オーツは読売新聞の記事で読みました。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230122-OYT1T50017/
(2023/01/22 10:14)
獣医師が忙しくて大変だという趣旨の記事です。獣医師の残業時間が医師や看護師よりも長いという厚生労働省の調査結果があるそうで、獣医師達の苦労が忍ばれます。
上の読売新聞の記事では、4月から「愛玩動物看護師」という新たな国家資格が導入され、獣医療行為の一部を担当してもらえるということで、獣医師がやや助かるという話も出てきます。しかし、どうも本質的な改善にはならないように思います。
高度なペット医療が求められたり、ペットの寿命が延びたりしているといった変化が獣医師の仕事に影響を与えているとのことですが、このような環境変化があれば、本来は、獣医師を増やして、みんなで仕事を分担するようにしないといけないのでしょう。しかし、ペットを飼っていない人たちは、獣医療に関する関心が低く(自分に関係ないと思えば当然そうなります)、社会全体として、獣医師を増やす政策なんて関心を引きつけることはないのでしょう。
でも、場合にもよりますが、獣医師を増やしておくことは、人間社会にとって、パンデミックなどに対する安全弁ということもあります。爆発的に感染が広がるような事態になれば、医師だけでは手が回らなくなるわけですから、看護師はもちろんのこと、隣接分野である歯科医師や獣医師も人間に対する医療行為の一部を担当するような例外的措置が必要になるかもしれません。正常時にはそんなことを考えなくてもいいのですが、非常時ともなれば話が違ってきます。
獣医学科の入学定員は今のままでいいのか、もっと増やす必要はないのか、獣医療関係者にもっと考えてもらわなければなりません。そして、関係者は、獣医療業界だけでなく、社会を大局的に見渡しながら、適切な旗振りをやってもらいたいものです。
2023年01月23日
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