https://www.jalan.net/kankou/spt_12214ae2180021270/
ここは、日蓮宗の僧侶たちが学ぶ学問所だったところです。「檀林」とは学問所のことです。今でいえば大学(あるいは大学院)に該当する場所です。実際、立正大学の前身にあたります。
オーツは、飯高寺を中心にして、周辺を散歩してもいいかと思っていました。
ネットで検索すると、ガイドツアーがあるという話です。
https://www.jalan.net/kankou/spt_12235aa1032073115/
飯高檀林南駐車場の中にある飯高檀林跡観光案内所の前に集合し、平日の 10:00 から約1時間飯高寺とその周辺を無料で案内してくれるとのことなので、オーツはこのガイドツアーに参加することを前提にして、9:30 に飯高檀林南駐車場に着くようにしました。
観光案内所はありました。そこにいた男性(ボランティアのガイドさん)に聞いてみると、ガイドツアーはやらないという話でした。その男性は自ら「看板に偽りあり」だと言っていました。
ガイドが二人いれば、一人が観光案内所にいて、いわば店番をして、もう一人がガイドとして観光客を引き連れて案内する体制が取れるのだけれど、一人しかいなければ、観光案内所を閉めるわけにもいかず、ツアー中止もやむを得ないという話でした。
オーツは、観光案内所の前でいろいろ話を聞いて、飯高寺は一人で歩いて行くことにしました。
総門から講堂までの森の中の道が重厚な雰囲気ですばらしいと思います。
写真は総門をくぐった先で振り返って撮影したものです。杉の大木がたくさんあって空を埋め尽くしています。また、地面にはコケが生えています。両者は飯高檀林の歴史を感じさせてくれます。
講堂もまた見事でした。国指定の重要文化財だそうです。
向かって左側の桜が、満開よりも少し早いといった感じでしたが、ちょうど見ごろでした。向かって右側には紅葉の木があります。秋にはこちらが見応えがあるでしょう。
講堂の入口のところに、観光案内所にいた人とは別のボランティアのガイドさんがいました。名札をぶら下げています。観光客も一人来ていました。オーツはこのガイドさんと少し話をすることができました。
飯高寺には檀家がないのだそうです。お墓もありません。ここは学問所だったわけですから、ある意味で当然です。しかし、そうなると維持・管理の費用をどうまかなうかという問題が生じます。重要文化財に指定されていますから、建物の修理などに関しては国が助成金を出してくれそうですが、日常的な清掃・点検などはどうするのでしょうか。「檀林を守る会」というのがあって、匝瑳市の人々がボランティアで集まって飯高寺の維持・管理を行っているとのことでした。大変な負担のように思います。今後少子高齢化が進めば、人手を集めるだけでもむずかしい話になりそうです。
観光客から入場料を取る案も検討したそうですが、現金の収受と支払いの有無のチェックなどの人手がかかり、ある程度の(たくさんの)入場者が見込めなければ、人件費の支払いだけで赤字になってしまうだろうとのことでした。
「匝瑳市」[そうさし]という名前について、ガイドさん曰く「読めない、書けない、どこにあるのかわからない」だそうです。確かにそうです。オーツも「そうさし」と読めず、ネットで調べて確認したしだいです。逆に「そうさし」と聞いても、漢字は書けません。そして、匝瑳市がどこにあるかも知らず、地図を見て知りました。2006年1月に八日市場市と野栄町が合併して誕生したそうで、それから約20年も経つのですね。それにしては知名度がない市だと思います。
オーツは、飯高寺から天神の森のほうに行き、それから田んぼ沿いの道を歩いて駐車場に戻りました。1時間半ほどいたことになります。

