最近、ニュースとして報じられ、オーツは日経新聞で読んだのですが、
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29HM3_Z20C16A9000000/
ヒューレット・パッカードのプリンタで純正品でないインクカートリッジが使えなくなったのだそうです。プリンタ本体がインクカートリッジのチップの有無を検出し、チップがないのは純正でないと判断して、使えなくするように、ソフトを入れ替えたのだそうです。
非純正カートリッジの方が安いのですから、利用者にとっては頭の痛い変更点だったことでしょう。
HPは、仕組みをまた元に戻す(チップの有無を検出しないようにする)とのことで、騒動は収まりそうですが、問題はこれからしばらく先の話です。
こんなことがあると、数年後にユーザがプリンタを買い換えるとき、HPの製品を選ばなくなるでしょう。いつなんどき、非純正カートリッジが使えなくなるかもしれないというのは、相当に大きなリスクです。そういうリスクのあるプリンタを買う必要性はないのです。
オーツだったら、当然、他社のプリンタにするでしょう。いや、オーツの場合は、特殊事情によって Canon の LIPS プリンタを選ばざるを得ないのですが、そうでないとしたら、HPのプリンタを使っていたかもしれません。そういえば、数ヶ月前に粗大ゴミとして廃棄処分したのがHPのプリンタでした。妻がもっぱら使っていたものですが。
というわけで、プリンタメーカーが一度こんなことをすると、数年から20年くらいかけて「しっぺ返し」を食らうのではないでしょうか。HPの業績が悪化するのか、しないのか。注目したいところです。
2016年10月01日
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