オーツが読んだ本です。
とても痛快な本です。
今のテレビ局の報道姿勢がいかに欺瞞に満ちたものか、偏向しているか、明確に示しています。あれこれ違った立場からの意見をそれぞれ取り上げて放送するのでなく、特定の立場からの意見を集中的に放送しています。それを意見ごとの放送時間で計測し、数値化しているのは見事です。
今のテレビ局は、明らかに放送法第4条に違反しています。
こういう本で、テレビ局の偏りが暴かれてしまいました。
いや、すでにネット上のさまざまな情報を見ていると、民放のワイドショーがいかに偏っているかは明らかなのですが、それでも、こうして具体的にデータを示されると「なるほどなあ」と感じ入るばかりです。
こういうデータを突きつけてもテレビ局は動じません。BPOは左翼の人間の集まりみたいなもので、全然公平でも何でもありません。
では、いったいどうしたら現状を改善できるのでしょうか。本書の最終章に書かれていますが、そういう偏った内容の番組のスポンサーに働きかけるという道です。これも大変興味深いやり方です。著者は、それを実行に移しつつあるようですが、さて、どういう結果になるでしょうか。
テレビ局は、今の日本の政治を左右する力を持っています。そのテレビ局がこんなことでは、日本は一体どうなってしまうのでしょうか。
そんなことを考えさせる良書だと思います。
本書の内容に反論がある人は、どうぞデータを集めて反論してみてください。データが本書中に上がっていますので、同様のやり方で確認してみてください。
オーツは著者の小川氏に全面的に賛同します。
参考記事:
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4625.html
2018年03月28日
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