語の先頭を取り出して、「置き」とつなげるという造語法が変なのでしょうね。
ラベル:置き勉 中学生
posted by オーツ at 04:54| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月12日

ノネコ

 オーツは朝日新聞の記事で「ノネコ」という単語を知りました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13484803.html
(2018年5月9日05時00分)
記事には、野良猫との対照表が掲載されています。
 野良猫もノネコも「飼い主がいない」という点は同じですが、野良猫は「人間の生活圏で暮らし、エサをもらったり、人間が捨てたものなどを食べたりして生きている」のに対し、ノネコは「野生化して山林などで暮らし、人間にまったく依存せず、野生動物だけを食べて生きている」という違いがあります。
 それに伴い、野良猫は動物愛護法で「愛護動物」とされているのに対して、ノネコは鳥獣保護法で「狩猟鳥獣」とされている点も異なるというわけです。つまり、ノネコはハンティングの対象にしてかまわないということです。
 狩猟鳥獣であるということは、勝手に捕まえてもよいという意味になるようです。
https://kotobank.jp/word/%E7%8B%A9%E7%8C%9F%E9%B3%A5%E7%8D%A3-529533#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2
 オーツの周りでは、野良猫はたくさんいても、今までノネコを見たことも聞いたこともなかったので、そういうネコがいることをまったく意識していませんでした。
 wikipedia にも記載がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%8C%AB
「野猫」という漢字表記もありますが、しばしばノネコというカタカナ表記が用いられると書いてあります。
posted by オーツ at 04:17| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする