2018年09月27日

モンゴル旅行(7)ゲルでの宿泊

 モンゴルの2泊目はテレルジのツーリストキャンプのゲルに宿泊しました。
 ゲルとはどんなものか、大いに楽しみにしていました。とはいえ、結論から言えば、1泊くらいがちょうどよく、あとは快適なホテルに泊まるのが良さそうです。
 オーツたちが泊まったのは、17号棟というゲルでした。ちょっと小さめで、2人用でした。

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 夕方、シャワーを浴びることにしました。
 ゲルには、シャワーとトイレがありません。シャワーもトイレも、ゲルとは別の建屋に設置してあります(それとは別に管理棟にもトイレとシャワーがあります)ので、そこまで歩いて行かなければなりません。
 シャワーは、最初、使い方に戸惑いました。女性の係員が説明してくれるのですが、モンゴル語オンリーで、英語もまったく通じません。身振り手振りで何とか意思疎通しました。靴を脱いでドアを開けて個室のシャワー室に入り、そこで衣類を脱ぎ、脱いだ衣類はフックなどを利用してぶら下げておきます。こうしてカーテンの向こう側のシャワーを浴びます。出るときは、身体をバスタオルで拭き、衣類を身につけて、個室のシャワー室から出るという使い方で、特に問題はありませんでした。
 シャワーだけだと、バスタブがないわけで、ちょっと寒いかもしれません。それでも、まあ身体が温まって、石けんで身体を洗うことができたので、よかったと思います。十分な湯量が出ました。シャワーの使用時間は、朝7時から夜11時までですが、朝の寒い時間帯ではちょっと使う気が起こらないように思います。
 ゲルは普通に過ごせるようになっています。
 ただし、当然ながら、テレビもなく、ネットもつながりません。こういう日が1日あってもいいかと思います。しかし、これが連続するとなると、かなり大変なように思います。

 部屋の真ん中にはストーブがありました。燃やすための薪がそばに置いてあります。

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 ストーブからは煙突が伸びていて、ゲルの天井の中央部分の窓から上に突き出しています。
 妻は、ゲルが寒いということで、ストーブを使うことにしました。ガイドさんがゲルの係員に連絡してくれました。夕食後、ちょっとしたら、ゲルの入口の脇に石炭が入ったビニールの袋が届いていました。まもなく、若い女性の係員が来て、ストーブに石炭と薪を入れ、ガスバーナーで点火します。

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なるほど、石炭と薪はこんなふうに使うのだなと思いました。驚いたことに、ストーブの上の蓋を開けて、残った石炭を袋ごと入れてしまいました。なるほど、袋を一緒に燃やしてもかまわないわけです。
 外に出てみると、いくつかのゲルから立ちのぼる煙突の煙が見られました。何か幻想的な雰囲気でした。写真を撮ろうとしましたが、暗い中での白い煙は目にはっきり見えるのに、写真ではなかなか捉えられないことがわかりました。
 ストーブがつくと、ゲル内が暑くなります。オーツは、けっこう汗をかき、下着がぐっしょりになってしまいました。夫婦で好みの室温が異なると、どうも不便なようです。
 夜中、目が覚めると、ストーブの中の火が消えかかっていました。妻がティッシュやら紙やらを入れて燃やし、薪をストーブに補充したり、口でフーフー息を吹きかけたりすると、火が復活しました。まあ、しかし、子供の火遊びのようです。オーツ的には、ゲル自体がそんなに寒くないので、ストーブの火がなくても特に問題ではないように感じました。テレルジは観光地であり、そこのツーリストキャンプは、観光客向けのゲルなので、厳寒期(零下30℃とか零下40℃とかになる時期)には使いません。テレルジは、5月から10月くらいしか観光になりません。だから、あまり暖かくしなくても十分実用的なわけです。

 今は、ゲルに電気も来ています。ゲル内にコンセントがあり、部屋の中央にLEDのランプがぶら下がっています。しかし、常夜灯(豆ランプ)の類がありません。LEDランプを消すと、ゲル内が真っ暗になってしまいます。真っ暗闇ではさすがにいろいろと不安が残ります。ランプを点けたままだと明るすぎます。昔の遊牧民のように真っ暗な中で寝るべきかとも思いますが、現代人的感覚ではそれもむずかしいようです。結局、LEDランプを点けたままランプと反対方向を向いて眠ることにしました。
 ゲルには水道がありません。小さな流しがゲルの中にありましたが、水は、水道ではなく、バケツで運んできて、容器の中に入れて貯めておいて、それを少しずつ流しながら使うことになるわけです。実用的ではないので、洗面の時の水道水は、管理棟のものを使うことにしました。
 ゲルは、防音効果があまりありません。遠くの犬の遠吠え、歩いて行き交う人の声や足音、さらには隣のゲルの中の話し声まで聞こえてきます。フェルトで包まれて、暖かさは十分なのですが、音は通してしまうようです。
 オーツは、夜中の1時すぎに起きて、トイレに行くことにしました。ゲルの外に出てみると、気温がかなり低く感じました。もしかして零下になっているのでしょうか。草に夜露が降りているように感じました。トイレまで歩いて行くのが面倒に感じました。ふと気がつくと、とあるゲルのそばに馬が来ていて(遊牧民が飼っている馬のようです)、草を食べていました。
 朝、5時ころに起き出しましたが、再度トイレに行くと、いろいろな人がゲルから出てきて、トイレにやってきました。まあ自然現象といったところでしょうか。
 ゲルの裏側に小高い丘があったので、朝食前に散歩をかねて登ることにしました。草原の中を歩いて行きます。快適ですが、よく見ると、足下には家畜の糞の塊が、……。あちこちに落ちています。家畜を放牧するということはこういうことなんだなあと実感しました。
 太陽がちょうど昇ってくるころで、朝焼けの赤い色が見事でした。

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 夕食も朝食も管理棟の中にある食堂で食べました。普通においしくいただきました。
 食事後にはチェックアウトです。
 朝、8:25 にオーツたちの泊まっていたゲルに係の人が来て、荷物を運び出そうとします。しかし、オーツたちは 9:00 のチェックアウトです。20分ほど待つように英語で言いましたが、通じません。困ったものです。シャワールームの係員の場合もそうでしたが、英語くらいは多少話せるようでないと、こういう国際的な観光地では困るのではないかと思います。
posted by オーツ at 04:40| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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