2018年07月10日

人麿影供900年「歌仙と古筆」@出光美術館

 オーツは妻と丸の内にある出光美術館に行き、人麿影供900年「歌仙と古筆」という展示を見てきました。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
https://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input[id]=90857
 出光美術館では、金曜の 18:00- から列品解説(ギャラリートーク)が開催されます。オーツが行ったときは、学芸員の金子馨さんが担当ということで、45分間にわたって見どころをいろいろ解説してくれました。
 「人麿影供」(ひとまろえいぐ)というのは、歌人の柿本人麻呂を描いた絵を床に懸けて、その前で歌会を行うことだそうです。1118年に初めてそういう催しが行われてから900年経ったということです。鎌倉時代から江戸時代まで普通におこなわれていたようですが、オーツはまったく知りませんでした。
 柿本人麻呂に関してもいろいろな絵がそれぞれの時代に書かれてきたようで、その一部が展示されていました。人麿は、歌人というよりも次第に歌神として神様扱いされるようになってきたということです。江戸時代のものは、色が鮮明で、製作されてから時間が余り経っていないし、顔料も改良されてきたのでしょう。それ以前のものは、色が落ちている感じのものが多く、時間による劣化が感じられました。
 それにしても、そういう古いものが現代まで伝わってきたということはすごいことです。
 絵だけでなく、当時詠まれた歌、あるいはさまざまな歌人の絵であれば、そのそばに歌人の代表作といえる歌を文字で書いてあったりするわけですが、こちらは古い時代のものなので、オーツには読めません。ガラスの仕切りに印刷された文字で転写されていました。改行などもそのままなので、これと対照しながら読めば読めるかと思いましたが、それでもかなりむずかしそうです。
 専門家などは、こういうのをすらすら読んでしまうのでしょうが、それはそれですばらしい能力だと思います。
 国宝の古筆手鑑「見努世友」も展示されていました。
 45分間はあっという間に終わりました。
 説明を読みながら自分で見て回るのもいいですが、やはり声で解説してもらえるととてもわかりやすいと思います。解説後も金子さんに質問する参加者が何人もいて、熱心な人がこんなにもいるのかと感心しました。
 素人のオーツとはものの見方が違っているようでした。
 いい経験でした。
 今回の出品リスト
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/pdf/data01.pdf?20180416
を見ると、大部分が出光美術館の所蔵です。毎回、展示内容を変えて展示会をやっていくわけですが、その大半を所蔵しているというわけです。出光美術館がとんでもないものを大量に所蔵していることがうかがわれます。2018.9.3 追記
 再度、出光美術館に行きました。
 その話を
http://o-tsu.seesaa.net/article/461456650.html
に書きました。
 よろしければご参照ください。
posted by オーツ at 05:19| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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