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お店の名前は読みにくいですが、「70's」は「ナオズ」と読むようです。しゃれた読み方です。
お店の名前に「フレンチ」が付いているので、コース料理とかがあるのかなと思っていましたが、そうではなく、「銀串料理」がメインでした。肉や魚などのさまざまな具材に串を通して焼いた料理がメインということです。
オーツが飲んだものは、生ビール 480 円×2、日本酒・楚々 美山錦 純米吟醸 1,280 円、日本酒・ほまれ麒麟(淡麗辛口)750 円でした。女性は、ライチアップル 500 円、生ビール 480 円×2を飲みました。
日本酒は、それぞれ1合強の量だそうですが、スズの容器とおちょこで提供されます。
おちょこは、こちらから何も言わなくても3個持ってきてくれました。(一人はまったく飲みませんでしたが。)オーツは、おちょこの底が丸くなっているので、酒を注いだら倒れてしまうのではないかと感じましたが、そんなことはありません。起き上がりこぼしスタイルでおちょこの底に重さがあるのでしょう。容器もおちょこも常温で保管しているそうですが、冷やした日本酒を入れると、スズの熱伝導率が高いので、さっそく冷たくなるとのことでした。
日本酒では、「楚々」に期待しましたが、あまりおいしく感じませんでした。「ほまれ」のほうがおいしいと感じました。
食べたものは、里芋テリーヌ 600 円、シーザーサラダ 780 円、銀串盛合せ 1,200 円、鮮魚炙り 1,550 円、バケット 90 円、気まぐれパスタ 1,200 円(いずれも外税)でした。
「バケット」はレシートの表記であり、もちろん「バゲット」が正しいのです。きちっと明細が書いてあるレシートで気持ちよかったのですが、画竜点睛を欠いているので、そのまま記しておきました。
シーザーサラダ(写真右側)には、細い糸のような揚げたパスタがたくさんのっていました。何というのでしたかね。お店の人に聞いたのですが、忘れてしまいました。長さ 1cm くらい、太さ 0.5mm くらいです。このパスタがけっこうおいしく食べられました。
里芋のテリーヌ(写真左側)はいかにもフレンチという感じの料理でした。里芋が正方形の形にギュッと固められ、その周りがベーコンで巻いてありました。ナイフとフォークで3人に切り分けて食べました。
3人に切り分けるとき、上の図の左側のように三つにカットしたのですが、この切り方では真ん中を食べる人のベーコンの量が少なくなり、上下を食べる人は多くなります。(しかも真ん中を食べる人はベーコンがグチャグチャになります。)右側のようにカットすると、ベーコンを含めてまあまあ平等に近い切り方になります。厳密に言うと、この図の通りの切り方だと、中央部分が 1/4=25%、左右がそれぞれ 3/4÷2=37.5% で不平等になりますが、そこは、ナイフを入れる位置を心持ちずらせば、まあまあ3等分にできそうに思います。カットした人はこういう考え方をしなかったということです。(オーツもその場でこのアイディアを出さなかったのですが。)
銀串盛合せは、5種類の具材が出てきました。テーブルの上に網付きのガスコンロが置かれ、串に刺さった肉などをその上であぶって食べるものです。「あぶる」のであって「焼く」のではありません。つまり、すでに加熱調理してあり、ちょっと温めれば十分というわけです。ガスコンロの火力もちょろちょろ程度です。海鮮串(小さいイカ、エビ、ホタテ)は3本出てきました。これは3人で分けて食べるのにちょうどいいです。そこで、これを網の上に並べました。しかし、オーツが最初に海鮮串を食べてみたときは、ちょっとあぶり方が不足していて、かなり冷たかったです。再度あぶり直しました。銀串セットの中にはローストポークもありました。ローストポークはけっこう大きくて、あぶったあとナイフで切り分けて食べることにしました。
銀串料理は、どれくらいあぶればいいかがわかりにくいと思いました。しかし、温かい状態で食べられるという意味では、おいしさを逃さない方式であるといえます。
盛合せを食べているうちに、鮮魚炙り(メニューによれば「本日鮮魚の塩あぶり」)が出てきました。この日の鮮魚はブリでしたが、串に刺さってすでに加熱された状態で出てきました。ガスコンロであぶる必要はありません。そばには野菜の串とラタトゥイユが添えられていました。このあたりがフレンチらしいということでしょうか。
ここまでで終わりにしてもよかったのですが、最後に気まぐれパスタを注文しました。シェフによれば、この日はスパゲッティだがミートソースと海鮮があるとのことで、オーツたちは海鮮のほうを注文しました。
パスタは2人で分け合って食べましたが、具がたくさん入っていて、いい味を出していました。
そんなこんなで、会計すると消費税込みで合計 10,657 円となりました。女性があまりアルコールを飲まなかったこともあって、大した金額になりませんでした。
会計時には、明細を書いたレシートをくれました。明朗会計です。レシートには受付時刻(17:23)と会計時の時刻(19:14)が記載されていました。オーツたちは約2時間いたということになります。
シェフの山浦さんとホール担当の細埜さんの2人の男性が運営しています。メニューブックの最初にお二人の名前入りのあいさつが書かれていましたが、けっこう長いです。お二人の意気込みを感じました。
オーツは日本酒が好きなのですが、この店はけっこう凝った日本酒を全国各地から集めてありました。ワインのほうはオーツには全然わかりませんが、ワインリストもずらりと銘柄が書いてあって、ワイン好きの人も楽しめるでしょう。焼酎もいろいろ並んでいました。
川口駅周辺の繁華街からはちょっと離れたところにある店ですが、いいお店だと思います。わざわざ歩いて行くだけの価値はありそうです。
銀串フレンチ 70'sキッチン (洋食・欧風料理(その他) / 川口駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.2