2016年08月13日

高橋洋一(2011.10)『統計・確率思考で世の中のカラクリがわかる』(光文社新書)光文社

 オーツが読んだ本です。
 タイトルに引かれて読んでみる気になりました。しかし、表題と内容は若干齟齬があるように思います。
 第1章は「統計・確率思考で世の中のカラクリを見破る」で、統計学の基礎を解説しているような内容です。この章のタイトルから本書の全体のタイトルが出てきたのかもしれません。
 オーツは、ベイズ統計についてあまりよく知らなかったので、この章の記述で学ぶところがありました。
 第2章は「バランスシート思考で考える東電問題」ということで、福島第一原発の事故を受けて、東電をどう扱うべきだったかを論じます。
 第3章は「シンプル・ロジカル思考で考える復興政策」で、東日本大震災からの復興費用を増税でまかなうのは問題であり、国債でまかなうべきだと主張しています。
 第1章95ページ、第2章22ページ、第3章46ページという配分を考えると、第1章のタイトルから本書の書名をつけることも可能ではありますが、第1章と第2・3章の内容は相当に距離があり、はっきりいえば水と油のように別の話です。
 何か、書きかけの原稿を(1冊にするためには分量不足だから)合冊してしまったようにしか思えません。
 編集者がやや安易な方針だったように思います。
 まあ、5年前のこんな本を読むなんて、かなり酔狂な話ではあります。


posted by オーツ at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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