2024.1.20 http://o-tsu.seesaa.net/article/502115557.html
いろいろなやり取りがあり、最終盤は次の図のようになりました。
この局面は、上手が3八金と打って、下手玉を縛ってきたところです。
ここでオーツは▲2六角と王手する手順を考えていました。4八に角の利きを通せば、下手玉はすぐには詰みません(次に▽7七成桂右と迫られると受けなしになりますが)。いろいろ王手をしていって上手に金駒を使わせれば、下手玉の詰めろがほどけます。
この局面を水匠5で解析してみると、▲2六角で先手勝勢となります。次のような手順です。▲2六角、▽5二玉、▲4四桂、▽4二玉、▲4三歩、▽3一玉、▲1一龍、▽2一金、▲4二歩成、▽同玉、▲2一龍と詰めろをかけて、下手が勝ちます。
また、▲2六角に▽4二玉と逃げる手には、▲4三歩、▽3一玉、▲1一龍で上の手順と合流します。
上の図の局面で、S先生は上手玉に詰みがあるとおっしゃいました。オーツがそれを発見できればオーツの勝ちというわけです。オーツは数分間考えましたが、オーツの棋力では詰みを発見することができませんでした。そこで、オーツはやむなく投了という判断をしました。
後日、水匠5で解析してみると、二つの詰み手順があるとのことでした。
一つは、▲2三龍、▽3三金、▲7一角、▽6二銀、▲同角成、▽同金、▲3三龍、▽同歩、▲5四銀、▽同銀、▲同馬、▽5二玉、▲4四桂、▽6一玉、▲5二金、▽同金、▲同桂成、▽同玉、▲5三銀、▽6一玉、▲6二金までの21手詰めです。2九に下手の香がいて、上手玉が左辺に逃げられないのがポイントです。
もう一つは、▲7一馬、▽5二玉、▲4四桂、▽5一玉、▲1一龍、▽4一歩、▲1五角、▽4二銀、▲同角成、▽同玉、▲4三銀、▽同玉、▲4一龍、▽4二金、▲6一馬、▽3三玉、▲4二龍、▽同玉、▲4三金、▽3一玉、▲3二金までの21手詰めです。
▲7一馬に対して、▽5二玉ではなく、▽6二銀と受けると、以下、▲3五角、▽5二玉、▲6二角成、▽同金、▲同馬、▽同玉、▲6四龍、▽6三金、▲5四桂打、▽7一玉、▲7二歩、▽同玉、▲8三銀、▽同玉、▲6三龍、▽7三合、▲8四金、▽9二玉、▲7二龍、▽8二合、▲8三金打までの23手詰めになります。
いずれの詰み手順もかなり長くて、図の局面で全部を読むことは非常にむずかしいと思います。しかし、途中からは並べ詰みみたいな感じになりますから、下手としては、最後の詰みまで全部が読めなくとも、詰みやすい形を目指して上手玉に王手をかけ続けながら手順を進めていくと、詰みが発見できたかもしれません。
オーツは、投了が最大の悪手であることが実感できました。

