観光客が行くような店ですから、「農家」と言っても普通の農家であるわけはないとは思いました。しかし、どんなところか、大いに興味がありました。
家の中に入ってみると、ちょうど民宿を経営しているような感じでした。新築なのに、調度品などは昔の装いのままに並べてあり、とても雰囲気がいいところでした。暖かい家庭的な雰囲気です。これは店主のセンスが現れていると思います。
右手奥にはブラウン管式のテレビが置いてありました。本当に映るのか、知りませんが、少なくとも雰囲気を盛り上げる効果があります。
食堂の隣にベッドルームがあったので、ちょっと開けてのぞいてみました。こんなところに泊まるのもおもしろそうです。まあ、日本人の場合はホテルに泊まるしかないでしょうが、……。
食堂のテーブルクロスも素敵でした。オーツたちが室内に入ったとき、上の写真のようにテーブルにはすでに野菜サラダがセットされていましたが、たっぷり用意されていて、ありがたかったです。それからピクルスがたっぷり出てきました。温かいピロシキもおいしかったし、なんといってもキャベツロールが絶品でした。中には挽肉が入っており、いい味を出していました。手作りのジャム(写真では右の方に写っています)もおいしく、パンにたっぷり塗って食べました。
最後には紅茶が出てきましたが、これは何の香りでしょうか。茶葉が普通の紅茶と違っているようでした。たっぷり飲んで食事はお開きになりました。
帰り道、出口のところで(つまり入口のところですが)、この農家の人々の手作りの土産物が売られていました。妻がマトリョーシュカのデザインの鍋つかみを4枚買いました。オーツたち一行は、民族衣装を着たお店の人と並んで写真を撮ったりしました。
スズダリ市で泊まったのは、TOUR CENTER GTK というホテルでした。
バスタブがなく、シャワーだけということでしたが、シャワーヘッドが壊れていました。お湯があらぬ方向に飛び出してしまいます。まあお湯が出てくるので、シャワーとして使えましたから、そんなに大きな問題ではありません。
このホテルの室内にはティシューがありませんでした。オーツはこのころちょっと風邪気味で、鼻汁が出てくるので、ティシューがほしかったです。日本からポケットティシュー4個を持参していたので、何とか間に合うとは思いましたが。
ホテルの居室内に置いてあるテレビはブラウン管式でした。数十チャンネル映るようになっていましたから、ケーブルテレビにでも接続しているのでしょう。しかし、多くのチャンネルでザーザーという雑音が出ており、何を言っているのか、全く聞き取れませんでした。どうせロシア語なので、聞いてもわからないのですが。
ロビーで Wi-Fi が使えると聞いていましたが、事情が変わって、使えなくなりました。ちょっと残念でした。