2016年10月30日

細谷雄一(2016.7)『安保論争』(ちくま新書)筑摩書房

 オーツが読んだ本です。
 本書の主題は 2015年に成立した安全保障法案をめぐる賛成派と反対派の主張を考えることです。
 平和を追求する基本姿勢は変わらないものの、安保法案をめぐって激しい対立が起きたことは実に不思議なことです。著者は、国際関係を基本に日本の憲法解釈の問題などにも踏み込んで日本の戦後の歴史を語っています。
 オーツは、本書を読んで、戦後史の一断面を見る感じになりました。いわば、自分が生きてきた世の中を振り返る感覚です。
 そして、今思うのは、若いころに朝日新聞をずっと継続して購読していたことが、いろいろな問題への目を曇らせてきたのではないかということです。なぜ朝日かということをあまり考えずに、何となくそうしてしまったのですが、このあたりがよくなかったと思います。
 本書などは、朝日新聞では絶対にお目にかからない論説です。しかし、いろいろな主張のそれぞれを聞いてみると、どちらが妥当か、それなりに判断できるような気がします。
 一般人にはそれで充分でしょう。専門家ではないし、政治家になる必要もありません。ただ、選挙のときどんなことを基準にして投票先を決めるかが判断できれば、国民=市民としては充分だろうと思います。
 というわけで、本書を一読して、安保法制に対する考え方も自分なりにわかったように思いますし、何か、曇りがさあっと晴れるような気分になりました。

参考記事:
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51980516.html


posted by オーツ at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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