2020年01月01日

荻上チキ(2018.7.18)『日本の大問題』ダイヤモンド社

 オーツが読んだ本です。「残酷な日本の未来を変える22の方法」という副題が付いています。
 日本の諸問題を俯瞰し、20代の人でもわかるようにやさしく解説した本ということになります。
第1章 政治――「未成熟」な日本の政治をアップデートするためには――
第2章 経済・福祉――低成長の時代を越えて社会を変えるには――
第3章 外交――世界のなかの「日本」の役割を更新する――
第4章 メディア――現代のメディアは民主主義をいかに変えたか――
第5章 治安――この社会をもっと「安全」にするためには――
第6章 教育――教育の「自由」をつくるには――

 こんなふうに、話題は各分野に広がります。どういう問題があるかという点については、同意できる点も多いし、著者の意見も妥当に思える部分が多々ありました。その意味で、この本を読んだことはよかったと思います。ただし、もう少し突っ込んだ意見を知りたいという感じがしました。なぜそのような問題が生まれ、そうなったのかというような分析です。ここがあまり書かれていないようで、何か上滑り的な印象を覚えました。
 さて、こうして現代の日本の諸問題を俯瞰することができました。
 では、これからこれらの問題を誰がどのように解決していけばいいのでしょうか。これらは、広い意味で「政治」の問題であり、政治の中心として、与党の代表、すなわち内閣総理大臣が解決するべきだということになりそうです。長年の歴史の上に現在があるわけですから、現在のシステムの改造という見方からすれば、相当に大きな大改造がなされるべきだということになりそうです。しかし、問題提起はいいとしても、それらを「問題解決」することができるのでしょうか。よほどの力のある人でも、6種類の問題に全部対応することなんて、到底無理です。となると、優先順位をつけて順次処理していくしかなさそうです。
 現実の問題解決という面を考えると、なかなか大きな問題であり、解決は困難なのかもしれません。こちらの面にはあまり言及されていないように感じました。

参考記事:
https://diamond.jp/articles/-/175802


posted by オーツ at 02:55| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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