以前と比べて、いくつか変わったことがありました。
第1に、回転レーンに寿司が全然流れていないことです。寿司ネタの名前を書いた札が皿の上に乗って回っているだけです。以前は、少しはネタが流れていたように思いますが、今は全廃になってしまいました。客は手元のタブレットで注文することになります。
この話は、銚子丸のサイトにも掲載されていました。
https://www.choushimaru.co.jp/eigyo_info20230303/
こうなると「回転寿司」とはいえなくなってしまいそうです。
まあ、これはこれでいつでも新鮮な寿司が食べられるということで、いい面もあるわけですが、目で見ておいしそうに思えて手に取るというような食べ方はできなくなります。
第2に、醤油2種類、お茶、茶碗、紙ナプキン、割り箸のセットを客(のグループ)ごとに出すようになったことです。
この話も銚子丸のサイトに掲載されています。
https://www.choushimaru.co.jp/20230206_ch/
やっぱり、いろいろ事件があったからでしょうね。しかし、この店のように小さければ、店員の目が行き届くので、変な客も現れにくいとは思いますが、もしも現れたら大損害になることも考えられるので、しかたがないといったところでしょう。
第3に、ガリもワサビもなくなっていました。以前はガリが自由に取れるように客席に置いてあり、ワサビは容器ごとレーンを流れていたのですが。これまた他の回転寿司チェーンでの事件がありましたからねえ。
オーツは、板前さんに頼んで、ガリとワサビをもらうことにしました。もしかして初めて来た客は、この店にはガリもワサビもないものだと勘違いするかもしれません。オーツに対して、特にそういう案内はありませんでした。まあ、以前から行っている人はわかっていますから、戸惑うことはないでしょうが、一見客は困るかもしれません。
というわけで、オーツは、いつも通りのおいしいあら汁を食べながら(具をたくさんもらいましたので「飲む」というよりは「食べる」が当てはまります)寿司を5皿食べました。
上まぐろぶつ軍艦(396 円)は意外なほどおいしくなかったです。以前食べたときはおいしいと思ったのですが、今回は、ネタの色もイマイチで、食欲をそそるものではありませんでした。
つぶ貝(308 円)はよかったです。ちょっと握り方が弱く、箸で持ち上げて運んだら、シャリが一部落ちてしまったのですが、味はちゃんとしていました。
特大赤海老1貫(209 円)はいつもながらおいしかったです。オーツが銚子丸で一番好きなネタで、たいてい1皿は食べています。
ねぎとろ軍艦(209 円)もねっとり感が出ていておいしかったと思います。
イカ(154 円)は、一番安い価格帯のネタですが、それでもおいしかったです。頼んでよかったと思いました。
こんなわけで、オーツの感覚では、価格帯と食感が比例しません。安価な価格帯でも自分の好みの寿司があるものです。そういうものを食べるようにすれば、おトクに寿司が楽しめます。
会計のときには、スマホに送られてくる 200 円引きのクーポンを使って、1,076 円になりました。この金額と食べた内容を勘案すれば、再度来ようと思えます。
もしかして、あら汁のセルフサービスに対して変なことをする客が現れて、これがなくなってしまったら、オーツにとって大ショックです。セルフサービスというのは、みんなが常識的な振る舞いをすることが前提になっているわけですから、そういうことから外れるヤツがいると、システム全体が機能しなくなってしまいます。こんなことが起こらないように願っています。
すし 銚子丸 豊玉南店 (寿司 / 都立家政駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2

