2018年01月12日

防錆

 オーツは、あるところで「防錆」ということばを見かけました。「ぼうさび」と読むことが多いと思いますが、「防」が音読みですから、「錆」も音読みするべきでしょう。「防火、防水、防風、防災、防虫、……」など、みんな「ぼう+音読み」です。しかし、「さび」は訓読みです。「音読み+訓読み」の形はどうにも不自然に響きます。重箱(じゅうばこ)読みというヤツです。
 オーツは「錆」の音読みを知りませんでした。金偏が意味を表すとすれば、旁が音を表すわけで、「」(青の旧字)であればセイと読むのでしょう。
 新明解国語辞典第7版を見てみると、「ぼうオ せい[0] バウ−【防〈錆】表面をコーティングするなどして、金属が錆(サ)びるのを防ぐこと。ぼうしょう[0]。ぼうさび[0]。「防錆加工[5]・防錆剤[3][0]」と書いてありました。やはり「ぼうせい」です。
 Yahoo JAPAN! で WWW を検索してみると、「"防錆" "ぼうせい"」で 96 件、「"防錆" "ぼうさび"」で 24,300 件見つかり、予想通り「ぼうさび」のほうが圧倒的に多くなっていました。
 「防鼠」(ぼうそ)なんていうのも、読み方がむずかしいかもしれません。殺鼠剤(さっそざい)という単語を知っていれば読めるでしょう。
 「防熊」などという語はあるのでしょうか。読むなら「ぼうゆう」でしょうが、聞いたことがありません。WWW で検索しても出てきません。
posted by オーツ at 03:29| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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