2007年10月01日

動物の気持ちになって叫ぶ鳴き声の大きさを競う大会

 「動物の気持ちになって叫ぶ鳴き声の大きさを競う大会」が開催されたようです。いわゆる大声コンテストですね。
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000709250001
 「ニャー」「コケコッコー」などの鳴き声もあったようですが、サルに扮して「ギャー」と絶叫した子供が優勝したとのことです。
 このような大声コンテストでは、どの鳴き声を選ぶかがポイントです。
 声の大きさは、物理的な空気の振動の大きさということになりますが、それを考えると、母音では「ア」が一番いいということになります。口腔の中で気流を妨げるものが一番少ないからです。ですから、大声コンテストでは、ピーとか、コケコッコーとか叫んではいけません。単純な「アー」が一番いいのです。「ギャー」もまあ同列です。
 「ニャー」はどうか。母音は「アー」ですからいいのですが、子音の問題があります。最初の子音が鼻音(口蓋垂(のどちんこ)が下がって、鼻腔に呼気が流れ込みながら発音される音)ですから、鼻腔に入った分だけ音のエネルギーが弱まります。鼻の穴(出口部分)は小さいので、エネルギーがブロックされると考えるといいでしょう。口腔だけで声を出す口腔音(非鼻音)のほうがエネルギーが強いのです。「ニャー」は初めは鼻音でも母音部分になれば口腔音になるではないかといえそうですが、最初の鼻音の影響が後まで残り、母音もやや鼻音化していることが多いと思います。つまり「ニャー」もあまり適当ではありません。
 というわけで、「ギャー」を選んだ子供は勝つべくして勝ったと思います。
posted by オーツ at 05:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック