2019年02月20日

河合雅司(2018.5.16)『未来の年表2』(講談社現代新書)講談社

 オーツが読んだ本です。「人口減少日本であなたに起きること」という副題がついています。
 『未来の年表』
2018.9.7 http://o-tsu.seesaa.net/article/461527374.html
の続編です。
 少子高齢化社会になっていくに連れて、個人の周りで何が起きるか、具体的に書いてあります。各種の統計の数値を利用しながら書いてありますので、書いてあることは間違いではなさそうです。単なる印象論ではないと思います。
 記述はかなり悲観的です。現状を未来に延長して考えています。そしてそう考えるしかないのですが、実際は違います。そういう身の回りの変化に対して「対策」が行われるからです。たとえば、最初に出てくる「伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す」では、高齢者にとって自宅内の階段や風呂場が危険だ(転倒したり溺死したりが多い)と書いてあります。それはその通りでしょう。しかし、そう考えるから、たとえば階段に手すりを設置したりするわけです。人によっては、風呂場に子供に対する緊急通知手段が設置してあるという場合もあるかもしれません。そのような変化は本書の視野に入っていません。
 しかたがないといえばしかたがありませんが、オーツは人間には環境への対応力があるものだと考えています。本書に書かれているようなことにはならない可能性が高いと感じてしまいました。
 今後、人口が減ることは確実ですし、それによってさまざまな変化が起こってくるでしょう。しかし、それに適応しつつ、さらにはそれを乗り越えつつ、豊かな社会を求めて努力が継続していくのではないかと考えています。
 というようなわけで、本書はあまり参考にならないと感じましたが、意外なところにも少子高齢化社会の影響が出てくるものだという指摘は有意義だと思いました。


posted by オーツ at 04:19| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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