オーツは、自宅の住所と名前を彫ったゴム印を使っています。25年前に現住地に引っ越したときに作成したもので、25年間使い続けてきたことになります。パソコンの中を調べたら、ゴム印を発注するときのメモが出てきました。ファイルには、引っ越してすぐの日付がタイムスタンプとして記録されていました。
ゴム印は紙に住所・氏名を書くときに押しています。
ゴム印を押すときは、シャチハタのスタンプ台を使っています。スタンプ台の台座の部分にインクをしみこませておき、その上でゴム印を押して、紙の上にゴム印を押すようにして使います。
最近、インクが薄くなって、文字がよく見えなくなってきました。オーツが使っているスタンプ台は現住地に引っ越す前から使っていますから、おそらく30年以上使っています。さすがにインクがなくなってきたのでしょう。
そんなわけで、補充用のインクを買おうと思いました。
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いや、スタンプ台自体が古くなっているので、スタンプ台を購入してもいいかもしれません。
https://www.shachihata.biz/shop/item/ST-HGN-2.html
どうせ価格は似たようなものになりそうです。
文房具屋に行っても、補充用インクやスタンプ台なんてものは、たぶん在庫がなくて、別途注文する形になるものと思いました。そんなに頻繁に売れるものではないでしょうし。
そこまで考えて、今後、ゴム印をどう使うか、考え直してみました。
オーツがゴム印を作ることにしたのは40年か50年くらい前のことで、そのころ一番よく使ったのは封書やハガキを送るときに自分の住所・氏名を書く場合です。しかし、最近はこれが少なくなってきました。電子メールが普及してきたことが一番の理由でしょう。封書やハガキの郵便料金がだんだん高くなってきたことも影響していると思います。
ゴム印を使うもう一つのケースは、郵便振替で払込票を書くときでした。小さい記入欄にいちいち住所・氏名を書くのが面倒なので、横3cm、縦2cm のゴム印を作ったのでした。当時すでに銀行振込もありましたが、振込手数料が高くて、郵便振替のほうが手数料が圧倒的に安いという事情がありました。当時のいろいろな会費などの支払いでは、郵便振替用の払込用紙が送られてきて、それを郵便局に持参して払い込んでいました。通信販売などでも同様でした。しかし、最近は郵便振替を使わないようになってきました。ネットバンキングを使えば、銀行振込が無料でできる場合も多く、郵便振替よりも手数料が安く、手間がかからず手軽に送金ができて、とても便利です。
こんなことで考えてみると、住所・氏名のゴム印を使う場合というのが、以前のように頻繁ではなくなってきました。そこで、この際ゴム印を使うことを止めてしまおうかと思います。
以前、オーツはユネスコに若干の寄付を行っていました。毎年1回か2回です。寄付をすると、自分の住所・氏名が書かれたシール(14枚セット)がもらえます。このシールは、郵便振替には使えません(サイズが合いません)が、封書やハガキを出すのには使えます。これが手元に何セットかあるので、数十回分は間に合うように思います。シールがなくなっても、いざとなれば住所・氏名を手書きすればいいわけです。そんなに何回も住所・氏名を書くわけではありません。オーツが死ぬまでのことを考慮すると、これで間に合うのではないかと思いました。
ゴム印を使わないことにすれば、補充用インクもスタンプ台も買う必要がなくなり、むしろ今使っているゴム印とスタンプ台を捨ててしまえば、机の上が少しはスッキリするはずです。こういうことが「終活」の一種なのかもしれません。
2025年04月29日
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