あるとき、オーツは立川まで出かけることになりました。
ところが、ちょっと出かける準備に手間取ってしまい、遅刻してしまいました。オーツが遅刻しても特に問題はないのですが、あわてて出かけたためか、自宅を出るときにスマホを持参することを忘れてしまいました。新江古田の駅の中に入ったときに、スマホがないことに気がつきました。
オーツは、普段から自分でスマホをあまり使わないと意識していましたので、持って来なくても問題はないだろうと思い、スマホを取りに自宅に戻ることはしませんでした。
しかし、スマホを忘れると、ちょっと困ったことがありました。
第1に、時計がないことです。オーツは、出先でスマホを時計代わりにしているため、腕時計を付けて外出する習慣がなくなっていました。そこで、突然時計なしで生活することになってしまったわけです。時計はなくても大丈夫なのですが、電車の発車時刻を見たりするとき、何となく気になりました。
第2に、いざというとき、妻に連絡することができなくなりました。この日は妻と一緒に(別の時間帯でしたが)同じ場所に出かけたのでした。特に妻に連絡することもないのですが、まれに電車が止まったとか、何か緊急事態があったときはスマホで連絡することになります。その手段がなくなってしまいました。今は、街中で公衆電話を見かけることが少なくなってしまいました。
第3に、オーツ宛てのメールが読めなくなってしまいました。オーツの退職後は、そんなに急な用件のメールが入ってくることもなくなったのですが、普段、オーツは出先でスマホを使ってメールをチェックしているので、それができないとやや心配になります。
第4に、立川までの電車の中で手持ち無沙汰になりました。オーツはカバンの中に雑誌などを入れていたので、それを読むとかしていましたが、電車の乗車時間が長いので、雑誌を読み切ってしまい、時間が持ちませんでした。普段だとスマホで「Yahoo! ニュース」を読んだりしているのですが、けっこうそれに頼るようなことになっていると実感しました。いざスマホがないと、やるべきことがなくなってしまった感覚になります。
というわけで、意外とスマホを忘れると大変だということに気がつきました。
スマホに頼ることが少ないオーツの場合でも、こんな感覚になるのですから、普段からスマホを手放さない人たちは、スマホを忘れると、まるで自分のアイデンティティをなくしたかのような感覚になるのではないでしょうか。
2024年10月04日
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