2007年10月17日

上杉隆(2007.8)『官邸崩壊――安倍政権迷走の一年――』新潮社

 オーツが読んだ本です。
 安倍政権がこの1年どんなふうに運営されてきたかが克明に描かれています。著者は、現在はジャーナリストだそうですが、衆議院議員公設秘書だったという経歴の持ち主で、それだけに政界には詳しいのでしょう。この1年の個々の動きを、それが持つ意味と合わせて記述し、どういうことだったのか、説明しています。オーツはテレビのニュースなどでこの間の動きを聞いていましたが、改めて、その裏側のことを知った気がしました。
 安倍総理が退陣したとき、オーツは「なぜこんな時期に?」と疑問に思いましたが、この本を読むと、政権として持たなかった(持つ時期を過ぎていた)ことがよくわかります。タイトル通り、官邸は崩壊していたんですね。政界のごたごたした内情は、この本のように説明してもらわないと、よく理解できません。
 1年後には、この種の本は読まれなくなっているでしょう。もう、新聞記者たちは福田総理のことを追いかけています。安倍前総理は「時の人」ではなくなってしまったのです。これは当然のことです。しかし、だからこそ、今この本を読むことができて良かったと思いました。
 出版社としても、ベストタイミングで出版できてホッとしていることでしょう。出版が3ヵ月遅れていたら、見向きもされなかった可能性があります。そういう意味でも「新鮮な」本です。
posted by オーツ at 05:19| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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