2018年12月23日

吉田洋一・西平重喜(1956)『世論調査』(岩波新書)岩波書店

 オーツが読んだ本です。60年以上も前に出版された本です。Amazon で中古本を 108 円で買いました。
 こういう古い本を読むのも楽しいものです。世論調査に関して、当時の常識のようなこと(さらには新しい知識など)が書かれているわけですが、今、それらが古くなったかと言えば、そんなことはありません。正しいことは今でも正しいことだと思います。そういう意味で、ちょっと古典を読んでいるかのような雰囲気になりました。
 もちろん、記述の一部は古くなっています。たとえば、p.3 には昭和29年の乱闘国会の話が書いてあり、「ここに乱闘国会というのは、ことわるまでもなく、第19国会のことである。【中略】騒ぎになったことは人のよく記憶するところであろう。」などと出てきますが、オーツはまったく知りません。オーツが生まれた後のことではありますが、ニュースなどが理解できる年齢ではなかったためでしょう。
 しかし、基本的なことは今でも大事なことです。そんなことから、けっこう楽しく読めました。
 先日、オーツは西平氏の講演を聴きましたが、1924 年生まれということで、もう94歳におなりですが、しっかりした声で、明解なお話をしていました。頭脳明晰でした。すばらしいことです。オーツは94歳までこういう講演ができる状態を保っている自信がありません。(そもそも講演を頼まれることはなさそうですが。)
 本書の中には、国立国語研究所の敬語調査の話なども出てきます。西平氏は当時統計数理研究所の研究員であったし、この調査は国立国語研究所と統計数理研究所との共同調査だったわけですから、当然といえば当然でしょうが、何といえばいいのでしょうか、若かりし西平氏と会話しているような感じでした。
 この本はそういう本といえばいいでしょう。


posted by オーツ at 05:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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