2017年01月26日

八戸市で市営の書店がオープン

 オーツは産経新聞で読みました。
http://www.sankei.com/life/news/161123/lif1611230026-n1.html
(2016.11.23 10:30)
 「売れない本を売る 八戸の「市営書店」開店へ 文化へ投資? 財政負担は年4000万円」という表題が付いています。
 八戸市には“商売敵”となる老舗「木村書店」があるそうで、その中での市営書店のオープンです。
 記事中には、「人件費など計6千万円の年間運営費に対し、売り上げ目標は約2千万円。差し引き約4千万円の赤字は毎年、市の負担だ。」とありますが、売り上げと営業利益は別物です。売り上げの一部が利益です。
http://www.1book.co.jp/000069.html
によれば、書店の取り分は 22% ということですから、2千万円の売り上げがあれば、440万円の利益になります。4千万円の赤字というのは産経新聞の記者の間違いでしょう。表題の「財政負担は年4000万円」も変だということになります。運営費6千万円の是非を考えるべきでしょう。
 6千万円というのは、いかにも高い金額です。これが市民の払った税金の中から毎年消えていくわけです。まったく無駄なように思います。
 オーツは、民間業者が市内で書店を営業している以上、市が書店をオープンすることは好ましくないと思います。本を買うということは、市場経済の一端として行われているわけで、自治体がそれに関わるのは「本分」から逸脱していると思います。
 市内に一つも書店がなくなっている場合は、本を買いたいという市民の要求がいっそう強まるかもしれません。しかし、基本的には、その場合でも、市営書店などということはしないほうがいいと思います。
 では、実際に市内に一つも書店がなくなった場合、本を買いたい人はどうするのか。
 まあ、Amazon とか楽天ブックスとか、ネットを使って買うことになるのでしょうね。そういう生活に親しむと、「近所に書店が必要」という感覚もなくなってくると思います。書店(リアル店舗)にはそれなりの良さ(メリット)があるということはオーツも同感ですが、書店がすべて撤退するという事態に至れば、それはそれでしかたがないことでしょう。今の日本では、書店(リアル店舗)がなくても、さほど困らないと思います。
 市営書店をオープンするという八戸市の判断は、ネットが八戸市に浸透していない(したがって、市役所の職員もネットの力・便利さを実感していない)ということを浮かび上がらせてしまったように思います。ネット書店の利用と比較検討して、それでも毎年6千万円をかけてリアル店舗が必要だという判断に至ったのでしょうか。そんなはずはないと思うのですが、……。
 6千万円を毎年注入するなら、パソコンを市内のあちこちの公民館などにばらまき、パソコン教室でも開いて、利用者をネット書店に誘導するようにするほうがいいのではないでしょうか。
 いうまでもありませんが、それは、最後のリアル店舗「木村書店」が撤退してからがいいでしょう。
posted by オーツ at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック