2019年07月02日

唐三彩@出光美術館

 オーツは、とある金曜日、出光美術館に「唐三彩」を見に行きました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
 唐三彩というのは、緑色、茶色、白の3色で塗り分けられた陶器のことです。唐の時代に作られたので「唐三彩」といいます。
 1千年を越えて陶器が現代に伝わったというのはすごい話ですが、これらの陶器は皇帝などの上流階級の墓に副葬品として埋められてきたものだそうです。だから現代まで伝わったのでしょう。人をそのまま埋めては働き手が少なくなります。だから、人を埋めるのではなく、人形を埋めるわけです。あの世でもこういう人が死者に対するサービスを行うと考えられてきたのでしょう。
 実際には、馬や人間の陶器がたくさん展示されていました。特に馬が見事でした。陶器なのに、まるで今にも動き出しそうなくらいに生き生きとしています。馬に乗った人間も何体かありました。手綱はないのですが、手の形を見るだけでいかにも手綱をにぎっているように見えます。
 胡人(ソグド人)の像もありました。顔つきが中国人と明らかに違っています。そのくらいに精巧に作られているということです。
 一部には食器や装身具なども展示されていました。死者があの世で使うために副葬品となったのでしょう。
 オーツは、美術品として鑑賞するよりも、それぞれの展示物を通して、唐の人々がどんな生活をしていたのか、外国との交流はどうだったのかというようなことがわかることがおもしろいと思いました。
 1時間ほど一人で展示を見て回った後、18:00 からの列品解説(ギャラリートーク)に参加しました。学芸員の方の肉声で解説を聞いていると、展示物がいっそうよくわかるような気分になります。
 それにしても、130点ほどの展示物がありましたが、全部出光美術館の所蔵だとのことです。10年前に同様の趣旨の展示会があったそうですが、展示品を2ヶ月ごとに入れ替えながら展示会を開催して、10年もかけてやっと一巡するということは、出光美術館にどれだけ豊富な所蔵品があるかを物語っています。すごいところです。
posted by オーツ at 03:57| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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