2018年03月13日

会社を卒業する

 オーツは日経新聞のサイトで読みました。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27540540R00C18A3000000
(2018/3/10)
 猪瀬聖氏による「会社を退職ではなく、「卒業」する人が増えるわけ」という記事です。
 今や、会社を退職するときにも「退職」ではなく「卒業」という例が増えているというわけです。女性アイドルグループからメンバーが抜ける意味で使い始めたと思いますが、それがずいぶん広まっているということです。
 記事では、リクルートグループがかなり前から「卒業」と言っていることを書いています。オーツはこの用法を知りませんでした。
 「退職」というと、それで仕事をしなくなるという(どちらかというとネガティブな)イメージがあるわけですが、「卒業」というと、今までやってきたことを止めて、次に何か新しいことを始めるという(どちらかというとポジティブな)イメージがあります。
 女性アイドルグループであれば、ある個人がメンバーを止めても、その個人は個人として独立して(芸能)活動を続ける場合が多いでしょうから、「卒業」がぴったりだともいえます。
 会社の場合は、どうなのでしょうか。辞める人がまだまだ若い場合は、「卒業」して、その後、別の会社で働いたり、違う道を進んだりしていくことが多いでしょうから、「卒業」のほうがよさそうです。少なくとも「退職」ではなく「転職」でしょう。
 では、定年が来て、もう働かないというケースではどうなのでしょう。「退職」のほうが「もう仕事をしない」というイメージがあって、ぴったりだと思います。それでも「卒業」というかもしれません。それは実際の生き方・働き方とは無関係に「卒業」のもつポジティブなイメージを利用しているだけです。
 オーツはもう60代になりましたし、あと数年で退職ですが、自分でそれをとらえれば「退職」だろうと思います。もちろん、オーツの退職後も何らかの仕事はすると思いますが、収入は激減し、年金収入がその後の生活を支えるはずです。「卒業」は若い人がするものであって、60代の人間がするものではないと思います。
 会社関係で「卒業」という言い方が増えてきたということは、社会の中で若い人の転職が増えてきたという現実を反映しているのかもしれません。
ラベル:転職 会社 退職 卒業
posted by オーツ at 03:46| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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