2008年05月29日

2010年(1984)

 オーツの大好きな映画です。
 映画「2001年宇宙の旅」
2007.10.19 http://o-tsu.seesaa.net/article/61353977.html
の続編です。この映画が好きな人は、ぜひ見るべきでしょう。
 人工知能 HAL や宇宙船・ディスカバリー号と再度出会えます。そしてボーマン船長とも。
 これだけでも、ワクワクすること疑いなしです。
 宇宙旅行が始まるまでは、やや冗長ですが、木星に行く大変さを語るような部分です。
 描かれる宇宙旅行はリアルそのものです。
 レオノフ号という宇宙船の一部が回転しており、疑似重力があるようです。ところで、会議室のシーンでは、重力があるようにも(書類の動きなど)、ないようにも(ボールペンをはじくところなど)描かれますが、一体どちらなのでしょうか。回転部分が回転しているときと止まっているときがあるということでしょうかね。
 レオノフ号が単独で登場するシーンでは、けっこう大きな宇宙船のように見えますが、ディスカバリー号と結合するシーンなどを見ると、そんなに大きくはないようにも見えます。
 宇宙飛行士がディスカバリー号に乗り移って、再度宇宙船の電源を入れ、HAL を再起動するというようなシーンは「2001年宇宙の旅」のファンならば、きっと興奮するでしょう。
 イオにいる未知の生物の話などは、(実際には見えないのですが)期待してしまうところです。
 HAL が「自殺」を命じられたとき、どう反応するか。知性を持ったコンピュータがどう反応するのか。こんなことは考えたことはないですが、実際、どうなるのか、不安に思うところです。
 ただし、ボーマン船長が姿を変えるシーンは、あまりに安易でがっかりします。このあたりをCGを駆使して描くとおもしろかっただろうにと思います。
 この映画では、いくつか、変なところがあります。
 木星の自転速度が速すぎます。映画だから、迫力を出すためにしかたがないのでしょうか。実際の自転速度で描いたら、ゆっくりすぎて木星が自転しているようには見えないでしょうね。
 元々のディスカバリー号の設計から考えれば、姿勢制御エンジンはそんなに強力であるとは思えません。したがって、船体全体が回転するディスカバリー号を操縦して、映画のように短時間に(1〜2秒で?)その回転を止めることはできないと思います。
 ディスカバリー号とレオノフ号を結合して、ディスカバリー号をブースターにしてレオノフ号に対して推力を与えるというのも変です。こういうことをする場合、力のモーメントを考慮して、結合した二つの宇宙船の重心に対して力を加えなければなりません。これはきわめてむずかしいです。映画で示される結合法で、二つの宇宙船を結びつけたとしましょう。もしもディスカバリー号のエンジンが強力だったら(ディスカバリー号をブースターとするためには強力なはずですが)、進行方向にまっすぐに飛べません。二つの宇宙船は力のモーメントで回転してしまいます。ディスカバリー号のエンジンが強力でなければ、ブースターになりません。レオノフ号単独のエンジンと同じことになります。
 ディスカバリー号に付着した粉末状物質(硫黄という設定でしょう)を手で払いのけるときに、重力が存在するのがわかってしまいます。これで地球で撮影したことがばれてしまいます。残念です。
 ディスカバリー号に移動するため宇宙飛行士が宇宙遊泳するときに、息づかいで宇宙飛行士の緊張を表現しているのは、映画の手法としてわかりますが、実際の宇宙飛行士は沈着冷静なので、そんな息づかいはしないと思います。
 SFとして見れば、荒唐無稽さは少ないように思います。
 これくらいリアルな宇宙旅行を見せられれば、オーツとしては満足です。


posted by オーツ at 04:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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