2017年07月06日

セロハンテープで鉄板に張り紙をするとき

 オーツがとあるところのエレベータで見かけたことです。
 エレベータ内の掲示で、鉄板のところにチラシがセロハンテープで貼り付けてありました。よくある光景です。ちょっとしたイベントの案内で、終われば剥がすでしょう。
 オーツが気が付いたのは、このチラシの張り方でした。セロハンテープで四隅が貼られていて、それぞれのテープは数センチの長さでした。このテープ、実は、鉄板側のテープの先端が1センチほどで折り曲げられていたのです。
 これはすばらしい。
 このようにちょっと端が折ってあるのは、剥がすときに剥がしやすくするためであることは明らかです。鉄板に貼って何日か経ってくると、テープが鉄板にべったりというかぴったりと貼り付いてきます。すると、剥がす手間が大変になるのです。
 このチラシを貼った人の心配りを感じ取り、オーツは感心したという次第です。

 その後、似たような、似ていないようなことに気が付きました。オーツはよくスーパーでサラダのパックを買うのですが、そのパックのふたを閉じるのにセロハンテープが2箇所で使われています。そのセロハンテープは、幅1センチ、長さ数センチのものですが、幅1センチのテープが少し(2ミリくらい)折り曲げてあり、接着面同士がわずかに貼り合わされているのです。つまり幅 8mm くらいになっているわけです。そういうテープでパックが閉じられており、テープには「OPEN↑」の文字が印刷されており、こちら側が開けやすくなっている(つまりテープが剥がしやすくなっている)ことが明示されていました。しっかりと留めつつ、開けるときには開けやすくしているわけです。これは、エレベータ内のチラシを剥がしやすくしているのと発想が同じです。
 こういうことに気配りをするのが日本人というものです。オーツは、日本に生まれ、そこで生活していることの幸せを感じました。ちょっと大げさな言い方ですが、……。

 しばらく前にオーツが数ヶ月暮らしていた中国の北京では、こういうデリカシーを感じたことがありません。どちらかというと、中国では「何とかなるさ」式の考え方が強かったように思います。
 日本では、納豆のパックに小さな醤油タレとカラシが入っています。醤油の小袋が切りやすいように1ミリか2ミリくらいの切れ目が入っています。最近は、この方向に開けるようにという矢印付きの醤油の小袋を見かけます。ちゃんと醤油の出口まで考えて、そういう指示をしているのです。
 ラー油の小瓶を買うと、そのてっぺんをプッシュすると1滴ずつラー油が出るような仕組みになっており、ラー油がムダに出たりすることがなく、小瓶の周りを汚すこともありません。これもすばらしい工夫です。
 こういう小さな工夫のさまざまが積み重なって、日本での暮らしやすさが作られていると思います。
 オーツは、エレベータのセロハンテープを見て、ラー油の小瓶まで思いを巡らしたわけではありませんが、考えてみれば日本のあちこちに同様の例がたくさんあるように思います。
 ありがたい世の中になったものです。
posted by オーツ at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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