2025年03月28日

三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」@歌舞伎座

 オーツは妻と歌舞伎座で行われた三月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を見に行きました。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/929
 昼の部は11時からの開演でした。
 忠臣蔵ではありますが、時代設定は室町時代とされ、登場人物の名前もまったく違ったものに置き換えられています。
 大序 高師直(こうのもろのう)の態度に怒りを募らせる桃井若狭之助(もものいわかさのすけ)、二人の間に入る塩冶判官(えんやはんがん)を描きます。塩冶判官の妻・顔世御前(かおよごぜん)が兜の鑑定役として登場しますが、師直は顔世に横恋慕する始末です。
 45分ほどかかりました。そのあとは休憩5分が挟まります。
 三段目 師直は若狭之助に謝りますが、塩冶判官に罵詈雑言を浴びせます。最後に塩冶判官が刀を抜き、高師直に斬りかかるまでが描かれます。
 こちらも45分ほどかかります。そのあとの休憩は35分ありました。ここでお弁当タイムです。
 四段目 判官の切腹の場面です。判官は、切腹直前に忠臣の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)に自分の無念の思いを直接伝えようとしますが、由良之助は遅れてしまい、切腹前には間に合いませんでした。
 切腹の場面が実におごそかで、客席がシーンと静まりかえっていました。この一幕の間は、途中での観客の入退場はできないとされていました。もっともです。出入りがあると、緊張が切れてしまいそうです。
 この場面だけで90分以上かかりました。このあとで15分の休憩が入りました。
 道行 塩谷家の家臣・早野勘平と、顔世の腰元・おかるが東海道を歩いて行きます。夜の場面だとのことですが、桜や菜の花が咲き、ぱあっとした舞台で、夜には見えません。二人の踊りが見どころといったところでしょう。
 これも45分くらいだったでしょうか。
 ここまでかかっても、忠臣蔵としては前半だけです。それでも全体が長いと感じました。後半は、夜の部で演じられます。両方を通しで見れば、忠臣蔵の全体がカバーできそうですが、半分だけを見ても十分だと思います。またの機会があれば、夜の部を見てもいいかなといったところです。どうせ忠臣蔵のあらすじは知っていることですし。
posted by オーツ at 03:55| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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