2022年07月20日

あなたの一票には意味があるのか

 オーツは、橘玲氏によるこのタイトルのブログ記事を読み、大変興味を持ちました。
https://www.tachibana-akira.com/2022/07/13785
7月15日付の記事です。
 法学者イリヤ・ソミンの『民主主義と政治的無知 小さな政府の方が賢い理由』(信山社)の紹介記事なのですが、論点がとてもクリアーです。
 選挙は、多数の候補者の中から当選者を選ぶことですが、それが民主的に行われる限り、一票の価値はとても小さいということです。アメリカ大統領選挙の場合、当落に影響するのは6千万分の1くらいだという話です。しかも、多くの有権者は政治的に無知であって、かつ、有権者に政治的知識を持たせることも不可能という状態です。
 ではどうしたらいいのか、という問題提起なのですが、解決策は非常に困難です。
 ひるがえって、ではオーツは投票に行くとき、何を考えてコストのかかる投票をするのでしょうか。
 投票しないならば、今後の政治の方向を「投票した人」に任せることになります。それは自分の考えと違うことがあるわけで、問題のように思います。オーツの一票の価値は小さいけれど、みんなが同じように考えれば、政治が「動く」ことは十分にあります。その意味で、小さい希望を持って、毎回の選挙に参加してきました。
 結果的には、数十年間で数十回程度しか選挙に参加できないし、それで何か変わったかといえば、変わった面もあるけれど変わらない面もあり、投票行動がペイしたかといえば、そうでもない面が強かったように思います。しかし、そういう仕組みがあるからこそ、今の政治がよろしくないと思えば野党候補に1票を入れることもできるわけで、実際そうするか否かとは関係なく、そういう仕組みがあることが大事なのだろうと思います。その意味で、与党候補に投票することは、ある意味で現政権への信任投票という面が強いでしょう。
 やはり、1票には1票の価値があると思います。そしてそれがわずかながらの価値であっても、ゼロでないことには大きな意味があるように思います。
posted by オーツ at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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