2018年12月31日

終活年賀状

 オーツは、日経新聞で見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39334520V21C18A2CC0000/
 「終活年賀状」とは、年賀状の交換を止めることに決めて、そのことを明記した年賀状(を送ること)というくらいの意味です。「年賀状じまい」ともいうようです。高齢者に多いということです。それはそうでしょう。オーツもたまにこういう年賀状をもらったりします。
 記事中には「年末の負担を減らす」という理由も書かれていました。確かに、忙しい時期に年賀状を出すことはわずらわしい面もあります。文面を考える、印刷する、宛名書きをする、それぞれ手間です。
 しかし、高齢者の場合、「人間関係を整理したい」という面があるというのも説得力がありそうです。何らかの縁で年賀状の交換が始まると、特に理由もないのに一方的に止めるというのも気が進まないものです。そういうことが数十年も続くと、だんだんとよく知らない人が増えてきて、「あれ、この人とはどういう関係だったっけ?」などということがあるものです。オーツは、名前と顔が一致しない(名前を見ても顔が思い出せない)人には年賀状を出さないようにしています。覚えている顔が数十年前のものであって、現実とは違ってしまっていても、それはそれでいいのです。オーツの記憶の中の「顔」はそういうことです。しかし、顔が思い出せないということは、それだけの縁だったということです。オーツの記憶力が悪くなると、いよいよ「顔」がおぼろげになってきて、年賀状の交換が形式的に感じられるようになってくるのかもしれません。
 新聞記事中には「メールなどによるあいさつの普及も背景の一つとなっている」とありましたが、オーツはそれは違うような気がします。オーツからは年賀メールは一切出しません。ハガキによる年賀状です。ただし、相手からメールで年賀状が来て、メールアドレスしか連絡手段がないときにはメール年賀状を送ることがあります。まあ1年で数通もないですけれど。
 年賀状のコストも金額的にバカにならないように思います。数百通出すと数万円のハガキ代がかかります。印刷費もそれなりにかかります。負担に感じるほどの金額とは思いません(だから毎年年賀状を出しているわけです)が、退職後などでそれが負担に思えてきたら、年賀状を出す範囲を1割くらいに圧縮してしまうことを考えることもあるかもしれません。
 オーツは、年賀状をまったく出さないというのは現実的でないように思います。
 年賀状にはいろいろな意味がありますが、毎年、あいさつを続けることで、「自分がまだ生きている」と相手に伝えることが一番の目的でしょう。それに関連して、お互いの住所の確認という意味があります。別に引っ越しをしなくても、郵便番号が変わったり、住居表示が変わったりすることはよくあります。この二つだけで、年賀状の意味は十分あります。だから、オーツの場合で言えば、たとえば自分の息子やその家族に対しては、死ぬまで年賀状を出し続けるでしょう。
 あとは、そういう連絡(あいさつ)をどの範囲まで行うかの問題です。
 一部(それが大部分であっても)の人との年賀状の交換を止めるならば、わざわざ縁切りみたいな終活年賀状を出すまでもなく、ただ単に「年賀状を出さない」だけでいいと思います。相手から(勝手に一方的に)送ってくる分を断る意味はありません。今だって、オーツの側から出さなくても、一部の会社などから宣伝を兼ねて毎年年賀状が届きます。スパムメールと同じで、こちらから断っても送ってくる人はいるものです。だから断らなくていいと思います。こちらが出すのを止めれば、数年以内に先方からも送ってこなくなると思います。
 ネットで「終活年賀状」を検索すると、なかなかおもしろいと思いました。読んだものの一部の URL を以下に示しておきます。
https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/
https://www.asahi.com/articles/ASLCX737NLCXPTIL036.html
https://news.nifty.com/article/entame/other/12199-147439/
https://posucoco.com/syukatu-nengajyo/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00008647-toushin-life
https://tantquelleestla.com/finalgreetingcard/
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1224/kob_181224_5803131586.html
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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