来年5月から裁判員制度が始まる予定です。
オーツがたまたま見かけたサイトですが、
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2008/04/post_ac20.html
によれば、裁判員の日当は1日1万円になるとのことです。
この金額は、受け止め方がさまざまでしょう。学生などでは、いいアルバイトになるとも言えますが、普通のサラリーマンでも、中高年ともなれば、1日あたりの給料は数万円になるものと思われます。ということは、裁判員の日当1万円は安すぎるわけで、中高年サラリーマンにとって、裁判員になること(仕事を休んで裁判所に行くこと)は大きな負担です。自営業者、経営者などはさらに大変でしょう。時間単価が高いといえば、芸能人やプロスポーツ選手などが考えられますが、そういう人の場合はもっと大変だと思います。
裁判員の負担がお金に換えられない場合もあるはずで、たとえば大相撲の力士だったら、不戦敗は大きな痛手になるはずです。こういう人は裁判員にならなくてもいいとするなら、裁判員になることの可否はどこで線引きすればいいのでしょうか。誰が判断するのでしょうか。
まさか、個人ごとに日当が異なるというのも変な話ですが、年齢が高くなるにつれて社会経験が多くなるということを考慮して、日当を年齢×千円などとするのも一つの手でしょう。完全な年功序列型ですが、それもまた一つのあり方かと思います。
裁判員の日当はどう決めたらいいのでしょうか。
関連して、アメリカの陪審員の話も興味深いものです。
http://www.nomusan.com/~essay/jubilus2006/02/060212.html
2008年04月16日
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