2018年05月25日

NHK放送技術研究所・技研公開 2018

 オーツは、たびたびNHK放送技術研究所の技研公開に行きます。毎年1回開催されますが、行けるときには行くようにしている感じです。
 前回、このブログで記事にしたのは4年前でした。
2014.6.1 http://o-tsu.seesaa.net/article/398400209.html
 今年も行ってみたところ、いくつかおもしろい展示がありました。
https://www.nhk.or.jp/strl/open2018/
 「音声認識による書き起こし制作システム」では、取材した映像をもとに、リアルタイムで音声認識していきます。若干間違いが入りますが、それを人間が修正・編集することで、もう普通に使える文章になります。音声認識がけっこう実用化しつつあることを知りました。
 「映像自動要約システム」では、番組のダイジェストを作ります。人間の顔をアップする場面を中心にする方法、SNSのコメントを中心にする方法など、アルゴリズムがいくつか用意されていました。数分の一程度のダイジェストを作るようになっているようです。数十分の一までダイジェストができると、映画の予告編の自動作成などにも使えるようになるかもしれません。(価値観の問題があるから、無理でしょうか。)
 「テキストビッグデータ解析技術」では、SNSに大量に投稿されるメッセージを自動解析して、今話題になってることを自動抽出します。事故や事件などをいち早く知ることができるということです。それをもとに取材をすれば、ニュースに活かせます。
 「オブジェクトベース音響による次世代音声サービス」では、各種音響データをテレビに送り、受信側でそれらを組み合わせて、視聴者の好みに合わせて音響を流すという仕組みが説明されていました。野球場が取り上げられていましたが、自分が応援する側の観客席にいるようにできたり、解説者が前後左右の任意の場所から話しかけてきたりといった調整ができます。まあ、ここまでして自宅で臨場感を味わわなくてもいいかもしれません。
 「ソードトレーサー」では、フェンシングの選手の持つ剣の先端部分に小さな反射材を付け、それによって剣先の運動をとらえ、全体画像の中にトレース画像を示していました。ちょうど蛍の軌跡が画面の中に現れる感覚です。目に見えない素早い動きが素人でも確認できます。

 ほんのいくつかの展示を紹介しましたが、動画も音声もコンピュータで処理することで新しい経験が可能になるようです。そのような技術の一端を知りました。毎年コンテンツを変え、研究の「今」を公開していくというのはすばらしいことだと思いました。理系だとこんなペースで研究を進めていくのでしょうね。
 放送技術研究所の研究員が解説員を務めています。解説員の知識が豊富で、いろいろ質問しても的確な回答が得られます。素人からの質問にも丁寧に対応してくれます。ありがたい話です。
2019.5.31 追記
 再度、技研公開に行ってきました。
 その話を
http://o-tsu.seesaa.net/article/466039643.html
に書きました。
 よろしければご参照ください。
posted by オーツ at 04:28| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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