2007年10月13日

日本で餓死する危機

 オーツがふとテレビを見ると、NHKの「クローズアップ現代」で貧困層の人たちが生活保護を受けられず、餓死する例が増加しているというような話をしていました。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0710-2.html#thu
10月11日の放送で「日本で餓死が起きている」というタイトルでした。
 お金がないということで生活を切り詰めると、食費が削られ、だんだんやせてくるとのことです。番組中では、体重 37-38kg の女性などが登場していましたが、1日にパン1枚という生活だとか。別の男性は、1日におにぎり1個だそうで、これではさすがに必要なカロリーをまかなえず、やせてしまうでしょう。その先には餓死が待っています。「せめて1日に2回食事をしたい」という声は、切実なものでした。
 お金がないから食べられないという人がいるのは、(自己責任という考え方がないわけではありませんが)社会として支えていかなければならないという面が強いと思います。
 そういう状況になってしまった方たちは、個々に事情を抱えているはずなので、そのあたりを適切に把握し、自分で働いていける場合は働くようにしむけるべきですが、そうでなければ、何らかの形で保護を考えなければなりません。手間がかかりますが、そのあたりをきちんと対応することが福祉国家としての責務でしょう。
 前述のパンばかり食べてやせた女性が、相談所で温かいうどん1杯をおいしそうに食べている姿を見て、オーツは何ともいえない気持ちになりました。人はみな幸福を味わうために生まれてきたのに、残念でしかたがありません。
 温かいうどんを食べるくらいの生活はできて当たり前のはずです。1日1杯のうどんでも、パン1枚やおにぎり1個よりはずっとマシですが、それで十分ということはなく、やはり1日2〜3食は食べないと体が持ちません。
 なぜ、今の日本でそういう生活ができないのか、よく考えてみる必要がありそうです。単なる貧困の問題というだけではありません。多くの場合、病気や障害がからんでいます。
 この問題を考えることは、自分自身のためでもあります。今は十分に働いて収入がある人でも、収入が途絶えたりして、自分自身が貧困に立ち向かわざるを得ない状況に陥ることもあるわけですから、セーフティネットは誰でもが持っていなければならないものです。
 そのようなセーフティネットから外れてしまった人たちがいる(そして現実に餓死する人が年間50件もある)ことを、オーツは見逃していました。NHK「クローズアップ現代」で日本の現実の一側面を知ることができました。
posted by オーツ at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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