2020年05月21日

区と City と Ward

 オーツが自宅の周りを散歩しているときに気がついたことです。
 道路(の上)に出ている練馬区の看板(区の境界線上にあり、ここから練馬区だということを示している)を見たら Nerima City と書いてありました。おもしろいのは「City」の部分が新たに書き直されていたことです。何かから City に書き換えられたわけです。
 オーツがその昔英語での住所表記を習ったとき、「区」は Ward とするように言われましたが、今は違うのでしょうか。
 気になって、散歩しながらあれこれの看板類を見てみると、中野区も Nakano City、新宿区も Shinjuku City、豊島区も Toshima City という書き方がされています。
 いつの間に変わったのだろうと思い、ネットで検索してみると、「区」は City か Ward かという問題を論じた記事がいろいろ見つかりました。

https://backnumber.dailyportalz.jp/koneta04/08/20/02/
https://www.toishi.info/email/address.html
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q146162959
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1689104.html

 東京の場合は、今や、Ward よりも City が普通になったようです。オーツの常識はすでに古くなってしまいました。
 それにしても、考えてみるとおかしな話のように思いました。
 東京のように「東京市」がなく、区の上は「東京都」になってしまう場合と、「横浜市」や「広島市」のように区の上に「市」がある場合では、「区」を表す英語が違ってくるのでしょうか。その場合、日本語では同じ「区」なのに、英語で表記する場合に違ってくるなんて、いかにも不統一だと思います。
 ちなみに、オーツが住所を英語で書く場合は、○○-ku と書くようにしています。日本語のローマ字表記が最も間違いが少ないと思うからです。
ラベル:東京 city Ward
posted by オーツ at 05:48| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月11日

前向き駐車

 オーツが散歩していて、とあるコンビニの前を歩いて通りかかったときのことです。コンビニの駐車場に「前向き駐車」と書いてありました。駐車場の向こう側は壁になっていました。その壁に大きな字のポスター(というか掲示板)が貼ってあったわけです。
 オーツはこのことばに違和感を感じました。まず思ったのは「前向き」とはどちら向きかということです。
 その駐車場のクルマを見ると、フロントから入れているクルマとバックから入れているクルマの両方がありました。駐車している人だって意味がわかっていないわけです。
 帰宅後にネットで検索してみると、簡略なアンケート調査の結果がありました。
https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/meaning-of-forward-parking/
 ツイッターで全184人が投票したアンケートの結果ですが、6:4 で票が分かれたとのことです。やはり、全員が一致して理解しているわけではなさそうです。
 この問題を考えてみると、そもそも「前向き」という命名がまずいと思います。「前」とは、人間を基準にする場合、身体を軸に考えて、顔(目や鼻先)が向いている方向を表します。クルマの場合でいえば、ヘッドライトやフロントガラスがついている方向が「前」です。ということは、クルマがどこにどんな状態でどちらを向いて駐車しても、ドライバーが座席に座ればいつでも前を向いているのであって、その点からはすべてのクルマは前向きに駐車していると言ってもいいと思われます。
 正解は「壁に向かって駐車する」ですが、「前向き駐車」という言い方はそのまま簡単に理解できるものではありません。
https://hasumame.com/car/tips/park-backward/
 この記事を読むと「「前向きに進んで駐車する」と読み替えればわかりやすい」と書いてあります。その通りです。しかし、それを短くして「前向き駐車」としてしまうと、その意味が失われてしまいます。
https://with.sonysonpo.co.jp/wisdom/drive/detail_236173.html
 この記事では、「前向き駐車は英語では「head in parking」となり、クルマの前方から駐車スペースに入れるのが正解です。」と書いてあります。head in という英語は誤解がなくわかりやすいですね。
 日本語で何というべきか、代案をいくつか考えてみました。Yahoo! で WWW を検索した結果の件数も合わせて示します。

・前入り駐車 42 件
・前入れ駐車 197 件
・前から駐車 25,500 件
・前進駐車  8,840 件
・壁向き駐車 24 件
・外向き駐車 なし

 ただし、「前から駐車」は複合名詞ではなく、「前から駐車している〜〜」のような言い方が大半を占めます。
 ちなみに「前向き駐車」は 160,000 件です。かなり確立した言い方なんですね。
 こう並べてみると「前進駐車」が誤解がなくてわかりやすくていいように思います。
 「前向き駐車」の勢いが強いですが、みんなで「前進駐車」を推進すれば、こちらが定着するかもしれません。
 「前向き駐車」という日本語は変だから使わないようにしよう、という話でした。
posted by オーツ at 03:30| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日

集近閉

 新型コロナウイルスの感染に備えて、避けるべきは「3密」(密閉・密集・密接)だと言われています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/3%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%AF%86
 しかし、SNS などでは「集近閉」を避けるようにという言い方が広がっているようです。習近平に引っかけた言い方であり、マスコミで出てくることはあり得ませんが、地下では相当にはやっているようです。
 Yahoo! で検索すると 133,000 件見つかります。
 オーツは、こちらの方がわかりやすくてピッタリだと感じました。
 「3密」という言い方では、「密」が付く三つは何だっけということで、もう一段階「想起」のプロセスが必要ですが、「集近閉」であれば、三つの漢字が使われているので、避けるべきものが直接表されています。しかも、この言い方であれば、一度聞いたら簡単に忘れないでしょう。
 こんな言い方を最初に考えた人はすごいですね。
posted by オーツ at 04:13| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月07日

移動平均

 最近、オーツにとってちょっと気になることがありました。「移動平均」とは何か、どうグラフ化するのかということです。
 オーツが違和感を覚えたのは朝日新聞の記事でした。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14466691.html
「自粛解除、大阪が独自基準 府知事、15日にも判断」
(2020年5月6日 5時00分)
 この記事の中に、以下のような言い方が出てきます。
 吉村洋文知事は会議後、記者団に「具体的な基準を示さず、単に延長するのは無責任だ。困っているのは大阪だけじゃない。(政府は)具体的な指標を全国に示してもらいたい」と指摘。基準は、(1)感染経路が不明な新規感染者が10人未満(2)検査を受けた人に占める陽性者の割合(陽性率)が7%未満(3)重症病床の使用率6割未満――の3点。これを「警戒信号の消灯基準」とした。(1)と(2)の数値は日々の変動が大きいため、過去7日間の平均(移動平均)をみる。

 さて、ここで「移動平均」というのが出てきますが、これは「過去7日間の平均」と定義されています。オーツはここに引っかかったのです。
 仮に、5月7日を基準日として考えたときに、5月1日から7日までの7日間(過去7日間といえばこれしかあり得ないと思います)の平均を求め、それを7日の値とするというように読めます。
 これは正しいのでしょうか。
 ネット内を検索すると、wikipedia でも同様の説明が出てきます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E5%8B%95%E5%B9%B3%E5%9D%87
単純移動平均(移動平均といえば普通はこのことです)のところに「例えば、10日間の終値の単純移動平均とは、直近の10日間の終値の平均である。」とあります。数式を見ても同じことで、ある日を基準にした10日間の移動平均とは、基準日から9日前から基準日までの10日間の合計を10で割って、それを基準日の値とするわけです。
 一方、ネットでは、これと異なる説明をしている記事も見つかります。

https://toukeigaku-jouhou.info/2015/08/23/moving-average/
「移動平均の意味や目的、求め方、注意点」
(最終変更 2018/12/17)
3日間の移動平均の求め方としては、
1日目、2日目、3日目のデータの平均を、2日目のところに当てはめる
2日目、3日目、4日目のデータの平均を、3日目のところに当てはめる
3日目、4日目、5日目のデータの平均を、4日目のところに当てはめる

 朝日新聞や wikipedia の説明と違っています。
 朝日新聞や wikipedia の説明によれば、「1日目、2日目、3日目のデータの平均を、3日目のところに当てはめる」ことになるのに対し、ここでは「2日目」に当てはめています。朝日新聞や wikipedia の説明では、「過去○日間」の平均となるのに対して、こちらは「前後○日間」となります。

 もう一つ、以下の記事も同じように説明しています。
https://bellcurve.jp/statistics/blog/15528.html
「移動平均の計算方法」
(2017/12/13)
https://bellcurve.jp/statistics/course/12933.html
「32-3. 移動平均」
これら二つの記事は同じサイト内の記事ですので、同じ内容になるのは当然です。Social Survey Research Information Co. による記事です。

 さて、移動平均に関してこのように異なる2種類の説明がなされています。
 オーツは困りました。どちらが正しいのでしょうか。
 どちらが「正しい」かをチェックするためには、専門家による記述に頼るしかないと考えます。
○竹内啓(編)(1989.12.4)『統計学事典』東洋経済新報社
○芝祐順・渡部洋・石塚智一(編)(1984.5.15)『統計用語辞典』新曜社
の2冊の記述を読んでみました。特に前者はオーツが一番信頼している統計学の事典です。分厚くて充実した説明が載っています。それによれば、「過去○日間の平均」でなく「前後○日間の平均」という説明がありました。(書いてある文言はこの通りではありませんが、趣旨をくみ取ればこう読めます。)2冊とも同じでした。
 というわけで、朝日新聞や wikipedia の記述は間違っているということになります。
 オーツが朝日新聞の記事を読んだときに違和感を覚えたのは、まさにこの点でした。
posted by オーツ at 04:19| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

ライバー

 オーツは朝日新聞の記事で「ライバー」という言い方があることを知りました。
鈴木洋和「イチナナ「なんだ、この感覚」 日常のぞき見・投げ銭?」
(2020年2月29日 21時30分)
https://www.asahi.com/articles/ASN2X44S0N25PTFC01B.html
https://digital.asahi.com/articles/ASN2X44S0N25PTFC01B.html(全文)
 「ライブ配信アプリは、スマホを使って誰でも好きな内容を生中継できるアプリだ。配信者は「ライバー」と呼ばれる。」とあります。それを見る人は、「女性の日常をのぞき見しているような、変な気持ち」だそうです。
 「17(イチナナ)Live」では「ギフト」というしくみがあるそうです。それなりの収入になっている人もいるといいます。国内のライバーの6割は女性で、年齢は20〜30代が多いとのことです。

 Yahoo! で「ライバー」と入れて検索すると、いろいろな記事がヒットします。

https://social-lab.jp/aboutliver
 「全ての人をライバーと言えるわけではなく、ある程度ファンがついた人のことのみ使う言葉です。」というわけで、影響力がある人限定で指し示すことばだそうです。
 「ライバーはリアルタイムでのライブ中継を強みとしており、【中略】ライバーはスマートフォン1つで活動できます。」ということで、YouTuber とはまったく違う存在としています。リアルタイムでのライブ中継ということでは、特定の時間に視聴するしかないわけで、臨場感はあるものの、よほど時間の余裕がある人でないと、追いかけられないでしょう。

 以下、いくつか記事があり、読みましたが、個々に紹介するのも面倒なので、URL だけ示しておきます。
https://livedays.jp/livertoha
https://inspire-design.net/blog/liver/
https://stella-live.com/liver-info/%E3%80%90%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%91%E4%BB%8A%E3%82%92%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%8F%E3%80%81%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA/

 新しい文化と言えなくもないですが、これはどうなんでしょう。
 配信者も視聴者も時間の制約が極めて大きいので、しくみ自体に相当な無理があり、オーツは多数の人に受け入れられるようにはならないのではないかと思います。しかし、こういう文化現象がどうなるかは予測できないことであり、もしかすると大化けするかもしれません。日本人の 1% しか興味を持たないとしても、全人口1億人を考えると 100 万人ですから、それなりの人数になるという面があります。
 ま、オーツがライバーになることだけはなさそうです。
 ライバー中のライバーは「ドライバー」とかいうのでしょうかね(冗談です)。
posted by オーツ at 02:38| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月29日

朝変暮改

 あるとき、オーツがパソコンで文章を書いているときに「朝変暮改」(ちょうへんぼかい)を入力しようとして一発で変換できませんでした。
 おやおやと思って辞書などを見てみると、朝令暮変(ちょうれいぼへん)、朝改暮変(ちょうかいぼへん)、朝令暮改(ちょうれいぼかい)などはあるのに、朝変暮改はないようです。
 中には、「スピーチに役立つ四字熟語辞典」
https://imidas.jp/fourchars/detail/X-01-S-17-8-0021.html
のように「朝変暮改」を見出しに挙げる辞書もありますが、「〔→〕朝令暮改(ちょうれいぼかい)」とだけ書いてあります。
https://imidas.jp/fourchars/detail/X-01-S-17-8-0028.html
のページを見ると、朝令暮改の類語として、朝変暮改(ちょうへんぼかい)/朝改暮変(ちょうかいぼへん)/朝出暮改(ちょうしゅつぼかい)/朝立暮廃(ちょうりつぼはい)の四つの四字熟語があがっています。
 goo 辞書(三省堂 新明解四字熟語辞典)
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9C%9D%E4%BB%A4%E6%9A%AE%E6%94%B9/
でも同様で、「ちょうれい-ぼかい【朝令暮改】」の見出し語の下に、類語として「朝改暮変ちょうかいぼへん 朝改暮令ちょうかいぼれい 朝出暮改ちょうしゅつぼかい 朝変暮改ちょうへんぼかい 朝立暮廃ちょうりつぼはい 天下法度てんかはっと 三日法度みっかはっと」があります。
 辞典オンライン 四字熟語辞典ONLINE
https://yoji.jitenon.jp/yojic/1386.html
も同様で、朝令暮改(ちょうれい−ぼかい)の見出し語の下に類義語として「朝出暮改(ちょうしゅつぼかい)朝変暮改(ちょうへんぼかい)朝立暮廃(ちょうりつぼはい)天下法度(てんかはっと)」の四つがあがっています。
https://yoji.jitenon.jp/yojig/3261.html
でも、朝改暮変(ちょうかい−ぼへん)の見出し語の下に類義語として「朝改暮令(ちょうかいぼれい)朝変暮改(ちょうへんぼかい)朝令暮改(ちょうれいぼかい)天下法度(てんかはっと)」の四つがあがっています。
 それ以外の記述も同様なので、ここでは省略しますが、オーツはこれらの中でどれが基本か、わからなくなってしまいました。自分では「朝変暮改」が一番最初に頭に浮かんだのですが、メジャーなものではないようです。いくつかの辞書で見出しにあるので、オーツが間違って記憶していたのではなさそうですが、……。
 ネット(Yahoo!)で調べてみると、それぞれの検索のヒット件数は以下の通りです。ヒット件数の大きい順に並べました。

  "朝令暮改" 400,000 件
  "朝改暮令" 2,330 件
  "朝改暮変" 910 件
  "朝出暮改" 570 件
  "朝立暮廃" 153 件
  "朝変暮改" 144 件
  "朝令暮変" 96 件

 ずいぶんと大きな差があります。「朝令暮改」が桁違いに多く、一般的であることがわかります。
 オーツが入力しようとした"朝変暮改"はたった 144 件しか見つかりません。ほぼ使われていないといっていいかもしれません。
posted by オーツ at 03:22| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月28日

謝られたときの返事

 オーツは、あるとき地下鉄の通路を歩いていました。左前に30代くらいの女性が歩いていました。オーツは普通に手を振って歩いていたのですが、その女性も手を振って歩いており、その女性の右手がオーツの左手に触れました。ちょっと触っただけですが、見方によれば、女性の右手がオーツの左手をつかんだような形になったとも言えます。
 その瞬間に、女性が「あ、すいません」といいました。
 オーツは、特に謝られる必要もないと思いました。手が触れることくらいどうということはないし、それどころか、もしも若い女性に手を握られたら逆に嬉しく思うくらいです。(そんなことは今まで経験したことがありませんが。)
 オーツは、女性の謝る言葉を聞き、何か返事を返そうと思いました。しかし、適当な言葉が思い浮かびませんでした。こういうことばは、謝る言葉を聞いたら瞬時に出なければ意味がありません。1秒くらい考えてから「いえ、大丈夫です」とか言ったら、かえってけげんに思われるでしょう。オーツは発話のタイミングを逸してしまったので、無言のまま歩いて行きました。
 あとから考えると、「いえいえ」でも「かまいません」でも、何か返しておけばよかったなあと思うのですが、とっさの行動というのはむずかしいものです。考えたらもうダメです。
 ということは、あらかじめこういう状況のときに何というべきか、考えておいて、さっと口にできるように準備しておくのがよいということになります。たとえば、ちょっとぶつかったとか、混んでいる電車の中で足を踏んだとか、オーツが読んでいる本に他人の長い髪の毛がぱらりとかかったとか、いろいろなことで謝る状況というのがありそうです。「すみません」とかの謝る言葉はすぐに口をついて出るのですが、その返事は準備なしにはなかなか出ないように感じます。
 これからは「いえいえ」がさっと出るように準備しておくことにします。
ラベル:返事 謝る
posted by オーツ at 03:51| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月10日

5G

 最近よく見かける「5G」ですが、「第5世代移動通信システム」のことです。
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/5g/
 Wikipedia にも登録されていますが、読み方は「ゴジー、ファイブジー」の二つがあるようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC5%E4%B8%96%E4%BB%A3%E7%A7%BB%E5%8B%95%E9%80%9A%E4%BF%A1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
 しかし、オーツがいろいろ聞いた限りでは「ファイブジー」の読み方がほとんどで、「ゴジー」というのはほぼ聞いたことがありません。NHKなどのテレビ放送でもそういっていますし、個人的な会話などでも、そう読む人が大半です。
 ちなみに、Yahoo! JAPAN のサイトで検索してみると、「"5G" "ファイブジー"」で 17,300 件、「"5G" "ゴジー"」で 859 件みつかり、ヒット件数に圧倒的な差が付いています。
 「ファイブ」はいうまでもなく英語読みです。日本語の中では、「5G」のような数字やアルファベットの読み方は、基本は日本語音で読んできたと思います。たとえば「4K、8K」(高解像度衛星放送)であれば「ヨンケー」「ハチケー」という言い方が普通で、「フォーケー」「エイトケー」という言い方は耳にしません。
 「5G」の場合も、5GB や 5GHz の略であれば「ゴギガ」という読みが普通です。
 「5G」を「ファイブジー」と読むことによって、日本語の数詞部分に英語が侵入しつつあるという現象が観察されるということになります。日本語における外来語の増加は押しとどめることができませんが、その一歩が数詞の読み方に象徴されるように感じられます。
 いうまでもなく、「ファイブ」という外来語は、こう書く限りにおいて問題はありません。昔から「クール・ファイブ」とかいう音楽グループがあったり、「ゴーグルファイブ」や「ゴーゴーファイブ」などというスーパー戦隊シリーズがあったりしました。それはそれでいいと思います。オーツは、「5」を「ファイブ」と読むことに違和感を感じるのです。
 英語文脈(英語を話している環境)では「ファイブジー」で問題ありませんが、日本語文脈では「ゴジー」を使いたいものです。
 とはいえ、多勢に無勢。ことばの問題は習慣ですから、オーツがそういう意見を持っていても、世の中に対する影響力はゼロであって、どうしようもありません。
 似た単語で3D(スリーディー)というのがあります。本気で探すともっとたくさん見つかるでしょう。
ラベル:ファイブ 3D 8k 4K 5G
posted by オーツ at 03:59| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月20日

餅つき天気

 オーツは海保博之さんのブログで知りました。
https://blog.goo.ne.jp/hkaiho/e/7ca8f9d925c0ebcf85820d09b19db51a
「餅つき天気」ということばがあるそうです。
 短いブログ記事なので、全文引用してしまいましょう。
ニューショウで予報士が言っていた。
温度が1日交代で寒暖を繰り返す様。
言いえて妙。

 1行目は「ニュースショウ」のミスプリでしょう。予報士は気象予報士のことでしょう。
 2行目がその意味です。
 オーツは「餅つき天気」などという言い方を初めて聞きました。こういうときは、ネットで検索するのが普通です。さっそくYahoo! JAPAN で「"餅つき天気"」を検索してみました。
 すると、「温度が1日交代で寒暖を繰り返す様。」という意味の「餅つき天気」が一つも見つかりません。検索結果の先頭にこのブログ記事が出てくるのはいいのですが、そのあと、90件ほどヒットしたものが出てくるのに、そのほぼすべてが「お餅つき。天気は回復しそう」のように複合語の二つの要素の間に記号が挟まっているものです。" " でフレーズ検索すると、指定した単語列がその順番に並んで出てくるものが検索されるのですが、記号は無視されるので、こんなことになります。
 さて、ここでオーツは疑問に思いました。
 本当に「餅つき天気」という言い方があるのでしょうか。あるとすれば、たいてい WWW を検索すると数件とか数十件とかは出てくるものです。
 小学館の日本国語大辞典第2版にも見出しがありません。
 もしかして海保さんの聞き間違いとかいうことはないのでしょうか。
posted by オーツ at 07:00| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

新語・流行語大賞

 毎年、年末になると発表される新語・流行語大賞ですが、今年は30語がノミネートされた段階です。12月2日に大賞が発表されるとのことです。
 先日、ユーキャンからニュースとして発表されました。
https://www.u-can.co.jp/company/news/1203359_3482.html
2019.11.6 の記事です。以下がノミネートされた30語です。
あな番(あなたの番です)
命を守る行動を
おむすびころりんクレーター
キャッシュレス/ポイント還元
#KuToo
計画運休
軽減税率
後悔などあろうはずがありません
サブスク(サブスクリプション)
ジャッカル
上級国民
スマイリングシンデレラ/しぶこ
タピる
ドラクエウォーク
翔んで埼玉
肉肉しい
にわかファン
パプリカ
ハンディファン(携帯扇風機)
ポエム/セクシー発言
ホワイト国
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
◯◯ペイ
免許返納
闇営業
4年に一度じゃない。一生に一度だ。
令和
れいわ新選組/れいわ旋風
笑わない男
ONE TEAM(ワンチーム)

 まあ、それなりに今年の話題を反映しているようです。

 ところで、最近知ったのですが、ORICON NEWS が、2019年流行語大賞予想のアンケート調査を実施したという話がありました。
https://www.oricon.co.jp/special/53788/
 「2019年「新語・流行語大賞」大予想」ということで、2019.10.25 の記事ですから、確かに本家よりも前の発表です。
1 あおり運転
2 新元号・令和
3 タピ活・タピる
4 平成最後の○○
5 闇営業
6 NHKをぶっ壊す
7 上級国民
8 令和おじさん
9 松本 動きます
10 10%

 こちらの【調査概要】は以下の通りです。
調査時期:2019年9月17日(火)〜10月3日(木)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

 オーツが気になったことは、両者があまり重ならなかったということです。
 新語・流行語大賞は、選考委員会で決めていますが、委員名は公表されているものの、どうやってその年の候補を選ぶのか、選考過程はまったくわかりません。
 一方、オリコンのほうは、アンケートですから、一般人多数が選ぶわけです。
 オーツは、こういう2種類があった場合、アンケート形式のほうを好みます。少数の選考委員が選ぶ場合、どうしても偏りが入りやすいと思われます。それよりは、一般人多数の意見を集約する方がいいのではないでしょうか。もちろん、この方法がメインになると、変な勢力が跋扈して、自分に関係するものが大賞を取りやすくするような「運動」が起こる可能性もあります。しかし、そんなことを言ったら、選考委員会方式だって同じで、少数であるだけにそういう「変な動き」がいっそう働きやすいと言えます。
 というようなことを考えると、アンケートで候補を選び、最終的には単純な多数順でなく、選考委員会の判断を加えて決めるというあたりが妥当なように思います。
 上記のオリコン調査にしても第10位に「10%」が入っていますが、消費税のことだとしても、こういう数値が新語なわけはないですから、新語・流行語大賞としてふさわしくないと思います。そういう主観的判断も考慮するべきだということです。
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2019年11月13日

ランラング

 オーツはとあるネット記事を読んでいて「ランラング」という言い方を目にしました。
https://www.landerblue.co.jp/47886/
「綺麗なビーチ沿いの道で自転車やランラングのローカル・・・・ここはバリか・・・・もう物売りとかマッサージのおばさんはいません。」という文脈です。
 オーツは、この記事を読んでいて、「ランラング」とは何か、わかりませんでした。そこでさっそくネットで検索してみました。
 現在、Yahoo! で "ランラング" と入力しても44件しか検索されず、まだまだ使われることが少ない言い方のようです。ホカホカの新語といったところでしょうか。意味がよくわかりません。「走ること」の一種で、「皇居ランラング」というような用法もあります。「身体の健康のためなどの目的で、ハードでなくやや軽めのスピードで、ある程度の長い距離を走る」くらいの意味のようです。
 関連用語として、ジョギング、ランニングなどがあります。これらとランラングの違いのポイントが何であるか、オーツは知りません。マラソンや駅伝の話題と一緒に語られることもあります。
 もしかすると「ランニング」の誤記かもしれません。ネットの記事では「ランニング」と共起する場合もかなり多いようです。しかし、単なる誤記で44件もヒットするようになるでしょうか。
posted by オーツ at 04:25| Comment(2) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月07日

リフトアクスル

 あるとき、オーツは自転車に乗って、目白通りを横切って用足しに出かけました。交差点の手前で止まっていると、目白通りを走るトラックの1台が後輪の一部を浮かせて走っているのを目撃しました。オーツは、そういう走り方があるとは思いもしなかったので、驚きました。
 自宅に戻って、ネットで調べてみると、「リフトアクスル」という機能だそうです。
https://www.webcartop.jp/2018/02/209104/
https://www.kaitoriou.net/page/knowledge/performance/1205/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190822-00168334-kurumans-bus_all
 主な理由は、高速道路の通行料を安く抑えるためのようです。他にもいくつかメリットがあるとの話です。くわしくは上記記事を読んでみてください。
 日本独自の機能のようですが、こういうのが装備されるくらいに特大車の高速道路の通行料が高いということでしょう。
 それにしても、そういう事情に対応してしまう技術者の技術力がすばらしいと思いました。自動でタイヤの上げ下げを行うわけですからねえ。
 また、今回のことで、日常の疑問についても即座に解決してしまうネットのすばらしさも感じました。
posted by オーツ at 04:18| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月23日

ひととき融資

 オーツがネットで見かけたことばに「ひととき融資」があります。
https://www.bengo4.com/c_1/n_9762/
 普通の言い方のようですが、すごい意味があり、また上記の記事に書かれているように、とんでもない実態がありそうです。
 まあ、実態を隠すための「隠語」としては、よくできているのかもしれません。知らない人には何のことかわかりませんから、ネットで使ってもふんわりとした感じになるわけです。
 しかし、こういう裏事情を知ると、元々の何ら問題のないことばを(こういう意味で使うことによって)汚しているかのように感じられます。
 こういう言い方は、あまり長期間にわたって使われるものではないでしょう。みんなが知ってしまえば「隠語」にならないので、自然と廃れるでしょう。その代わり、別の言い方が登場します。実態はあまり変わらないのでしょうね。
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2019年05月23日

午後12時

 オーツが大阪のホテル コンソルトに宿泊したときのことです。
2019.5.22 http://o-tsu.seesaa.net/article/465852565.html
 フロントで渡された1枚のメモで、わかりにくいところがありました。
【清掃時間(連泊のお客様)】
清掃受付終了 午後12時
ご滞在中、清掃が必要な場合は、「掃除してください」の札をドアの外にお出しください。
清掃受付終了時間までにフロントまでルームキーをお預けください。
受付終了時間を過ぎますとアメニティ等の交換のみとなりますので、ご了承くださいませ。

 「午後12時」は、「正午」の意味なのでしょうか、「真夜中」の意味なのでしょうか。
 上記の後続の文脈から考えると、正午の意味のようです。しかし、やはりこの表示は曖昧さが残るように思います。
 ネットを検索すると、こんな記事がありました。
https://www.nao.ac.jp/faq/a0401.html
この記事では、正午は午後0時か午前12時という表示がいいとしています。午後0時は午後1時の1時間前、午前12時は午前11時の1時間後という理解でわかりやすいということです。オーツの感覚もほぼこんな感じです。
 これを基準に考えると、「午後12時」という言い方は(午後11時の1時間後ということになりますから)真夜中を指すということになりそうです。
posted by オーツ at 03:44| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月21日

バゲッジラック・バゲッジスタンド・ラゲージボックス

 オーツは、ホテルに泊まるときに、室内に折りたたみ式パイプイスみたいなものがあることが気になっていました。
 イスの形をしていますが、人間が座るためのものではなさそうです。背もたれがありません。「座面」に当たる部分はスキマのある幅広の布が貼られています。スキマがあるので、荷物を置くとスキマから落ちてしまいそうです。オーツはよくバスタオルを干したりするのに使っていました。しかし、タオル類を干すなら、もう少し別の形のほうがよさそうです。
 一体、何のためにパイプイスが部屋に置いてあるのでしょうか。
 ネットを検索して、わかりました。
https://hotelista.jp/concierge/commonsense/category5/chapter3.html
バゲッジラックまたはバゲッジスタンドといって、スーツケースを広げるときの台なんですね。知りませんでした。
https://gqjapan.jp/life/travel/20140416/hotels-100-questions/page/14
こちらのサイトではラゲージボックスと呼んでいます。
 ネットは世界最高の百科事典です。何でも調べられるような気がしてきました。
posted by オーツ at 03:35| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

5W1H

 4月26日朝 5:30 すぎのことでした。オーツが何気なくNHK教育テレビを見ていたときのことです。ちょうど「テレビでアラビア語」をやっていました。アラビア文字が変な形をしていて、まったく読めないなあなどと思っていると、そこに出演していた男性出演者が「5W1H」のことに言及しました。そのとき「ゴダブリューワンエイチ」と言ったのです。
 オーツは、すぐ突っ込みを入れたくなりました。「イチエイチでしょ。」
 なぜ「1」のところだけ英語流にいうのでしょうか。とてもおかしいと思いました。
 この男性出演者は、ネットで調べると、
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/arabic/tv/
渡部 陽一氏であることがわかります。普通の日本語母語話者のようです。

 こういう実例が一つ見つかるということは、もっとたくさんあるということです。
 さっそく Yahoo! 検索エンジンで調べてみました。3例あることがわかります。

(1)https://pc3.5ch.net/test/read.cgi/hp/1026576633/
>389 :Name_Not_Found:02/12/05 09:26 ID:???
>「5W1H」って「ゴ」ダブリュー「ワン」エイチって読むんですか?

 掲示板に書かれた単なる質問文の形ですが、こういう質問を発するということは、この書き手がワンエイチという言い方を耳にしたからでしょうね。

(2)https://yomi.tokyo/agate/toki/hiphop/1282783906/1-/a
>282:訴える名無しさん。
>10/09/29 11:56:41
>5w1hはなんて読むの?

>294:訴える名無しさん。
>10/09/29 22:11:49
>>>282
>俺は曲げずにゴダブリューワンエイチって言ってる(´・ω・`)

 こちらも掲示板です。「曲げずに」というのは、「間違っているかもしれないけれど、自分の主義主張を貫いて」くらいの意味でしょうか。信念を持ってワンエイチと言っているようです。

(3)https://www.alc.co.jp/beginner/article/mouthbird/2005/10/post_59.html
>「wh-節」って分かるかな?
>what where when why how (5w 1h <ゴダブリューワンエイチ>と言います。)
>↑この6個で始まる節のこと。

 こちらはアルクのサイト中の記載ですから、それなりに自信を持って書いていると思われます。

 たった3例ではありますが、実例があることを確認しました。
 ちなみに、"ゴダブリューイチエイチ" のほうを検索してみると、37例あります。普通の用例がたくさん並んでいます。
 やはり、こう読むのが普通のように思います。
ラベル:5W1H 渡部陽一
posted by オーツ at 05:46| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月22日

ビザ専

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13938326.html
(2019年3月18日05時00分)
「(多民社会)「学生増やせ」、留学生に狙い 「ビザ専」と呼ばれる専門学校も」という記事ですが、ビザ専とは「「ビザ」を取るための「専」門学校」のことです。日本語学校を卒業した留学生は、大学などに進学するのかと思いきや、そうではなく、今や専門学校に進学する例が多いのですね。そして、「留学」というビザを取り、実際はアルバイトに精を出すということです。このような事情をオーツは知りませんでした。
 日本語学校も専門学校も、学校という制度の中で、「教育」を目的として設立されたはずですが、そういう制度をゆがめて利用しようという人たちが多くなって、本来の趣旨と違ってきてしまっているというわけです。
 ではどうするか、どうするべきか。
 こういうアルバイト目的の「留学」を是とするか、非とするかがまず重要でしょう。
 是とするならば、現状はうまく機能しているととらえられます。留学生の総数が増えているのはうまくいっていることの象徴です。みんながハッピーというわけです。留学生たちはアルバイトしたいわけだし、一方ではそういうアルバイトに留学生を使いたいと考える日本人の経営者(コンビニの店長)もいるわけです。
 非とするのは、アルバイトをするための「留学」はおかしいというもっともな意見です。留学は何かを学ぶためのものであって、アルバイトが目的となってしまっては本末転倒だということになります。もっともな意見ではありますが、では、本来の留学に限定して運用することにしようとすると、現在広く行われている留学生によるアルバイトがなくなるわけで、それで今アルバイト留学生を使っている企業などが成り立っていくのかという問題に直結します。
 日本は少子化という大変革の波が襲っているわけで、その中でどの方向を向いて進んでいくのかという問題に直面しています。企業は、やむにやまれずアルバイト留学生を使っている面もあると思われます。ビザ専といわれる専門学校にしても、もともとは日本人の若者向けの学校だったはずです。しかし、少子化のために学生が集まらなくなり、やむを得ず留学生を入学させていったのでしょう。つまり、日本社会の変化がこのような事態を引き起こしているということなので、単純に「本来のあり方」に戻せば済む話ではなくなっています。となると、あるべき論を基準に「正常化」することは、問題を解決することにはつながらないということになります。
 上記の新聞記事のように「現状はゆがんでいる」と指摘するのは簡単です。しかし、その解決策はなかなかむずかしいものです。朝日新聞の記事は、ゆがんだ現状を描いているだけですが、その次のステップ「ではどうするべきか」には触れていません。これは、それこそ日本社会に直結する大問題につながっていくからです。要は、日本社会をどう設計するかということです。
 オーツも、この問題に関する解決策(こうすればいいという意見)を持っているわけではありません。政治家を含めてほとんどの人がそういう状態でしょう。制度の穴を塞ぐようにどこかに手を付ければ、それをかいくぐる「次の手」が発見され、さらに制度がゆがむでしょう。まったく解決がむずかしい問題です。
posted by オーツ at 04:05| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月16日

アドレスホッパー

 オーツは日経新聞で見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42191020Y9A300C1H11A00/
(2019/3/10 6:30 日本経済新聞 電子版)
「家を持たず、シェアハウスなどを転々としながら多拠点生活をする」人のことをアドレスホッパーというそうです。先日見た NHK のニュースでも、最近、そんな人が増えているということを取り上げていました。
 アドレス(住所)を持たないという生活スタイルですが、オーツはいくつか疑問な点がありました。
 短期的には、「住所」が必要な場合、どうするのかという問題です。パスポートの取得、銀行口座の開設などがそれに該当しそうです。取得・開設時に仮の住所(連絡先)があれば、のちに住所不定になっても(郵便物が届かなくても)いいという考え方なのでしょうか。
 中期的には、会社で働く(給与生活者になる)として、住所がないことになれば、住民税はどうなるのでしょうか。会社はどう扱うのでしょうか。住所がない人を雇う会社は、社会的責任をどう考えているのでしょうか。給与生活者でなくとも、収入があれば所得税の対象になりますが、所得税は住所なしで受け付けてもらえるのでしょうか。
 長期的には、さらに重大な問題が発生します。結婚はどうするのでしょうか。子供が産まれたらどうするのでしょうか。本人はアドレスホッパーでもいいけれど、子供を連れてそんな生活をして、子供の教育は大丈夫でしょうか。
 オーツは、アドレスホッパーという生き方が多くなると、ますます少子化が進みそうで、心配になります。人の生き方はそれぞれではありますが、とある個人が、とある生活スタイルを採用することで、知らないうちに周りに迷惑をかけている(周りの人のお世話になっている)ことになるように思いました。
posted by オーツ at 04:53| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月22日

中華

 あるところで、「中華」ということばについて考えたことがありました。
 オーツは、「中華人民共和国」や「中華民国」のように、国の名前に使われることがあるけれども、それ以外では、「中華料理、中華鍋、中華丼、中華そば、中華まん(じゅう)、……」のような料理に関連した名詞くらいしか思い浮かばないような気がしました。
 ちょっとその場の人に聞いてみると「中華思想」があると教わりました。なるほど、確かにそうです。
 その後、Wikipedia を検索してみると、「「中華」で始まる記事の一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E5%89%8D%E6%96%B9%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E4%B8%80%E8%A6%A7/%E4%B8%AD%E8%8F%AF
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%89%B9%E5%88%A5:%E5%89%8D%E6%96%B9%E4%B8%80%E8%87%B4%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E4%B8%80%E8%A6%A7&from=%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%86%B2%E6%B3%95&prefix=%E4%B8%AD%E8%8F%AF
というのがありました。そこを見ると、料理関連以外のさまざまなものがあげられていました。
 しかし、その中でオーツが使いそうなものというと、中華圏、中華学校、中華服、中華民族、中華秩序、中華航空、中華街、くらいでしょうか。けっこう少ないように思います。「中華街」にしても、中国人がたくさん集住している街という意味よりは中華料理店がたくさん集まっている街というイメージが強いように思います。
 「中華」というとどうしても中華料理を連想してしまうように感じられます。
 料理に関連しない複合語を思い出そうとしても、手がかりなしではなかなかむずかしいことが多く、何かの資料に頼って思い出す方が普通です。
 いや、これはオーツがぼけてきているためなのかもしれませんが。

 最近見かけたネットの記事で「中華スマホ」というのもありました。
https://diamond.jp/articles/-/194329
posted by オーツ at 04:23| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月18日

直葬

 死亡した後で、通夜・告別式を行わない簡略なやり方を「直葬」と言うようです。
https://diamond.jp/articles/-/193974
 簡単に言えば、葬式がなくなるわけです。
 考えてみれば、葬式というのは不思議な習慣です。なぜこういうものがあるのか、考えてみると、あまり納得できません。
 オーツの場合、自分の親の葬式を挙げましたが、とにかく忙しかったという記憶くらいしかありません。そろそろ自分の番かもしれませんが、どんな形式がいいかと考えてみると、シンプルなもののほうがいいように思えてきました。若いうちは、関係者にいろいろ知らせる必要があるから、葬式をおこなうことでその通知を兼ねるという意味があるように思っていましたが、最近は、そんなことは考える必要がないように思えてきました。
 実際、オーツが死ぬまでにはもう少し時間がかかるでしょうが、そうなると、自分の知人たちも歳を取るし、外出も大変になってきますから、そういう人たちを招いての葬式を行うまでもないように思えてきます。関係者には事務的にお知らせすればそれで十分です。
 オーツの場合、息子や孫がいますから、そういう家族葬のようなことでもいいし、その最たるものとして「直葬」もありだなあと思いました。
 葬儀は、なくなった人のためというよりは、残された遺族たちが気持ちの整理を付けるためという性格が強いように思います。基本的には、葬式をどうするかは死ぬ人がなかなか決められません。仮に決めたとしても、遺族がそれを無視して自分たちの考え方で執り行うことがあり得るでしょう。だから、葬儀の基本は遺族が決めればそれでいいということになります。
 葬式のあり方を考える上で、費用の面も考慮する必要があります。上記の記事中にもありますが、一般的な葬儀で180万円ほどかかるようです。そういう金がかかるのであれば、その分を節約して、子供たちに使ってもらうほうがよほど有効なように思います。直葬ならば、かなり安上がりになります。
 最近、直葬が増える傾向にあるという話ですが、さもありなんと思います。
 直葬では、通夜・告別式がないということで、僧侶を呼ばずにお墓に入ることになりますが、それでいいのかどうか、この点は事前にお寺に確認しておく必要がありそうです。まあ、それなりのお布施を渡せばいいように思います。
posted by オーツ at 02:58| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする