オーツが読んだ本です。
タイトルに引かれて読む気になりました。
著者は大分県湯布院町・湯平(ゆのひら)温泉にある「山城屋」の代表を務めています。小さな旅館のようですが、インバウンドの波に乗って、外国でむしろ有名になっています。どうしたらそのようになるのか、著者の経験を語った本です。
この旅館は、客が押し寄せるだけではなく、完全週休二日制を実現し、働く側にも配慮しています。
なぜこんなことになるのか、本書にはそのノウハウが十二分に語られています。
オーツがこの本を読んだ限り、著者に(事務的、経営者的な)能力がありITにもくわしいことに加えて、著者が実にまめな人であることが理由のようです。いろいろな機会に自分の旅館をアピールすることを忘れません。外国人の宿泊客に必要なものは何なのかを考え、客に「安心感」を持たせるべく、「おもてなし」の心で接していきます。外国語が堪能ではないようですが、そこはITに補助してもらって独自のやり方を自分で築いていきます。
だから、著者と同様のことを他の地域でもやれるかというと、ちょっとむずかしいかもしれません。しかし、チャレンジ精神があれば、こういうことも可能になるでしょう。実例がここにあるわけですから、あとは「マネをする」戦略をとればいいわけです。
オーツは、この著者がすばらしいと思います。この本を一読して、日本中の旅館の経営者がこんな感覚を持っていたら、それぞれの旅館がもっと発展するのではないかと思いました。
一方では、インバウンドの影響の大きさに驚きました。もう、日本人相手(だけ)の旅館ではやっていけないのですね。すべての旅館が否応なく外国人対応を迫られているわけです。日本語が十分でない外国人がたくさんいますが、旅館側に外国語の能力が十分にないときでも、どうすれば外国人に対応できるのか、考えられるヒントはこの本に詰まっています。
旅館に限らず、いろいろな業界でインバウンドの影響がますます大きくなっていきそうです。どうやってその波に乗っていくかが大事です。この本は、日本社会の今後の変化の方向性の一部を物語っているようです。
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同じ著者による続編『山奥の小さな旅館に外国人客が何度も来たくなる理由: 「また行きたい!」を生む新インバウンド戦略』もあります。こちらも読んでみたいと思いました。
2025年04月13日
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