2010年07月18日

スパルタンX(1984)

 オーツが見た映画です。
 ジャッキー・チェンが主演します。サモ・ハン・キンポーやユン・ピョウも登場します。オーツはこういうアクション映画も好きです。昔ながらのカンフー映画と違って、現代を舞台にして、リアルな世界でカンフーのわざが楽しめます。
 特に、終わりの方のベニー・ユキーデとジャッキー・チェンの格闘シーンは、驚きのスピードです。切れ味抜群です。特撮なしでこれが撮影できてしまうところが香港映画のすごいところでしょう。ユン・ピョウとキース・ビタリとの格闘シーンもそれに負けないくらいに充実しています。ベニー・ユキーデも、キース・ビタリも、本物の格闘技の王者ですから、この映画は本物の迫力が味わえるといったところでしょうか。もちろん、こういう人たちを担ぎ出すことに成功した企画者(製作者?)のアイディアが一番です。
 カーチェイスもなかなかのものです。コミカルな動きもあり、楽しめます。とはいえ、高速道路を越えての大ジャンプはありえないでしょうね。もちろん、着地点を整備してジャンプすれば、不可能ではありませんが(いや、それでも実際に行うのは命がけですが)、映画のように、追われて逃げるシーンで、こんなジャンプをしたら、着地点でクルマが大破し、中の人たちは全員死亡(か重傷)でしょう。
 今回はスペインが舞台です。ローラ・フォルネルという女優が登場します。大変な美人です。ミススペインだそうです。こんな人はなかなかいないだろうと思わせます。映画の中だけで楽しめるわけですが、こういう美女が登場する映画は、後日また見てみたいと思わせます。
 オーツは、広東語バージョン(日本語字幕)を見たのですが、たぶん、これがオリジナルなのでしょう。しかし、スペイン人たちの音声が広東語に吹き替えてあり、かなり違和感がありました。
 26年も前の映画ですが、今でも新鮮な気持ちで見ることができました。オーツはたぶん5〜6回くらいは見ていると思います。そのたびに、ストーリーを忘れてしまうのですが、……。




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2010年06月26日

トータル・リコール(1990)

 オーツが見た映画です。何回目かの視聴です。
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画で、オーツは、こういうジャンルの映画が大好きです。
 全体のストーリーもわかりやすく、妻役のシャロン・ストーン(当時32歳)もきれいでセクシーで、かつアクションもあり、見応えがあります。途中で殺されてしまうのが残念です。
 この映画では、記憶を消したり、書き換えたりができる世界を描いています。いかにもSF的です。しかし、それがストーリーの重要な伏線になっているので、「そういうものだ」として鑑賞するしかありません。
 オーツが一番違和感を覚えたのは、火星で空気が大量に生成されるラストシーンです。空気がきわめて薄い火星の地表にさまざまなビルを建てて人類が生きているのですが、そういう状況でビルの内外を区切るのはガラス板1枚だけなのです。最後のシーンでは大量の空気が流れてきて、窓ガラスが全面的に割れてしまうのですが、そんな割れやすいものに命をかけるなんてありえないと思います。もっと頑丈な隔壁にしておかないと、万が一の事故とか、誰かの自殺とか、(銃器類が普通に使われる世界のようですから)機関銃の流れ弾などでガラスが割れたら大変なことになってしまいます。
 そして、さらにおかしいのは、大量の空気の生成です。秒単位で(地表に投げ出された人間が呼吸困難で死ぬ前に)地表を覆う大気層が形成されるかのごとく描かれていました。これは不可能です。そんなに大量の空気が瞬時に「貯蔵庫」から流れ出したら、地表の岩石などを吹き上げる大爆発になってしまうでしょう。大気の激しい流れが収まるまで、どう考えても数時間くらいはかかりそうです。映画の中では数分で静かな大気になりますが、こんなことはありません。
 そして、やはり、火星には大気が存在しえないものと思います。
 エイリアンのしわざで、地下にたくさん空気が隠されているという設定ですが、そんなことをする意味がわかりません。そんなことをするには、ものすごいエネルギーを使ったことでしょう。火星でそういうエネルギーがまかなえたのでしょうか。
 常識では、数十億年かけて火星の現在ができあがったとされています。その過程で、火星は大気を重力で引きつけておくことができず、大部分は宇宙空間に飛び去ったものと考えられています。だとすれば、この映画で描くように大気を形成することができたとしても、それは次第に宇宙空間に逃げていってしまうのではないでしょうか。
 ま、それはともかく、映画としてみると、とてもおもしろいと思います。


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2010年06月21日

洋画は字幕よりも吹き替え?

 オーツが日経新聞6月19日PLUS1(プラスワン)で見かけた記事です。
 洋画の場合、現在は字幕が減って吹き替えが増えているというのです。
 オーツが奇妙に思ったのは、その理由です。10代などの若い人は、字幕の文字数が多すぎて読みきれないというのです。
 おやおや。
 オーツはまったく反対に、字幕の情報量を 1.5 倍くらいに増やしてもいいのではないかと感じていました。字幕は、サッと読み切ってしまって、次が待ち遠しい感じになります。
 字幕を見ながら英語を聞いていると、英語の情報量のほうがずっと多いことに気がつきます。字幕は「要約」でしかありません。韓国映画でも同様で、オーツは韓国語はよくわかりませんが、ときどき聞き取れるところがあり、それは字幕よりもずっと情報量が多いわけです。韓国語は、複雑な敬語があるので、その使い分けなどを聞くと、今の二人の人間関係がうかがえたりしてずっと楽しくなります。
 新聞記事では、字幕の情報量は吹き替えの3割程度と書いてありましたが、実際、そんな感じです。
 そういう体験を何回かすると、字幕の量を増やしてほしいと感じるようになります。そうすればもっと映画がおもしろくなるだろうにということです。
 それにしても、若い人の文字を読むスピードが遅いことが気になります。あの字幕が読み切れないのですか。う〜ん。読書経験の差なのでしょうか、それとも何でしょうか。
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2010年06月17日

ALWAYS 三丁目の夕日(2005)

 オーツが見た映画です。昭和33年の東京・下町を描きます。
 CG で描いている部分もいろいろ出てきますが、この時代のこの場面がストーリーとピッタリはまって、何ともいえない雰囲気を醸し出していました。
 オーツの場合は、小学校に入る前にテレビが自宅にやってきたし、そのころ近所の人たちが集まってプロレスを見るという経験をしてきたので、この映画には「懐かしさ」を感じてしまいました。
 東京タワーが造られていく過程は、こんなだったのでしょうね。
 当時は、東北地方の各地の中卒の子供たちが「金の卵」と称され、集団就職で上野駅までやってくるのが普通だったのですが、そういうのも自然に描かれていました。(青森方言は不自然でしたが、まあ、それはしかたがないでしょう。)
 女の子の就職先の自動車修理工場の社長が、その子の履歴書中の特技「自転車修理」を「自動車修理」と読み違えるところがありましたが、それはありえないでしょう。自転車の修理は、普通の子供でも(興味があれば)できるようになりますが、自動車の修理は特殊な技術で、そういう職業高校を卒業していなければ、まず身に付いていないものです。
 メインストーリーが1本あるというよりは、さまざまな小話が積み重なっていくというスタイルなので、映画というよりは連続ドラマを見ているような感じでした。
 見終わった後は、ほんわかムードになれる映画です。東京の古き良き時代を描いているということで、中高年の人には特におすすめです。


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2010年06月10日

海外特派員(1940)

 オーツが見た映画です。ヒッチコック監督によるスリルとサスペンスにあふれた映画です。
 ストーリーは、さまざまなものが詰まっていて、追いかけていくのはなかなか大変です。殺人、誘拐、カーチェイス、恋愛、戦争、スパイ、飛行機事故、などなど見どころ盛りだくさんで、それらが相互にからみます。ある意味では、脚本が複雑になったために、何がメインストーリーなのか、わかりにくくなったとも言えます。
 ヒッチコックらしく、出てくる女優(ラレイン・デイ)は大変な美人です。モノクロなのが惜しいといったところです。
 飛行機の海への墜落シーンは、当時としてはそれなりにがんばって撮影したのでしょうが、いかにもおかしい感じです。墜落する飛行機のスピードはかなりのものですから、海に不時着したときの衝撃は大変なものでしょう。まずは、乗客としてシートベルトで体を座席にしっかりくくりつけることが大事です。それでも、衝撃で死んでしまうかもしれません。この映画では、墜落前に飛行機の中をうろうろする乗客たちを描いていますが、こんなことだと、墜落の瞬間に飛行機の中を飛ばされて、間違いなく大けがを負うか、死ぬかです。海水の侵入シーンなども、なんとものんびりしたものです。
 内容を忘れたころにまた見てみたい映画です。ストーリーが複雑だということは、ストーリーを忘れやすいということです。つまりはまた見るように映画が観客にうながしているのです。


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2010年06月01日

サイコ(1960)

 オーツが見た映画です。ヒッチコックの作品です。モノクロがいっそう不気味さを醸し出します。
 ジャネット・リーが会社の金をくすねるところから物語が始まります。それがメイン・プロットかと思っていると、実は別の恐い話があるのです。次々と殺人が起こるところが恐いのです。
 ジャネット・リーが入浴中にナイフで襲われるシーンなどは、現代ならば SFX を効かせて、もっとグロテスクに撮影するところでしょう。割とあっさりしています。しかし、そのあとの殺人現場の掃除シーンなどは、かなり丁寧に描いています。
 私立探偵がナイフで襲われるところも、あっさりした描写です。
 現代のすさまじい SFX を見慣れてしまった目には、ちと物足りなかったかも。
 最後のシーンで、精神科医が一人でしゃべりながら種明かしをするのは、もう少し演出のしようがあったように感じました。今となっては手を加えられませんが。
 この映画は、ストーリーを忘れたころに再度見るといいでしょう。ずっと飽きずに見ていられると思います。

 余談ですが、ジャネット・リーが死んだあと、カメラが死体の目のズームアップをとらえますが、その後、ちょっとカメラが引いたところで、死体のノドの部分が(脈を打ちながら)少し動いているのを発見しました。死体の役はむずかしいということですね。


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2010年05月14日

鳥(1963)

 オーツが見た映画です。ヒッチコック監督の有名な作品です。
 以前にも見たのですが、細かいところは忘れてしまいました。
 最近見てみると、なかなかおもしろいものでした。
 まず、主演のティッピ・ヘドレン(当時33歳)が美人で、見応えがあります。ちょっとつけまつげが目立ちすぎる感がありますが、いかにも上流階級のお嬢様風の風情で、それなりの考え方をし、行動に移します。
 たくさんの鳥が人間を襲うシーンがストーリーの中心になりますが、それにしても変なところがいくつかあります。
 まず、小学校のシーンです。外に鳥(カラス)がたくさん集まっていて、おかしなことになっているとき、主人公が小学校の教室に入っていって、教師に警告するわけですが、そのとき、教師は「火災訓練開始」ということで子供たちを外に出して走らせます。これは変です。子供たちが走って逃げるからこそ鳥が襲うことになるわけです。ここは、静かに教室内にとどまり、1時間でも5時間でもじっとしているのが正解でしょう。必要なら、子供たちの親に電話して、クルマで迎えに来てもらうとかの対策を取るべきです。何もわざわざ危険の中に子供たちを投げ込むようなことをしてはいけません。
 次に、主人公のいる一軒家を鳥が襲うシーンですが、主人公が2階に上り、ドアを開けると、すでに屋根に穴を空けて侵入していた大量の鳥に襲われます。こんな場合、そもそも、ドアを開けること自体が変で、すきまからそっとのぞいて、中のようすを確認するにとどめるべきです。もしも、ドアを開けたとしても、自分自身が中に入ってはいけません。何のために入るのでしょう。さらには、鳥に襲われた主人公を、男性が助けますが、このとき、ドアを開けて主人公の女性を引き込むわけです。しかし、この段階で鳥が室内に大挙して侵入してきません。これまた変です。
 そんなわけで、状況的に「変」なところはいくつかありますが、それにしても、50年も前の時代にこんな映画を作ったとは、すごいことです。
 「鳥」よりもエイリアンや宇宙人による攻撃の方が、ずっと迫力がありそうにも思いますが、しかし、それはいかにも嘘っぽい感じになります。「鳥」は、普段身近にいるものだけに、一度刃向かってきたら、誰でも攻撃されてしまいそうで、恐い感じになります。

 余談ですが、ティッピ・ヘドレンの話す英語がとても聞き取りやすく、自分の英語力がアップしたかのような錯覚に陥ります。これまた上流階級の女性の話し方の典型のように感じました。(オーツの偏見かもしれませんが。)

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2010年05月09日

ナイアガラ(1953)

 オーツが見た映画です。約60年前の作品ということで、これまた古い映画です。
 ストーリーは基本的にサスペンス仕立てになっています。愛人と不倫をして夫を殺そうとする妻を描いています。この映画はストーリーもおもしろいし、サスペンスとして優れていると思います。
 映画の中では随所にナイアガラの滝が登場します。この映画を見ているだけでナイアガラの滝を見に行ったかのような気分になります。オーツは、ナイアガラの滝の現物は見たことがないのですが、今でも、この映画で描かれているような「観光」(長靴を履き、レインコートを着て、水煙の中を歩くこと)ができるのでしょうか。一度行ってみたいと思いました。
 マリリン・モンローが主演ということですが、もう一人の女優(ジーン・ピータース)もきれいで見応えがあります。やはり映画は美人女優が大事です。何回も見る気がします。
 それにしても、マリリン・モンローがベッドの中やシャワーシーンでも口紅をしっかり付けているのは気持ち悪いし、うそっぽいです。
 また、夫が逆に妻の不倫相手を殺してしまうのですが、そのとき、自分が死んだことにするというのも変です。死んだことにするメリットが何もありません。



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2010年04月29日

007/ムーンレイカー(1979)

 オーツが見た映画です。
 007シリーズの常ですが、ありえないシーンの連続です。
 まず、オープニングのシーンで、スペースシャトルそっくりのムーンレイカーが強奪されて事件が発生します。747ジャンボジェット機にムーンレイカーが背負われて飛んでいます。そのムーンレイカーの中に泥棒が隠れていて、エンジンを吹かしてムーンレイカーを盗んでしまうわけです。ジャンボ機は墜落してしまいます。
 スペースシャトルもジャンボ機で運搬することがあるので、こういうことはあり得るように思いますが、そもそもスペースシャトルを運搬するときには、スペースシャトル本体に燃料は入れません。燃料を空っぽにして、なるべく軽くして運搬するのです。
 ロケットエンジンの燃料は、ガソリンではありませんから、打ち上げ直前にロケットに注入するものです。液体水素と液体酸素が燃料の場合、常温では気化してしまうので、極低温に冷やしておかなければならないわけです。
 ムーンレイカーとジャンボの切り離しもそう簡単ではありません。ちょっとした操作で切り離せるようではかえって危険ではないですか。
 切り離した後、ムーンレイカーが長距離を飛び続けることも不可能です。スペースシャトルは、補助タンクを付けて垂直に打ち上げられるものであり、また地球への帰還時は、グライダーのように滑空しながら「落ちてくる」のであって、飛行機のように飛び続けるようにはできていません。
 二人の泥棒が機内に潜んでいるのを見逃すこともあり得ません。関係者でない人間が機体に近づけること自体が不自然です。
 その後、話が進むと、敵ボスのドラッカーはムーンレイカーを5機も保有していることがわかります。宇宙ステーションまで宇宙に作ってしまっています。そんな財力と技術があるなら、ムーンレイカーの1機くらい(盗まずに)追加して作ってしまえばいいのです。わざわざ盗んで世界の耳目を集める必要はないのです。
 宇宙ステーションその他で無重力シーンが描かれますが、女性のロングヘアの動きを見ると、下方向に引かれている(重力がある)ことがばれてしまいます。本当の無重力状態ならば、ロングヘアはふわっと広がってしまうはずです。(だから、宇宙飛行士はロングヘアーを束ねて固定しておかなければなりません。普通は短髪にしてしまうものですが。)
 犯罪組織の計画は、地球に神経ガスを撒いて、人類を滅ぼしてしまおう(そして選ばれたものだけで再度新しい社会を作り直そう)というものですが、映画に出てくるようなこんな少量の毒で大量の人が殺せるわけがありません。毒物は大気中に薄く広がってしまうだけで、人類には何の影響もありません。もしも、人が死ぬくらいにまき散らすとすると、毒性が消えて選ばれた人たちが地上に帰るまでに相当長期間が必要なように思います。そもそも、地球上に毒をまくなら、何もわざわざいったん宇宙空間まで運び上げてから改めてまき散らす必要はなく、地上のあちこちにストックしておいて、時間が来たら破裂してばらまくようにセットしておくか、宇宙から遠隔操作で破裂させるほうがはるかに安くて確実です。
 ほんのいくつかを指摘しましたが、この映画はこんなツッコミを一々していたらもうきりがないくらいたくさんツッコミどころがあります。
 まあ、そんなことは考えずに、娯楽映画として楽しむべきなのでしょうね。
 ロイス・チャイルズが演じるグッドヘッド博士は大変な美人なので、見応えがあります。見所はそんなところくらいでしょうか。


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2010年04月22日

007/ゴールドフィンガー(1964)

 オーツが見た映画です。
 007シリーズの中でも比較的初期の作品です。ゴールドフィンガーという名前の敵キャラと戦う話で、ストーリーはわかりやすいと思います。
 ゴールドフィンガーの目的は、アメリカのすべての金塊を保管している銀行フォート・ノックスを襲って金塊を原子爆弾で汚染する(それによって手持ちの金塊の価値が暴騰し、大儲けする)というスケールの大きな話です。
 この映画が作られたのは、アメリカがまだ金本位制の時代だったのですね。今から見ると、いかにも昔の話に感じます。
 撮影技術が不十分なところがいろいろあります。たとえば、飛行機を釣っているワイヤーが見えるのは、時代を考えるとやむを得ないかなと思います。
 それにしても、例によって「ありえない」シーンがかなりあります。
 始まってすぐに、ゴールドフィンガーがカードでいかさまをするシーンがあります。ある女が、遠方のホテルの一室のテラスから望遠鏡でのぞいて、対戦相手の手の内を読み取って、ラジオに見せかけた無線機を通じてゴールドフィンガーに教えているわけです。これならゲームに勝てる可能性はぐっと高まります。
 そこへボンドが押し入って、女のマイクを奪って、ゴールドフィンガーに負けるように指示するわけです。こんなとき、女がすぐボンドにメロメロになってしまうのですが、それはあり得ません。ゴールドフィンガーの指示にそむいたら、とんでもないことになることが明らかなわけで(実際、後に殺されてしまうわけですが)、たとえ警察に突き出されようとも、そのほうがマシです。そもそも、ボンドの言いなりになるなんてことはあり得ません。
 ゴルフ場で、ボンドがゴールドフィンガーの前に金の延べ棒をゴロリと投げ出して話をするのですが、ボンドはこんな延べ棒をどこに隠し持っていたのでしょうか。ズボンのポケットに延べ棒を入れたままでゴルフなどをやっていたのでしょうか。そんなことをしたら、一目見ておかしいと言われそうです。
 運転手が、クルマの後部座席に乗っている男を銃殺したあと、クルマごとプレスして、別のクルマの荷台に乗せて帰るシーンがあります。これもあり得ません。プレスしたら、男の体1人分の血液があるのですから、プレスとともに、血が飛び散って、プレスしたもの(クルマの残骸のかたまり)が血だらけになります。そんなのをクルマの荷台に積んで走ったら、いかにもうさんくさく見られます。それにつぶされたクルマはガソリンもタンクの中にあるのですよね。これまた残骸の中に混じってガソリンくさくなるはずです。
 そもそも、クルマ1台分のかたまりを荷台に乗せて、普通のクルマが走れるものでしょうか。見た目は小さくとも、約2トンの荷物です。つぶしても重さは変わりません。クルマで運ぶには、重すぎると思います。
 ま、こんなことを考えずに、映画を楽しむべきでしょうね。

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2010年04月19日

007は二度死ぬ(1967)

 オーツが見た映画です。もう何度目かの鑑賞です。
 007はけっこう好きなシリーズです。もっとも、このシリーズは「ありえない」シーンが続出します。いちいちツッコミを入れていてはきりがありません。
 この映画では、始まってすぐに地球周回軌道上で宇宙船が他の宇宙船を捕まえる(飲み込む)シーンが出てきます。これはきわめて複雑なミッションで、常識的には不可能です。他の宇宙船の近くに寄っていくこと自体がむずかしいと思います。地上と違って、地球周回軌道では、3次元の移動が可能で、その中を地球の重力の影響を受けつつ、遠心力を利用して一種の無重力状態で二つの物体が高速で動いています。二つの宇宙船の軌道を合わせるだけでも大変です。同じ基地から同じ方向に打ち上げるなら可能ですが、別の基地から打ち上げて同じ軌道に乗せるというのは並大抵ではありません。それ以上にむずかしいのは、後方から一方の宇宙船がスピードを出して前方にいる宇宙船にまっすぐに追いつくことです。宇宙船のスピードを上げると軌道が地球から見て外側に膨らむことになってしまい、「同じ軌道にいる」ことはできないのです。速い宇宙船は外側の軌道を、遅い宇宙船は内側の軌道を進むことになります。遠心力によって定常軌道上にいるというのはそういうことです。映画では、宇宙船がまるで地球の大気中を移動する飛行機であるかのような動きに描かれていました。
 さらにいえば、そうやって他の宇宙船を捕まえた宇宙船が無事に地上に着陸するのはもっとむずかしくなります。補足した宇宙船の重さがわからなければ、着陸自体が危険です。
 さて、ボンドは命令を受けて東京にやってくるのですが、そこで日本の秘密警察のタナカ(タイガー)が都内を案内するのに地下鉄の車両を改造した電車を利用していますが、こんなのは噴飯ものです。行き先が自分の自由に決められませんし、丸ノ内線の車両を改造しているようでしたが、線路は他の車両が頻繁に行き来しているのですから、自分の自由に停車したり降りたりができません。駅が近づいたら停車しなければなりません。さもないと先行車両に追突してしまいます。こんなのに乗って移動していたら「秘密警察」の存在がすぐにばれてしまいます。都内を移動するなら、普通にクルマを利用する方が断然好都合です。
 火山の噴火口の湖の下に、敵の秘密基地があるわけですが、ここに出入りするロケットがまるでおもちゃで、(実際ミニチュアを使って撮影したと思われますが)あんなロケットエンジンでロケットが飛ぶはずがありません。映画の中では、アメリカのロケットの実物映像も出てきますが、ロケットエンジンの噴射は、それはそれはすさまじいものです。そうでなければ、重力に逆らって、あの重いロケットを打ち上げることなんてできません。
 秘密基地のロケットがまともにエンジンを噴射すれば、あの基地は破壊されるでしょう。非常に薄いシャッターで管制室を守っているのですが、その程度では管制室を守りきれないと思います。
 湖の下の秘密基地があったとしたら、地元の人間にすぐばれます。あの秘密基地は電気や燃料などのエネルギーが大量に必要ですし、おおぜいの人間(数百人?)が飲み食いするため、水と食料を大量に使いそうですが、どこから供給しているのでしょうか。多数の人間が寝泊まりするところやトイレはどうするのでしょうか。
 そんな大規模な工事をするのに、地元の住民に気がつかれないなどということがあるのでしょうか。
 横にスライドして開閉する方式のドアだと、「開」のときにはドアを格納するための空間が必要になるわけですが、あの場所にそんなのが作れるのでしょうか。あんな大きな空間の基地を設置して、(山をくりぬいたのですよね)その上の山(岩石)の重さが支えられるでしょうか。
 いやはや、何から何まで荒唐無稽ですね。ま、こんなことは考えずに「お話」と思って映画を楽しむのがいいのでしょうが、……。

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2010年04月16日

キング・コング(2005)

 オーツが見た映画です。
 キング・コングは何回か映画化されています。
 1933 年版の「キング・コング」は、オーツが小さいころに映画館で見た記憶があります。怖くて、怖くて、映画を見たあとで、夜自宅で寝ていると、自宅の上をキング・コングが歩いて通っていくような気がして、寝付けませんでした。
 1976 年版の「キングコング」は、オーツが大人になってから見たので、特に怖いということはなく、普通に楽しめました。ただ、今にして思えば、SFXがしょぼい感じでした。当時はそんなものかと思っていましたが。
 2005 年版の「キング・コング」は、それらに比べると、とてもよくできており、この間の映像技術の進歩がいかばかりかを雄弁に物語っています。やはり30年の違いは大きいですね。
 もちろん、怪獣映画ですから、大きな動物がいるという設定そのものがありえないわけですが、それは置いておくとして、映画を見ていて気になったことがいくつかありました。

(1) 恐竜や大きな虫などがたくさん映画に出てくるのですが、そういう動物たちの食料はどうなっているのでしょうか。スカル島はジャングルのような島ですが、たくさんの人類もいたりして、それらの動物全体が生きていけるほどの食料の生産はむずかしそうです。
(2) コングは女性(アン・ダロウ)を捕まえて、どうするつもりだったのでしょうか。女性の体がコングに比べてあまりにも小さいので、性行為は不可能ですし、そういう別の種の動物に「恋愛感情」は芽生えないと思います。(昆虫採集のような感覚だったのでしょうか。)
(3) コングが恐竜などと戦うとき、女性を手に握って戦うことが多かったですが、そんなに激しく女性を振り回したら、女性の首の骨が折れたりして、死んでしまいます。
(4) スカル島に行った船は、単なる貨物船のようでした。こんな船で、クロロホルムで寝てしまったコングをニューヨークまで運べるのでしょうか。クレーンでコングを吊り上げることも不可能なように思います。そもそも、コングが寝ている場所に船が近づけない(座礁してしまう)はずです。

 とはいえ、この映画はSFXがすばらしく、リアルにできており、コングの「目」には表情があるということで、見始めると3時間があっという間に過ぎてしまいます。

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2010年03月09日

007/私を愛したスパイ(1977)

 オーツが見た映画です。
 007シリーズの典型的な1本です。ストーリーなどは、あってなきがごときものです。しかし、個々のシーンごとにおもしろいので楽しめます。
 何といっても印象的なのは、白いスポーツカーのロータス・エスプリでしょう。
http://www.mnet.ne.jp/~ryu0728/minicar/lotus/espri-s1/index.html

地上ではクルマとして動きますが、海中では潜水艦にもなるというすぐれものです。
 しかし、このクルマ、真上にミサイルを発射する機能があるのは困りものです。空中にいるヘリコプターを爆破するのはいいですが、その破片(かなり大きい!)が落ちてきたら、自分にぶつかってしまいます。
 また、ロータス・エスプリが海中から砂浜経由で陸上に上がるときに、魚を窓から捨てますが、この魚、どうやって取ったのでしょうね。海の中で魚を捕まえるためには窓を開けなければならず、そうなると大量の海水が侵入して乗員はおぼれてしまうはずなのに、……。
 ま、そんな硬いこといわずに、素直な心で楽しみましょう。

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2010年03月02日

砂の器(1974)

 有名な映画です。松本清張原作です。
 オーツは、本を 1977 年ころに読んだように思いますが、そのときは、あまり印象に残りませんでした。
 最近、映画版を見て、こんなにすごいのかと改めて見直しました。
 推理小説の域を脱しています。人生の深い味わいが感じられます。
 フィクションですから、ありえないような設定(ある程度成長してからピアニストになれることなど)もあるのですが、それは無視できます。
 ともあれ、最後の 20 分は涙なしでは見られませんでした。
 単なる殺人事件の解決だけでなく、その裏にあるさまざまな人々の生き様に心を打たれます。
 30 年以上前の映画で、オーツにはややなつかしい側面もあるのですが、それはともかく、日本の映画でもこんなのがあるんだと改めて感じ入った次第です。
 もちろん、原作のすばらしさが一番大事ですが、映画ならではの良さも光りました。映画中に演奏されるピアノ協奏曲「宿命」も、それなりに映画の主題にピッタリで、とてもいいものです。
 久しぶりに(何年ぶりでしょうかねえ)日本映画を堪能しました。

ラベル:砂の器 松本清張
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2010年02月27日

ミッション・トゥ・マーズ(2000)

 オーツはこういうSF映画がかなり好きです。
 この映画では、2020年、初の有人火星探査船の隊員たちが火星で何者かに襲われ、消息を絶ちます。生存者の救出に向かった次期探査隊員たちが火星で遭遇する未知の世界を描くSFスペクタクルです。なかなか科学的にしっかり作ってあります。
 SF映画にもいろいろなタイプがありますが、「アポロ13」のような現実に近い映画の場合、リアルといえばリアルですが、あまりにリアルすぎて、ちょっとおもしろさに欠けるきらいがあります。現実は現実でしかありません。
 一方、現実にはありえない話を描くと、荒唐無稽ではありますが、ストーリーはおもしろくなります。SFでは、そのあたりのバランスが大事なんだろうと思います。
 「ミッション・トゥ・マーズ」は、前半は緊張もあり、けっこうリアルな宇宙旅行が描かれます。宇宙船の一部が回転して疑似重力を産み出しているという設定ですので、「2001年 宇宙の旅」
2007.10.19 http://o-tsu.seesaa.net/article/61353977.html
のような感じになっています。オーツはこういう雰囲気が好きです。
 事故があって、宇宙をただよってしまう夫に妻が近づきますが、燃料切れで捕まえることができません。夫はヘルメットを脱いで自殺してしまいます。このあたり、思わず引き込まれてしまいます。描き方がリアルなのがいいです。
 しかし、後半はだれます。火星に一人残されて1年も生き続けた男が出てきますが、こんなのはありえないでしょう。空気は? 水は? 食料は? 火星の表面は温度が低すぎてエネルギーなしでは凍えてしまいます。
 さらに、火星人(?)が登場するシーンがあって、このあたりはちょっと引けてしまいます。火星人から人類の歴史を教えてもらうあたりは、マンガチックです。
 その後、ちょうど「アビス」のような感じで、宇宙飛行士が液体に包まれて宇宙旅行をすることになります。
 前半と後半で相当に印象が違ってしまう映画です。

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2010年01月03日

アバター(2009)

 オーツは、「アバター」が3Dの映画だということで、気になっていました。そこで、映画館(新宿バルト9)に見に行きました。
 以前見た3Dは、変に奥行きを強調していましたが、これは、きわめて自然です。他の惑星を描いているのですが、自分が実際にそこに行ったかのような印象があります。高いところから落ちるようなシーンは、ものすごい迫力です。
 字幕が適当な距離のところに浮かぶように出るのも興味深いです。
 ただし、ナヴィ族は人間よりもサイズが大きいので、かなり違和感があります。
 やっぱり、自然と感情移入するためには、人間が登場するものが向いています。
 それにしても、出てくる乗り物、動物、植物、などなど、どうやってこんなのを描き出すのでしょう。今の技術のすごさに驚きます。ただし、ストーリーはちょっとどうでしょうか。2Dでテレビで放送しても、あまりインパクトはなさそうです。
 映画館で見ないと迫力がわからないというのは、映画館側にすれば好都合(人が呼べる)でしょうが、見る側にすれば、余計な出費(2,000 円)が必要になるので、一長一短です。
ラベル:アバター
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2009年11月19日

ベン・ハー(1959)

 オーツが見た映画です。
 上映時間3時間半の歴史スペクタクル大作です。この頃は、ハリウッドでこういう大きなスケールの歴史映画が次々と作られていたのですね。
 50年後に見ても、何ともすごい映像です。一部、合成がバレバレのところもありますが、まあそこは目をつぶって(当時は技術的に不可能だったのです)、映画を楽しみましょう。今の目で見ても、迫力のある映像に驚きます。
 イエス・キリストが登場するシーンは、欧米人には感動ものでしょう。オーツはそこまでの感動はなかったですが。
 ガレー船のシーンなどは、まさに驚きです。なるほど、ローマ時代はこうやって奴隷を使って船を動かしていたのかと妙に納得できます。
 4頭だての馬車(戦車)によるレースシーンでは、どうみてもSFXとは思えない事故シーンが続出します。でも、映画なんですから、実際にケガをしたのではないのでしょうね。人が馬車から放り出されて、後続する馬車の下敷きになってしまうシーンは、どうやって撮影したのでしょうか。実際に巻き込まれれば、走ってくる馬に踏みつけられるのですから、スタントマンは骨折くらいでは済まないと思います。
 それぞれのシーンが驚きの連続であるとともに、全体としてユダ・ベン・ハーの生き方を描いているという点でも非常に奥深いものがあります。
 主演のチャールトン・ヘストンの代表作といってもいいでしょう。
 50年前にこういう映画を作ってしまったハリウッドはすごいものです。
 何もコメントする必要はなく、ただじーっと見ているだけで満足してしまいます。
 オーツはすでに何回目かの視聴ですが、そのたびに感動してしまいます。いかにも映画らしい映画です。
 もっとも、3時間半がちと長くて、一気に見る時間は取りにくいと思います。

posted by オーツ at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

おくりびと(2008)

 オーツが見た映画です。WOWOW で2日夜に流していました。
 普段から日本映画はほとんど見ないのですが、山形県が舞台で、方言もいろいろ出てくるという話だったので、見てみました。(今度、オーツは山形県に行く予定です。)
 この映画は、遺体を棺に収める納棺師という珍しい職業を描きます。
 いろいろな葬式に参列しても、普通は死人が棺に入った後しか見ないもので、こういう仕事があるとは意識していませんでした。
 ちょっと変なのは、納棺師の妻が、夫の職業に対して「けがらわしい」という意識を持っていることです。文字通り、職業には貴賎がないはずで、すべての仕事は誰かがやらなければならないものです。オーツは納棺師は立派な職業だと思いました。
 ところで、映画としてはどうなのか。オーツは、あまり楽しめませんでした。いろいろなエピソードがちりばめられていて、個々にはおもしろいと感じるものがあるのですが、全体として、どうにも中途半端な感じがしました。主人公の成長を中心に描いているわけですが、今ひとつの感じでした。妻(広末涼子)は、他の人たちと比べて、明らかに浮いていました。
 山形方言は、映画の中で地方色を出すために使われていましたが、役者さんたちの演技として聞かされると、かなり不自然でした。


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2009年07月19日

インディ・ジョーンズのシリーズ

 オーツが見た映画の中で、初めて見たときとその後で評価が変わるものがいろいろありますが、これもその典型例です。
レイダース 失われたアーク(1981)
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説(1984)
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989)
の3作です。
 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)については、公開されてからまだ時間が経っていないので、別に考えます。
 3作とも、次々と襲ってくる危機を主人公(たち)が順次乗り越えていくというストーリーですが、公開当時は興奮したものでした。第1作はSFXが良くできていたこともあって、第2作以降を映画館で見ることが本当に楽しみでした。
 しかし、今見てみると3作とも陳腐な感じがします。はっきりいってストーリーが悪いのです。突っ込みどころ満載です。「ありえない」運びの連続です。映画はこういうことでもいいのかもしれませんが、それにしても気になります。
 たとえば(あくまで一例ですが)、「レイダース」では、敵の潜水艦の甲板に乗って、何百キロも移動する話があります。第2次大戦のころの潜水艦は、現代の潜水艦と違って、普通は洋上を航行するものであって、緊急時に潜水することもできるという性格のものでした。したがって、艦橋その他に見張りなどの人がいるもので、そういう人に見つからずに潜水艦に乗ってずっと移動するなどということはありえないように思います。
 また、たとえば(あくまで一例ですが)、「魔宮の伝説」では、飛行中の飛行機からゴムボートを広げながら飛び降りるシーンがあります。飛行機の速度が出ているので、逆にいえば強風が吹いているようなものです。ボートを広げようにも広げられないでしょう。そういうボートに人間が3人も飛び乗ったとしても、いわば比重の小さいもの(ボート)の上に比重が大きいもの(人間)が乗るのですから、きわめて不安定な状態です。それが安定的に降下していくはずはなく、比重の大きいものが下になるのが当然です。つまり乗っている人間はボートから落ちるのです。
 さらに、たとえば(あくまで一例ですが)、「最後の聖戦」では、戦車の横についている壊れた大砲に、インディがカバンのひも一つでぶら下がっているシーンがありますが、なかなかカバンのひもが切れません。大砲の先頭が破壊されて広がっているので、カバンの取り外しが大変です。しかし、そこから戦車の上に乗るときは簡単に乗っています。
 冒険ものはこういう表現をするものなのでしょうか。
 それとも、もしかすると、このシリーズが初めから不出来だったのをオーツが公開当時見抜けなかったのでしょうか。
 20〜30年経つと映画の評価も変わるものだと不思議な感じがしました。
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2009年07月04日

タイタニック(1997)

 オーツが見た映画です。
 見るのはもう何回目かです。そのたびに泣けてしまいます。見始めると一気に見ることになり、3時間が短く感じられます。
 老ローズの視点から沈没事故を見ているというストーリーがすばらしいです。タイタニックの沈没シーンのすごさは息を呑むばかりです。多くの人々の極限状況での行動が丹念に描かれています。それと主人公二人の恋愛を絡めたところも見事です。
 ただ、80年も経てば、記憶がかなりなくなってしまうのではないかという点が気になります。ローズは、この事故の後結婚し、そちらの人生が圧倒的に長くなっているわけです。(だからこそ、若いときの思い出を語るというスタイルが受け入れられるのかもしれませんが。)
 タイタニックの沈没後、海に浮かぶドア状のものの上にローズが乗って、助かるわけですが、息が白くなり、濡れた髪の毛が凍るくらいの寒さの中では、たとえ衣類を身につけていても、ずぶ濡れの体で外気にさらされているだけで体温が奪われて死んでしまうだろうにと思いました。
 斧で手錠を切るシーンも、斧を振り下ろすローズが目をつぶってはダメでしょう。ジャックの腕を傷つけるだけですよ。そもそも、手錠は斧の一振りで切れる程度のヤワなものでしょうか。
 ま、そんなことは気にせずに、描かれた壮大なスケール感に酔いましょう。CG のおかげで、存在しない船に乗って旅する気分が味わえます。

ラベル:タイタニック
posted by オーツ at 05:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする