オーツは日経新聞で読みました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC280H70Y4A520C2000000/
(2024年5月28日 13:30 (2024年5月28日 15:30更新))
記事の中では、「全国交通系ICカードの決済システムを導入しており、機器が更新時期を迎えている。更新する場合、バスや電車に搭載している機器約900台分を入れ替える必要があり、5社全体で約12億円の費用が必要になる」とあります。オーツは、決済システムが1台で130万円もするということを知りました。確かに高いと感じます。バスは車内で精算するしかありませんから、交通系カードを扱うとなれば1台ごとに設備を設置しなければなりません。鉄道は、改札口だけに設備を設置すればいいわけですが、地方では無人駅が増えて、運転手が車内精算している場合も多く、これはバスと同様の仕組みであり、必要な設備費用がかさみます。
この問題は熊本のバス・電鉄会社に限りません。全国で同じ決済システムを使っているわけですから、同じ費用がかかっているはずです。というわけで、オーツが心配するのは、他の会社も後追いをするのではないか、つまり、SUICA が使われる場面がこれから減っていくのかということです。特に、バスや、地方の駅が無人化された鉄道(運転手が切符の確認をしている場合)で使えなくなるのではないかということです。
SUICA は、JR東日本が始めたので、JR各社が離脱することはなさそうですが、現状がJRに限られているわけではなく、幅広い店で使われています。
駅との類推で考えれば、お店などでは1箇所のレジで交通系ICカードが使えればいいので、代金の受け渡しがバスよりも駅に近くなりますから、たぶん、交通系カード決済はなくならないだろうと思われます。
SUICA はさまざまな店で使えるようになっていますが、これがそうでなくなると、これは日常生活の利便性に大きく影響します。しかし、今回の話はそこまで広がらないだろうと思えます。
2024年05月29日
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