その場所は、新宿の京王プラザホテルの2階にある蒼樹庵というところでした。
https://www.keioplaza.co.jp/restaurant/list/soujuan
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13027438/
おいしくいただいて、帰りがけにふと見ると、オーツたちが食べた「陶里」というコースが、店先の表示で2万円となっていました。この金額では、やはり普段なかなか食べないものだと思います。自腹を切るとしたら、もう少し安くあげるように心がけます。今回は、先方が負担してくれたので、気楽に飲み食いしてしまいましたが、ま、ありがたくごちそうになったといったところでしょう。
テーブルの上にあった「陶里」のメニューを書き写しておきましょう。
先付け
滝川豆腐
メニューにはありませんでしたが、飲むお酢が付いてきました。
小菜
鴨洋菜煮
玉蜀黍海老真丈
ミニトマト蟹身鋳込み
白瓜フォアグラ射込み
鮎小袖寿司
椀盛り〜清まし仕立て〜
鱧葛打ち 順菜
小メロン 梅肉 振り柚子
お造り
三種盛り合わせ
妻物一式
焼き物
カマス雲丹醤油焼き
丸十レモン煮 谷中生姜
蒸し物
黒毛和牛
椎茸 白菜巻き 葱 豆腐
薬味 ぽん酢
煮物
鰻東寺巻き
南瓜 冬瓜 丸人参
白ダツ芋 牛蒡 青身
留肴
海老鮑酒煎り
肝酢 繊茗荷 花穂
食事
蛸と芋の釜炊き御飯
赤出し 香の物
水菓子
果物と甘味
小菜は、一列に並んで、寿司が5貫並んでいるかのような形で提供されました。目でも楽しめる形です。
焼き物は、芸術品といえるような変わった陶器で提供されました。「陶里」という命名はここから来ているのでしょうか。
蒸し物は、上下二段の四角い容器で提供されました。下の段の湯気で上の段が蒸される仕組みです。牛肉が抜群においしいと思いました。
他の料理も、それぞれ手が込んでいて、見た目もすばらしく、金額に見合う料理だったように思います。
お運びさんは和服を着た若い女性で、身のこなしも一人前でした。仕切りの戸を開け閉めするようすを見るだけでも、いかにも洗練されているように見えました。教育が行き届いているということでしょう。
帰りがけに気がつきましたが、部屋に飾ってある置物、掛け軸などなどにも配慮が行き届いており、レベルの高さを感じました。オーツは、なかなかこのレベルの店にいくことがないので、新宿という場所でこんな店があることが不思議な感じでした。この店は、おそらく接待用に使われる店なのでしょう。個人で来る店ではないように思いました。
ちなみに、当日飲んだものは、生ビール1杯 1,400 円と、久保田 萬寿/ 純米大吟醸<新潟県長岡市>一合 4,850円、黒龍/大吟醸<福井県吉田郡>一合 3,800円、かがり/純米大吟醸〜京王プラザホテル セレクション〜 <福島県喜多方市>一合 2,700円、伯楽星/純米大吟醸<宮城県大崎市>一合 3,700円、東一/純米吟醸<佐賀県嬉野市>一合 2,900円でした。「かがり」はイマイチの感じがしましたが、それ以外はおいしいと思いました。値段が値段で、日本酒1合の価格としては相当なものだと思います。しかし、そういう値付けをするのも理解できます。
日本酒ごとにグラスを替えてくれました。冷酒のボトルおよびグラスは、日本酒の銘柄ごとにそれぞれ適当な数が用意されます。久保田に合わせて出された江戸切り子のグラスなどは、一見して高そうなグラスのように思いました。
数人で日本酒を分け合って飲んだので、オーツ自身が飲んだ量がわからなくなりました。まあ身体の感覚では2合分くらいだろうと思います。
ごちそうさまでした。
蒼樹庵 (懐石・会席料理 / 都庁前駅、西新宿駅、新宿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.3
2020.3.26 追記
再度この店に行きました。その話を
http://o-tsu.seesaa.net/article/474239067.html
に書きました。
よろしければご参照ください。