オーツは久しぶりにコンサートに行ってきました。2018年10月28日(日曜日)14時開演でした。府中の森芸術劇場にあるどりーむホールが会場でした。定員 2027 人の大きなホールですが、見た感じで客席はほぼ満席になっていました。
演奏された曲目は、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18」と「リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」」でした。
オーケストラは東京交響楽団、指揮は井上道義でした。
最初はラフマニノフでした。ピアノは横山幸雄でした。男性らしい力強い弾き方で、ラフマニノフにはぴったりでした。指揮者は踊るように指揮をしていました。
演奏が終わると、アンコール曲として、ショパンのエチュード「革命」が演奏されました。こちらはとても早い指使いが要求されるのですが、とても巧みに弾ききっていました。
20分の休憩をはさんで、「シェエラザード」が始まりました。
こちらもなかなかの熱演でした。コンサートマスターが弾く主題が何回も出てくる形ですが、ちょっとくぐもった感じに聞こえました。オーツの席がホールの中央だったためかもしれません。もう少し前で聞く方が(生々しくて)好みです。いつもクルマの中で聞くCDの録音は、マイクが各楽器の近くにセットされているためか、生々しいのですね。
指揮者の井上道義氏は、ひょうきんなタイプのようで、コンサートの終わりには、杖をつきながら歩くそぶりを見せました。たぶん、老人が指揮をして疲れたということを表現していたのでしょう。舞台の袖にある壁(反響板)にぶつかるかのようなマネをして、会場を沸かせていました。
最後には、井上氏からマイクを使ってあいさつがありました。コンサートでは珍しいと思います。
アンコールは、ハロウィーンにちなんで、ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」から「ワルツ」が演奏されました。
とても快適で優雅な午後を過ごすことができました。16時にお開きとなりました。
2018年11月01日
この記事へのコメント
コメントを書く