2016年04月04日

カプリコン1(1977)(2回目)

 この映画については、以前にもブログで書いたので、
2008.8.11 http://o-tsu.seesaa.net/article/104547774.html
もういいかとも思いましたが、最近、オーツは同じ映画を再度みてしまったので、さらに追加して感想を書きます。
 この映画は、火星に向かう宇宙飛行士たちを、ロケット発射直前に地上のとある場所に連れ出してしまい、宇宙船が火星に往復して、地球に着水した後、宇宙飛行士たちを宇宙船の中に戻すという発想ですが、こんな計画は成り立ちません。
 宇宙で250日過ごす場合と地上で過ごす場合とでは宇宙飛行士の体が違ってくるのです。
 宇宙空間は基本的に無重力です。映画で描かれているのもそんなシーンです。であれば、宇宙飛行士たちは、長期間の宇宙滞在で骨が弱くなり、筋肉が落ち、地球に帰還した直後には、地表の重力の影響で直接には立ち上がれないくらいになります。テレビでは、地球帰還後に周りの人に抱きかかえられて宇宙船から出てくる宇宙飛行士の姿が映し出されることがあります。
 一方、同じ期間を地上で過ごせば、重力があるというだけで、その影響を受け、骨や筋肉は元のままです。
 地球帰還後は、当然にも、宇宙飛行士たちは医学的な身体検査を受けますから、その段階で、宇宙に行かなかったことはバレバレです。
 というわけで、この映画のストーリーは現実には成り立ちません。
 この映画が制作された 1977 年当時、このような人間の肉体的変化が知られていなかったのでしょうか。いや、そんなはずはないと思います。似たような話は昔からいろいろ聞いたことがありました。
 オーツが好きだったこの映画ですが、こんなことを考えると、どうにも気に入らないということになってきました。今後は再度見ることはなさそうです。


posted by オーツ at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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