すると、店内が改装されており、回転寿司の特徴である回転レーンがなくなっていました。店の外側には大きく「回転寿司」と書いてありました。しかし、回転レーンがなくても「回転寿司」なのでしょうか。オーツの素朴な疑問です。
カウンターに座ると、一人一人にタッチパネルが設置されています。それで注文する仕組みです。
パネルに触って、注文完了です。
すると、今までの回転レーンのところが上下2段の配達レーンになっており、注文した寿司がかなりのスピードで移動してきて、目の前でピタッと止まります。今までの新幹線みたいな台車での往復も趣がありますが、この配達レーンのやり方は時間がかからずありがたいように思いました。お皿を取ったら、またタッチパネルに触れて受領したという合図を送ります。
上下2段というアイディアがおもしろいです。これなら長いカウンターがあっても、次々と注文品が届けられそうです。オーツが行ったときは早い時間帯だったので、客がまばらだったのですが、混んでくると、ちょっと忙しそうです。でも、寿司を食べる時間がありますから、そんなに注文が集中することもないでしょう。厨房の中ではよく出る寿司ネタを作り置きしている場合もあるのでしょう、たぶん。
注文・配達方式になることで、客は回転レーンから寿司を自由に選べなくなりました。回転レーンは一種の見本展示場でもあったわけですが、そういう機能はなくなってしまいました。写真だけを見て注文することになります。しかし、配達レーン方式の場合、寿司皿がいつまでもぐるぐる回っているわけではないので、ネタが新鮮なように感じます。
食べ終わってから、「お会計」ボタンを押すと、注文してまだ受け取っていないものはないか、確認され、OKを押すと、あとは番号札をレジのところに持って行くだけになります。
レジでは、明細入りのレシートをくれました。このあたりは今までと違います。今までは、皿の枚数による会計だったのですが、新しい方式ではすべての注文が記録・管理されていることになります。こういうやりかたなら間違いも減るでしょう。レシートを見ると、オーツが食べたものがわかります。真鱈白子、赤えび、うに包み、山かけまぐろ、つぶ貝、大葉のせえんがわ、たたき軍艦(はまち)、ほっき貝の8枚です。
しかし、レシートを見ると、たたき軍艦のところは0円になっています。会計時の間違いでしょうか。オーツはレジのところに戻って、レシートを見せ、間違いではないかと言ったのですが、店員さんはこれでいいと言いました。何かのセールが行われているわけでもなさそうです。なぜ1枚だけ0円なのか、不審に思いました。しかし、まあ、オーツが得をするのですから、いいことにしましょう。
かっぱ寿司 練馬貫井店では、配達レーンの設置により、いっそう気軽に寿司が食べられるようになりました。けっこうなことです。
かっぱ寿司 練馬貫井店 (回転寿司 / 中村橋駅、富士見台駅、豊島園駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2