2018年07月05日

コネクテッド・カーは不要です

 オーツは日経新聞で「トヨタ、カローラ・クラウン 130万台「つながる車」に」という記事を読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32247590W8A620C1000000/
(2018/6/26 16:00 (2018/6/26 21:15更新))
 トヨタ自動車は、クラウンとカローラをインターネットにつながる「コネクテッド・カー」にするという話です。
 記事中にある動画では、豊田章男社長がこれからコネクテッド・カーになるということを力説しています。
 オーツは、コネクテッド・カーは不要です。クルマは、進む、曲がる、止まるが自分の意思通りにできれば、それで十分です。それ以上は求めません。
 コネクテッド・カーにはどんなメリットがあるのでしょうか。記事中では、「車が外のネットワークにつながることで、コネクテッドカーは故障の予知、自動運転、シェアリング、移動中の娯楽などにつながり、「動くスマートフォン(スマホ)」になる。新型車は人工知能(AI)での音声操作、遠隔で車の安全性を確認でき、対話アプリ「LINE」で事前に目的地の登録などをできる。事故時には自動でオペレーターを通じて消防などに連絡が入り、クラウンでは走行実績で保険が安くなるサービスを提供する。」などと書いてありました。
 故障の予知、不要です。オーツは今までずっとトヨタのクルマに乗ってきましたが、故障なんてしませんでした。予知は不要です。クルマは、故障しなければいいのですし、現に、そうなっています。
 自動運転、不要です。自分でクルマを操っていろいろなところにいく楽しさがなくなります。
 シェアリング、不要です。自分のクルマを所有して、自分が使いたいときに必ず使え、いつも自分の好みに調整してある(シートの位置、ハンドルの位置、オーディオの好み、などなど)のがとっても快適です。同じクルマに長く乗ることで、クルマのすみずみまでわかるし、いざというときもスムーズな運転ができます。レンタカーは乗りにくいと感じます。それと同様に、他人とのシェアリングは不便だと思います。
 移動中の娯楽、不要です。まあ、ラジオやCD(から移動したメモリ内の音楽)くらい聴けてもいいですが、それで十分でしょう。それ以上、娯楽なんていらないし、娯楽がほしいという人は、一体クルマに何を求めているのでしょうか。
 音声操作、不要です。自分でハンドルを動かし、足でブレーキを踏めばいいのです。音声なんて信用できません。音声認識には必ず数ミリ秒の遅れが生じます。それよりも、自分の足でブレーキを踏むほうがいいに決まっています。クルマに音声操作の機能が入っていたら、もしかして助手席の同乗者と話がしにくくなるのではありませんか。「この間、うちの子供が交差点で急に駆け出したので「止まれ!」って言ったら……」などと話していると、クルマが勝手に反応して急ブレーキをかけるなんてことがあったら危なくてたまりません。
 遠隔で車の安全性を確認できる、不要です。遠方から監視してもらう必要はありません。自分で自分のクルマに責任を持つのは当たり前ではないでしょうか。事故で崖下に転落した場合、自車の位置を自動発信する必要はありません。そういう事故を起こした自分が悪いのであり、誰も助けに来てくれないなら、死ぬだけです。それはしかたがありません。
 対話アプリ「LINE」で事前に目的地の登録などをできる、不要です。目的地の登録は、自分でカーナビを操作して設定すれば十分であり、LINE でできることにまったくメリットを感じません。
 事故時には自動でオペレーターを通じて消防などに連絡が入る、不要です。事故時は、上述のように、自力で何とかするべきであり、何ともならないならば、死ぬだけです。死んでいいと思います。
 クラウンでは走行実績で保険が安くなるサービスを提供する、不要です。保険は、それなりに入るべきですが、走行実績によって保険が安くなると言っても、半額になるわけではないでしょう。わずかな割引のために、走行実績という細かい個人情報を保険会社に提供するのはいやです。
 というわけで、オーツの場合を考えると、コネクテッド・カーは不要です。
 オーツが、次にクルマを買うときに、すべてのクルマがコネクテッド・カー標準装備になっていたらどうすればいいでしょうか。スイッチ1個で切り離せるようになっていれば、そうします。そうなっていないならば、ディーラーに(有料でいいので)インターネットとの通信機能を外してもらいます。最低限、これだけは譲れません。
 第1に、クルマは自分の好きに運転したいと思います。オーツは、あれこれ指示されるのは好きではありません。カーナビを使いながら、ナビの言うとおりに運転することも多いですが、いざとなれば、自分の判断を優先させて、カーナビの指示を無視します。あくまで運転ルートの提案の一つとして受け止めるだけです。
 第2に、ネットにつなぐことで、外部からハッキングされるようなことがあったら絶対ダメです。まあ、ハッカーがそんなことをするためには相当な技術力と知識が必要でしょうが、仕組み上、不可能ではありません。それに対する対策として一番有効なのは、ネットにつながないことです。クルマは、ネットにつながずにずっと使われてきたのです。ネットにつなぐことがそんなにいいことでしょうか。よく考えてもらいたいものです。
 トヨタがコネクテッド・カーを推進するなら、オーツは次に買うクルマをトヨタ車以外にするしかありません。それくらい、これはクルマのあり方を規定するものだと思います。
 オーツの考えは、コネクテッド・カーを開発する人、販売する人、褒めそやす人、コネクテッド・カーに乗る人、乗りたい人、希望を持っている人を否定するものではありません。乗りたい人はどうぞお乗りください。オーツ自身は不要だし、乗らないといっているだけです。
posted by オーツ at 03:40| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

経団連、この恐るべき同質集団

 オーツは日経新聞のコラムで読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31995500Q8A620C1X12000/
(2018/6/21 7:22)
 編集委員 西條都夫氏の執筆です。
 経団連の正副会長19人を見ると、恐るべき同質集団であるという記事です。
 (1)全員男性で女性ゼロ、(2)全員日本人で外国人ゼロ、(3)全員が62歳以上の高齢者、(4)全員がサラリーマン経営者で、アントレプレナーもプロ経営者もいない、(5)だれも他社への転職経験がない、(6)東大出身が12人で、6人が首都圏の大学出身で、そうでないのは京大1人だけ。
 こうやって7点も挙げられると、さすがにう〜んという感じです。まあ経団連がそういう組織だということを象徴しているといえるでしょう。
 もう少し多様性があってもいいのではないかと思います。30年前は製造業一辺倒だったのが金融や運輸、商社などに多様化したわけですから、他の属性の面でも多様化してしかるべきです。
 とはいえ、こういう組織ができあがってしまうと、そうでない人を引き入れることがむずかしくなってしまうのですね。同質集団は、その中にいる人にとって、まことに居心地がいいものです。ポストが空いたら、また似たような人をそこにすえたいと考えるでしょう。みんながそういう居心地の良さを満喫していれば、わざわざそれを突き崩そうという人がその中から現れるとは考えにくくなります。
 そんな同質集団から抜け出そうと誰かが考えるなら、一体誰が旗を振ればいいのでしょうか。会長でしょうか。会長が旗を振ったらみんなついてくるでしょうか。そうはなりにくいというのが同質集団なのです。
 同質集団が自らを変革する。そんなことが果たして可能なのか。これはなかなか難しい問題です。
ラベル:経団連 同質集団
posted by オーツ at 03:49| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

体育の教員のサングラス

 オーツは、朝日新聞で読みました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13547527.html
(2018年6月20日05時00分)
「(声 どう思いますか)6月1日付掲載の投稿「教員のサングラス、なぜ禁止?」」という記事ですが、学校現場で教員のサングラスが禁止されているということに対する賛否両方の意見が掲載されていました。特に問題になるのは、屋外にいることが多い体育の教員です。
 サングラス反対の意見は、暴力団っぽい、生徒の顔色(の変化)がわからないといったものです。
 サングラス賛成の意見は、教員の健康のために、紫外線対策としてといったものです。
 さらには、生徒にもサングラスを認めるべきだという意見もあります。
 記事の最後には、紫外線の強い地域で目の病気が高率で発生しているという事実も書いてあります。
 オーツは、教員がサングラスをしていてもいいと思います。生徒がしていてもいいと思います。
 個人ごとに体調も違うし、まぶしさの感じ方も違うし、紫外線の影響、またそれに関する態度も違うでしょう。個人ごとの判断にするべきで、一律の規制(全員着用と決めても、禁止と決めても)は間違っていると思います。
 否定的な意見の持ち主へは、啓蒙が大事で、いろいろな人がいることを解けばわかってもらえるものと思います。

 サングラスの件と同様に考えていいのかどうか、わかりませんが、最近、小学生が通学途中で刃物で頭を切られる事件が起こりました。こういう事件を契機として、たとえば、(頭を守るために)子供にフルフェイスのヘルメットをかぶって登校させるような親がいたとしたら、(オーツは個人的にバカな親だと思いますが、)それはそれでいいと思います。親の判断です。そういう場合に、子供たちに一律に、ヘルメットをかぶれでも、かぶるなでも、規制するのはよくないと思います。
posted by オーツ at 04:34| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月12日

内閣支持率で見る報道各社の偏向度チェック

 オーツは藤原かずえ氏の「内閣支持率で見る報道各社の偏向度チェック」という記事を読みました。
2018-06-04 https://ameblo.jp/kazue-fgeewara/entry-12381212490.html
とてもおもしろい記事であると思いました。
 マスコミが安倍政権の内閣支持率の調査を(毎週?)行っています。ところが、メディアによって支持率の数字がかなり異なるわけです。なぜこうなるかという問題も興味深いところではあります。各社とも、まさか鉛筆をなめなめ数字を書き直していることはないと思いますが、それにしては系統的な誤差ということで、いつも同じ偏りを示すことは不思議な現象です。
 さて、そのような偏りの原因はさておき、マスコミ各社の間で差が出るなら、それを平均してやればよいというのが記事の趣旨です。さらに、移動標準偏差の計算をして、どこで支持率の変動が大きかったかということと合わせて見れば、それなりのデータの読み方ができるというわけです。
 各社の数字がかなり異なることで持って、調査の結果が信頼できないという結論になってしまっては、せっかくの調査が活きません。ちょっと数字を加工することで、個々には偏っている(かもしれない)データでも、まだまだ情報が引き出せるということがわかります。興味深い話でした。
posted by オーツ at 03:25| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月10日

船戸結愛ちゃんの作文

 東京都目黒区で虐待を受けたとされる船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が3月に死亡した事件がありました。
 オーツは朝日新聞の記事で、結愛ちゃんの作文(鉛筆で手書き)を読みました。
https://www.asahi.com/articles/ASL665H8VL66UTIL04C.html
以下、引用します。
 もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします

 ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします

 これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします

 オーツはこれを読んでいて涙が止まらなくなりました。
 どういう状況でこれが書かれたかというと、
https://www.asahi.com/articles/ASL6673T9L66UTIL026.html
に説明があります。「結愛ちゃんは自ら目覚まし時計をセットして毎朝午前4時ごろに起床。雄大容疑者に命じられ、平仮名を書く練習をしていたという。」
 小学校に入る前の子供が、一人で起きて、ひらがなの練習としてこんな作文を書いていたということです。こんなことを書くに至った状況がどんなであったか、想像できてしまいます。
 オーツの孫の一人が5歳です。5歳の子供がどんな状態かを身近に見ることがあります。
 そんなことと比べると、結愛ちゃんの作文が何とも痛ましく思えます。
ラベル:作文 船戸結愛
posted by オーツ at 04:48| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月05日

動かすTV 守るネット層

 オーツは日経新聞のサイトで読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31265280R00C18A6TCR000/
(2018/6/4 2:00)
論説フェローの芹川洋一氏の執筆による記事で、「動かすTV 守るネット層」というものです。「揺れる安倍内閣の支持率」という副題が付いています。
 安倍内閣の支持率の変動を見たものですが、年齢差がおもしろいところです。男性の60代と女性の20〜30代のパターンがよく似ており、このグループはテレビのワイドショーを見る層と重なっているということです。ワイドショーがどう報じているかを示したグラフも記事中にあります。ワイドショーを見ている人は、自然にそこでの論調に染まっていくのでしょう。

 これに関連して、テレビの論調がいかに偏っているかというデータもあります。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/52072015.html
こうなると、ワイドショーを見ている人々は、正常な判断、妥当な決定ができなくなってしまいます。
 このような状態を補うのはネットだということになりそうです。はじめからそう思っている人はすでにネットにアクセスしているでしょうから、ネットを使わない人にネットを使わせる努力をしないといけません。使わない人に使わせることは非常にむずかしいことですが。
posted by オーツ at 03:55| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月30日

パリで子供を救出した「スパイダーマン」はアフリカ移民だった

 オーツはハフィントンポストのサイトで見ました。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/28/paris-spiderman-rescues-child_a_23444903/
(2018年05月28日 17時43分 JST)
 動画が掲載されています。
 「事態が緊迫する中、22歳の男性がさっそうと現れた。地上から瞬く間に壁をよじ登り、あっという間に4階まで到達。男の子を救出することに成功した。」というわけですが、この動画がすごいです。4階までベランダ伝いに登ってしまうだけでもお見事といわざるを得ません。普通の人にはできないし、こんなことができるという発想もないものです。
 この男性は、以前にもそんなことをやったことがあるのではないかなどと勘ぐってしまうのは、まさにゲスの勘ぐりということでしょう。言ってはいけないことだと思いつつ、オーツはどうしてもそんなことを考えてしまうのでした。
 失礼しました。
 ところで、こんな事件になったとき、この子供の両親は何をしていたのでしょうかね。

 この話には、後日談があります。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/28/france-spiderman_a_23445539/
(2018年05月29日 11時28分 JST)
「4歳を救った「スパイダーマン」は消防士になる。マクロン大統領が滞在許可を約束。」という記事ですが、この男性は、認められた期間を過ぎて不法に滞在していた移民だったとのことです。
 いい話です。この男性にしてみれば、急に未来が開けたようなものでしょうか。消防士というのはまさにぴったりな仕事のように思います。
 記事中には、「当時マンションに両親は不在で、子どもを監督せず放置したとして、父親が警察に拘束されたという。」と書いてあります。普通には、大人がいればこんな事件になるはずがないので、オーツが疑問に思っていたことでした。
posted by オーツ at 04:52| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

レトルトカレーの売上高が初めてルーを上回った

 オーツが朝日新聞で見かけた記事です。
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180522000277.html
(2018年5月22日05時00分)
2017年は、レトルトカレーの売上高が初めてルーを上回った年になったということです。
 時代が変わってきたのですね。
 昔は、カレー粉が売られていて、それと小麦粉を炒めて作っていたのですが、固形のルーが売り出されたときにとても便利になったものだと感じました。
 オーツ自身は、カレー粉を使って調理したことはないと思います。オーツの母親はそうやっていました。
 レトルトカレーは、イマイチ、食べる気がしません。肉や野菜など、すでに決まったものが入っていて、自分で適宜変えることができないようになっています。工夫できないようになっているわけです。そこが気に入りません。
 オーツの息子たちが小さかったときは、けっこうカレーを作る機会が多かったことを思い出しました。子供はカレーが大好きなので、喜んで食べてくれたのです。今は、息子たちがそれぞれ家庭を持っていますので、オーツがカレーを作ることはありません。
 孫が遊びに来たときなど、妻がカレーを作ることがありますので、オーツもそれを食べることになりますが、味はイマイチです。辛さが全然足りません。ガラムマサラをかなりの量振りかけて食べるようにしていますが、CoCo壱番屋のカレーのほうがずっとおいしいと思うので、オーツがカレーを食べるときは、もっぱらココイチということになります。
 レトルトカレーがこんなにも伸びているというのは意外でした。
 記事では、「時短ニーズが高まっている」ためだとしていますが、本当にそんなことが理由なのでしょうか。オーツの感覚では、何か別の理由がありそうに感じます。そんな時短優先というのでは、(カレーだけではなく、他のことでも同様ですが)生活が楽しめないと思います。

 そういえば、インスタントラーメンでも、スーパーの棚を見ると、カップ麺のほうが圧倒的に広く、大量に陳列されており、袋入り麺が肩身を狭くしています。オーツは袋入り麺のほうが、自分なりに具材を工夫できて、好きですが、カレーと同様の話なのかもしれません。
posted by オーツ at 04:53| Comment(2) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

海を渡って日本に治療を受けに来る 「タダ乗り患者」が増殖中

 オーツが読んだ「週刊現代」の記事で、以下のようなものがあります。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55674
(2018.5.20)
 まさに驚くべき記事です。
 外国人が日本にきて治療を受けるときに、健康保険を悪用して、格安での治療が可能だというのです。
 記事中には、外国人が日本の健康保険を使って安く治療を受ける方法がいくつか紹介されていましたが、それぞれ納得できます。中国人の一部などは、こうして日本で治療を受けているのですね。
 ちゃんと自費で治療費(健康保険は使えないので、全額自由診療扱いですが)を払って治療を受ける分には、特に問題はありませんが、こうして保険制度の隙間を突いて日本の健康保険を悪用しているというのは大きな問題です。当然、交通費などを上回るメリットがなければ、こんなことはしませんから、高額な治療が必要な場合にこういうことをするわけです。
 こういう行為の被害者は見えにくいですが、日本の健康保険加入者です。みんながわずかずつ金をむしり取られているのです。日本の医療費が食い物にされているともいえます。気がつきにくいことではありますが、こういう行為が蔓延することで日本の保険制度が破綻したり、そこまで行かなくても、我々が払う保険料がその分高くなったりするわけですから、腹立たしいことこの上なしです。
 健康保険制度をどのように設計・変更すればこういう悪質な利用者を排除できるのか、オーツにはわかりませんが、なんとかしてほしいところではあります。
posted by オーツ at 04:20| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

家計の教育費比率 埼玉県トップ、東京続く

 オーツは日経新聞の記事で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30706840Y8A510C1ML0000/
(2018/5/20 7:00)
都道府県別の教育費がグラフで示されています。絶対額でなく、家計全体に占める比率ですが、「トップの埼玉県(6.1%)、2位の東京都(5.9%)をはじめ、5位に神奈川県、7位に千葉県と、首都圏の都県がいずれも上位10位以内に入った。他にも福岡県、京都府、愛知県など人口規模の大きい地域が目立つ。」ということで、都市部の住民に教育費が多いことがうかがわれます。
 都市部は収入が多いことが統計上明らかですので、絶対額でも同様になります。記事中では、「1カ月当たりの平均支出額も埼玉が2万114円で最も多く、続く東京が1万8794円。下位の青森(5689円)や長崎(6374円)との差は大きい。」ということで、ごく一部を本文で示しているだけですが、教育費の地域差があることは歴然としています。最高額と最低額では約3倍の差があることになります。
 青森や長崎から都市部の大学に進学すると、教育費以外の子供の側の生活費などがかさみますから、その分、親の仕送り額も大きくなり、かなりの負担となります。大学進学の地域差が大きくなるのは、ある程度しかたがない部分もあるかと思います。
 だからといって、「高等教育の無償化」のような施策が望ましいかというと、そんなことはないと思います。今の状況で、優秀な(かつ(親が)低収入な)学生に対しては各種奨学金制度があるわけで、だいたいなんとかなるような印象を持っています。全学生に対して「無償化」するということは、あまり優秀でなく低収入でもない学生に奨学金を出すようなことに相当します。
 奨学金破産
2018.2.14 http://o-tsu.seesaa.net/article/456870828.html
のような事例があることを考慮すると、将来活躍が期待できる(つまり優秀な)一部の学生に奨学金を用意すれば十分ではないでしょうか。
ラベル:都市部 教育費
posted by オーツ at 04:23| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

「アラ古希」バイト急増 事務・販売・介護…経験生かす

 オーツが日経新聞で見かけた記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29492140X10C18A4MM0000/
(2018/4/18 9:00)
 「70歳前後の「アラ古希」世代をアルバイトに活用する職場が増えてきた。」というもので、いくつかの高齢者が働く実例が挙がっていました。
 接客などでは、70歳前後ともなれば若い層とは違った「味」があるものです。それを効果的に活かそうという企業側の戦略も大したものです。
 時給が 1,100 円くらいということだと、本当に安い賃金ですが、遊んでいるよりはマシだと考える高齢層がいても不思議ではありません。家でぶらぶらしているよりは健康にもいいでしょう。
 しかし、一方では、高齢者が安い賃金で働くことで若者の雇用を奪っているという側面もありそうです。
 こういう記事を見かけると、働くとはなんぞや、自分は安い賃金でも働くのかといった疑問がわき上がってきます。
 オーツも、まもなくこのような年齢になり、今の常勤職は終わることになりそうですが、その後、どうするかをそろそろ考えなければなりません。自分では、時給 1,100 円の仕事をやる気が起きません。オーツとしては、(お金の多少ではなく)もう少し他のことをしたい気持ちです。オーツは、特に特技もないし、現代の企業が活用できるような最新の知識もなく、昔の知識のかたまりのような人間ではありますが、まだ今後に通用する部分もあるかもしれません。時給の仕事で自分の時間を使ってしまうのはもったいないような気がしています。
 とはいえ、具体的に何をやるかというと、まだ何も決まっているわけでもないのですが、……。
posted by オーツ at 05:14| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月03日

官僚の長時間労働

 オーツは文春オンラインのサイトで読みました。
 部谷直亮氏の執筆による「「働き方改革」審議の舞台裏で、官僚の長時間労働がブラックすぎる――野党議員による質問通告の遅れは、国益を損なっている――」(2018.3.29)という記事です。
http://bunshun.jp/articles/-/6799
 ここに書かれていることを読むと、「働き方改革」などという言葉が空虚に響きます。オーツは、国会がどんな審議をしているのか、具体的なことは何も知りませんが、まずは国会議員自身が官僚に残業をさせないようにすることから始めないと、何ともしかたがありません。たとえば、官僚が9時−5時で働いていることを前提にして国会審議をしてはいかがですか。
 とてもではないけれど、自分の身内の人間が官僚になろうと言い出したら、オーツは「止めておけ」というと思います。いつ死人が出てもおかしくない状況です。そんな中で「働き方改革」ですか。冗談としか思えません。
 代替が可能な職種というのもありますから、そういう場合は担当者が適宜交代しながら深夜まで働いてもいいかもしれません。たとえば、警備員、店員、電車やタクシーの運転手などはそういうものの一つです。個人の勤務時間は短いけれど、全体としては24時間営業をしているような感じです。
 しかし、官僚が扱うものは情報であり、これは代替が効かないことが多いと思います。国会議員自身でもそうでしょう。自分が病気になったり、妊娠・出産したからといって、代わりの人に任せることはできません。そういう職種は何かの際に過重労働になりやすいものです。そのことに配慮して運営するべきだし、国会のことは国会議員が決めるというなら、まさに「隗より始めよ」です。
 オーツは、官僚の長時間労働の実態を知り、これでは「働き方改革」は実現しないなと思いました。
posted by オーツ at 03:52| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

東京の通勤圏

 オーツがネットで見かけておもしろいと思った記事です。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/tokyo-mobile-communication/
「TOKYO STORY 携帯データでわかった新ベッドタウン」(2018.3.27公開)というものです。
 NTTドコモの携帯電話の移動を追跡して、自宅と勤務先を推定するという手法を使っています。そして都心五区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)で働く人が、どこから通っているのかを調べたというわけです。まさにビッグデータの活用法の一種です。
 その結果、三鷹市が1位だったというわけです。以下、葛西、中野新橋、新高円寺、……と続きます。
 なるほど、そういう駅付近に住んでいて通勤しているわけですね。とてもおもしろい結果です。東京のビジネスマンの通勤の実態が浮かび上がってきます。比較的近いところに住んでいる人が多いという印象です。もしかして、調査対象者には若い人が多く含まれている(中高年層が少ない)ということが影響しているかもしれません。
 新幹線通勤をしている人も一定数いるという実態がわかりました。
 オーツの周りでは、あまり見聞きしませんが、それは勤務先が下高井戸〜桜上水ということで、東京駅から遠いということが影響しているでしょう。勤務先が東京駅周辺であれば、狙い目かもしれません。住宅費が安上がりのところに住んで、通勤費をかけるというやり方も選択肢の一つです。
 何はともあれ、こうして人々の行動を探るというのは興味深いものです。
posted by オーツ at 02:56| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月02日

中央道を235キロで暴走 速度超過容疑で男逮捕

 オーツは、日経新聞の記事で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27539380R00C18A3CC0000/
(2018/3/1 11:43)
 以下に一部引用します。
 逮捕容疑は2016年1月、国立市の中央自動車道の法定速度100キロの区間を235キロで運転した疑い。
 同課によると、白井容疑者は米国製スポーツカー「ダッジ・チャレンジャー」に乗車。速度違反取り締まり装置に向かって中指を立てながら運転する姿が映っていた。

 いやはや、驚きのニュースです。
 いくら高速道路とはいえ、中央道の国立市付近であれば、片道2車線の区間です。いつもかなり込んでいて、流れに従って走って行くしかない(少なくともオーツの場合は)ところです。そんなところで 235 キロも出すというのは、まさに正気の沙汰ではありません。
 クルマで走っているときは、追い越す側であれば、危険をあまり感じないものですが、追い越される側は、(場合によっては)気づかないうちに後ろからクルマが近づいてきて、突然視野に入ってくるわけで、けっこう危険を感じます。100 キロで走っているクルマの場合でいえば、自分に対して 135 キロのスピードで近づき、走り去っていくわけですから、それはそれはとんでもなく危ない思いをしたことでしょう。
 最近は、高速道路でのあおり運転や、その結果としての交通事故などが報道されることが多くなってきましたが、路上では、とんでもない人がクルマを運転している場合があるのですね。自分でクルマを運転している場合、こんなクルマと遭遇しないように、関わらないようにするしかありません。
 今のクルマを買うとき、ドライブレコーダーを勧められましたが、オーツは付けないことにしました。以前、自分のクルマにドライブレコーダーを付けていた時期もあったのですが、
2008.7.23 http://o-tsu.seesaa.net/article/103405020.html
2008.7.4 http://o-tsu.seesaa.net/article/102112316.html
2008.6.18 http://o-tsu.seesaa.net/article/100893763.html
その経験上、あまり意味がないと思ったからです。しかし、こういう事件があるとすると、ドライブレコーダーを付けることは保険として意味があるように思えてきました。いざというときに備えるということです。
posted by オーツ at 04:08| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

中国のキャッシュレス化

 オーツが何気なくNHKの朝のニュースを見ていたら、中国のキャッシュレス化の話題を扱っていました。
 中国のスマホ決済が大きく伸びているという話です。アリペイとかウィーチャットペイとかが使われるようになっているそうです。キャッシュレス化すると、おつりなどのやりとりが要らない、専用端末なしでも使えるので屋台での支払いや個人間のやりとりもできる、などといったメリットを示していました。中国は偽札もたくさん流通していますから、それに対する対策という面もあるようです。
 ニュースによれば、アリペイの信用度の数値が、今や個人の信用度に直結しているそうで、600点以上の人には家賃の割引サービスがあるとか。家賃不払いの可能性が低いからこんなことになるのだそうです。さらには、シェア自転車を借りて、白線の外側に駐輪するようなことをすると、信用度の数値が下がるという話まで広がり、中国人のマナー(自転車の止め方)がよくなるという意外な効用まで紹介されていました。
 オーツも、SUICA などを使う機会が増えていて、ある意味で現金を使う機会が減っているのですが、それでも、お年玉や各種のお祝いなどは現金で渡したいと思うほうです。銀行振り込みも、一定の条件で手数料無料になりますから、パソコンで手続きしてオンラインで送金することもできるわけですが、それはちょっと何かが違うような気がします。
 キャッシュレス化すると、すべての支払いがコンピュータに記録されるので、何を買ったか、どこに送金したか、全部調べがついてしまうということです。プライバシーが丸裸です。
 キャッシュレス化を受け入れるか否かは、便利さとプライバシーのどちらをどれくらい考慮するかという問題です。判断はむずかしいですが、こういう流行にはちょっと遅れてついていくくらいがちょうどいいのかもしれません。
posted by オーツ at 04:41| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月25日

ネット企業への課税

 オーツは、日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27314490T20C18A2MM8000/
(2018/2/24 1:30)
「G20「アマゾン課税」協議へ EU案軸、売上高を対象」という記事があります。
 amazon などでは電子商取引が行われ、日本の消費者が米国の音楽ソフトなどを購入すると、お金を支払うわけですが、それは米国の会社の売り上げになるので、日本政府に法人税が入らないことが問題だということです。
 それにしても、不思議な話です。なぜネット企業に対してそんな扱いをするのでしょうか。
 中国人観光客が日本に来て、電器屋さんで爆買いをすると、日本の会社の売り上げになり、会社はその分儲かって、法人税を払っているはずです。それでいいではありませんか。ネット販売は、単に現地に行かずとも買えるということですから、amazon の売り上げは米国の会社の売り上げになってもいいのではありませんか。日本人が米国に行って、本屋で本を買ったら、日本政府が文句を言っているみたいな話に聞こえます。自分の金をどこで使おうと、それは自由であるというのが大原則です。
 ネット販売だけが課税対象ということはあり得ません。観光客が現地で現金で買い物をすることと、観光客が現地でクレジットカードで買い物をすることと、通信販売なり何なりで(現地に行かず)クレジットカードで買い物をすることと、ネットで(現地に行かず)クレジットカードで買い物をすることとの間に無理に境界線を引こうとしているように見えます。
 そんなことより、今の税制に合わせて、日本企業がもっと世界を相手にもの(情報を含む)を売ることを考えたらいいのではないでしょうか。日本の消費税はまだまだ税率が低いので、諸外国で買うよりも安く(合法的に)買えるというメリットがあるのですから、外国人にそれを訴えて、インバウンドの観光を盛んにするとか、日本発のネット企業が次々と活躍する(世界にモノを売り込む)ほうがお互いにとってメリットがあるように思います。
posted by オーツ at 03:55| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

奨学金破産

 オーツは朝日新聞の記事で読みました。
https://www.asahi.com/articles/ASL1F7SBXL1FUUPI005.html
(2018年2月12日05時01分)
諸永裕司、阿部峻介両氏の執筆によるもので、「奨学金破産、過去5年で1万5千人 親子連鎖広がる」というものです。
 これに関連して、もう一つの記事もあります。
https://www.asahi.com/articles/ASL2964GZL29UUPI001.html
(2018年2月12日06時33分)
阿部峻介、諸永裕司両氏によるもので、「奨学金800万円重荷「父さんごめん」 親子で自己破産」です。
 自己破産の具体例を紹介しています。
 この問題は、社会の(こういう制度を作り運用している)問題であると同時に、個人の(将来の収入が見通せない中で借金をした)問題でもあります。両者が複雑に絡んでいるので、解きほぐすことはなかなか困難です。
 オーツも学生時代に奨学金を借りたことがあるので、身につまされる面があるのですが、半世紀前は事情が違います。オーツの息子も奨学金を借りましたが(そして卒業後20年かけて返済中ですが)まあ何とか返済を続けているようです。新聞記事ほどにはたくさん借りたわけではないということもあるでしょう。
 半世紀前は大学の授業料が安く、オーツの場合、国立大学で年額 12,000 円でしたので、奨学金と言っても大した金額ではなかったのでした。その後、オーツの下の学年から 36,000 円になり、だんだん授業料が上がってきて数十万円になってしまったのでした。私立大学は、さらに高額になりました。
 大学政策としては、授業料を上げる必要があったことも理解できます。国立大学の授業料があまりにも安いと、実際にかかる費用との「差」は結局国が、つまりは国民の税金で負担することになり、それはそれで不公平であるという面もあります。
 ヨーロッパなどでは大学の授業料を安くしていたり、無料だったりする国がありますが、そういう状態で留学生が増加したりするのを見て、国民が納得しているのでしょうか。まあ、納得しているのでしょうけれど、……。
 大学の授業料が高くなり、それを奨学金でまかなうということになると、卒業後は奨学金が返せるような生活設計が必要になってきます。このあたりは個人の責任が大きくなります。
 普通に仕事ができれば、ワーキングプア状態で年収300万円であっても、借金の返済くらいはできそうに思います。新聞記事に出てきた人の場合、月額4万円の返済が大変なのでしょうか。月額20万円の手取りがあるならば、オーツの感覚ではまあ何とかなる金額のように思います。生活の余裕というところまでは無理でしょうが、普通には仕事を続けていくと収入が上がっていくものですから、若いときの一時期を乗り越えれば、その後は何とかなるのではないでしょうか。
 新聞記事で出てくる親子で自己破産というのはちょっと極端な例かもしれません。そのように親側に余裕がない状態で多額の借金をするべきではなかったということでしょう。多額の借金に見合うような大学に入れる能力があれば、卒業後はワーキングプアよりはずっとよい条件のところに就職できるのではないでしょうか。Fラン大学に入るために多額の奨学金を借りるようなことは好ましくありません。このあたりは個人の判断が大事でしょうね。
 奨学金を借りる際には、親子でよく話し合って、将来の生活設計まで考えた上で申し込むべきでしょう。住宅ローンなどとも同じで、数十年間に渡る話になるものです。
ラベル:奨学金 大学
posted by オーツ at 05:25| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月13日

中国のシェア自転車の動向

 オーツは、中国のシェア自転車に興味がありました。
 このブログでは、日本に進出してきたことを記事にしています。
2017.8.29 http://o-tsu.seesaa.net/article/453063190.html
 このシェアサイクル、順調でしょうか。
 中国・上海の状況について、姫田小夏氏がレポートしていました。
「中国で猛烈普及の「乗り捨てシェアサイクル」が生む新たな混乱」
http://diamond.jp/articles/-/138211
2017.8.15
という記事です。気がつくと、オーツのブログ記事よりも前の記事だったのですね。
 共用自転車は、いい面もある一方、不都合な面もあるようです。
 こういうメリットもデメリットも、猛烈な普及があるからこそ強烈な印象を与えるのでしょうね。
 姫田氏は乗り捨て式の民間の事業者が普及させたことで、乗り捨てのマナーの悪さが問題になっているとしています。「乗り捨ては本当に歩行の邪魔になる。放置されて山のように堆積する自転車群もある」というのですから、不都合な面も相当に強烈なようです。シェアサイクルを壊す、川に投げ捨てる、盗んでネットで販売するなどの違反行為があると聞くと、さすがに中国人だなあと変なところで感心してしまいます。日本ではどうなのでしょうか。どうなるのでしょうか。
 これからも興味と関心を持って見ていきたいと思います。
posted by オーツ at 03:50| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

博士を取っても大学教員になれない「無職博士」の大量生産

 オーツはニューズウィーク日本版で大学院関連の記事を読みました。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9390_1.php
 教育社会学者の舞田敏彦氏の記事で「博士を取っても大学教員になれない「無職博士」の大量生産」(2018年1月25日(木)16時00分)というものです。
 記事中では、「90年代以降の大学院重点化政策により、博士課程修了者は激増している。1990年では5812人だったが、2017年では1万5658人に膨れ上がっている。」ということで、博士課程を終えた人(博士号取得者)が近年増えていることを述べ、しかし一方で大学教員のポストは増えていない(それどころか少子化のためもあって減っている)ので、大学教員の需要はこの50年間で右肩下がり、今や博士14人に1人しか教員のポストはないとのことです。博士号を取っても大学教員になれないということです。
 大変な事態になっています。
 その結果どうなったか。2003年から2017年にかけて、大学院博士課程入学者数が激減しています。人文科学・社会科学が特にひどいことになっています。博士課程入学者が減るのは理解できます。諸先輩たちの苦労を目の当たりにすれば、若い人(学生、大学卒業者)の大学院進学意欲は萎えてしまうのも理解できます。
 最近は、若い人が博士課程に進学しないことを補うかのように、中高年層の博士課程入学者が増え始めています。
 大学院は、きわめて厳しい事態になっているわけです。
 なぜこうなったかを考えてみると、やはり、文部科学省の大学院重点化政策の間違いではないかと思われます。大学院の定員を大幅に増やしたわけですが、そのこと自体が問題だったのではないでしょうか。
 とはいえ、今から単に昔に戻ることはできない相談です。では、今後それぞれの大学院をどうするのか、問題は継続していくことになりそうです。

 この記事の冒頭で、東洋経済の記事が参照されています。
http://toyokeizai.net/articles/-/203378
(2018年01月12日)
ジャーナリストの藤田和恵氏が執筆した「52歳大学非常勤講師「年収200万円」の不条理──正規の「専任教員」との給与格差は5倍だ」というものですが、正規の大学専任教員につけなかった人の例が記されています。非常勤講師は、大学教員になれない場合の一つの道ですが、こういう具体例はよく知られるようになってきたと思います。これは、単なる大学政策の問題ではなく、個人の進路選択の問題も絡むので、話が複雑になりますが、大学院の問題がこういう現実を生んでいる面も否定できないでしょう。
 こちらの記事につけられたたくさんのコメントを読むのもおもしろいと思いました。世間の(つまり大学外の)人々の意見を知ることができます。
posted by オーツ at 04:58| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月30日

ネットカフェ難民、都内に4000人 都が初の調査

 オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26256220Z20C18A1CC0000/
(2018/1/29 12:04)
 東京都が初めて実態調査をした結果、ネットカフェ難民が4000人ほどいると推計されたという話です。
オールナイトの利用者946人に理由を尋ねたところ「旅行・出張中の宿泊」が37.1%と最多で、「住居が無く、寝泊まりするため」の25.8%が続いた。他は「遊び・仕事で遅くなった」13.1%、「家に帰りたくない事情がある」5.9%など。都は回答した店の平均宿泊者数などから、平日に泊まる人は都内で1万5300人と推計し、うち住居の無い人は約4千人と算出した。

というわけで、この数字はかなり信用できると思います。
 住居がなくネットカフェに寝泊まりしている人は、好きでそうしているのではなく、やむにやまれずそうしているのでしょうが、今の日本(東京)で、生きていくというのは大変なことなのかもしれません。そういう人が 4,000 人もいるというのは驚きでした。
 「住居の無い泊まり客を年代別にみると、30代(38.5%)と50代(27.9%)が目立った。」ということで、日本の就職状況、特に、一度会社を辞めると再就職が困難になるという日本特有の問題点が見えてきます。
 都内に住んでいる人を見れば、うまくいっている人が大部分なのでしょうが、中にはこういう人たちもいるわけで、こういう人たちを社会としてどう扱うべきなのか、今のままの状況でいいのか、どうやったら改善できるのか、考えさせられます。
 オーツは、ガチガチの雇用規制を緩めるしか方策はないような気がしています。もっとも、そうやったとしてもネットカフェ難民が解消するかどうかはわかりませんが。
posted by オーツ at 04:26| Comment(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする