https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131809/13062317/
テレビがかかっている庶民的な雰囲気の店です。
どういうものが食べられるか、実地に試してみたいと思って、先日うかがいました。
オーツが入店してカウンターに座ると、テーブルに広げた新聞を読んでいたおばさんが立ち上がり、お冷やを出してくれました。オーツが野菜炒め定食を注文すると、おばさんはまたテーブルで新聞を読み始めました。
あれ? オーツの注文は……? と思っていると、そばにいたおじさんがよろよろと立ち上がり、カウンターの向こうで調理が始まりました。背骨がかなり曲がっているようで、首が前傾しています。ゆっくり歩くようすからは足が悪いように思えました。足取りが爽やかでない感じです。お二人はご夫婦でしょう、たぶん。かなりの高齢とお見受けしました。
しかし、おじさんの調理は手早で、サッサと野菜炒めを作ってくれました。プロだなあと感じました。
まもなく、おばさんが丼に一杯のご飯とタクアンを出してくれました。それから、おじさんが野菜炒めと味噌汁をカウンターの上に出してくれました。味噌汁の具は大根でしたが、熱くていい味でした。
野菜炒めは普通においしいと思います。いかにも昔からやっている街の中華屋といった感じです。こういう店では、普通に食べられれば、それで十分であり、それ以上の期待はしないものです。
オーツの感覚では、ちょっとご飯のふっくらさが少なかったですかね。とはいえ、一応全部食べられました。
食べ終わったあと、カウンターの端に置いてあるティッシュのボックスから1枚抜き取って、口の周りを拭きました。
これで 750 円はどうか。普通の野菜炒めと考えれば納得の価格でしょう。しかし、ここに再度来ることがあるかと考えてみると、それはないように思いました。また来てもいいけれど、ぜひここにまた来たいと思わせるような「何か」(特色)に欠けます。普通に食べられる店ですが、だからこそ、ぜひここに来なければと思わせるような何かがほしいところです。たとえば、主菜の量が多めであるとか、何か一品が付いているとか、価格が安いとか、他店にはない味付けであるとかいうことです。それがないと、また来ようという気にはなりません。
それと調理担当のおじさんの歩き方が大変そうで、客が注文することで身体の悪いところをさらに悪化させやしないかと心配が募ります。そんな心配は無用のはずだし、だからこそおじさんが店に立ち続けているわけなのですが、どうにも心配になってしまいます。
オーツがいた間にも3人の客が入ってきました。地域の人々に受け入れられて、普通に営業していける店なのでしょう。
味噌汁と漬け物の組み合わせは、定食屋さんでは一般的ですが、オーツは、中華スープやザーサイの方が好きです。
全体として、近くにある「光竜」
2019.11.4 http://o-tsu.seesaa.net/article/471331629.html
と似た感じの店です。
好友軒 (中華料理 / 松原駅、下高井戸駅、山下駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.9