2019年03月28日

20年度の小学校教科書、「プログラミング」が必修に

 オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42915160W9A320C1MM8000/
(2019/3/26 14:47)
 小学校で 2020 年度からプログラミング教育が始まるということで、教科書にプログラミング教育が入ったという話です。
 オーツがこの記事を読んだとき、いくつかの違和感がありました。
 第1に、プログラミングとは何かという問題です。まさか、学習指導要領を作る側がプログラミングの経験がないとは思いませんが、ここで取り上げられている話がプログラミングなのだろうかという疑問です。
 第2に、オーツが初めてプログラミングを学んだのは 1973 年度ですから、もう50年近く前ですが、そのころオーツが感じたことと、今回の記事で感じたことで相当にギャップがあったということです。この半世紀でプログラミングのあり方が変わったのかもしれません。オーツの知識はその意味で古いものなのでしょう。しかし、本質は変わっていないように考えています。オーツの見方でいうと、今回のプログラミング教育は本当にプログラミング教育なのかという疑問がわきます。
 オーツがプログラミング教育を受けたのは、学部学生の3年生のときでした。そのときはプログラミング教育だということを知らずに、コンピュータが使えるようになるらしいという程度の知識で受講したのでした。
 当時は、今のように各種ソフトが発達しておらず、コンピュータを使うということは、すなわち自分でプログラミングをするということだったのです。他人のプログラムを使うということはあまり(というかほとんど)行われていませんでした。
 オーツの考えるプログラミングというのは、コンピュータに対する(非常に細かい)個々の命令を組み合わせて、しかるべき並びにして、どういう順番に実行され、どんな条件のときにどの順番に進むかというようなことを組み合わせて、全体として動作するプログラムを作ることでした。
 そういう目で新聞報道のプログラミングを見ると、これでいいのかなと感じることがいくつかあります。
 オーツがコンピュータに触りながら一番おもしろいと思ったことは、自分の命令のままに機械が動作することです。命令を組み合わせることでかなり複雑なことまで命令通りに実行することができます。時折変な動作もしますが、それは命令書(プログラム)が間違っているのであって、機械が間違って動作しているのではありません。この割り切り方がおもしろかったと思います。そんなことを考えると、プログラミングは、実際にコンピュータを動作させて、どんな実行結果が出るかを経験させなければならないと思います。
 新聞記事は短すぎてよくわかりませんが、小学校のプログラミング教育の例題を見ても、これを子供たちが本当にコンピュータを操作して実行できるのか、わかりませんでした。
 添えられた例題を見ると、ソート(並べ替え)が挙がっていますが、こういう操作のありがたさや必要性がわかるのは、実際にデータを入力して、何か計算をしたり処理をしたりして、その結果をアウトプットすることがあり、その途中で並べ替えが必要になるという場合ではないでしょうか。オーツは、実際の処理、また入力から出力までの経験が重要だと考えていますが、そういう観点からは、ソートを取り上げるのは、かなり先の話だと思います。入力・処理・出力をすっとばして、ソートだけを教えることに意味があるでしょうか。
 正多角形の話は、たぶんタートルプログラミングの話なのでしょう。だから、シミュレータを用意すれば、かなり簡単に実現できそうだし、プログラミングらしくなるような気もします。しかし、これだけでは、単に「図を書く」だけの話に過ぎません。これを応用して、プログラミングの面白さが経験できるでしょうか。オーツは寡聞にして知りません。
 どうにも、小学校のプログラミング教育というのは中途半端な気がします。
 プログラミングの前に、もう少し基礎的な教養を身につけるべきだし、プログラミングをやるなら、何かのプログラミング言語を決めて、その全体を一通り学べるようにしないといけないのではないでしょうか。一部だけ小学校でやって、また一部を中学校でやって、高校段階で追加して全体が学べるというようなものでいいのでしょうか。
 たとえていえば、外国語教育の場合、外国語という複雑なものを学ぶことになるので、少しずついろいろな表現を学んでいく積み上げ型にせざるを得ないと思います。一方、プログラム言語の場合は、複雑とはいえ、人工言語だし、言語要素が(自然言語に比べて)圧倒的に少ないので、あるときに一気に教える方が望ましいと思います。タートルプログラミングでいえば、タートル言語のすべてを一気に教えるべきであって、それを各学校の段階で少しずつ教えるというのは変だと思います。そして、上の段階に進んだら、違うプログラム言語を教えるのがよいように思います。英語を小学校で終えて、中学校はフランス語をやり、高校で中国語を学ぶようなイメージです。それぞれの言語を通して見えるコンピュータ(世界)が違ってきます。
posted by オーツ at 04:04| Comment(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月27日

10時間で本人特定、スマホ位置から出張・実家も筒抜け

 オーツは日経新聞で見ました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42770850S9A320C1000000/
(2019/3/25 6:30日本経済新聞 電子版)
 記者が、とある個人のスマホによる位置情報(GPS)を基に、10時間ほどで個人を特定し、その人の過去半年ほどの行動を調べることに成功したという話です。
 スマホによる位置情報というだけですから、どうということのない情報のように思われますが、しかし、素人の新聞記者が個人でここまで調べることができるというのは驚きでした。
 スマホの位置情報を「公開する」に設定したままの人は、あまり多くないと聞いたことがありますが、それでも、たとえば 0.1% の人がそういう設定をしていると、その人を追跡することで個人の名前・住所が特定できてしまうというのは恐い話です。
 専門知識を持った犯罪集団がこれを行えば、もっと簡単に調べられるでしょう。
 匿名の位置情報に基づいてこんなことが調べられるのですね。
 世の中の仕組みがこうなっているわけですから、十分注意しながら暮らすしか手がないように思えます。
 といいながら、オーツの場合は、各種ポイントカードを利用してそれぞれのポイントをためている時点で、もう個人情報ダダ漏れですが。
posted by オーツ at 03:22| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月23日

フェイスブック、ターゲット広告見直し 差別批判受け

 オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42691460Q9A320C1000000/
(2019/3/20 7:20)
 フェイスブックがターゲット広告を見直すという趣旨です。一部引用します。
米フェイスブックは19日、住宅売買や求人、信用貸しでの広告に関して、性別や人種、郵便番号などを基に広告を出す対象を絞る仕組みを廃止すると発表した。一部の広告主が低所得と思われる人を恣意的にはじいているとの批判があり、これに対応する。広告を中心に個人情報を自在に活用してきたデータビジネスのあり方に一石を投じそうだ。

 今回の話は、一石を投じるだけでなく、世界的に大激震をもたらす可能性があると思います。
これまでのフェイスブックのシステムでは「低所得者層が多い郵便番号地域の人」を恣意的に広告対象から外すといったことが可能になっていた。年齢や性別も低所得者層を排除する選別に使われていた。

 もしも、このようなことでターゲット広告を禁止するならば、影響は広範囲に及び、社会に対するダメージは相当のものになると考えられます。
 たとえば、食品を扱うスーパーが近隣の住民を対象にしてチラシを配ろうとしたら、その範囲外の住民から「(チラシが配られないことで)自分たちが差別されている」と訴えられたようなものではないでしょうか。
 こういうクレームを認めると、スーパーのチラシを配る範囲は無限に広がらざるを得ず、結果的に、たとえば都内の住民が受け取るチラシが宮崎県のスーパーだったりすることになり、チラシはムダだ、読まずに捨てるということにつながり、結果的にチラシというものをなくしてしまうことになりかねません。
 オーツの心配は杞憂だという意見は理解できますが、オーツの考えでは、フェイスブックの話と近隣のスーパーの話は段階的につながっており、途中に明確な境界線を引くことはできないだろうということです。
 今回の話は、住宅売買や求人、信用貸しでの広告に限定されるようですが、それだけの問題ではないと思います。住宅の売買にしても、全国的に、あるいは全世界的に広告を打つような仕組みがあることは必要ですが、一方では、近隣の人(住宅を買いそうな人)にアプローチするような仕組みがあってもいいと思います。両方の仕組みが揃っていることが大事であり、一方を「差別だ」として糾弾するのはいかがなものでしょうか。
 アメリカの PC (Politically Correct) の考え方は、どうも極端なように感じられます。
posted by オーツ at 03:42| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日

Internet Explorer が今でも使われている

 オーツは日本経済新聞 電子版で読みました。
「進まぬ脱IE、マイクロソフトも苦慮」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40956540W9A200C1000000/
(2019/3/5 6:30)
 ブラウザのシェアを見ると、かつての標準だった「Internet Explorer (IE) 11」のシェアが依然として高いままだという話です。そこに示されたグラフを見ると、過去3年で Chrome が伸びて、6割にも達しています。オーツも Chrome を使っていますが、今はこれが圧倒的多数なのですね。
 IE は、3年前の 35% のシェアが、だんだん減って、今は 15% になっています。しかし、新しいブラウザ Edge は 6.3% しかないというわけです。
 IE は、Edge の登場以降、バージョンアップを止めているようです。日経新聞の記事は、古いブラウザが使われ続けているので、各企業のITエンジニアたちは新しい機能のウェブページが導入できないことで苦慮しているという趣旨です。
 古い IE 11 がこんなに使われ続けているということがおもしろいところです。
 これに関するオーツの疑問点は以下の2点です。

(1)IE 11 の利用者は Windows 7 を使っているのでしょうか、Windows 10 を使っているのでしょうか。
 wikipedia の記事には、こんなことが書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Internet_Explorer_11
Windows 10ではOS標準ブラウザがMicrosoft Edgeへと正式に切り替わり、IEの開発は事実上終了した。一方、Windows 10には互換性維持のためにIE11が引き続きバンドルされている。Windows 10はサポートポリシーがこれまでより大きく変更され、アップデートを続ける限り半永久的な使用が可能であるため、IE11がバンドルされ続ける限りは半永久的にサポートが継続されることを意味し、Windowsのサポート期間に依存するIEのサポートポリシーは事実上意味をなさないものとなった。

 IE は、Windows 7 では標準だったわけですが、Windows 10 でも使えるようです。
 現在、シェア 15% を占める IE の利用者は、Windows 7 からアクセスしているのでしょうか、Windows 10 からアクセスしているのでしょうか。
 そういう調査もあるかもしれませんが、うまく見つかりませんでした。オーツの勝手な予想では、Windows 7 からのアクセスが多いと考えます。Windows 7 の利用者は、当初から IE が標準ブラウザだったわけですから、そのまま Windows 7 を使い続ければ、当然のように IE を使い続けるものでしょう。Windows 7 は、まもなくサポートが終了しますので、その段階で、IE を使っている人も激減するでしょう。

 ちなみに、Windows 7 と Windows 10 のシェアは、
https://developers.srad.jp/story/19/02/07/0536246/
によると、2019年1月現在で、両者がほぼ同じ(10 が 7 をわずかに上回る)です。
 ということでは、Windows 7 も Windows 10 も、Chrome の利用者が多いことがうかがわれます。

(2)Edge はなぜシェアが伸びないのでしょうか。
 現在は、Windows 10 がだんだんシェアを伸ばしている状態で、Windows 7 を上回りつつあります。
https://jp.techcrunch.com/2019/01/03/2019-01-02-windows-10-tops-windows-7-as-most-popular-os/
https://developers.srad.jp/story/19/02/07/0536246/
2019年1月の段階で、両者が約4割ずつですが、わずかに Windows 10 が Windows 7 を上回るようです。
 そうであれば Edge が伸びそうなものですが、現実は Chrome の圧勝です。なぜ Edge が伸びないのか、オーツは Edge の利用者でないのでわかりません。
 ネットを検索すると、そんな記事がいくつも見つかります。
https://nagished.com/20150823/edge
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10180193680
https://wired.jp/2018/12/12/microsoft-edge-browser-chromium-internet-explorer/
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/shseri/win10are/1014771.html
https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=20912949/
 しかし、それらを読んでも、しっくりくる説明ではないように思われました。

 こんな記事を読んだ上でのオーツの感想です。元の日経新聞の記事に対する感想にもなっています。
 各企業のITエンジニアは新しい機能のページを導入しましょう。IE の利用者から苦情が来るかもしれませんが、Chrome か Edge を使ってくださいと言えばいいでしょう。そうすることで、むしろ IE の退場を早める効果もあるかと思います。
 使われるソフトは時代とともに変わっていくものです。今や DOS を使っている人はほぼいなくなりました。そんなものです。
posted by オーツ at 04:36| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月25日

「五輪」を商標登録 IOC、東京大会の便乗商法防止

 オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41542760R20C19A2CR0000/
(2019/2/21 10:52)
 「五輪」などを商標登録して、一般の商品の宣伝などに使えなくするという趣旨です。それはもっともであり、理解できます。
 しかし、記事に添えられた表「不正便乗商法の恐れがある例」に驚きました。オリンピックに関係ない(と主張できる)例がたくさんあるからです。
 「2020スポーツの祭典」とか「目指せ金メダル」なんて、オリンピックとは無関係に使いそうな言葉です。高校生が集まるインターハイとかで「2020スポーツの祭典」とか横断幕で掲げたら、JOC から苦情が来るのでしょうか。スポーツ大会でメダルを出す例はオリンピック以外にもたくさんあります。先日、幼稚園の主催する運動会で紙製の金メダルを園児に渡していましたが、運動会の開催を周知するポスターの中に「目指せ金メダル」と書いたら、どこかからストップがかかるのでしょうか。それらは明らかに行き過ぎでしょう。
 この表は、主催者側の主張であって、幅広く規制したいという意思の表れにすぎません。
 記事には以下のようなことが書かれています。
 五輪という単語がなくても便乗商法の恐れがある事例はあり、組織委や日本広告審査機構(JARO)は「目指せ金メダル」「祝・夢の祭典」などを例示している。

 しかし、そういうのを安易に行ったら、「ことば狩り」になってしまいそうです。
 表の一番下には、「「東京」「2020年」の使用(セット・単体ともに)」とあって、オーツは絶句してしまいました。こんなのは、商品の宣伝でも普通に使う言葉であり、オリンピックと無関係な場合がいくらでもありうるでしょう。
 新聞としては、主催者側のいいたいことをそのまま流すにとどまらず、それが持つマイナス面についても解説するべきだったと思います。
 表の下に「(注)大会組織委や日本広告審査機構が例示」とあるのが、せめてもの良心の表れとみるべきでしょうか。
posted by オーツ at 04:17| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月24日

校内にスマホ、歓迎と悩み 小中の持ち込み禁止、文科省見直し

 オーツは朝日新聞で読みました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13900592.html
(2019年2月20日05時00分)
 公立の小中学校に通う子どもが、学校に携帯電話やスマートフォンを持ち込むことを「原則禁止」とする指針について、柴山昌彦文部科学相が19日、見直す方針を明らかにした。子どもの携帯・スマホの所有率が上がったことや、緊急時の連絡に役立つことなどが理由で、2019年度中にも新たな指針をつくる。保護者から歓迎の声があがる一方で、悩む学校もある。

 オーツは知らなかったのですが、文科省の方針というのがあるのですね。それは「携帯電話とスマホについて「小中学校は持ち込みを原則禁止」「高校は校内での使用を禁止」とする」ということです。
 何と時代遅れなのでしょうか。
 記事中にもありますが、今や、大半の子供たちがスマホを持つ状況になっています。であれば、そういう現状を追認するしかないと思われます。
 「授業でスマホを活用する」のはむずかしいと思います。一人でもスマホを持たない子供がいたら、そんなことはできません。そして、貧困家庭などでそういうケースも十分にありうるわけです。スマホを持っていない子には貸し出せばいいという考え方もあるでしょうが、教材一般と違って、スマホの場合はそれだけでは済まない問題がありそうに思います。スマホは(パソコンも)やはり基本的に個人で持つべきものだと思います。
 しかし、今回は、そういう話ではなく、単に学校への持ち込みの可否です。災害時の緊急連絡にも必要でしょうし、それ以外にも、親への連絡とかが必要な場合があるのではないでしょうか。
 昔は公衆電話が街のあちこちにあったけれど、最近は見かけなくなってきました。みんながケータイを持ち歩くようになってからです。
 ある意味で社会が変わってきたわけです。
 そうなると、社会の現状に適応するしかありません。ケータイを持たないことがマイナスに響いてきてしまうのです。
 現在は、スマホのアプリで、GPS 情報を利用して、子供が学校から出るとき、親のケータイに自動でメールを送信するようなものもあるのではないですか。
 オーツの周りでは、孫の一人が小学校に入るときに子供用のケータイを持ち運ぶようになりました。
2017.4.25 http://o-tsu.seesaa.net/article/449313183.html
通っているのが私立の小学校なので、今回の話の枠外ではありますが、電車で通学することなどを考えると、当然のことのように思います。突然の事故で電車が止まったりした場合、子供はどう判断するべきでしょうか。勝手に判断して行動するよりも、親に連絡してその指示を仰ぐほうがずっと望ましいと思います。
 公立学校の場合は、近所の学校に通学する場合がほとんどで、通学手段も徒歩が大半でしょうから、ケータイの必要性はぐっと少なくなりますが、一部の親は、子供を心配してケータイを持たせようとするでしょうね。

参考記事:
https://diamond.jp/articles/-/194840
posted by オーツ at 05:24| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月21日

横行する証明書偽造サイト 運転免許や英語能力テスト

 オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41484170Z10C19A2CC1000/
(2019/2/19 20:55)
 「運転免許証や大学の卒業証書といった公的な証明書類の偽造を請け負うウェブサイトが横行している。1件数十万円を請求するサイトもあるが、学生や会社員らが安易に購入するケースは後を絶たない。サイトの多くは海外サーバーを経由しているため運営者などの特定は難しく、捜査当局とのイタチごっこが続いている。【後略】」というわけで、ネットで堂々と証明書を偽造するとうたって、客を集めているという話です。
 オーツは、ネットには何でもあると感じていましたが、こういう大切な証明書までもが偽造の対象になっていることにショックを受けました。数万円から数十万円で請け負うそうです。こういう「仕事」をする国と言えば、中国です。
 記事中には逮捕された容疑者として「大阪市の30代の女」としか書いてありませんが、中国で偽造の実務の仕事をさせることを考慮すると、この女が中国人ではないかと思われます。(勘ぐりすぎかもしれませんが。)
 こんなことはもちろん有印私文書偽造という犯罪になりますが、こういうことが大量に横行するようになると、それぞれの証明書の信頼性が失われることにつながりかねません。つまり、単なる書類偽造にとどまらず、社会を破壊するような威力があるということになります。法律論で言えば、罪はあまり重くないかもしれませんが、それにもかかわらず、社会に対して極めて大きな破壊力を持っているということです。
 こういうことをする人は、そういう破壊力の自覚がないのでしょうか。あるいは、他の国の人々に迷惑がかかっても、自分たちのことではないから、特に気にしない、さらには、もしかして他の国を攻撃するために意図的に行っているのでしょうか。
 事件の裏にある闇の深さを感じます。
 それにしても、サイトが国外にあるということで犯人たちを追求しにくくなるというのは問題ですし、一つのサイトをつぶしても、また新しいサイトが登場するということがありますから、サイト潰しは本当に大変です。とはいえ、こういうサイトを作ったものが勝つのであれば、社会正義が失われてしまいます。
ラベル:証明書
posted by オーツ at 04:06| Comment(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月01日

東京五輪、開会式は30万〜1万2千円

 オーツは日経新聞で見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40661270Q9A130C1CC1000/
(2019/1/30 14:26)
 東京オリンピックの一般チケットの価格が公表されたということです。開会式が一番高いのですね。30万円ですか。う〜ん。この値段を払ってまで開会式を見たいかと言われると、そんなことはないです。
 何といっても、テレビで見ればタダですからねえ。しかもテレビなら見所を押さえた撮影が行われ、完璧な映像を見ることができます。テレビ局は、事前に開会式の台本をチェックして、カメラを会場内の各所に適切に配置して、どんなタイミングで何を映すか十二分に検討した上で本番を迎えるわけです。
 会場で一般人がキョロキョロしながら見るよりも、ずっといい映像がテレビで放映されるはずです。
 あ、オーツが東京オリンピックの開会式をテレビで見るかといえば、それすら大いに疑問です。オーツはリオデジャネイロやロンドン、北京大会でも開会式などは見ませんでしたし、……。
 開会式に興味のある人は、30万円を出す価値があるのでしょうが、興味のない人間は、この価格がもったいないと考えてしまいます。
 まあ、価値観は人それぞれですから、お金を払って会場で興奮を味わいたい人には、どうぞご勝手にというしかありません。
posted by オーツ at 04:43| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月30日

目の錯覚で立体サイン 京急、羽田空港に導入

 オーツは日経新聞で記事を読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40548300Y9A120C1CC0000/
(2019/1/28 10:25)
 羽田空港の駅で、目の錯覚で床面の絵が立体的に見える「錯視サイン」が登場したという記事です。この記事には写真がついています。これを見てのオーツの感想は以下の2点です。
 第1に、こんなのが見えたら、歩行者がハッとしたり(それをねらっているのでしょうが)、歩行の邪魔になる障害物があるように錯覚しないかということです。写真だと、いかにも迫力がありますが、動画にするとそうでもありません。こういう錯視は、移動しながら見ると、ほんの一瞬で錯視に気がつき、平面に書かれていることがわかります。つまり、障害物があるという錯覚は起こらないのです。心配無用というわけです。
 これを確認するためには、上記の記事に付属している動画を見ればいいと思います。
https://www.nikkei.com/video/5995226043001/
にもあります。
 第2に、こういう案内シートですが、毎日たくさんの人に踏みつけられ、カートなどがその上を通るのですから、傷がついたり、はがれてきたりが起こるのでしょう。いったい、いつまで持つものなのでしょうか。メンテナンスはどうするのでしょうか。定期的に張り替えたりするのでしょうか。数年くらい持ってくれれば言うことなしですが、そんなに持つのでしょうか。
 オーツはあるところで経験があります。レンガ状のブロックが敷き詰められた形で舗装がなされていたのですが、そこにシート状の案内掲示がほどこされました。歩行者には便利です。その場所は大した通行量ではないと思いましたが、数年で撤去されました。けっこう傷むのですね。オーツが通勤で使う新宿駅の構内にも床に同様の掲示がされています。こちらはあまり傷まないようですが、床にレンガ状のザラザラがあるわけではなく、けっこうなめらかなので、シートが傷まないのか、あるいは定期的にシートを交換しているか、どちらかなのでしょう。
ラベル:掲示 案内 錯覚 立体
posted by オーツ at 05:23| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月28日

宅ふぁいる便で情報流出

 オーツは、朝日新聞の記事で最初に知りました。
「宅ふぁいる便、情報流出 パスワードなど480万件」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13865435.html
(2019年1月26日05時00分)
 情報流出はいろいろな会社でたびたび起こり、ニュースにもなっていますが、宅ふぁいる便でも起こってしまいました。
 記事中には「ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」で、生年月日やパスワード、メールアドレスなどの利用者情報が流出したことが分かった。過去に登録し退会した利用者も含め、流出件数は約480万件にのぼる。」とあります。とんでもない数の個人情報です。
 その後、宅ふぁいる便事務局からオーツにメールが届きました。オーツは宅ふぁいる便の利用者なのです。「「宅ふぁいる便」サービスにおける不正アクセスによる、お客さま情報の漏洩について(お詫びとお願い)」というものでした。
 漏洩したお客さま情報は、メールアドレス、ログインパスワード、生年月日、氏名、性別、業種・職種、居住地(都道府県のみ)だそうです。
 その上で、「お客さまへのお願い」ということで「他のウェブサービスで、「宅ふぁいる便」と同一のユーザーID(メールアドレス)、ログインパスワードを用いてご利用されているお客さまは、他のサービスでお使いのログインパスワードを変更いただきますようお願いいたします。」とありました。
 なるほど、その通りです。
 オーツは、最近、このアドレスを使わなくなってきていますので、実害はあまりなさそうですが、以前確かに自分のメインのアドレスとして使っていた時期があったので、いろいろなネットサービスで指定していました。ログインパスワードは、そんなにたくさん覚えていられないので、数種類くらいを使い回しているのですが、同じメアドとパスワードを指定したケースもありそうです。
 まあ、ネットバンキングなどは違ったパスワードにしていますから良さそうな気もしますが、いろいろなネットサービスで同じパスワードを指定しているとなると、大変です。数十カ所ないし数百カ所のサイトにログインしてパスワードを変更するのでしょうか。そもそも、そういうサイトが手元に全部記録してあるのでしょうか。
 情報漏洩に備えるためには、すべてのサイトでパスワードを個別のものにする手が必要ですが、そんなことが実用的にできるのでしょうか。
 今回の事件で、パスワードをどう管理するべきか、改めて考える必要を痛感しました。
posted by オーツ at 02:36| Comment(3) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月22日

リレーアタック方式によるクルマ泥棒

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。
 何と、新しいクルマ泥棒の手口です。
「車のスマートキー、盲点 発信電波を中継「リレーアタック」盗 住宅内から受信、解錠に5秒」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13857922.html
(2019年1月21日05時00分)
 自宅の中にあるスマートキーの電波を拾い、それを増幅してクルマのそばにいる人間に送り、それを利用してクルマを解錠するというものです。
 実は、記事を読むよりも、添付された解説図を見る方がわかりやすいと思います。
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20190121000297.html
 このやり方だと、スマートキー付きのクルマがねらわれるということになります。オーツの乗っているクルマもスマートキーなので、ねらわれたら一発です。
 オーツの場合、玄関にクルマのキーが置いてあります。クルマに荷物を積んだりするときなど、玄関にクルマのキーを置いておくと便利です。オーツ自身が使うこともありますが、妻が使うこともあります。
 キーは2個あり、オーツ自身が1個を持っていて、これは運転免許証とつなげて玄関から遠い場所に置いてあるので、問題はありません。
 あと1個を玄関に置いているわけですが、このキーが問題になりそうです。今の状態でねらわれたら防ぎようがないことになります。
 とりあえずの対策としては、玄関に置きっぱなしにしているクルマのキーを2階なり何なり遠くに移動させることです。妻の専用として使うことにすればいいと思います。
 とはいえ、スマートキーの電波を拾う機械を超微弱な電波でも拾えるように「改良」すれば、遠くにあるスマートキーからの電波だって拾えるだろうと考えると、本当に有効な対策かどうか、心配の種は尽きません。

 ところで、外出先でもリレーアタック対策が必要でしょうか。スキー場やショッピングセンターに付属する駐車場であれば、スマートキーに対応するクルマがどれであるかがわかりません。ということでは、犯罪者は、クルマからドライバーが降りるときを見ていて、盗むクルマを決めておき、その後、ドライバーに近づくという手口にしなければなりません。まさにねらわれたらアウトですね。
 もしかして、犯罪者が強力な電波を発信することが可能であれば、広い駐車場でも一斉に電波を送信して、ハザードランプがついたクルマのところに近づくという手が使えるかもしれません。そんなことが可能かどうか、オーツは知りませんが。

 というわけで、リレーアタック対策グッズを使うことも考えていいでしょう。ちょっとネットで調べてみました。

https://nandemonai-hi.com/relay-attack-protection-goods/
 金属製の缶に入れたり、アルミホイルでくるむことでも有効としています。

https://wizsi.com/?p=3194
 リレーアタック対策グッズが紹介されています。

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E5%AF%BE%E7%AD%96/
 楽天で 1,000 円のケースを売っています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B076P52JSF/ref=psdc_2045039051_t1_B077JMV5VS
 アマゾンでは 263 円のケースがあります。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E3%82%92%E5%AE%8C%E5%85%A8%E9%81%AE%E6%96%AD-%E9%9B%BB%E6%B3%A2%E9%81%AE%E6%96%AD%E6%90%BA%E5%B8%AF%E5%9C%8F%E5%A4%96%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81-%E7%97%85%E9%99%A2%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7-Wi-Fi-Bluetooth/dp/B00N3IQF78/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8
 こちらの「スマホの電波を完全遮断 電波遮断携帯圏外ポーチ」でもいいかもしれません。
posted by オーツ at 05:04| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月30日

外国人労働者と移民

 入国管理法改正案が国会を通り、2019年4月から外国人(労働者)がどっと来日しそうな気配です。
 これについては、賛否両論がありますが、オーツは、どちらかというと反対意見のほうに傾いています。労働者としてあまり外国人を入れないほうがよいと思うからです。外国人は単なる労働者ではないと思います。
 ネット内の記事で、オーツが賛成する意見として、窪田順生氏のものがあります。

(1) 窪田順生(2018.10.25)「安倍政権の「移民政策」、実現なら日本の若者の賃金は上がらない」
https://diamond.jp/articles/-/183282
(2) 窪田順生(2018.11.8)「外国人労働者の「輸入」が日本社会に100年の禍根を残す理由」
https://diamond.jp/articles/-/184728
(3) 窪田順生(2018.12.6)「外国人材法案はブラック業界を助長し日本に新たな人権問題を生む」
https://diamond.jp/articles/-/187621

 3番目のものは、1番目・2番目のものに比べると、ちょっとレベルが落ちるかもしれませんが、基本的な考え方は一貫しています。
 外国人労働者が入ってくることで、日本社会にも日本人にも悪影響があるというわけです。それは実はすでに日本が経験済みのことです。ここでまた外国人労働者を受け入れるというのは、過去の歴史を学んでいないことのように思えます。
 これに関連して、朝日新聞の記事でも、読んで驚いたことがありました。
「外国人、部品でなく生活者」 6割が外国人、団地の住民が見た国会 入管法案、衆院通過
https://www.asahi.com/articles/DA3S13787945.html
(2018年11月28日05時00分)
以下のようなことが書かれています。
 川部さんが住む県営緑町住宅は入居する約70世帯のうち約6割が外国人で、大半をブラジル人が占める。愛知県県営住宅自治会連絡協議会や、「外国人との共生を考える会」の会長も務める川部さんは、外国人の住民が増えることによる課題と向き合ってきた。
 公営住宅の入居者を決めるのは自治体などだが、ゴミ出しや生活ルールを教えるのは自治会の役割。愛知県では、共益費や自治会費も自治会が集める。だが、新たに来た外国人の場合は、これらを説明するための通訳を探すことから始めなければならない。「共益費は滞納が相次ぎ、自治会を担える人もいない。団地のコミュニティーは限界を過ぎ、崩壊状態にある」と訴える。

 いやはや、日常生活が大変な事態になっています。結局、こういう団地では住環境が破壊されてしまうのではないでしょうか。外国人が悪いわけではないのです。日本人と外国人が(言語の違いのため)十分なコミュニケーションができない点が問題になるわけです。これを行政がサポートするのもむずかしそうです。通訳の費用だってバカになりません。
 オーツは、在留資格が特定技能1号の場合、家族滞在を認めないとなっていることにも不安を感じています。日本で5年間働くということになれば、その間に(同じ国の出身者と?)恋愛や結婚があり得るでしょう。出産もあるかもしれません。まさか、外国人に恋愛禁止・出産禁止なんてできません(そんなことをしたら人権問題になります)から、来日後に恋愛・結婚・出産があり得るわけです。そうなれば、結局、特定1号だから家族がいないと考えることもできなくなります。5年経って帰国を強制することができるのでしょうか。むずかしいケースが出てくるでしょう。
 数十万人の外国人が今後日本に住むようになったら、日本社会も変質せざるを得ません。それはプラスの面とマイナスの面がありそうです。オーツは、外国人にぜひ日本語を学んでもらって、日本社会になじんでもらいたいと思います。それがマイナス面を減らし、プラス面を増やすことになると信じています。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

新五輪音頭、ついていけない?

 オーツは朝日新聞の記事で読みました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13782995.html
(2018年11月24日05時00分)
 新五輪音頭が発表されたが、踊りが速すぎて高齢層にはついていけないのではないかという主旨です。「踊り速すぎ・サーフィンの動き… 年配者「立ちくらみ」「危険」」などという副題まであって、オーツは一体どんな踊りなのだろうと興味を持ちました。
 記事中では、「「踊りの動きが速すぎる」との苦情が相次ぎ、この夏、踊りを簡素化することに。それでも「速い」との声が上がり、組織委は「次の一手」を迫られている。」と書いています。
 オーツは、実際にネットにある踊りを見てみました。
https://tokyo2020.org/jp/special/ondo/
からたどれます。
  キビキビ踊ろうバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=OP-WNqKivGU
  ゆうゆう踊ろうバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=VgIXNdP18XE
 実際は、車椅子バージョンもありますが、ここでは省略します。
 動画を見てみて拍子抜けをしました。
 オーツが自分で踊ったわけではないけれど、キビキビバージョンでも全然速すぎないし、立ちくらみや危険を感じさせるところもないように思います。イナバウアー的な姿勢をとるところあたりは、高齢者にはきついのでしょうかねえ。ゆうゆうバージョンでは、さらに無理のない踊りになっています。どこが「速すぎる」のでしょうか。普通に身体が動かせれば、この程度の踊りは常識の範囲内ではないでしょうか。
 昔の(1964 年の)バージョンを再度復活させるよりも、2020 年を盛り込んだ新バージョンのほうがいいのではないかと思われます。
 オーツの感想では、大騒ぎするほどのことはないように思いました。
 となると、朝日新聞の記事は、一体どういう趣旨を伝えたかったのでしょうか。
posted by オーツ at 04:19| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月15日

消費税の軽減税率の議論

 オーツがネットの記事を見ていると、ちょっとおもしろい記事がありました。
永江一石(2018.11.14)「マスコミが大騒ぎする消費税の軽減税率制度でコンビニのイートインがどうとか馬鹿すぎて」
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=43292
というものです。
 軽減税率を導入するとして、たった2%の違いなのだから、コンビニのイートインだと8%か10%かなどという議論をするのはバカらしいということです。
 オーツの意見は、半分賛成するものの、半分反対です。
 まず、現在、軽減税率の8%か標準税率の10%かは、大した問題ではないというのはその通りです。
 しかし、消費税の税率は、今後10%になったとして、それで終わりということはなく、将来はもっと上がっていくでしょう。現在のヨーロッパのように20%くらいになるのではないでしょうか。日本の税収が落ち込んでいる現状を考えると、増税もやむを得ないし、そのためには、所得税や法人税でなく、金を貯め込んでいる高齢者からも税金を払ってもらうために、消費税が望ましいと思います。だから、20%くらいの消費税になると予想します。
 20%ともなると、軽減税率が適用されるか否かはその商品の価格に大きく関わってきます(上記記事でもその旨を書いています)ので、国民的関心を呼ぶでしょう。
 それを考慮すれば、最初に軽減税率を導入するときに、そこをよく議論し、きちんと制度を決めておくのが望ましいということになり、その意味では現在のバカみたいな議論もムダではないと思います。
 ただし、そもそも論でいえば、軽減税率の導入はムダな面がたくさんあり、適用の有無を巡る線引きの難しさがあるとともに、軽減税率の適用の可否を巡って政治的課題になり、利権が発生すると考えます。今回の「新聞」への適用などもその一例です。だから、オーツの考えでは、軽減税率をなくしてしまい、食料品も新聞も、標準税率を適用して他の商品と同じ扱いにするほうが望ましいと考えています。税制はシンプルなほうがいいと思います。
ラベル:消費税 軽減税率
posted by オーツ at 04:33| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月13日

「働いている人の方が元気な状態を維持できる」は本当か

 オーツがネット内で見かけた記事ですが、日経新聞のサイトに、こんな記事が掲載されていました。
山崎俊輔(2018/11/12)「定年後は仕事と時間の自由確保 年金生活にどう軟着陸 年金問題をマネーハック(2)」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO37434520W8A101C1000000
そこには、以下のように書いてありました。1ページ目の一部を引用します。
 先日開催された厚生労働省の社会保障審議会年金部会(第5回)を傍聴していたところ、配付資料に興味深いデータを見つけました。それは「65歳以上の就業率と65歳以上の医療介護費用には負の相関がある」というデータです。要するに多くの高齢者が現役で働いている地域ほど、医療費も低く抑えられているというわけです。
 また、「引退前と引退後のたった1年で日本人の健康状況は大きく悪化する」というデータもありました。要するにいずれのデータも「働いている人の方が元気な状態を維持できる」ということを示しています。

 これは本当でしょうか。オーツはそう思いません。
 第1に、「65歳以上の就業率と65歳以上の医療介護費用には負の相関がある」ということです。相関があることは正しいとして話を先に進めます。二つの事項に相関があっても、どちらが原因で、どちらが結果なのか、あるいはまったく別の第3の事実が隠れた原因になって、結果的に表面上二つの事項に関係があるように見えるのか、そこまでは保証されていません。
 したがって、相関があるということから「要するに多くの高齢者が現役で働いている地域ほど、医療費も低く抑えられているというわけです。」とは結論できないのです。このような場合もあるかもしれませんが、元気な高齢者が多くて医療費もかかっていない地域では、自分が健康であることから働こうとする高齢者がたくさんいて、結果的に多くの高齢者が働いている事態になっているのかもしれません。どちらが正しいのか、何とも言えません。
 第2に、「引退前と引退後のたった1年で日本人の健康状況は大きく悪化する」というデータも同様の問題があります。このことは、「働いている人の方が元気な状態を維持できる」ということかもしれませんが、そうでない考え方もあり得ます。元気な状態を維持できる高齢者は働き続け、元気でない状態になってきたら引退するということなのかもしれません。すると、上記のようなデータが得られることになります。
 記事では、「引退したから健康状態が悪化する」といいたいようですが、そうではなくて「健康状態が悪化したから引退する」ということかもしれません。どちらが普通に考えられるかといえば、後者の方が当てはまりそうに思えます。
 というわけで、新聞記事に書いてあったようなことでも、単純にそのまま信じていいとは思えません。疑り深く、自分の頭で考え、納得できるかどうかが大事です。オーツは、上記の記事からでは納得感が得られませんでした。

 山崎俊輔氏には http://financialwisdom.jp/contact を通して連絡できるようですので、ブログ記事を掲載した後に山崎氏にお知らせしようと思います。
posted by オーツ at 04:23| Comment(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月11日

定年退職後は一人ぼっち

 オーツがネットで見かけたのですが、DIAMOND ONLINE で興味深い記事がありました。
楠木 新(2017.10.11)「「一人ぼっち」で過ごす定年退職者の哀愁、午前中の図書館、カフェ、ジム…」
https://diamond.jp/articles/-/145209
 最近の記事かと思ったら、1年前の記事だったんですね。
 何か、タイトルだけでも記事内容がわかってしまいそうです。
 楠木氏はビジネス書の作家のようですが、独自にフィールドワークをしています。何人くらいインタビューしたのか、数は書いてありませんが、まあそれなりの数をこなしているのでしょう。
 その結果、定年退職者はいろいろな場所で時間をやり過ごしているが、基本は一人ぼっちだったということです。図書館、カフェ、スポーツジムなどで高齢者がよく見られるという話はもっともです。
 オーツも数年先にはそんな時期を迎えます。今のところ、一人ぼっちでもいいと考えています。仕事という「やらなければならないこと」がなくなったら、時間が豊富にあるわけだから、自分の時間を使ってやりたいことがいろいろあります。(ほぼすべては自宅でやりたいことですかね。)
 オーツとしては、むしろ、妻が「もっと働け」と押しつけてくるのがうっとうしく思えます。そんながんばって収入を得る必要もないと思います。自分の(脳も含めて)健康のために働くなんて、周りの人に失礼な気がしています。自分が働かないことで、少しは、若い人の雇用の場を広げてあげたいものです。
posted by オーツ at 03:20| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月31日

(世界発2018)サマータイム、ドイツの憂鬱 元祖なのにEUで廃止主導

 朝日新聞のサイトで見かけた記事ですが、「(世界発2018)サマータイム、ドイツの憂鬱 元祖なのにEUで廃止主導」(2018年10月25日05時00分)
https://www.asahi.com/articles/DA3S13738764.html
というのがあります。ドイツがサマータイムを止めようとしているという趣旨ですが、おもしろいのはその理由です。以下の三つがあがっています。(オーツが適宜まとめました。)

・健康問題:睡眠時間のずれが原因の睡眠不足、うつ病や成人病などリスクを3倍高める。
・酪農家:搾乳量が減少する。
・野生動物:自動車と衝突する事故は夏・冬時間の切り替え時期に2割増える。人の通勤時間帯が動くことで、夜明けや日没前後にエサを探し回る動物が事故に巻き込まれやすい。

 なるほど、いろいろなことが影響を受けるのですね。特に、動物に対する影響というのは、オーツの場合、まったく意識していませんでした。
 オーツは、サマータイム反対ですが、理由は二つです。
 第1に、自分の周りに時計がたくさんありすぎて、とても全部を直す(1時間ずらす)ことはできないということです。しかも年2回の作業です。
 第2に、コンピュータ類(ネット関連を含む)の時計の修正が特に大変そうであり、きっと技術的な問題を引き起こすだろうと思います。以前騒がれた 2000 年問題などと違って、こちらは本当にトラブルが起こりそうで、恐いです。
 東京オリンピックのために 2020 年だけ例外的にサマータイムをなどという素人談義は止めてもらいたいものです。
posted by オーツ at 03:57| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月19日

中国のシェア自転車は失敗?

 オーツは朝日新聞で読みました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13683594.html
2018年9月18日05時00分
「中国のシェア自転車、無残な末路 ブームで街にあふれ…回収されず行政が撤去」という記事で、瀋陽の平賀拓哉記者、天津の福田直之記者が執筆したものです。
 記事もさることながら、記事中に掲載された写真が迫力満点です。自転車の山がものすごいことになっています。こんな大量の自転車をどうやって片付けるのでしょうか。シェア自転車を運営していた企業の一部はすでにつぶれているようです。となると、片付ける主体がなくなってしまいます。
 自転車の放置問題もすごいことになっているようですし、放置された自転車を集めた保管場もすごいことになっています。
 写真のうちの1枚
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180918000185.html
は、あまりにも膨大な自転車の集合体ですが、何か芸術的な雰囲気を感じます。
 オーツは、中国のシェア自転車に期待していましたが、
2018.2.13 http://o-tsu.seesaa.net/article/456848891.html
その期待はしぼんでしまいました。
 となると、日本に進出したシェア自転車はどうなるのでしょうか。上記ブログ記事の半年前に、オーツはもう一つブログ記事を書いています。
2017.8.29 http://o-tsu.seesaa.net/article/453063190.html
 日本でも同様の道を歩むことになったら悪夢ですね。中国のやり方は、結局、民間企業の尻ぬぐいを地方政府(自治体)にさせている、つまり税金を使わせているわけですから、不公平なだけです。
posted by オーツ at 02:26| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月14日

ねぶた祭のコイン駐車場、1時間5千円

 オーツは、高い駐車場料金を不満に思ったことがあり、昨日、ブログ記事に書きました。
2018.8.13 http://o-tsu.seesaa.net/article/461063897.html
 その後、朝日新聞の記事で読んだのですが、青森のねぶた祭りでコイン駐車場が1時間で5千円という料金を掲げ、実際に何万円も支払った人が何人もいるという話です。
https://www.asahi.com/articles/ASL8B7QGYL8BUBNB00S.html
 オーツは驚きました。
 普段、20分で100円で運営しているコイン駐車場が、ねぶた祭りの期間中とはいえ、いくら何でもいきなり16倍の料金になるというのはげせません。6日間だけの特別料金だとしても非常識です。
 駐車場運営会社の言い分は、「一般客に利用をあきらめさせ、宿泊者の駐車スペースを確保するためだった」あるいは「想定外の事態。決してぼったくろうとしたわけではない」と言っていますが、やっぱりぼったくりだと思います。
 朝日新聞の記事内には、駐車場の案内掲示の写真がありますが、
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180810004904.html
これを見る限り、「60分5000円」という文字は比較的小さく、気がつかないうちに駐車してしまう人が出ることは避けられないと思います。
 世の中、いろいろなところに落とし穴があるものです。
posted by オーツ at 02:51| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月05日

コネクテッド・カーは不要です

 オーツは日経新聞で「トヨタ、カローラ・クラウン 130万台「つながる車」に」という記事を読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32247590W8A620C1000000/
(2018/6/26 16:00 (2018/6/26 21:15更新))
 トヨタ自動車は、クラウンとカローラをインターネットにつながる「コネクテッド・カー」にするという話です。
 記事中にある動画では、豊田章男社長がこれからコネクテッド・カーになるということを力説しています。
 オーツは、コネクテッド・カーは不要です。クルマは、進む、曲がる、止まるが自分の意思通りにできれば、それで十分です。それ以上は求めません。
 コネクテッド・カーにはどんなメリットがあるのでしょうか。記事中では、「車が外のネットワークにつながることで、コネクテッドカーは故障の予知、自動運転、シェアリング、移動中の娯楽などにつながり、「動くスマートフォン(スマホ)」になる。新型車は人工知能(AI)での音声操作、遠隔で車の安全性を確認でき、対話アプリ「LINE」で事前に目的地の登録などをできる。事故時には自動でオペレーターを通じて消防などに連絡が入り、クラウンでは走行実績で保険が安くなるサービスを提供する。」などと書いてありました。
 故障の予知、不要です。オーツは今までずっとトヨタのクルマに乗ってきましたが、故障なんてしませんでした。予知は不要です。クルマは、故障しなければいいのですし、現に、そうなっています。
 自動運転、不要です。自分でクルマを操っていろいろなところにいく楽しさがなくなります。
 シェアリング、不要です。自分のクルマを所有して、自分が使いたいときに必ず使え、いつも自分の好みに調整してある(シートの位置、ハンドルの位置、オーディオの好み、などなど)のがとっても快適です。同じクルマに長く乗ることで、クルマのすみずみまでわかるし、いざというときもスムーズな運転ができます。レンタカーは乗りにくいと感じます。それと同様に、他人とのシェアリングは不便だと思います。
 移動中の娯楽、不要です。まあ、ラジオやCD(から移動したメモリ内の音楽)くらい聴けてもいいですが、それで十分でしょう。それ以上、娯楽なんていらないし、娯楽がほしいという人は、一体クルマに何を求めているのでしょうか。
 音声操作、不要です。自分でハンドルを動かし、足でブレーキを踏めばいいのです。音声なんて信用できません。音声認識には必ず数ミリ秒の遅れが生じます。それよりも、自分の足でブレーキを踏むほうがいいに決まっています。クルマに音声操作の機能が入っていたら、もしかして助手席の同乗者と話がしにくくなるのではありませんか。「この間、うちの子供が交差点で急に駆け出したので「止まれ!」って言ったら……」などと話していると、クルマが勝手に反応して急ブレーキをかけるなんてことがあったら危なくてたまりません。
 遠隔で車の安全性を確認できる、不要です。遠方から監視してもらう必要はありません。自分で自分のクルマに責任を持つのは当たり前ではないでしょうか。事故で崖下に転落した場合、自車の位置を自動発信する必要はありません。そういう事故を起こした自分が悪いのであり、誰も助けに来てくれないなら、死ぬだけです。それはしかたがありません。
 対話アプリ「LINE」で事前に目的地の登録などをできる、不要です。目的地の登録は、自分でカーナビを操作して設定すれば十分であり、LINE でできることにまったくメリットを感じません。
 事故時には自動でオペレーターを通じて消防などに連絡が入る、不要です。事故時は、上述のように、自力で何とかするべきであり、何ともならないならば、死ぬだけです。死んでいいと思います。
 クラウンでは走行実績で保険が安くなるサービスを提供する、不要です。保険は、それなりに入るべきですが、走行実績によって保険が安くなると言っても、半額になるわけではないでしょう。わずかな割引のために、走行実績という細かい個人情報を保険会社に提供するのはいやです。
 というわけで、オーツの場合を考えると、コネクテッド・カーは不要です。
 オーツが、次にクルマを買うときに、すべてのクルマがコネクテッド・カー標準装備になっていたらどうすればいいでしょうか。スイッチ1個で切り離せるようになっていれば、そうします。そうなっていないならば、ディーラーに(有料でいいので)インターネットとの通信機能を外してもらいます。最低限、これだけは譲れません。
 第1に、クルマは自分の好きに運転したいと思います。オーツは、あれこれ指示されるのは好きではありません。カーナビを使いながら、ナビの言うとおりに運転することも多いですが、いざとなれば、自分の判断を優先させて、カーナビの指示を無視します。あくまで運転ルートの提案の一つとして受け止めるだけです。
 第2に、ネットにつなぐことで、外部からハッキングされるようなことがあったら絶対ダメです。まあ、ハッカーがそんなことをするためには相当な技術力と知識が必要でしょうが、仕組み上、不可能ではありません。それに対する対策として一番有効なのは、ネットにつながないことです。クルマは、ネットにつながずにずっと使われてきたのです。ネットにつなぐことがそんなにいいことでしょうか。よく考えてもらいたいものです。
 トヨタがコネクテッド・カーを推進するなら、オーツは次に買うクルマをトヨタ車以外にするしかありません。それくらい、これはクルマのあり方を規定するものだと思います。
 オーツの考えは、コネクテッド・カーを開発する人、販売する人、褒めそやす人、コネクテッド・カーに乗る人、乗りたい人、希望を持っている人を否定するものではありません。乗りたい人はどうぞお乗りください。オーツ自身は不要だし、乗らないといっているだけです。
posted by オーツ at 03:40| Comment(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする