2021年05月09日

趣味とは何か(2)

 趣味とは何か、オーツなりに考えた結論は以前にブログに書きました。
2021.4.26 http://o-tsu.seesaa.net/article/481191774.html
職業や専門でないこと、それが好きだとか楽しみだという気持ちがあること、そして数年以上継続していることの3点です。
 その後、趣味について妻と話をしていたら、妻がもう一つ条件がありそうだと言い出しました。「みんながやっていることでないこと」だそうです。
 これを確認するのはむずかしいですが、二つの面から考えることができそうです。
 第1に、みんながやっていることは何かを考え、それが趣味になるか(趣味に該当することがあるか)を考えてみるといいように思います。
 第2に、よく趣味としてあげられるものは何かを考え、そのうち、みんなが(全員とはいわなくても極めて多数の人が)やっている場合を考えてみる手があります。

 第1のアプローチです。
 みんながやっていることというと、ヒトが生命体(動物)であることから、飲み食いすること、排泄すること、眠ること、それにセックスや子育てが挙げられるでしょう。もう少し枠を広げると、日常の行動がいろいろ考えられます。現代の日本人だったら、服を着ること、歯磨きすること、風呂に入ること、歩くこと、ものを買うこと、ドアを開け閉めすること、鍵をかけることなどが入ってきそうです。これらに加えて、日本の大多数の人がやっていることといえば、情報活動があります。テレビを見ること、電話をかけること、メールを送ること、ネットを検索することなどがあげられるかもしれません。
 これらのことが好きならば、趣味でしょうか。
 みんながやっていることを趣味として公言することがあるか、考えてみると、オーツが実際に見聞きした範囲で、眠ること、食べることを趣味だといった人がいました。
 これらの全般だと趣味らしくないかもしれませんが、一部に特化すると趣味らしく感じられます。たとえば飲み食いにしたって、さまざまな日本酒を飲むこと、ラーメンの食べ歩き、激辛カレーを食べることなどは趣味らしいと思います。朝寝、朝酒、朝湯は趣味でしょうね。衣服を着るのも、どんな種類の衣服を揃えるかも含めて趣味かと思います。温泉巡りや朝風呂のような入浴法、散歩、雑貨やアクセサリを買うこと(収集も含めて)など、趣味だろうと思います。
 テレビを見ること全般は趣味らしくありませんが、テレビの時代劇を見ること、野球中継を見ることなどは趣味です。これは「テレビを見る」というよりは「時代劇」や「野球」が好きなのだろうと思いますが。テレビはメディアなので、テレビ自体が趣味になるというのは変で、テレビを通して何を見るかが趣味になるのでしょう。
 これらに比べると、排泄、歯磨き、ドアの開閉、施錠などは趣味にはなりにくそうです。これは単に、そんなことは誰でも当たり前にやっていて、それが好きだという人は珍しい(普通はまずいない)というだけかもしれません。

 第2のアプローチです。
 若い人の自己紹介などを聞いていると、趣味として言及されることがあるもので、多くの人に共通する場合がありそうです。スマホでゲームをすること、マンガを読むこと、音楽を聴くことなどは、かなり多数の人に共通します。年配層にはいずれも無縁かもしれませんから、「みんながやっていること」ではないといえばそうなのですが、若い人であれば、たいてい「みんながやっていて、みんなが好きなこと」なのではないでしょうか。

 これらのことを考えてみると、第1のアプローチでは、みんながやっていることでも趣味になり得ると思います。第2のアプローチでは、趣味といわれるものでも多くの人が共通に楽しんでいる場合があります。この2点から、みんながやっていることは趣味でないというのは、かなり無理な主張のように思えます。
 趣味を語る場面というのは、自己紹介などと関連して、自分の特徴を説明する場合であり、そのような場合は他人と違うことをいうべきだ(それが自分の特徴だ)ということになるので、趣味の中でも珍しい(やっている人が少ない)ものなどが取り上げられる傾向があるのではないでしょうか。
 しかし、趣味とは何かということを考えると、オーツが過去のブログ記事で示した3条件で十分なように思います。
ラベル:趣味
posted by オーツ at 04:18| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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