2021年04月26日

趣味とは何か

 オーツがこのブログを書き始めて14年になります。ブログを書くことはオーツの趣味でしょうか。
 雨が降らず、仕事に行かない日には毎朝散歩をしています。散歩は趣味でしょうか。
 こんなことを考えていたら、そもそも趣味とは何かという問題にぶつかりました。
 国語辞典を引いてみましょう。三省堂国語辞典第7版を見ると、三つの意味が書いてありますが、ここでいう「趣味」の意味は、A「〔実用や利益などを考えずに〕好きでしているものごと」ということになります。新明解国語辞典第6版もほぼ同じ記述です。明鏡国語辞典第2版では@「職業や専門としてではなく、個人が楽しみで愛好していること」です。大辞林第3版では@「専門としてではなく、楽しみにすること」とあります。日本国語大辞典第2版ではB「職業や専門としてでなく、楽しみとして愛好すること」とあります。
 それぞれが似たような記述をしていることがわかります。こんな記述を見ていると、趣味とは何か、ある程度わかってきます。
 第1の条件は、職業や専門でないということです。職業というと、それで生計を立てている仕事のことですから、端的に言えば金を稼ぐ手段ということになります。「専門」は、ちょっと判断がむずかしいですが、「専門家」といえば、たいていはそれを職業にして金を稼いでいる人のことになりますから、一応同類と考えましょう。趣味は金を稼ぐものであってはいけないということになります。まあ、生計を立てるほどでないわずかの収入があっても、それを主たる目的にしているのでなければ、趣味に分類してもいいでしょう。オーツがブログ記事を書く中で、ごくわずかにアフィリエイト広告を記事中に埋め込んでいますが、それによるほんの少しの収入(1ヶ月数円程度?)がありますが、そういうのはOKだと考えます。
 第2の条件は、それが楽しみだとか好きだという気持ちがあります。オーツの場合、将棋はこれに当てはまるので、明らかに趣味ですが、ブログや散歩はどうなのでしょうか。長く続けているということを考えると、やっぱり好きだと言っていいのでしょうか。いやだとか、きらいだとかであれば、長く続けられないでしょう。
 辞書に基づいて考えると、「趣味」とはこれら2点を考慮すれば十分だということになりそうですが、ここまで書きながらオーツが気付いたもう一つの「趣味」の特徴があります。それは「長く続ける」ということです。昨日から突然好きになったことを集中的に始めたとして、それは趣味でしょうか。いや、そうではありません。趣味という以上は、ある程度長期の期間にわたって、継続的に自分の時間を投入していることが必要なように思います。
 短期的なものであれば「趣味」とはいいにくいと思います。たとえば、初めてコンピュータゲームをやった人が、これはおもしろいと思ったとして、「趣味はコンピュータゲームです」というと、違和感があります。もう少しやってから言ってほしいと感じます。
 ある飲食店で1ヶ月だけ限定でスイーツを売り出したとして、それが大いに気に入り、毎日のように食べ続けたとします。その新発売のスイーツにはまって食べている間は「○○というスイーツを食べること」が趣味のように考えられますが、1ヶ月で終わりになってしまえば、趣味とはいいにくいと思います。販売終了後に他のスイーツを食べるようなことになると、「スイーツ(一般)を食べること」が趣味になるのかもしれませんし、もっと広く食べ歩き全般が趣味になる場合もありそうですが、他に目が移らなければ(その特定のスイーツだけであれば)、趣味ではなくなるように思います。
 オーツは、ちょっと前に、江古田のラーメンを食べ歩いていた時期があります。
2015.4.11 http://o-tsu.seesaa.net/article/417107398.html
しかし、2ヶ月ほどで終わりになった(江古田の店を一通り食べ歩いたので、もう食べ歩く必要はなくなった)ので、「趣味」とはいえないと思います。
 期間という条件を考えると、子供は趣味を持ちにくく、老人は趣味を持ちやすいのかもしれません。子供が好きなことはどんどん変わっていくものですから、長期にわたって継続することはむずかしいと思います。少年野球チームに入ってプレイしていれば、それは趣味かもしれないけれど、さて何年続けられるのでしょうか。
 一方、老人は、それまでの人生の長さがありますから、ちょっとしたことでも数年から10年くらいやっていることがいろいろあるでしょう。また、子供のころにやっていたことを高齢になってから復活させることもあるだろうし、趣味といえばけっこうな長期間にわたるものになりやすそうです。
 スキーのように、冬のシーズンにしかできないものがあります。もしも年1回しかスキーができないとしたら、どうなのでしょうか。それでもこれは趣味に入りそうです。だから、継続性のような条件はあまりなさそうです。年1回のスキーを10年続けていたら、これは立派な趣味でしょう。
 期間と関連して、趣味にはある程度自分の時間をそそぐという面もありそうに思いますが、ここでは詳細は省略します。
 さて、こんなことを考えて初めの疑問に戻ります。
 オーツの場合、ブログは14年やっていますから「趣味」といってもよさそうです。朝の散歩は、まだ1年くらいですから、「趣味」とは言い切れないと思います。オーツの感覚では数年(3年くらいか?)以上継続してから「趣味」ということにしたいと思います。
2021.5.9 追記
 趣味について、さらに考えてみました。その結果を
http://o-tsu.seesaa.net/article/481403742.html
に書きました。
 よろしければご参照ください。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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