日経ビジネスの記者さんでしょうか、林英樹氏が、「「公園のボール遊び」は本当にダメなのか 担当者に確認して分かった法的根拠の曖昧さ」という記事をお書きです。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/110600099/
公園でボール遊びを禁止している例が多いけれど、その根拠は曖昧であるという趣旨です。
ボール遊びといっても、中高生がサッカーボールや野球の硬球でゲームをしているような場合と、幼児が柔らかいボールを親と投げ合っている場合を同じように考えていいか、はなはだ疑問です。
とはいえ、では、いったいどこに線引きをすればいいかと考えてみると、これはけっこうな難問です。「常識で考える」では解決になりません。遊びたい、遊ばせたい側の気持ちもわかるけれど、一方では、現実に我が子がボールでけがをさせられたりするケースもあるわけです。
ボール遊び一律禁止というやり方によって、利用者が萎縮してしまうこともあります。
考えてみると、これは意外に難しい問題です。
公園だけではなく、ちょっとした芝生広場などでも、管理者がボール遊び禁止としている例があります。オーツの身近にもあります。
規制を止めてあとは個人間の争い(訴訟を含む)に任せるか、やや広い範囲を管理者として禁止するかのどちらかしかなさそうです。
この問題に関して、オーツは、明確な解決策を持っているわけではありません。ただ、悩んでいるだけです。オーツが悩んでも意味はないようにも思いますが、……。
2015年12月03日
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